大阪の府民性まとめ!大阪出身者の特徴・性格・あるあるを男女別に解説
更新:2019.06.21
「オモロいのが一番!」「やっぱりケチ?」大阪出身者の府民性をあれこれ色々ご紹介します!大阪人であれば、思わずうなずいてしまうあるあるや、男女別の性格の特徴など、これを読めば、大阪人がどんな人種なのかが分かってしまうかも!
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INDEX
大阪府の府民性と解説
大阪府の府民性
大阪の人は陽気でエネルギッシュな府民性を持っています。社交的で、話術が巧みな上に、お笑いにも精通しているため、コミュニケーションがとりやすい人が多いのが特徴です。大阪出身の芸能人はもちろん、インタビューなどテレビで見かける一般人でさえ、ユーモアに富んだ漫談のような会話をするのが印象的ですよね。
また、大阪の府民性として挙げられることの多い特徴の一つが、お金に対してシビアなこと。「ケチ」と表現されることも多いですが、この表現には些か誤解で、実際は、ケチということではなく、支払うお金に対して価値が見合っているのかどうかを厳しく判断していることが多いです。
他にも、関西弁では「いらち」と言われる「せっかち」であったり、「合理主義」であるなど、とにかくテンポが速く、無駄なことが嫌いで行動力に溢れているのも大阪の府民性の特徴の一つです。
大阪府の解説
大阪の府民性を語る上で切り離すことができないのが、大阪が古くから商人の街であったということと、お笑いの街であるということです。大阪の府民性はこの2つに大いに影響されていると言っても過言ではありません。
大阪=商人の街というのは、江戸時代に、秀吉が大阪城築城の際に城下町に堺や平野などの商人を集めてそこから発展したイメージが強いですが、実は古くは奈良時代から、大阪湾を中心に外交の地として栄えたという歴史があります。
一方、上方落語や上方漫才など独自の文化を育んできたお笑いは、将軍やお殿様に面白い話を聞かせる、現代で言う「芸人」のような職業がルーツだと言われています。ただ、一般の人にまでここまでお笑いの文化が浸透したのは、その後、お笑いが庶民の文化として身近な存在だったからで、それは現代にも受け継がれています。
大阪府の地域別にみる府民性は?
ミナミ地区の府民性
大阪の中心にある商業エリアを北と南に分断し、それぞれを「キタ」「ミナミ」と称しますが、これぞ大阪という府民性の塊なのが、道頓堀を中心とした繁華街であるミナミになります。ミナミには、吉本や松竹などお笑い演芸の舞台があり、また、食べて飲んで騒ぐことのできる飲食店や夜遊びスポットなどが立ち並んでいます。
そのため、ミナミエリアには、老若男女問わず、遊び場を求めてやってくる、ノリが良く、賑やかな雰囲気を好む性格の人が多いのが特徴です。また、若い人が集まりやすいこのエリアは、若者ファッションの発信地でもあるため、個性的なメイクや服装でオリジナリティを求める人が多いのも特徴です。
キタ地区の府民性
ミナミとは対照的に、梅田を中心としたキタエリアは、大手企業のオフィスが名を連ねるなど、ビジネス街としての一面が強く、大人の街といった雰囲気を持っています。そのビジネス街を中心に、大阪人が愛してやまない阪急百貨店・阪神百貨店の本店や高級歓楽街の北新地もあり、大阪随一の高級感のある落ち着いたエリアです。
キタエリアに集まる人は、こういった大人の雰囲気を好む人が多く、ノリがよく笑いに精通した大阪人らしさに誇りは持っているものの、一方では東京のようにスマートで洗練されたものに憧れを抱いているような府民性が見受けられます。それ故、コテコテのミナミの雰囲気をどこか冷ややかな目で見ているような傾向もあります。
新世界地区の府民性
「これぞ大阪」というよりは、「これぞナニワ」のイメージがあるのが、新世界という通天閣を中心に栄えているエリア。大阪ではなくナニワという表現が似合うのは、この街が栄えていた昭和の名残りがそのままに、レトロな雰囲気が漂う街だからで、良い意味でも悪い意味でも「ディープな大阪」です。
庶民的で、平日昼間からお酒の飲めるお店も多く、明るいうちから酔っぱらっている人も。お酒が好き、古い雰囲気が好き、オッサン臭い雰囲気が好きなど、そんな府民性の人たちが集まる街です。コテコテの関西弁が飛び交い、常識が打ち砕かれるような奇抜な発想や出で立ちの人と出会えるのも新世界ならではかもしれません。
北摂地区の府民性
大阪の中でも少し異質な雰囲気を持つ街が、北摂エリア。豊中・箕面・吹田・高槻などを中心とした大阪北部のベッドタウンの総称ですが、万博公園など、大きな公園や山裾で緑が豊かなこのエリアは、富裕層が好んで住むことが多く、教育レベルも高く、大阪の市町村別年収ランキングの上位も北摂の都市が占めています。
治安が良く、新大阪や伊丹空港へのアクセスが良いなど、転勤者にも人気で他の都道府県からの移住者も多く、どこか洗練された品の良さがあり、他のエリアの府民性に比べるとコテコテの大阪色が薄いのが特徴です。むしろ、自分たちはそういう大阪のイメージとは一線を画す存在だと思っている節も見受けられるかもしれません。
大阪府民の府民性!特徴/あるあるエピソードは?
大阪府民の特徴/あるある①:<「ボケ」「ツッコミ」の役割が決まってる>
代表的な大阪の府民性と言えるのが、「ボケ」「ツッコミ」の役割を自覚していること。大阪の人が2人集まれば、普通に喋っていても漫才のようなやりとりになることが多いですが、会話の中で、この相手となら自分はボケとツッコミのどっちの役割を担うべきか、日頃の経験と磨かれた笑いのセンスでその都度判断しています。
笑いの街である大阪に育った人にとって、お笑いは日常生活の一部であり、体に染みついているため、「ここはいまボケるとこ」「これはツッコまないと」と、考える前についつい体が反応してしまうのです。日常会話でもオチを求めるのはもちろん、「面白い」は最高の褒め言葉と思っているのもあるあるな特徴の一つです。
大阪府民の特徴/あるある②:<違ってなくてもとりあえず「ちゃうねん」>
「ちゃうねん」は、標準語で言うところの「違うんです」で、本来は否定の意味の言葉になりますが、関西では、否定することが何もない場合でも、とりあえず会話の最初に付けられることの多い言葉です。
例えば、人に話しかける際に、「ちゃうねん、今朝、学校来る時にすごい人見てんけど…」というように用いられますが、この場合、自分より前には誰も喋っていませんので、ちゃうことは何もありません。この使い方の「ちゃうねん」は「あのね」とほぼ同義だということになります。
また、「なんで遅刻したん」「ちゃうねん、朝起きたら目覚まし止まっててん」等の使われ方もあり、この場合でも、相手の発言を否定する必要は全くありません。この場合は、自分の分が悪い場合の弁明の意味で用いられています。
大阪府民の特徴/あるある③:<会話の最後は「知らんけど」>
「ちゃうねん」と同じくらい会話あるあるなのが、喋り終わった最後に一言「知らんけど」と付け足すことです。「知らんけど」は、大阪の人にとってとても万能な言葉です。
ある情報に対し、なんとなく聞いたことがある・出所が確かではない・知っているけどすごく知っている訳ではない・あくまでも推測だが…等、不確かで中途半端な情報を個人的見解として話したい、または、言ったことに責任を持てない時に、「知らんけど」と付け足すことで、スムーズに会話を終了することができるのです。
大阪府民の特徴/あるある④:<相槌は「嘘やん」「マジで」「せやな」>
大阪の会話あるあるでもう一つ欠かせないのが、相槌です。大阪の人は「嘘やん」「せやな」「マジで」の3種類のバリエーションで会話を大体成り立たせることができます。「嘘やん」「マジで」は、驚きを表す言葉ですが、大阪では、大げさなリアクションで会話をスムーズに進行するため、さほど驚いていなくても使用します。
また、「せやな」は、どんな状況でも使える相槌で、①同意する時②話を聞いてないけどとりあえず話を進めるために相槌する時③考える間の時間稼ぎ(英語の「Let me see」のような使い方)など、声のトーンや話すスピードによっても色々と使い分けることができます。
大阪府民の特徴/あるある⑤:<粉もんはおやつでありおかずである>
たこ焼き、お好み焼き、焼きそば…大阪人大好きソースたっぷりの粉ものですが、大阪の人にとって、粉ものはおやつであり、おかずでもあります。小腹が空いたら学校帰りにたこ焼きをつまむ一方で、みんなで集まってたこ焼きパーティーをしたり、晩御飯はお好み焼き&白ごはんだったり。
一家に一台たこ焼き器があるのは、あるあるを通り越してもはや常識で、小学生の頃から小銭を握りしめて近所のたこ焼き屋さんやお好み焼き屋さんに粉もんを買いに通っている大阪人にとっては、粉もんはソウルフードであり、そんな粉ものだから、おやつにもおかずにもどっちでもいいから、いつでも食べたいのです。
大阪府民の特徴/あるある⑥:<エスカレーターは右に立つもの>
エスカレーターは、「右側に立って、左側は歩く人のために開けておくのが常識」と思っているのが大阪の府民性。特にイラチな大阪人は、急いでエスカレーターを利用したい人が多く、このルールを守ることは必須です。
もしうっかり左に立ってしまうと、「こいつよそもん(=府外から来た田舎者)やな!」や「周りの迷惑見えてへんのか、どん臭いな」と白い目で見られたり、時には舌打ちされたり、文句を言われることさえあるので注意が必要です。
【男性の府民性】大阪府民の性格は?
大阪府民の性格①:<男はノリが良くてナンボ>
大阪の男性はとにかくノリが良い性格が特徴。面白いことを言って笑いを取ることは快感で、また、実際に面白い男性はモテる傾向にあるため、カッコ良くなくてもノリさえ良ければ何とかなると思っている節も。コミュニケーション上手ですが、ノリについていけない相手には「ノリが悪い」と非難する面倒臭い一面もあります。
大阪府民の性格②:<コスパを気にする>
商人がルーツの大阪の男性は、お金にシビア。ケチということではなく、コスパが良いかどうかを気にする傾向があり、かつそれを口に出して言いがちです。デートの際にレストランで「景色がいいだけで料理は普通」など雰囲気を悪くするような一言を言うことも。でも、納得したものであれば高くても金払いがいいのも特徴です。
大阪府民の性格③:<男は皆、オカンに頭が上がらない>
大阪の男性あるあるなのが、皆「オカン」の存在にビビっているということ。オカンとは、母親のことを表すのはもちろん、旦那さんが奥さんのことを呼ぶ時にも使われる呼称です。つまり、全ての男性は、いくつになっても、オカンが絶対的な存在、ということになります。大阪で一番強く権力のある存在は、オカンなのです。
【女性の府民性】大阪府民の性格は?
大阪府民の性格①:<大阪の女は気が強い>
大阪の女性は気の強い性格の人が多いのが特徴。行動力があり、男性に負けない程、エネルギッシュで逞しい印象があるのではないでしょうか。また、ユーモアに富んでいて笑いにも厳しく、美しく見られることよりも自虐ネタで笑いを取ることを選びがち。他の都道府県から見ると女を捨てているように見えるかもしれません。
大阪府民の性格②:<大阪の女は安いもの自慢をしたい>
「その服かわいいやん」「これ、セールで2000円やってん!」大阪の女性あるあるなのが、こんな安さ自慢。コスパを重要視する府民性を持つ大阪の女性にとって、良い物をいかに安く手に入れることができたかというのは、買い物上手な証しであり、能力の一つだとみなされています。
大阪府民の性格③:<大阪の女はお喋り好き>
大阪の女性はとにかくお喋りが大好き。放っておくと何時間でも喋っていられるのが特徴です。カフェからカフェへとお茶のハシゴをするのは普通にあるあるですし、仲良さ気に会話していると思っても、実はたまたま席が横になっただけの全くの赤の他人、なんてことも。とにかく明るい性格の大阪の女性らしい府民性ですね。
大阪府民と相性が良い・悪い都道府県は?
相性が良い都道府県は兵庫県/京都府/沖縄県
大阪にとって、同じ関西エリアで影響力の強い兵庫県と京都府は、同志のような存在と言えます。異国情緒溢れる神戸、古い寺社が立ち並ぶ雅な京都、それぞれに大阪にはない魅力があり、関西を共に牽引する存在だと認めています。但し、あくまでも、その中で一番なのは大阪だという気持ちがあるのも間違いありません。
また、いらちでせっかちな府民性の大阪とは全く真逆の、おおらかでのんびりした県民性を持つ沖縄へは、対極であるが故の憧れや、そんなせっかちな性格の自分たちのことでも受け入れてくれそうというイメージから、好感度が高く、相性のいい都道府県と言えます。
相性が悪い都道府県は東京都
大阪の人が、唯一ライバル視しているのが東京都。東京以外の都道府県は、むしろ眼中にないと言ってもいいくらいかもしれません。何かにつけて比較されることが多く、しかも比較されるほとんどで東京が1番・大阪が2番になるため、目の上のたんこぶ的な存在なのです。
暑苦しいけどなんだか憎めないのが大阪人
大阪の男女がどんな性格なのか、その府民性や特徴・あるあるに関して色々とご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。他のどの都道府県よりもこよなく笑いを愛し、仕事にも恋愛にも日常にも、いたる場面で笑いとユーモアに溢れているのが大阪の府民性と言えるかもしれません。
大阪のドロソースのようなコテコテな性格は、時にはちょっとしつこくて、鬱陶しく感じることもあるかもしれませんが、巧みな交渉術で良好な関係性を築くのが得意な大阪商人のように、コミュニケーションが上手く、おせっかいな性格は、男女関係なく、どこか憎めない一面があるのではないでしょうか。
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