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【女子必見】岡山の方言(岡山弁)を徹底解説!かわいい方言も紹介!

更新:2020.01.06

芸人の千鳥さんの登場で一躍有名になった岡山弁!しかし、千鳥さんが使う岡山弁は、ビジネス方言。万人に分かりやすく標準語を交えて使われているものです。 本当にクセがすごい、しかしながら、どこかかわいい岡山の方言を是非ともご堪能ください!

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岡山県の方言(岡山弁)の特徴

岡山県の方言(岡山弁)の特徴①

集合

最初に岡山弁の特徴についてご紹介しようと思います。岡山弁というと怖いという印象を持つ方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?そう、岡山弁は、Vシネ常連の広島弁も属する山陽方言の仲間なんです。だから基本的にはきつく聞こえるんですね。

また、他の方言と同様に年配の方がお使いになると、地元の人間が聞いてももはや何語?というぐらい方言がきつくなる傾向にあります。

岡山県の方言(岡山弁)の特徴②

マスカット

岡山県は、突出して方言の違いがある真鍋島を除けば、大きく3つのエリアに分けられます。その3つは、備前、備中、美作ですが、どのエリアでも共通した特徴を持っています。

岡山弁の2つ目の特徴として挙げられるのは、県内の地域ごとの差があまりないということです。岡山県と同等の広さを有する県はいくつかありますが、その中で比べてみても地域差が少ないと言えるでしょう。

岡山県の方言(岡山弁)の特徴③

驚愕

岡山弁の3つ目の特徴は、その仕組みです。特異性のある真鍋島を除けば、基本的には、岡山県全域で広島弁(備後弁)と近しく、「じゃ」+「けん」、「じゃ」+「けえ」を組み合わせた使い方がほとんどです。

また、特徴的な表現として、進行形「~ている」が「ょーる」に変化するものが挙げられます。例えば、「食べている」=「たびょーる」、「読んでいる」=「よみょーる」、「遊んでいる」=「あそびょーる」などです。ただし、完了形の「~ている」は、「~とる」に変化しますので、「食べている」=「食べとる」となります。

今回は、様々な種類の岡山弁の中から皆様に知っていただきたい方言を集めました。他県の皆様にもこれを機に岡山県にご興味を持っていただけると幸いです。

岡山県の方言(岡山弁)頻出順ランキング

岡山県の方言(岡山弁)頻出順第10位:はっとうじ

虫

岡山県の方言、頻出ランキング第10位は、「はっとうじ」です。これは、「カメムシ」の事です。カメムシは、地域によって実に様々な呼び名があるそうです。青森ではクセンコ、九州ではフウ、兵庫県の一部では、ジョンソンなんて呼ばれることもあるそうです。

岡山県の方言(岡山弁)頻出順第9位:きょーてー

きょーてー

岡山県の方言、頻出ランキング第9位は、「きょーてー」です。これは、岡山弁を代表する方言ではあるのですが、若い人の中では年々使われなくなってきています。意味は、「怖い」です。

減ってきているとはいえ、まだまだ根強く岡山の文化として残っている方言の一つです。「お化け屋敷きょーてーわ」という感じで使われます。

岡山県の方言(岡山弁)頻出順第8位:えいとをすえる

えいとをすえる

岡山県の方言、頻出ランキング第8位は、「えいとをすえる」です。これは、岡山弁に馴染みのない方でもイメージ出来るかと思います。関西発の「やいとを据える」ですね。標準語でいうと「お灸を据える」です。「えいと」と発音するのは、ご高齢者の方に多い傾向にあります。

やいととは、京ことばでお灸の事なのですが、それが火傷するほどの痛みを伴うため、しつけの為に言われ始めた言葉ですね。「やいと」自体が西日本の方言なので、東京の特に若者世代には、全く伝わらないそうです。


岡山県の方言(岡山弁)頻出順第7位:けっぱんずく

アクシデント

岡山県の方言、頻出ランキング第7位は、「けっぱんずく」です。「~ずく」なので何かの動きかな?というイメージは湧きますよね。「けっぱんずく」は「つまずく」「蹴つまずく」という意味です。

岡山県には、北部エリアで使われる津山弁という方言もあるのですが、けっぱんずくは、岡山弁よりも津山弁のエリアで使われることが多いです。

岡山県の方言(岡山弁)頻出順第6位:ちばける

ちゃーける

岡山県の方言、頻出ランキング第6位は、「ちばける」です。これは、分かりやすいですね。関西圏では、「ちょける」というそうです。ヤナシ方言(山梨・長野・静岡とその近隣)では、「じょける」や「じょーける」というそうです。

「ふざける」とか「おどける」という意味の言葉です。関西が近いせいか「ちょける」に似た「ちゃーける」と使われることもあります。

岡山県の方言(岡山弁)頻出順ランキング

岡山県の方言(岡山弁)頻出順第5位:いらう

いらう

岡山県の方言、頻出ランキング第5位には、「いらう」がランクインしました。これは、近隣県の方も含め、岡山県民が標準語のように使っている方言です。「触る」「いじる」という意味です。

関西圏でもいらうを使いますが、関西圏では目上の人には使いません。一方、岡山では、語尾だけを変化させ、年齢や身分の上下関係なく使われる言葉になっています。

岡山県の方言(岡山弁)頻出順第4位:いごく

いごいごすな

岡山県の方言、頻出ランキング第4位は、「いごく」です。「いごいごする」などと使うこともありますが、動くという意味の言葉です。いごくって方言なの?と言われるほど、全国的によく使われているそうです。標準語をお使いの方は、驚きですよね。使い方としては、標準語の動くと同じように使われています。

岡山県の方言(岡山弁)頻出順第3位:しねー

しねー

岡山県の方言、頻出ランキング第2位は、「しねー」です。強めの「~しなさい!」という意味で語尾に付けて使われる言葉です。岡山弁は、語尾を伸ばすという特徴がありますが、これもその一つです。同じ意味で少し優しめの「せられー」という方言もあり、一般的に使われる頻度が高いのは、「せられー」です。

県外者からすると衝撃的なワードですが、岡山県内では、「せられー」も「しねー」も本当によく聞く言葉なので3位にランクインしました。「はよーしねー」と言われても傷つく必要はありません。

岡山県の方言(岡山弁)頻出順第2位:おえん

おえん

岡山県の方言、頻出ランキング第2位は、「おえん」です。「ダメ」や「無理」や「いけない」などという意味ですが、その意味は幅広く、「我慢できない」や「無駄」という意味でも使われることがあります。

隣接する県でさえ、ほとんど耳にすることのない方言かと思いますが、徳島など海を挟んだ四国で使われている地域があるそうです。

岡山県の方言(岡山弁)頻出順第1位:ぼっけー


ぼっけー

岡山県の方言、頻出ランキングの栄えある第1位には、「ぼっけー」がランクインしました。「すごい」や「大変な」などの意味があります。妖怪ウォッチで一躍有名になった「もんげー」も同じ意味ですが、全国区になった今は、感嘆詞としての認知度が上がっています。

ちなみにこの「すごい」という意味を持つ方言ですが、実は、47都道府県全てに違ったものがあるそうです。その事実には驚かされましたが、岡山弁だけでも「ぼっけー」「でーれー」「もんげー」「もんごー」などの種類があるので、納得ですね。

岡山県のかわいい方言(岡山弁)ランキング

岡山県のかわいい方言(岡山弁)第10位:うったて

うったて?

それでは、次に可愛いランキングをご紹介していきます。男性のモテる方言ランキングでは、上位が珍しくない岡山弁ですが、最近女性の方言としても可愛いと人気が出てきているんです。

最初にご紹介する岡山のかわいい方言第10位は「うったて」です。なんだか可愛らしい響きだと思いませんか?しかも、この「うったて」の意味、書道の文字の書き始めの部分の事なんです。そう、まさかの固有名詞なんです。

会話の中では、物事のスタートを表す意味で使われる事が多く、「何事もうったてが大事じゃ(何事もはじめの第一歩が大事だ」のように使われます。

うったて

岡山県のかわいい方言(岡山弁)第9位:でーれー

でーれー

岡山のかわいい方言第9位は「でーれー」です。岡山弁頻出ランキング1位のぼっけーとほぼ同じで「ものすごい」という意味ですね。「どえらい」から岡山独特の伸ばす方言に変化したものです。もんげーと同じく、感嘆詞として使われることもあります。

岡山県のかわいい方言(岡山弁)第8位:えらい

えらい

岡山のかわいい方言第8位は「えらい」です。しんどい、つらいなどを意味します。意味を知らずに「おめぇ、ぶちえらそうじゃね」と言われると驚きますが、実は、心配してくれているんです。疲れてぐったりしている時に「大丈夫?体えらいん?」と声を掛けられたら、つい甘えてしまいたくなりますね。

岡山県のかわいい方言(岡山弁)第7位:いんどかれー

おえん

岡山のかわいい方言第7位は「いんどかれー」です。47都道府県の特徴などを紹介するTV番組でも紹介されましたが、「帰りなさい」という意味です。「いぬる(帰る)」と「かれー(しなさい)」が合体した言葉です。喧嘩をしていてもあっという間に仲直り出来そうなおもしろ方言ですね。

岡山県のかわいい方言(岡山弁)第6位:あんごう

あんごう

岡山のかわいい方言第6位は「あんごう」です。これは、なかなか意味を想像しにくい言葉ですよね。「あんごう」の意味は、「馬鹿」です。言葉の意味はきついですが、馬鹿!と言われるよりもあんごう!と言われた方が柔らかく感じますね。きつい言葉も柔らかく伝えてくれるのも方言の魅力の一つですよね。

芸人の千鳥さんがよく「おお○○○じゃな」と言っていますが、「あんごう」も本当に怒っている人は、「おおあんごう」と使う事が多いです。

岡山県のかわいい方言(岡山弁)第5位:あてっぽこ

あてっぽこ

やはり半濁音が入ると可愛らしい印象がぐっと上がりますね。岡山のかわいい方言第5位は「あてっぽこ」です。意味は、「あてずっぽう」とか「いい加減」です。

「あてっぽこばーよーったらおえんよ(いい加減な事ばかり言っていたらダメよ)」と、怒られているのに元気が出るって不思議ですね。

岡山県のかわいい方言(岡山弁)第4位:いたしい

いたしい

岡山のかわいい方言第4位は「いたしい」です。「難しい」「複雑」「困る」など、ちょっと頭を抱えるようなシーンで使う言葉です。「こりゃいたしいわ(これは、難しいわ)」のような使い方ですね。

一緒にクイズ番組を見ながら「この問題、でーれーいたしい」と言われたら、「え?キミからもクイズ?」と素直に聞き返してしまいそうですね。

岡山県のかわいい方言(岡山弁)第3位:~え

え

さぁ、いよいよベスト3のご紹介です。岡山のかわいい方言第3位は「~え」です。これは、文章の最後に付けて使うのですが、誘うような意味になります。

「朝まで飲もーえ」「買い物いこーえ」「あそぼーえ」全て「一緒に~しようよ」と誘ってくれているのです。語尾に「え」が付くだけですが、何だかほっこり可愛らしく感じますね。

岡山県のかわいい方言(岡山弁)第2位:わや

わや

岡山のかわいい方言第2位にランクインしたのは「わや」です。四国なんかでも同じ意味で使う地域があるようですが、「無茶苦茶」や「とても」という意味で使われます。グチャグチャの部屋をみて「わやじゃ」と使われることもあれば、赤ちゃんを見て「わやカワイイ!」と使われることもあります。

後者の「超」や「すごい」などの意味で使うのは、若い世代の方がほとんどです。岡山の若者が作ったネオ岡山弁と言ってもいいかもしれません。

岡山県のかわいい方言(岡山弁)第1位:いぬる

いぬる

栄えある岡山のかわいい方言第1位!「いぬる」です。武士か!と突っ込みたくなる言葉ですよね。古文の名残でナ行変格活用が残っているんですが、濃い方言には珍しく、若者世代も普通に使う言葉なんです。

岡山弁では、老若男女問わず、ほとんどの県民が武士のような言葉を日常的に使うシーンがよく見られます。標準語にはないこのクセの強さがいつか標準語圏の皆様を虜にする日が来るかもしれませんね。

その他紹介しきれなかった方言

らっしもねー

らっしもねー

一つ目にご紹介する言葉は、「らっしもねー」です。「だらしない」とか「不格好」という意味で使います。使用例「らっしもねーかっこせられんな(だらしない格好するな)」

うげる

うげる

二つ目は、「うげる」です。「剥げる」という意味ですね。「爪がうげる」「壁紙がうげとる」のように使います。関東の友人にこれを使うとかなりきょとんとされました。同じ岡山県内でも美作地方などでは使われず、割と狭い範囲での方言のようです。

さし

さし

三つ目にご紹介する方言は、「さし」です。お肉などのサシや1対1を表すサシではありません。これは、定規の事です。「ものさし」を略して「さし」になったと言われています。方言だと思わず使っている方が多く、県外で通じなかったときに初めて方言だったのかと驚かされるワードです。

あんばよう

あんばよう

四つ目は、「あんばよう」です。標準語で「すっかり」という意味ですね。使用例「あそびょーたらあんばよう夜になってしもーた(遊んでいたらすっかり夜になってしまった)」

ぼうぶら

ぼうぶら

五つ目にご紹介するの岡山弁は、「ぼうぶら」です。「かぼちゃ」の事なのですが、これは、岡山県民でも使う方は珍しいです。かぼちゃがポルトガルから伝わった為、ポルトガル語の発音が地域によって訛ったとされています。その為、長崎近隣では、ぼうぶらがポピュラーに使われているそうです。

ばぶ

ばぶ

次にご紹介するのは、「ばぶ」です。某入浴剤ではありません。これは、お餅の事ですね。「おめぇばぶなんぼ食う?(あなた餅何個食べる?)」という風に使います。主に子供に対して使われる言葉です。

むさんこう

むさんこう

次は、「むさんこう」という方言をご紹介します。「がむしゃら」「見境なく」という意味です。京ことばでは、語尾を伸ばさない「むさんこ」という方言があり、同じ意味を持つそうです。「おめぇ、むさんこうにたびょーったらおえんで(あなたそんなにがむしゃらに食べていたらダメよ)」と使います。

ちゃちゃーぼちゃー

ちゃちゃーぼちゃー

八つ目にご紹介するのは「ちゃちゃーぼちゃー」です。「軽々しい」というような意味ですね。使い方は、「折角貯金しょーたのにちゃちゃーぼちゃーに使いよって、このおおあんごうが!(折角貯金していたのに軽々しく使いやがって、この大バカ者が!)」という感じです。

いごいごする

部屋の中でボール遊びする子供

九つ目にご紹介するのは「いごいごする」です。岡山県の方言、頻出ランキング第4位でご紹介した「いごく」から派生した方言になります。「そわそわする」「うろちょろする」など、落ち着きのない様子を表す意味合いを持つ言葉となります。

いごいごするの使い方としては、親が子供に向かって「いごいごせんで、じっとしとれや」と言ったりします。標準語に訳すとこれは「うろちょろしてないで、じっとしなさい」になります。こう言った注意はお子さんを持つ方なら一度はしたことがありますよね。

いごいごするのもう一つの使い方としては、カップルが「いごいごしたい」と使う場合があります。これは「イチャイチャしたい」と訳すことが出来ます。イチャイチャしたいけど素直に言えない場合、いごいごするという方言を用いて伝えてみるのも可愛らしくて良いかもしれませんね。

岡山県の方言いかがでしたでしょうか?

知られているようで知られていない岡山県の方言、広島弁の陰に隠れてしまっていた岡山弁。全国的には、怖い、汚いと罵られてきましたが、可愛らしい一面も知っていただけたのではないでしょうか?また、県外者の方は、マスカットや桃の為だけでなく、岡山県民との会話を楽しみに旅行をしてみるのも一興かもしれませんね。

岡山女子の皆さんは、方言をマイナスに捉えがちですが、岡山弁可愛いランキングにもあるように知らない人が聞けば、ほっこりするようなワードも沢山あります。知らず知らずのうちに意中の相手をドキッとさせているかもしれませんね。全国的な可愛い方言を知りたい方は関連記事もぜひ参考にしてくださいね!

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