Large thumb shutterstock 437928601

ハーゲンダッツが高価な理由5選!アメリカなどの海外の値段は安い?

更新:2019.06.21

ハーゲンダッツは、ワンランク上のアイスクリームとして人気です。そのため、値段はそれなりに高価ですよね。しかし、アメリカなどでは、安い価格で提供されているという噂があります。ハーゲンダッツが高い理由には、いったいどんな秘密が隠されているのでしょうか。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。



ハーゲンダッツが高価な理由5選!

ハーゲンダッツが高価な理由①乳脂肪分が豊富で濃厚なため

ハーゲンダッツが高価な理由の1つ目は、乳脂肪分が豊富で濃厚なことです。アイスクリームは乳脂肪分が高いほど、ふんわりなめらかになるという特徴を持っています。乳脂肪分の代わりに水分が多いアイスを食べると、ハーゲンダッツと比べて、カチカチで軽い印象を受けてしまいます。

通常のアイスの乳脂肪分は8%ほどですが、ハーゲンダッツは15%ほど、倍近くも割合が違うんですね。水よりも、乳脂肪分の方が高いことは明白です。ふんわりなめらかな味わいをキープするための価格設定と考えれば、必要なことなのかもしれません。ただし、乳脂肪分に比例して、カロリーも高くなっています。

POINT

ハーゲンダッツの意味は

ヨーロッパの言語の響きを感じるハーゲンダッツは、実は創業者が考え出した造語です。酪農が盛んなデンマークのコペンハーゲンから「ハーゲン」の文字をとり、語呂の良い「ダッツ」を組み合わせました。ヨーロッパの職人技や伝統を意識させるという目的がありました。

ハーゲンダッツが高価な理由②選びぬいた素材を使っているため

ハーゲンダッツが高価な理由の2つ目は、選びぬいた素材を使っていることです。定番のバニラを例に見てみると、マダガスカル産のレッドビーンズを使用していることが分かります。日本ではブラックビーンズが主流ですが、濃厚なアイスの味に負けない素材を選んだ結果、レッドビーンズとなりました。

アイスクリームの命とも言える牛乳も、牧草を育てるための土づくりからこだわっています。日本で使用されているのは、北海道の牧場で、のびのびと大切に育てられた乳牛のものです。

ハーゲンダッツの創業者は、素材を徹底的に選び抜くことこそが「美味しいアイスクリーム」作りに必要なことと考えていました。良い素材は、それだけコストもかかります。こだわったぶんだけ価格に反映されているのです。

POINT

日本限定が多い

ハーゲンダッツのフレーバーには日本限定のものがたくさんあります。日本人の味覚に合わせた味を出すために、ここでも素材を厳選しているんです。とく抹茶フレーバーは、7年かけて発見したブレンド茶葉が採用されています。日本のハーゲンダッツが高価なのは、味へのこだわりが強いからかもしれません。

ハーゲンダッツが高価な理由③添加物が少ないため

ハーゲンダッツが高価な理由の3つ目は、添加物が少ないことです。ハーゲンダッツは、そもそも乳化剤や安定剤といった添加物が使用されていません。添加物の役割の一つに、アイスクリームの品質を保持する時間を長くするというものがあります。

そのため、ハーゲンダッツは、温度変化による品質の劣化にも敏感です。スーパーなどで、ハーゲンダッツだけ別枠で取り扱っていることが多いのは、温度管理に注意が必要だからです。特別な配慮が必要なぶん、価格が高くなってしまいます。

ハーゲンダッツが高価な理由④大人向けのアイスなため


ハーゲンダッツが高価な理由の4つ目は、大人向けのアイスとして販売戦略が開始されたことです。日本にハーゲンダッツが入ってきた1980年代は、アイスは「子どものための食べ物」というイメージが強い時代でした。

そのイメージを逆手にとって、購買力のある大人に向けての販売戦略がとられたのです。製作されたCMも、セクシーな外国人男女の絡みを起用していたことから、ターゲットは一目瞭然でした。

無邪気な子どもが喜ぶものではなく、頑張った大人が、自分へのご褒美として購入するアイスクリームとしてイメージづけることに成功しています。ご褒美アイテムが、安いわけありませんよね。

ハーゲンダッツが高価な理由⑤ブランドイメージを維持するため

ハーゲンダッツが高価な理由の5つ目は、ブランドイメージを維持するためです。高級志向のアイスクリームとして販売戦略が行われたハーゲンダッツは、安い価格設定にすることができません。スーパーなどの割引でも、ハーゲンダッツだけは対象外なことって結構ありますよね。

ブランドイメージを損なわないための価格設定でも、ハーゲンダッツの売上が下がらないのは、やっぱり美味しいからでしょうか。高価でも、ついつい手が伸びてしまいます。

日本でハーゲンダッツが高価な理由は分かりましたが、アメリカのチェーンであるコストコでも同じなのでしょうか。こちらの記事では、ハーゲンダッツを含めた、コストコのアイスクリームについてまとめられています。気になる値段をチェックしてみましょう。

ハーゲンダッツが高級なのは日本だけ?アメリカではどれくらい安いの?

アメリカのハーゲンダッツは日本の倍以上安い

アメリカのハーゲンダッツは、日本よりも倍以上安い値段設定になっています。参考として、ミニカップの値段を見てみると、アメリカで販売されている125mlサイズのものが、1ドル(約115円)ほどで買えます。日本のミニカップは、110mlで約272~324円なので、違いに驚いてしまいますね。

さらに、473mlサイズのパイントだと4ドル(約455円)、セール次第では2ドル(約230円)ほどでゲットできることもあります。日本で販売されているパイントの、765円という値段と比べると、1/3以上安いということが分かります。

アメリカ特有のガロン売りはさらに安い


アメリカのハーゲンダッツは、特有のガロン売りのサイズと比べると、さらに安いことが分かります。アメリカは世界有数のアイスクリーム消費大国です。一人あたり日本人の6倍ほど消費します。そのため、1/2ガロン(約1,900ml)というビッグサイズのハーゲンダッツも、普通に販売されています。

この1/2ガロンサイズの値段は、驚きの7ドル(約800円)です。日本では、パイント3個セットでの購入でも4,000円以上することを考えると、値段を比較するのがバカらしくなってしまいますね。

ちなみに、日本でも業務用の2Lのハーゲンダッツを購入することができますが、値段は約2,400円です。業務用でも、アメリカの安い値段に太刀打ちすることはできませんでした。

アメリカ以外の海外のハーゲンダッツの値段!日本より高いの安いの?

海外のハーゲンダッツの値段①フランスはやや高い

海外のハーゲンダッツの値段の1つ目は、日本よりやや高いフランスのものです。ハーゲンダッツの工場があるのは、世界中でもアメリカ・日本・フランスだけです。日本と同じく、国内に工場を構えるフランスでは、ミニカップ4個入りで5ユーロ(約650円)という値段設定になっています。

日本のマルチパック6個入りは950円なので、ミニカップ1個の値段に換算すると、やや高いという感じでしょうか。レートによっては、同じくらいか、安くなる可能性もありますね。

ヨーロッパで販売されているハーゲンダッツは、アメリカの2~3倍という値段設定が多いので、どの国も、日本と同じかやや高いぐらいという感覚で大丈夫です。

海外のハーゲンダッツの値段②韓国は高い

海外のハーゲンダッツの値段の2つ目は、日本より高い韓国のものです。お隣の国なので、値段設定には、あまり違いがないだろうと思いきや、ミニカップ1つの値段が4,200ウォン(約430円)となっています。4個セットでも10,000ウォン(約1,020円)なので、本当に高いですね。

韓国で販売されているハーゲンダッツは、アメリカの4倍ほどの値段設定になっています。日本と比べても2倍なので、超高級アイスといった感じがしますね。

海外のハーゲンダッツの値段③ニュージーランドも高い


海外のハーゲンダッツの値段の3つ目は、こちらも日本より高い、ニュージーランドのものです。世界一のアイスクリーム消費大国ニュージーランドでは、アメリカの約1.5倍の量が食べられています。しかし、自国生産のアイスが充実しているためか、つい最近までハーゲンダッツは販売されていませんでした。

ハーゲンダッツがニュージーランドに進出したのは、2017年の9月です。気になる値段は、パイントで12,50NZドル(約970円)、日本で販売されている同タイプのものよりも、200円ほど高い設定です。ニュージーランド産のアイスと比べても高いので、高級路線のアイスとして生き残れるかどうかが課題です。

ニュージーランドで日本より高いものは、ハーゲンダッツだけなのでしょうか。気になった方は、こちらの記事で物価をチェックしてみましょう。日本よりも高いもの、安いものなどが一目で分かってしまいますよ。

ハーゲンダッツの人気の味は?

ハーゲンダッツの人気の味5位!海外でも人気グリーンティー

ハーゲンダッツの人気の味5位は、海外でも人気のグリーンティーです。抹茶は苦いという先入観を持っている人でも、苦味を抑えた濃厚な美味しさで、グリーンティーの味に目覚めることが多いです。

ハーゲンダッツ独自で開発したブレンド茶葉は、石臼挽きで、抹茶特有の香りを引き立てる工夫がされています。限定販売のジャポネ抹茶あずき黒蜜などもおいしいですが、いつも基本のグリーンティーに帰りたくなってしまいます。

ハーゲンダッツの人気の味4位!サクサクがおいしいクッキー&クリーム

ハーゲンダッツの人気の味4位は、サクサクがおいしいクッキー&クリームです。甘いバニラに、ほろ苦いココアのクッキーを混ぜることで、食感にアクセントを出している点が人気です。しっとりとした感触と、サクッとした感触のコントラストが癖になってしまいます。

クッキー&クリームで使われているココアも、バニラのとの相性を吟味した、オリジナルの配合です。2種類のココアとカカオマスを駆使して、人気の味を生み出しています。

ハーゲンダッツの人気の味3位!ほんのりピンクのストロベリー

ハーゲンダッツの人気の味3位は、ほんのりピンクのクリームと、真紅のイチゴの色合いが綺麗なストロベリーです。ハーゲンダッツのロングセラーフレーバーですが、創業者は、納得するイチゴの味を求めて、品種探しに3年の期間を費やしました。

理想のイチゴが見つかったあとも、アイスクリームとして開発するために、さらに3年の時間を使って現在の味を生み出しています。普通のアイスでは、イチゴかクリーム、どちらかの味が勝ってしまいますが、ハーゲンダッツでは見事な調和がとれています。

ハーゲンダッツの人気の味2位!見た目が可愛いアリスの紅茶

ハーゲンダッツの人気の味2位は、期間限定商品のアリスの紅茶です。カップを開けた瞬間に目に飛び込んでくる、ハートの模様が可愛すぎて、スプーンを入れるのがためらわれてしまうほどです。

ミルクソースが絡むダージリンティーの風味と、奥に隠されたバタークッキーの食感が合わさって、お茶会を開いているような感覚で楽しめます。姉妹品の白雪姫の林檎も、甘酸っぱい林檎の味わいが人気です。

ハーゲンダッツの人気の味1位!やっぱりバニラが王道

ハーゲンダッツの人気の味1位は、王道のバニラ味です。定番のフレーバーで、1984年に日本に上陸した当初から不動の1位を誇っています。ハーゲンダッツの創業は1961年ですが、当時のレシピから全く変わっていない味です。

アイスクリームを食べるなら、まずはバニラ!というイメージがありますが、ハーゲンダッツも例外ではありません。新作も期間限定品も、バニラの味を知っているからこそ楽しめるのです。

POINT

ハーゲンハート

ハーゲンダッツのミニカップを開けると、ハートのような模様が浮かんでいることがありますよね。じつは「ハーゲンハート」というきちんとした名前がついているんです。綺麗なハート型はレアですが、見つけると幸せになると言われています。

ハーゲンダッツの人気の味を、自分でも作ってみたい!そう思った方は、こちらの記事で、アイスクリームのレシピをチェックしてみましょう。定番のバニラから、生クリーム・卵なしのヘルシーレシピまでを知ることができますよ。

今日もご褒美ハーゲンダッツを楽しもう

日本でハーゲンダッツが高価な理由は、素材や管理コストが必要なことに加えて、大人のための高級アイスというイメージを維持するためでもありました。それでも、厳選された素材のハーゲンダッツは、頑張った自分へのご褒美とするには最適ですよね。

安いアイスもおいしいですが、やっぱりハーゲンダッツの楽しみには叶いません。ご褒美ハーゲンダッツを食べて、明日への鋭気を養いましょう。

●商品やサービスを紹介いたします記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。