イタリアの民族衣装について!男性・女性の伝統衣装は?着用シーンも
更新:2022.03.05
美食や芸術が有名で観光名所も多く日本人にも人気の旅行先であるイタリア。今回は、イタリアの民族衣装・伝統衣装を女性編・男性編に分けて紹介します。この記事を読めばイタリアの文化の新しい魅力を見つけられるかもしれません。日本人が民族衣装・伝統衣装を体験する機会も紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
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INDEX
イタリアってどんな国・地域・地方?
イタリアはアドリア海に面した靴の形の国!
View this post on Instagram海の日BBQ 北条 風和里 にて 🇮🇹国旗を立てたらいい画が撮れました。 #osteria6 #松山イタリアン #愛媛県北条風和里 #サンセットビーチ #イタリア国旗 #夕焼け #たまには料理以外も
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イタリアは、ヨーロッパにある周囲をフランス、オーストリア、クロアチア、スイスなどの国に囲まれたアドリア海に面した国です。長靴の形をしていることでも有名ですよね。首都はローマで、総人口は6080万人と言われています。宗教はキリスト教を信仰している人が多く、時差は8時間あり日本の方が進んでいます。
イタリアは芸術が盛んで観光名所がたくさんある!
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イタリアは中世より芸術が盛んな国です。モナリザや最後の晩餐を描いたダヴィンチ、ヴィーナス誕生や春を描いたボッティチェリ、最後の審判を描いたミケランジェロなどイタリア出身の有名な画家はたくさんいます。イタリアはこのような有名な美術家の作品を所蔵している美術館が多くあり、世界中から観光客が訪れます。
絵画だけでなく、イタリアは音楽でも有名な国です。四季を作曲したヴィヴァルディやウィリアムテル序曲で有名なロッシーニ、トゥーランドットや日本を舞台にしたオペラ蝶々夫人を作曲したプッチーニなど、有名な音楽家を多く輩出しています。音楽が盛んなため、劇場やオペラ座での観劇もイタリア旅行の醍醐味と言えます。
イタリアは、芸術が盛んなだけでなく観光名所の多さも魅力の一つです。ローマにはローマの休日の舞台のスペイン広場や、真実の口、コロッセオも有名です。花の都と呼ばれるフィレンツェはドゥオモや、ピサの斜塔も有名です。ミラノにはファッションで有名な都市ですし、水の都ヴェネチアも観光名所としてとても人気です。
イタリアは美食の国としても有名!イタリアンは日本人にも人気
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イタリアは美食の国としても有名です。日本でもイタリアンのお店はたくさんありますよね。ピザやパスタ、ティラミスやカプレーゼ、カプチーノやエスプレッソ、イタリアンジェラートなどはイタリア発祥のグルメとして有名ですよね。
なかでも、イタリア人の国民食であるパスタは様々な太さや形があり、合わせるソースや具材によっても使い分けられています。ピザもローマやナポリなど地方によって伝統的なトッピングや味付けがあるので、イタリア旅行に行った際はその地方の特色のあるイタリア料理を楽しんでみるのがおすすめです。
イタリアの女性用の民族衣装・伝統衣装4選!
イタリアの女性用の民族衣装・伝統衣装①サルデーニャ地方の衣装
1つ目のイタリアの女性用の民族衣装・伝統衣装は、サルデーニャ地方の衣装です。サルデーニャとは南イタリアにある島の一つで高級リゾート地として知られている地方です。この地方には様々なバリエーションの民族衣装・伝統衣装があるんですよ。
サルデーニャ地方の女性の民族衣装・伝統衣装は、ワンピースタイプのシャツ、きらびやかな装飾がついたジレ、巻きスカート、エプロン、ジャケットを羽織るのが基本です。頭には髪が完全に隠れる帽子をかぶり、その上からベールを被ります。髪の毛を完全に隠す帽子はサルデーニャ地方独特の文化のようです。
きらびやかな装飾が美しいサルデーニャ地方の民族衣装・伝統衣装は、民族によってデザインが異なるものの、赤色は基調のようです。昔は赤色の布を作るのが難しかったため、祭事やお祝いなどのおめでたい席で着用する高価なものだったんですよ。
イタリアの女性用の民族衣装・伝統衣装②カーニバルで着る衣装
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2つ目のイタリアの女性用の民族衣装・伝統衣装は、カーニバルで着る衣装です。カーニバルはヴェネチアで毎年2月の終わりから3月のはじめごろまでの2週間行われるお祭りで、約900年の歴史を持っています。マスクをつけて仮装を楽しむ人々の写真を見たことがある人も多いのではないでしょうか。
カーニバルでは女性は、ダマスク織りやシルクの上質な生地でできたきらびやかなドレスに身を包みます。襟もとや袖から見えるのは、ブラーノレースという伝統的なレース生地の飾りです。靴は木型から作り、シルクやダマスク織りの豪華な生地が使われます。頭には中世の髪型を再現したかつらを被りマスクをつければ完成です。
ヴェネチアのカーニバルで民族衣装・伝統衣装とともに着用されるマスクもたくさんの種類があります。最も多く着用されるのは貴族の間で流行ったとされる顔全体を覆うマスクです。幽霊をイメージした白い顔のものが多いようです。女優や役者がその昔着用していたという目だけを隠すアイマスクも人気があります。
イタリアの女性用の民族衣装・伝統衣装③アルベロベッロのパンネッロ
3つ目のイタリアの女性用の民族衣装・伝統衣装はパンネッロと呼ばれる肩にかける布です。パンネッロは世界遺産にも指定されているアルベロベッロ地方の民族衣装・伝統衣装で、使い方は様々。肩にかけたり、ショールの様に使ったり、腰に巻いてスカートのように使ったりします。
イタリアの女性用の民族衣装・伝統衣装④アブルッツォ州スカンノの衣装
4つ目のイタリアの女性用の民族衣装・伝統衣装は、アブルッツォ州のスカンノという山間地帯の村の衣装です。スカンノは標高1050メートルのところにある村で、とても美しい景観で知られています。アブルッツォ州スカンノの民族衣装・伝統衣装は、第二次世界大戦頃まで、普段着として着用されていたようです。
アブルッツォ州スカンノの民族衣装・伝統衣装は黒を基調としており、上半身には袖口にフリルがあしらわれた黒いシャツ、下は黒いプリーツスカートに巻きスカートで装飾します。頭には黒い布を巻くか、正装のときには、円筒形の帽子を被ります。
アブルッツォ州スカンノの民族衣装・伝統衣装は、お祝いごとやお祭りの時には、上半身を白いレースやアクセサリーでき飾ったり、スカートの上からはくマンテラというカラフルな布を身に着け、帽子は明るい色になるなど、黒を基調としながらもとてもカラフルで美しいのが特徴です。
イタリアの男性用の民族衣装・伝統衣装2選!
イタリアの男性用の民族衣装・伝統衣装①サルデーニャ地方の衣装
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1つ目のイタリアの男性用の民族衣装・伝統衣装は、サルデーニャ地方の衣装です。女性編でも紹介しましたが、サルデーニャ地方の男性の民族衣装・伝統衣装もきらびやかな装飾や鮮やかな色合いでとても素敵なんですよ。
男性の民衣装・伝統衣装も、女性と同様にまず白いシャツとパンツが基本です。その上から脛に巻くゲートルと呼ばれる布を身に着けてから靴を履きます。シャツの上からジャケットを羽織り、腰にはスカートのような帯を巻き付け、その上から更にベストを羽織ります。頭には髪を完全に隠した上で帽子を被ります。
イタリアの男性用の民族衣装・伝統衣装②カーニバルで着る衣装
2つ目のイタリアの男性用の民族衣装・伝統衣装は、カーニバルで着る衣装です。女性編でもカーニバルの衣装は紹介しましたが、男性の衣装もとても豪華です。男性の衣装はフリルがたっぷりついたシャツにベスト、シルクやビロード織りでできたジャケットやマントを羽織り、ゲートルに靴、マスクをつけるのが定番なようです。
女性の場合は、くるくるのロングヘアのウィッグやかつらを身に着けているの人が多い一方で男性は地毛の方も多い印象です。男性でも、中世の流行りを忠実に再現するためにくるくるのロングヘアのかつらを身に着けて羽つきのゴージャスなハットを被っている人もいます。
イタリアの民族衣装・伝統衣装を着用するシーンは?
①サルデーニャ地方最大のお祭り!聖エフィジオ祭
1つ目のイタリアの民族衣装・伝統衣装を着用するシーンは、サルデーニャ地方最大のお祭りである、聖エフィジオ祭は、サルデーニャの街で伝染病のペストが終息したことを祝って1600年代に開催された歴史のあるお祭りで、毎年5月1日に開催されています。
聖エフィジオ祭では、サルデーニャ地方の80位上の市町村からそれぞれの民族衣装に身を包んだ人々が参加するお祭りで、カラフルな民族衣装・伝統衣装はもちろん、楽器の演奏や山車でのパレードなど見どころが満載のお祭りです。
②ヴェネチアのカーニバル
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2つ目のイタリアの民族衣装・伝統衣装を着用するシーンは、ヴェネチアのカーニバルの期間です。ヴェネチアのカーニバル期間には各国・イタリア各地から中世を再現した民族衣装・伝統衣装に仮装する人が多く訪れます。ゴージャスな生地に細かい装飾の多い衣装はとてもお金がかかりそうですね。
ヴェネチアのカーニバルでは、これらの衣装を着てなにかパレードがあったりするわけではなく、民族衣装・伝統衣装に見を包んで街の散策を楽しむことがメインのようです。仮装期間中はメイン会場となるサンマルコ広場で開かれる仮装コンテストも見応えがあり人気があります。
イタリアの民族衣装・伝統衣装は日本人でも着られたり身につけられる?
イタリアの民族衣装・伝統衣装は日本で着用することもできる!
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イタリアの民族衣装・伝統衣装は、日本でも着用することが可能です。愛知県犬山市にある野外民族博物館リトルワールドでは、イタリアの民族衣装・伝統衣装を着て写真撮影をすることができます。リトルワールドではこの記事で紹介したアルベロベッロ地方のパンネッロやヴェネチアのカーニバル衣装の着用が可能です。
また、中世イタリアのヴェローナ地方が舞台のシェイクスピア作品のロミオトジュリエットの衣装を着用しての撮影もできるんですよ。日本にいながら、イタリアの民族衣装・伝統衣装を3種類も体験できるので、興味がある方は足を運んでみてくださいね。
ヴェネチアのカーニバルは外国人も民族衣装・伝統衣装を着て参加できる!
ヴェネチアのカーニバルは、イタリア人や地元の人々だけでなく世界各国から参加者が来るお祭りですので、日本人も民族衣装・伝統衣装を着て参加できます。こだわりの衣装を自前で持ってくる人もいますが、現地で衣装をレンタルして参加することも可能なようです。衣装レンタルには日本語ガイド付きのツアーもあります。
ヴェネチアのカーニバルでの民族衣装・伝統衣装のレンタルは、きらびやかで豪華な装飾なゆえ、価格はお高めで、衣装だけでも500ユーロほどするようです。追加でメイクや仮面、かつら、マントなどの小物を足したり、ガイドのアテンド料金がかかりますので、一人あたり10万円弱かかってしまうこともあります。
ヴェネチアのカーニバルでの衣装レンタルは旅行の記念にもぴったりですが、ちょっと値段が高いと感じる人も多いと思います。そんな時は、ヴェネチアの市街で売られているマスクやフェイスペイントだけでも挑戦してみてはいかがでしょうか。安いもので10ユーロほどですので、手軽に民族衣装・伝統衣装の体験ができますよ。
アルブッツォ州スカンノでは民族衣装・伝統衣装の小物が買える!
アルブッツォ州スカンノでは、民族衣装・伝統衣装に使われている小物を買うことができます。伝統工芸品であるプレゼントーザと呼ばれるペンダントは婚約をする時に男性から女性に贈られるもので、金や銀で作られます。細かい装飾が美しいプレゼントーザはお土産にも人気があります。
アルブッツォ州スカンノの民族衣装・伝統衣装に使われているトンボロレースという独自の技術を持って作られたレースを使った工芸品も人気があります。民族衣装・伝統衣装をお土産として持って帰るのは難しくても、これらの小物ならば旅の記念として持ち帰ることができますね。
イタリアの民族衣装・伝統衣装を楽しもう!
今回は、イタリアの民族衣装・伝統衣装について女性編・男性編それぞれを中心に紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。イタリアンや芸術・観光名所など、イタリアは日本人によく知られた国ではありますが、民族衣装・伝統衣装については初めて知ったという方も多いのではないでしょうか。
イタリアには、地方によって様々なお祭りや食文化、民族衣装・伝統衣装があり、どれもとても美しいものばかりです。この記事をきっかけに、日本人にまだまだ知られていないイタリアの文化に興味を持ってもらえれば幸いです。
ここに、イタリア旅行におすすめの観光名所をまとめた記事と、イタリア旅行の人気のお土産をまとめた記事を載せました。イタリアは、美しい民族衣装・伝統衣装の他にも見どころがたくさんある国ですので、これらの記事を参考に、次の海外旅行先の候補にイタリアも加えてみてはいかがでしょうか。
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