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フラッシュ暗算のコツとは?小学生向けのトレーニング・練習のやり方も

更新:2021.04.16

今話題の「フラッシュ暗算」をご存じですか?そろばんの暗算を応用して計算練習をするのがフラッシュ暗算です。今回はフラッシュ暗算のやり方や練習できるサイトなどをご紹介していきたいと思います。小学生からトレーニングを重ねることで、数学の成績向上につながります。また、大人の脳トレ効果も期待できますよ。

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フラッシュ暗算とは?やり方は?

そろばんの歴史とフラッシュ暗算

フラッシュ暗算はそろばんから派生した新しい計算方法です。そろばんは一つの串の数を「一桁」とし、珠を指で上下に移動させることで四則計算をすることができます。古代文明で誕生したそろばんの技術が中国を経て日本へ伝わり、今日まで使われ、近年液晶画面を使ったフラッシュ暗算が生まれました。

フラッシュ暗算を実際の映像で見てみよう!

フラッシュ暗算とはコンピューターの画面に次々と表示される数字を珠算式暗算で計算していく計算トレーニング方法です。そろばんを頭の中に描き、それを実際のそろばんと同じように想像の中で動かすというやり方で計算をしていきます。数字のパターン、桁数、計算する問題の数によって難易度が異なります。

一定時間にどれだけ正確に問題を解けるかを競う競技です。フラッシュ暗算では「1桁5口」のように書き表し、1桁の問題で足していく数字が5個という意味をあらわしています。フラッシュ暗算を行っている大会の様子をご覧ください。

フラッシュ暗算のやり方

フラッシュ暗算はパソコンのモニターに出てくる数字を足していく、またはひいていくというものです。例えば、「365+159」の計算をしようとするとき、筆算で行う場合は紙に筆算を書いて一の段から「5+9」、10が繰り上がって…という様に計算をしていきます。

フラッシュ暗算では、頭の中にそろばんの串を思い描き、「365」という数字を見た瞬間に串を「365」の形に置き、次の「159」という数字が出てきた途端に、想像上で「百の位に1を加え、十の位の6と5を足し、一の位の5と9を足し、十の位に1を繰り上げる」という計算をします。

瞬時に想像上でそろばんをはじき、頭の中のそろばんに一つ目の計算の答えを記憶して次の問題を待ち、すべての計算が終わった時点で回答を出します。そろばんのやり方がわかっていれば、練習次第で小学生でも桁数の多い計算も瞬時に解くことができます。

フラッシュ暗算のコツとは?

フラッシュ暗算のコツ①まずは基本のそろばんから

フラッシュ暗算の上達のコツ1つ目は、基本のそろばんを正確にはじけるようになることです。フラッシュ暗算は想像上でそろばんをはじくので、まずはそろばんができることが前提となります。実際のそろばん上で正確な計算ができるようになってから、暗算のやり方を練習し、そこからフラッシュ暗算に挑戦します。

フラッシュ暗算は集中して画面を見つめることになるので、特にお子さんが小学生のうちは紙媒体での練習を重ねて、暗算も十分にできるようになってから、時間を決めてフラッシュ暗算の練習に取り組むのがいいと思います。

フラッシュ暗算のコツ②答えが10になるものを記憶する


フラッシュ暗算のコツ2つ目は、足し算や引き算の答えを記憶しておくということです。例えば「1+9」「2+8」という具合に、答えが「10」になるものを考えなくても感覚的にわかるまで計算練習をすると、フラッシュ暗算をする際に瞬時に計算ができるようになります。

そろばんでは2桁の計算を記憶する必要はありません。1桁の計算を完璧にすることで計算の速度を上げることができます。また、掛け算、割り算をする上で九九の暗記は必須です。

フラッシュ暗算のコツ③簡単な問題から練習していく

フラッシュ暗算のコツ3つ目は、当たり前のことですが、初級レベルから練習を重ねていくことです。まずは1桁の足し算5口から初めてみましょう。いきなり難しい計算に挑戦しようとし、心が折れてはどうしようもありません。段階を踏んで練習していくことが大切です。

簡単な問題で5口のものを確実に正解してから、次に10口に増やし、次に桁数を増やす、といった具合に段階を追って練習します。一つ一つの問題を確実に練習していくことで正確かつ迅速な計算ができるようになります。確実なステップアップは子供の自己肯定感を育てることにもつながります。

フラッシュ暗算のコツ④継続・反復練習

フラッシュ暗算のコツ4つ目は、継続して練習をしていくことです。フラッシュ暗算に限らず様々なことに共通することですが、そろばん・フラッシュ暗算も一日で上達することはありえません。目標や意欲をもって、コツコツと練習していくことが大切です。

子供に練習を強制させるのではなく、本人が面白いと感じ、意欲をもって取り組むことが上達することの近道です。とはいえ子供にやる気をおこさせるのは難しいこともありますよね。やる気を育てることに関しての関連記事がありますので参考にしてみてください。

フラッシュ暗算トレーニングのメリットは?

フラッシュ暗算トレーニングのメリット①計算力の向上

フラッシュ暗算トレーニングのメリットの1つ目は、計算力です。道具を必要とせず頭の中で計算するので、ありとあらゆる場面で活用が可能です。筆算よりも計算が早いので、学生のうちは授業や受験の際に役立ちます。日常生活でも、単純な買い物や、割引計算、割り勘の計算など計算を必要とするあらゆる場面で活用可能です。

フラッシュ暗算トレーニングのメリット②集中力・忍耐力・暗記力

フラッシュ暗算のメリットの2つ目は、集中力、忍耐力、記憶力を鍛えることです。画面をみて脳で計算をしなければならないので、自然と集中力が養われ、何度も繰り返しトレーニングをすることで忍耐力が養われます。また、出てきた数字を瞬時に記憶し、答えも覚えておく必要があるので、記憶力トレーニングにもなります。

小学生の子供に集中力や忍耐力がないから心配という親御さんもいますよね。フラッシュ暗算は簡単な問題から解いていき、徐々に難しい問題へと挑戦するというやり方でゲーム感覚で始めることができるので、遊び感覚で練習していくうちに自然にこれらの力を養うことが可能です。


フラッシュ暗算トレーニングのメリット③右脳活性効果

フラッシュ暗算トレーニングのメリット3つ目は、右脳活性です。近年の研究で珠算式の暗算だけが右脳で計算されていることが発見されました。今まではすべての計算は左脳で行われると考えられていたのです。つまり、フラッシュ暗算を練習することで、右脳を活性化する効果があります。

右脳は直感やひらめきをつかさどっていて「イメージ脳」ともいわれています。身体感覚や空間の把握もつかさどっています。右脳は左脳の100万倍もの記憶能力があるといわれていますが、多くの人が右脳を活性化することなく生活しています。この右脳を活性化することは、子供の数学的な感覚を伸ばすことにつながります。

フラッシュ暗算トレーニングのメリット④履歴書への記載が可能

フラッシュ暗算のメリットの4つ目は、試験に合格することで履歴書記載が可能ということです。計算練習目的で練習していくことも可能ですが、日本珠算連盟が主催のフラッシュ暗算の2級以上に合格したら履歴書記載が可能で、金融機関や経理の仕事に就く際は有利な資格となります。

フラッシュ暗算を始めるには?どこで習えるの?

フラッシュ暗算を始めるには?①そろばん塾

フラッシュ暗算を始める方法の1つ目は、そろばん塾に習うことです。日本珠算連盟の教室は全国にあり、フラッシュ暗算を取り入れている教室も少なくありません。そろばんを始めることで計算力をつけることができるので、お子さんが小学生ならば、習い事の一つとしてそろばんを初めてみてはいかがでしょうか。

フラッシュ暗算を始めるには?②パソコンや携帯で大人の方も

フラッシュ暗算を始める方法の2つ目は、インターネットのサイトや、映像サイト、アプリを利用することです。過去にそろばんを習っていた方が脳トレや計算練習目的で始めることもできます。

また、そろばんのやり方がわからない方でも、パソコンや携帯を利用してフラッシュ暗算を始めることが可能です。インターネット上にはそろばんの使い方や練習を紹介しているものが数多くありますので、それらを利用して一から大人の趣味としてフラッシュ暗算を始めてみてはいかがでしょうか。

大人の趣味について記載した関連記事がありますので、これから何かを始めたいと思っている方や、趣味がないと感じている方は参考にしてみてください。

小学生におすすめなフラッシュ暗算のトーレニング・練習ができるサイトは?

小学生におすすめなフラッシュ暗算のサイト①トモエそろばん


小学生におすすめなフラッシュ暗算のトーレニング・練習ができるサイト1つ目は、トモエそろばんです。初級者から上級者までを網羅しているので使いやすいと思います。駒の示す意味から学習できるので、そろばんを実際にやったことがなくても、ゲーム感覚で練習していくうちに自然と駒の読み方を覚えられます

また、子供のころにそろばんを習ったことのない大人の方でも練習することができます。ゲーム感覚で練習していくうちに自然と駒の読み方を覚えられます。また、子供のころにそろばんを習ったことのない大人の方でも練習することができます。

トモエそろばん

小学生におすすめなフラッシュ暗算のサイト②計算問題.com

小学生におすすめなフラッシュ暗算のトーレニング・練習ができるサイト2つ目はこのサイトは「計算問題.com」です。問題数、桁数、スピードを自分で設定して練習することができます。桁数を1桁から6桁まで設定でき、問題の出題スピードも設定できるので、出題の速度を変えての練習も可能です。

計算問題.com

小学生におすすめなフラッシュ暗算のサイト③そろばんのやり方紹介サイト

小学生におすすめなフラッシュ暗算のサイト3つ目は「そろばんのやり方紹介サイト」です。このサイトでは、そろばんの上達の仕方や上達のコツなども紹介されています。フラッシュ暗算に入る前の段階から参考になるサイトです。

子供のそろばん技術の上達だけでなく、そろばんを初めて学ぶ大人の方も、小さい時に習っていたがやり方を忘れてしまったという方も参考にできるサイトです。

そろばんのやり方紹介サイト

フラッシュ暗算のコツが掴めるおすすめのゲームソフトは?

①そろばん・あんざん・フラッシュ暗算完全版₋3DS

フラッシュ暗算のコツが掴めるおすすめのゲームソフトの1つ目は任天堂3DSのそろばん練習ソフトです。配信版の販売は終了していますが、ゲームソフトは購入可能です。そろばんの使い方の解説はされていないので、そろばんのやり方を理解している方がそろばんとフラッシュ暗算の練習するのに適しています。

②初心者から日本一までそろばん・あんざん・フラッシュ暗算-3DS

フラッシュ暗算のコツが掴めるおすすめのゲームソフト2つ目は、初心者から日本一までそろばん・あんざん・フラッシュ暗算-3DSです。難易度や種目を選択して自由にトレーニングが可能で、フラッシュ暗算だけでなく、暗算は最大16ケタまで対応しています。珠算検定にも準じているので、検定練習も可能です。

フラッシュ暗算の練習ができるおすすめのアプリは?

フラッシュ暗算の練習ができるおすすめのアプリ①フラッシュ暗算DX

フラッシュ暗算の練習ができるおすすめのアプリの1つ目は「フラッシュ暗算DX」です。無料でダウンロードでき、「口数」「桁数」「表示間隔」「マイナス」の有無・カンマの有無を調整することができます。全国ランキングも表示され、最大10人まで登録できるので、大人も子供も一緒に練習できるアプリです。

フラッシュ暗算DX(iphone) フラッシュ暗算DX(Android)

フラッシュ暗算の練習ができるおすすめのアプリ②FLASH暗算

フラッシュ暗算の練習ができるおすすめのアプリ2つ目は、「FLASH暗算」です。このアプリも無料です。桁数は1〜7桁、速度の設定も豊富です。出題数も5口から設定できる仕様になっています。

FLASH暗算(iphone)

フラッシュ暗算の練習ができるおすすめのアプリ③フラッシュ暗算(公式)

フラッシュ暗算の練習ができるおすすめのこのアプリ3つ目は、日本フラッシュ暗算協会の公式ソフト「フラッシュ暗算」です。 日本国内で行われているフラッシュ暗算の検定試験・競技大会・ギネスの公式ソフトを提供している協会です。アプリは480円ですが、協会公認の練習アプリです。

フラッシュ暗算(公式)(iphone)

まずはフラッシュ暗算に挑戦してみよう!

ここまでフラッシュ暗算について紹介してきましたが、フラッシュ暗算は画面に表示される数字を計算していくというシンプルなやり方で、だれでも簡単に挑戦できる計算トレーニングです。もしも算数に苦手意識があるお子さんでも、ゲーム感覚で楽しんで計算を練習することは苦手意識の克服にもつながります。

フラッシュ暗算は大人から子供まで幅広く取り組め、全国ランキングや検定など目標も立てやすいです。近しい人と一緒に挑戦し、競い合うこともできます。ご家族や友人と一緒に競い合いながらフラッシュ暗算をはじめてみてください!勉強嫌いな子についての関連記事がありますので、ご興味のある方は合わせてお読みください。

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