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七福神の名前・意味・由来とは?七福神の画像やご利益まとめ

更新:2020.02.13

人々にご利益をもたらしてくれる七福神ですが、七福神の神様の名前は全て知っていますか?七福神は神様によってご利益の内容も異なります。布袋尊や恵比寿天、大黒天など七福神の名前や意味、その由来を今回はご紹介いたします。七福神の画像もチェックして、自分にぴったりの七福神を見つけていきましょう!



七福神とは?

【七福神とは?】7人の神様の顔ぶれ

人々の暮らしに幸福をもたらすと言われている七福神は「恵比寿天」「寿老人」「大黒天」「毘沙門天」「福禄寿」「弁財天」「布袋尊」の名前の神様から成り立っています。宝船に乗っている七福神が描かれることが多く、7つの神様を崇拝することで7つの災いが取り除かれ、7つの幸せが訪れると古くから言われています。

七福神はそれぞれ種類の異なるご利益を意味しており、商売繁盛や子孫繁栄、長寿延命や恋愛成就、財運招福など人々の暮らしにとって有難いご利益をもたらす神様です。お正月は、宝船に乗った七福神を描いた絵を枕の下に置いておくと良い初夢が見られるという説もあります。

【七福神とは?】七福神の起源

日本の正月では、七福神巡りをする風習が昔からあります。七福神を祀っている場所は日本全国に200から300あると言われており、寺社を巡る観光も人気です。

そんな七福神巡りですが、現在のような七福神巡りは江戸時代中期から存在したと言われています。浮世絵にも宝船に乗った七福神が描かれており、享和年間(1801~3)に、今の七福神の顔ぶれに定まりました。ちなみに恵比須天以外の神様は、インドや中国など海の向こうからやってきた国際色豊かな神様です。

【七福神とは?】七福神が乗る宝船の意味

宝船に乗った七福神がよく描かれていますが、これは七福神が宝船に乗って現れると古くから言われている由来があります。宝船には珊瑚・金銀・宝石など、様々な宝物が積み込まれており、縁起の良い船とも言われています。

宝船が描かれた図には「 永き世の 遠の眠りの みな目ざめ 波乗り船の 音のよきかな 」という回文歌が書かれることがあり、良い初夢を見る縁起物としても信じられています。また、悪い夢を見た際は、宝船の絵を川に流して縁起直しをするという言い伝えもあります。

恵比寿天-えびすてん【商売繁昌の神】七福神の名前・ご利益・由来

【七福神の名前①】恵比寿天のご利益

七福神の神様である恵比須天(えびすてん)という名前の神様は、商売繁盛、除災招福、大量豊作のご利益があると言われています。五穀豊穣のご利益もあると言われており、自給自足の時代に恵比寿天は欠かせない神様でもあります。

画像でも分かるように烏帽子に狩衣、釣り竿と魚がトレードマークの恵比須天は、農耕が減った現在も商売繁盛の神様として崇められています。商いの神として、仕事を頑張る人や経営者の方に人気の神様です。

恵比寿天は大黒天と対で福の神として庶民の信仰を集めた神様でもあります。恵比寿天は最も日本人に馴染みのある神様で、恵比須天のご利益がある恵比須神社は全国に1500社存在します。

【七福神の名前①】恵比寿天の由来

恵比寿天は、七福神の中でも唯一日本古来の神様と言われています。いざなみ、いざなぎの二神の第三子と言われて、満三歳になっても歩かなかったため、船に乗せられ捨てられてしまったそうです。やがて漂着した浜の人々の手によって手厚く祀られたのが、恵比寿天の信仰のはじまりと伝えられています。


手には釣り竿と鯛を持っていたことから漁業の神様として崇められていました。後に、恵比寿天と大黒天を特別に祀る祭り事が京都で開催され、商業が盛んになり始めた時代背景もあり、商いに携わる人々の中で、恵比寿天、大黒天の神様を商売繁盛の守護神と言われるようになりました。

寿老人-じゅろうじん【長寿、富貴長寿の神】七福神の名前・ご利益・由来

【七福神の名前②】寿老人のご利益

七福神2番目の神様の名前は、寿老人(じゅろうじん)です。寿老人は幸福長寿、家庭円満、延命長寿といった健康や長寿のご利益を人々にもたらします。人間に徳を授け、子供に知恵を与える神様でもあります。

白髪に頭巾、白く長い髭がトレードマークの寿老人は、延命長寿や健康だけではなく、子宝に恵まれない人に子孫繁栄のご利益ももたらす神様と言われています。画像にはありませんが、経典をつけた杖と桃を持つ姿で描かれることも多いです。

鹿を伴った姿で描かれることもあります。鹿も長寿の意味を持つ動物です。ご利益の意味も似ており、福禄寿と同一の神と混同されることもありますが、寿老人は家庭円満のご利益の意味を持っています。

【七福神の名前②】寿老人の由来

寿老人の由来は、中国の道教の仙人です。中国由来の南極星という星の化身とも言われています。寿老人が持っているとされる、桃は中国では最も縁起が良い果物です。また、長寿を表す果物であることからも、長寿や健康の神様と言われるようになりました。

杖に巻き付けられている巻物には、人々の寿命が書いてあるとも言われています。寿老人は、江戸時代に日本に伝わったとされており、後に七福神の仲間入りとなりました。

大黒天-だいこくてん【財宝、福徳開運の神】七福神の名前・ご利益・由来

【七福神の名前③】大黒天のご利益

七福神3番目の神様の名前は大黒天(だいこくてん)です。五穀豊穣、子孫愛育、出世開運、商売繁盛といったご利益の意味を持っており、農業の神様でもあります。

画像でもわかる通り、大きな袋と小槌が特徴の大黒天ですが、打ち出の小槌は日本昔話にも登場するラッキーアイテムです。一振りごとに、人々に富を与え金運を上昇するアイテムでもあります。この打ち出の小槌を振ることで、人々に商売繁盛のご利益をもたらしたと言われています。

戦国時代の京都の町では祝い事の際、大黒様の恰好をして大黒舞を踊りながら歩く旅芸人の姿が多く見られたそうです。大黒舞は縁起が良いとされ、古くから大黒天は人々に富を与える神様として信仰されてきました。

【七福神の名前③】大黒天の由来

大黒天の由来は、ヒンドゥー教の神様でマハーカーラという名前で呼ばれていました。創造と破壊を司るシヴァ神の化身でもあります。インドから中国に伝わり、その後密教の伝来とともに日本の寺院にも伝わりました。


七福神の一人として崇められている神道の大黒天は、密教の大黒天が元になり、大国主命と神仏習合して出来た神道の神様です。仏教の大黒天も存在しており、こちらは密教の大黒天が元になり出来た仏教の天部に属する神と言われています。

毘沙門天-びしゃもんてん【融通招福の神】七福神の名前・ご利益・由来

【七福神の名前④】毘沙門天のご利益

七福神の中でも強面の神様の名前は、毘沙門天(びしゃもんてん)です。毘沙門天は、武道成就、降魔厄除、家内安全といったご利益の意味を持っている神様で、厄除けの神様でもあります。そのため、厄年の方には、毘沙門天にお参りするのがおすすめです。

恵方の神としても知られている毘沙門天は、夫婦仲を円満にするだけではなく財運を授け、大願成就を助けるとも言われています。古くは武運の神として上杉謙信ら戦国武将が信仰したとも有名です。

【七福神の名前③】毘沙門天の由来

四天王の一神で、財宝の象徴である北方の守護神が毘沙門天の由来です。鎧を身に纏い、右手には鉾、左手には宝の塔を持っており鬼を踏みつける姿で描かれています。

毘沙門天も由来はヒンドゥー教です。財宝の神であるクーベラという名前で日本に伝わる前に中国に伝わりました。その後、戦いの神として信仰されるようになり、仏教の伝承とともに日本に伝わり、七福神の仲間になりました。

インドでは財宝の神とも呼ばれており財宝福徳をもたらす神として祭られています。その後、仏教の伝来とともに持国天、増長天、広目天、昆沙門天からなる四天王になり、鎧を纏い鬼を踏みつける勇ましい姿から厄除けの神様と呼ばれるようになりました。

福禄寿-ふくろくじゅ【招徳人望の神】七福神の名前・ご利益・由来

【七福神の名前⑤】福禄寿のご利益

七福神5番目の神様の名前は福禄寿(ふくろくじゅ)です。財運招福、延命長寿、立身出世、招徳人望の神様であり、財だけではなく、長寿や健康、子孫繁栄の意味も持っています。

福禄寿という名前の3つの漢字は、それぞれ幸福の「福」、身分の「禄」、寿命の「寿」を表しています。人間の寿命を知る神様とも言われています。画像でもわかる通り長い頭と長い白い髭が特徴です。長寿を意味する鶴と亀を従えていることからも、長寿のご利益があることがわかります。

【七福神の名前⑤】福禄寿の由来

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福禄寿は寿老人と同じように、中国の道教の神であり南極星の化身と言われています。こちらも仙人が由来で、その年齢は1000歳とも言われています。福禄寿はもともと福星・禄星・寿星の三星をそれぞれ神格化した、三体一組の神という説もあります。

福禄寿は寿老人よりも先に室町時代に日本に伝わったと言われており、「幸福」「身分」「寿命」全てが備わった福禄寿は、人徳も兼ね備えている神様として現代でも崇められています。

弁財天-べんざいてん【知恵財宝・恋愛の神】七福神の名前・ご利益・由来


【七福神の名前⑥】弁財天のご利益

七福神の中で唯一の女神である神様の名前は、弁財天(べんざいてん)と言います。弁財天は、恋愛成就、学徳成就の意味を持っている神様で、芸能のご利益もあると言われています。金運や名声をもたらす神様としても有名で、美しさを求める女性にぴったりの神様でもあります。

また、弁財天は水の女神でもあります。そのため、海や河川など水にまつわる事故や災害を防いでくれるご利益も持っています。笑いと音楽で幸福を与えてくれる神様という一面もあり、人々に笑いを与え、笑いによって世の中を幸せにするというご利益もあります。

白蛇を従えた弁財天ですが、白蛇は弁財天の遣いだったと言われています。蛇は古くから金運や財運の象徴とされており、白蛇はその中でも特に貴重な神の遣いです。

【七福神の名前⑥】弁財天の由来

弁財天の由来はインドにあります。サラスヴァティーという名前のヒンドゥー教の女神が由来で、水にまつわる神様でもあります。ヒンドゥー教では梵天(ぼんてん)の妃です。

仏教に取り入れられるようになった弁財天は、音楽や言葉の神様として伝承されるようになります。また、絶世の美女として描かれ、こうした由来から美容の神様としても崇められるようになりました。

日本の弁才天は、吉祥天という名前の神や他の様々な神の一面を吸収しており、インドや中国の弁財天とは少し異なると言われています。天から舞い降りた弁財天が悪霊退治をしたという伝説が、江の島にある江島神社には残されています。

布袋尊-ほていそん【笑門来福・夫婦円満の神】七福神の名前・ご利益・由来

【七福神の名前⑦】布袋尊のご利益

最後に紹介する七福神の名前は布袋尊(ほていそん)です。笑門来福、夫婦円満、子宝の神の神様と言われており、人格を円満に導き、円満な人間関係を意味する神様でもあります。仲違いしていた人の絆を修復するご利益も持っており、布袋尊は仲直りの神様とも言えます。

布袋尊は仕事の評判を高め、千客万来のご利益もあります。布袋尊は大きな袋と太鼓腹、そしてにこやかな表情がトレードマークです。布袋尊が下げている大袋には宝がたくさん入っていると言われており、信心深い人に宝が与えられると言われています。同時にこの袋は堪忍袋とも言われています。

【七福神の名前⑦】布袋尊の由来

布袋尊は、七福神の中で唯一実在した人物です。中国の戦国時代、唐の契此(かいし)という名前のお坊さんが由来になっています。この契此は、大きな袋を担いで諸国を歩き回る放浪家だったそうです。そして、お布施のお礼に今でいう占い、予言をしていました。

優れた予知能力から弥勒菩薩の化身とも言われており、その的中する占いとにこやかな愛嬌から、契此はたくさんの人から愛されたそうです。その人望の厚さや愛嬌から、布袋尊は笑門来福のご利益のある神様と呼ばれるようになりました。

七福神巡りに行こう!

【七福神巡り】七福神巡りについて・色紙画像

七福神が祀られている7つの神社、お寺を巡ることを七福神巡りと言います。1日、半日で七福神巡りが出来る場所は日本全国にあり、江戸時代から盛んになったと言われています。

場所によっては、参拝する順番が決められているところもあるそうですが、七福神巡りスポットのほとんどが順番は特に決められていません。自分の都合に合わせて七福神スポットを巡ることができるので、難しいことではなくパワースポット人気とともに七福神巡りも人気が高まっています。ただ、自分の足で歩くことが大事です。

絶対という訳ではありませんが、七福神巡りをするならば御朱印帳を用意し、七福神の名前の御朱印を集めることをおすすめします。記念にもなりますし、参拝の証でもあります。御朱印は、御本尊や御神体の分身といっても過言ではなく、ひとつひとつ丁寧に心を込めて手書きで書かれています。

【七福神巡り】東京の七福神巡り

東京都内でも七福神巡りができるスポットは数多くあります。有名なのは、日本橋七福神で人気が高く約2時間程で七福神が祀ってある神社を巡ることができます。

日本橋七福神以外にも、東は谷中七福神、柴又七福神、亀戸七福神などが有名です。西は元祖山の手七福神、新宿山の手七福神、羽田七福いなりなどがあります。七福神巡りスポットの中には、1月1日から1月7日までと期間が定められていることが多いので注意が必要です。

浅草名所七福神は、通年を通して開帳しているのでお正月の期間を逃してしまったという方におすすめの七福神巡りスポットでもあります。

【七福神巡り】全国の有名な七福神巡りスポット

日本全国には、七福神巡りが出来る場所がたくさんあります。その中でも有名な七福神スポットは、札幌七福神、上州七福神、鎌倉七福神、善光寺七福神、大阪七福神、伊予七福神などが挙げられます。

上州七福神は徳川家康とゆかりの深い「天海僧正」から始まったと言われており、長い歴史がある七福神巡りスポットです。鎌倉、大阪などは観光名所も多く、若い女性にも人気のある七福神巡りスポットになります。

【七福神巡り】一ヵ所に集まった七福神スポット

七福神巡りは、自分の足で7つの神様に参拝しに行くことが通常ですが、中には1ヵ所に七福神が集まった場所もあります。忙しい方や足腰に不安のある方には、おすすめの七福神スポットです。

東京都赤坂にある豊川稲荷東京別院では、三神殿の裏に七福神の像が並んでいます。日光二荒山神社中宮祠七福さがしでは、境内に祀られている七福神の石像を探すと記念品をもらうことができます。その他にも、福岡県の南蔵院、岡山県の安養寺、青森県の八戸三嶋神社など全国に七福神が集まった場所が存在します。

七福神のご利益で幸福な毎日を!

七福神の名前や意味、ご利益や由来について今回はご紹介しました。七福神を知っていても、7つの神様の名前全てを知っている、由来を知っているという人は少なかったのではないでしょうか?恵比寿天や布袋尊、弁財天などしっかり覚えてくださいね!

古くから多くの人に信仰されてきた七福神は、それだけ縁起が良く人々に幸福をもたらす神様だと言えます。七福神の名前と意味を理解し、神様のご利益を信じることで、幸福な毎日を送っていきましょう!

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BELCY編集部

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