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タイの民族衣装について!男性・女性の伝統衣装は?着用シーンも

更新:2022.03.05

タイ料理や遺跡、リゾート地としても有名で日本からも気軽に行ける東南アジアの国であるタイ。今回はタイの民族衣装・伝統衣装について女性編・男性編に分けてまとめました。記事の後半では日本でも取り入れられるファッションについても紹介していますので、参考にしてみてください。

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タイってどんな国・地域・地方?

日本人からも人気の東南アジアの一国

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タイは日本の役1.4倍の国土に6600万人の人が暮らす東南アジアの一国です。年間を通して暑く、平均気温は29度、季節は乾季と雨季に分けられます。首都のバンコクに830万人が住んでいます。日本から直行便で6、7時間ほどで着き、時差も2時間で物価も安いので、日本方も多くの観光客が訪れる国です。

首都のバンコクとアユタヤ遺跡とプーケットが有名

観光地として有名なのがこの3つです。首都のバンコクは東南アジア独特の混沌とした雰囲気やおいしいタイ料理、スパが楽しめます。バンコクから日帰りで行けるアユタヤ遺跡は世界遺産として有名です。東南アジア随一のビーチリゾートであるプーケットもとても人気があります。

タイ料理は日本でもおなじみ

世界三大スープと言われるエビが入った辛くて酸っぱいトムヤムクンをはじめ、グリーンカレーなどタイ料理は日本でも人気があります。パクチーやレモングラス、ナンプラーなど独特の香辛料が効いたエスニックな味わいにはまる人も多いようです。

タイの女性用の民族衣装・伝統衣装3選!

①女性の民族衣装の正装「シワーライ」

女性の伝統的な民族衣装の中でも正装をシワーライと呼びます。綿やシルクの美しい布でできており、長方形の布を胸に巻いて着る「サバイ」と筒状のスカート「パ・ヌン」で構成されます。これらを着用した上にシルクなどの布を肩にかけるのが基本の形となります。

シワーライには東部、東北部、南部、中部とそれぞれ胸に巻くサバイのスタイルや色柄等に特色があります。シワーライはなかなか日本では手に入りづらく、タイ国内でもシルクを使用しているものはそれなりの値段がするので、着用してみたい方はツアーやフォトスタジオを利用するとよいでしょう。

19世紀ごろ、タイ北部の地方では男女ともに上半身は裸で過ごしていたそうです。下半身はパ・ヌンを身に着け、上半身は裸か、サバイを肩にかけるように巻いている女性も多くいたそうです。その名残もあってか、今でもタイ北部の高齢の女性の中には、上半身はサバイを肩にかけいるだけというような人もいるそうですよ。

②パーティやドレスアップのシーンに!タイドレス

パーティやドレスアップのシーンで着用できるタイドレスと呼ばれるものもあります。こちらは、シワーライの肩にかける布がない分少しカジュアルです。とはいえ、美しい刺繍ときらびやかなアクセサリーが目を引きますね。こちらも日本ではなかなか手に入らないものです。


タイドレスなら、普段使いは難しくても、パーティーやドレスアップの場でなら日本でも活躍しそうです。エキゾチックで個性的なタイドレスなら華やかなパーティーシーンでも目立つこと間違いなしですね。ドレスアップするときは大振りのゴールドのバングルや髪飾りをつけるとより本場の衣装に近づけそうです。

③タイ北部の山岳地方の民族衣装・伝統衣装

タイ北部の地方には、首長族として有名なカレン族をはじめとする様々な山岳民族がすんでいます。彼らの作る鮮やかでカラフルな刺繍が施された衣装も、シワーライとは違った趣があり素敵です。刺繍の模様や色使いは民族によっても違いがあるようです。

③-1:首長族で有名!カレン族の民族衣装

また、首長族で有名なカレン族の場合、このような首に金属のリングを身に着けるのは女性だけになります。古くは虎から首を噛まれないようにリングを身に着け始めたという伝えもあります。現在では、首長族の村を観光目的で訪れる人が多いため、観光客に向けてのアピールになっているといえるでしょう。

このようなカラフルな刺繍の入った服をだれもが身に着けられるわけではありません。カレン族の場合ですが、独身の女性は刺繍の入っていない白い服を着ることが決められており、結婚して初めて、このような刺繍に入った服を着ることが許されるようです。

③-2:藍染めに刺繍がかわいい!ヤオ族の民族衣装

藍染めした生地に鮮やかな刺繍がかわいいヤオ族の伝統的な刺繍が施されたジャケットです。藍染めした生地なら普段使いもしやすそうですね。ヤオ族はタイ北部の山岳に住む中国の少数民族です。その美しい刺繍のパターンは100以上あると言われています。

③-3:クロスステッチがかわいい!モン族の民族衣装

カラフルなスカートがとてもかわいい、こちらはモン族の民族衣装です。モン族はタイをはじめとする東南アジア北部の山岳部に住む少数民族です。クロスステッチを多用した刺繍とろうけつ染めが美しいのが特徴です。クロスステッチ一つ一つに意味が込められているといわれています。

モン族の民族衣装や刺繍をあしらった伝統工芸品は、チェンマイ近くのモン族の市場で購入することができます。バンコクや日本で購入するよりも格段に安く手に入れることができるので、チェンマイに行く機会があったら是非訪れてみてください。

③-4:美人が多い民族!?リス族の民族衣装

鮮やかな赤い被り物が特徴的なリス族の民族衣装です。リス族はタイの中でも美人が多いといわれている少数民族なんです。古来のリス族の女性の民族衣装は藍染めした布を使ったものでしたが、最近では赤やピンク等の明るいカラーの組み合わせが主流となってきているようです。


タイの男性用の民族衣装・伝統衣装3選!

①男性の伝統衣装の正装「スア・プララチャターン」

男性の正装は「スア・プララチャターン」と呼ばれるものです。元々は皇族が着用するために作られた衣装で、1977年にプミポン国王がデザインを決めて着用を推奨したことで広まりました。

素材は女性と同じく男性もシルクで出来たものを着用します。半袖のシャツの上に立ち襟が特徴的なジャケットを着用します。下はシルクで出来たタイパンツを着用します。様々な柄や刺繍のものがあり、ジャケットはボタンがついているタイプとそうでないものがあります。タイパンツには長ズボンやひざ丈タイプがあります。

②使い方は色々!「パカマー」

男性の伝統衣装・民族衣装の中でも普段から使われているのが、パカマーという布です。大きさ1m×2mほどの薄手の生地の布なのですが、タイ人男性はこれを様々な用途に使用しています。

タイ人男性は、パカマーをそのまま頭に巻いたり、タオルとして使用するだけでなく、上の写真のようにズボンにもしてしまうのです。このズボンのようにしてパカマーを着用するのを「チョンカベーン」と呼びます。チョンカベーンは緩く巻きすぎるとすぐに落ちてきてしまうし、巻き方も少し複雑なので慣れが必要です。

③タイ人男性の普段着の定番!タイパンツ

タイの定番の民族衣装と言えば、タイパンツが一番有名ではないでしょうか?男性の正装でもタイパンツを着用しますが、ここでは日常使いする普段着用のタイパンツを紹介します。女性でも着用している人はたくさんいますが、もとは男性が着用していたものということで、男性編で紹介します。

タイパンツは、色々な呼び名があるパンツでフィッシャーマンパンツとも呼ばれています。もともとは漁師さんが履いていたパンツだといわれています。タイパンツはウェスト部分にゴムが入っておらず紐でサイズを調整するようにできています。慣れるまでは少し手間がかかりますが、腰回りも足首もゆったりとして快適なんです。

タイ国内のお土産屋さんや露店では、本来の紐で結ぶタイプのタイパンツだけでなく、ウェストにゴム入りのタイパンツも売られています。様々な色柄のタイパンツがありますので、好みのものを見つけてみてください。

タイの民族衣装・伝統衣装を着用するシーンは?

①結婚式で着用する

男性・女性の伝統衣装(民族衣装)は婚礼衣装でもあります。女性のシワーライを婚礼衣装として着用するときは白を基調とした色が選ばれ、ゴールドのジュエリーで着飾ります。男性の場合、タイパンツに長ズボンタイプもあるようですが、正式な場ではひざ下丈のものを着用します。


②祭事で着用する

タイ人でもなかなか着る機会のない民族衣装・伝統衣装ですが、お祭りで着用することはあるようです。女性はシワーライやタイドレスをパーティなど華やかなシーンで着用することも多いです。また、タイの伝統芸能やダンスのショーでも着用しているシーンを見ることができます。

タイの民族衣装・伝統衣装は日本人でも楽しめる?

①現地でフォトスタジオで写真撮影をしてもらう

これらの民族衣装・伝統衣装はタイ人でなくても着用することができます。タイにはこのような衣装で写真撮影ができるフォトスタジオがたくさんありますので、タイ旅行の記念に撮影してみてはいかがでしょうか?カップルの旅行やハネムーンの記念にもなりそうですね。

②タイパンツなら日本でも気軽にファッションに取り入れられる

気軽にタイの民族衣装・伝統衣装を日本でも楽しみたい、という方はタイパンツがおすすめです。タイパンツはウエスト部分がゴムで出来ており、サイズの調整がしやすいですし、涼し気な素材で出来ているので夏の暑い日にピッタリです。外出着はもちろん部屋着やヨガウェアとしても活用できます。

タイ国内ではないとマーケットやお土産屋さんなどたくさんのお店で販売されています。安いところだと日本円で1000円でお釣りがくるほどリーズナブルな価格で販売されています。柄もたくさん種類があるので、友達や家族へのお土産や自分用に何枚か購入してもよさそうですね。

また、タイパンツならば日本でも通販サイトやアジアン雑貨を取り扱うショップで販売していることがあるので、ぜひのぞいてみてください。

③山岳民族の刺繍が入ったバッグや小物は女性に人気!

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Thai Fes Nanto出店者 雑貨①【metio】 @metio_fairtrade 南砺市井波にある、フェアトレード製品とオーガニックグロサリーを取り揃えた小さなお店です♪ 手仕事の魅力が詰まった雑貨や、体も心もよろこぶ上質な食品をお取り扱いしています。 タイフェスでは、タイの女性が丁寧に作り上げた手刺繍布のバッグやポーチ、アクセサリーを販売予定! 動物性食材を使っていないタイカレーペースト 、フェアトレードのスパイス、タイの無農薬米を使った麺などの食品もお持ちします♡ . 【タイフェス南砺in木彫りの里】 2018.11.04 (sun) 10:00〜15:00 タイ料理に雑貨・アクセサリー販売! タイ古式マッサージやトークセン体験、 ルーシーダットン(タイ式ヨガ)体験も! タイの魅力満載のイベント富山初開催♪ 井波彫刻士による彫刻パフォーマンス! トゥクトゥクもやってくる! タイ好きみんな南砺に集合!!! . #タイ #タイフェス #タイフェスnanto #タイフェス南砺 #thai #thailand #thaifes #thaifestival #thaifesnanto #タイイベント #タイ雑貨 #タイ食材 #metio #fairtrade #organic #bio #natural #vegan #currypaste #glutenfree #手刺繍 #モン族 #小さくても #楽しい #タイフェスやります #遊びに来てね #富山 #南砺 #井波

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山岳民族の刺繍が入ったバッグやポーチ等のファッション小物も女性にとても人気があります。民族衣装・伝統衣装を衣服でファッションに取り入れるのは難しいですが、小物類なら気軽に挑戦ができそうですね。

これらの刺繍が入った小物は、北部の地方都市であるチェンマイや山岳民族の村に直接行くと種類が豊富にそろっています。もちろんバンコクのお土産屋さんやないとマーケットでも手に入りますよ。日本でもネット通販やアジアン雑貨を取り扱うお店に置いていることがありますので、気になったかたは探してみてください。

民族衣装・伝統衣装で使われるタイシルクとは?ファッションでも使える?

タイシルクはタイの伝統工芸品!

タイの民族衣装・伝統衣装でよく使われているのがタイシルクです。タイシルクはタイを代表する明治時代から続く産業なんです。実はタイにシルクを製造する技術を伝えたのは日本なんですよ。

タイシルクを使った製品はタイ国内の様々なところで入手できます。空港の免税店に入っているような歴史ある高級店からリーズナブルなナイトマーケットまで、価格帯も様々です。タイ旅行の記念に購入するのなら、お気に入りのものを見つけたいですね。

タイシルクは普段のファッションに取り入れられる!

タイシルクはタイの伝統衣装や民族衣装にも使われていますが、洋服や小物など様々な製品があるんです。タイシルクを使ったスカーフやワンピース、バッグ等日常使いしやすいアイテムもたくさんあります。美しく手触りの良いタイシルクは身に着けるだけで幸せな気持ちになりそうですね。プレゼントにもぴったりです。

タイシルクはおしゃれなアジアンテイストのインテリアにもなる

タイシルクの製品を買いたいけれどファッションに取り入れるのは難しい、そんな人にはタイシルクのインテリア雑貨がおすすめです。タイシルクを使ったベッドカバーやクッションカバーやぬいぐるみまで販売されているんです。高級感のあるタイシルクの雑貨をお部屋に置いたら、素敵なアジアンテイストの部屋になりそうです。

ここにアジアンテイストのインテリアコーディネートの例をまとめた記事を載せましたので、お部屋作りの参考にしてみてください。

タイの民族衣装・伝統衣装を楽しもう!

今回はタイの民族衣装・伝統衣装や日本でも取り入れられるタイのファッショングッズを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。エキゾチックで色鮮やかなデザインは日本のファッションにはないものばかりです。

タイ旅行に行かれた際はお土産や記念に民族衣装・伝統衣装を使ったファッションにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。タイパンツや少数民族が作った刺繍をあしらったグッズは日本でも手に入りますので、興味がある人はアジアン雑貨を扱うお店をのぞいてみてくださいね。

ここにタイ旅行での服装や人気のお土産をまとめた記事を載せましたので、これからタイ旅行の予定がある方や、タイ旅行に興味を持った方は参考にしてみてください。

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