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「凛」の意味は?
3つの意味
女性の名前でもよく目にする「凛」という文字は「りん」という読み方だけではなく「さむ(い)」「きびし(い)」といった訓読みがあることはご存知でしたか?
「凛」という字には、訓読みのとおり寒い、厳しい、心が引き締まる様子といった3つの意味があります。こうした意味から、強さを持った女性になってほしいと名づけでもよく使われるようになりました。だからこそ凛という名前からはクールビューティーな印象を感じたりかっこいい女性らしさを感じてしまうのでしょう。
「凛」と「凜」の違いは?
よく観察しないと間違えがちな「凛」と「凜」ですが、実は同じ意味の文字なのです。もともと「寒さが厳しい」「心が引き締まる」といった意味の「凜」の文字があり、「凛」は凜が変化した俗字です。
同じ意味ですし名前にもどちらの「りん」の文字は使えるので、名づけで考えている際は自分がいいと思う字体で良いでしょう。ちなみに画数も一緒なので「凛」と「凜」の違いで運勢が変わるといったことはなさそうです。
凛々しい、凛としているってつまりどういう意味?
凛々しいの意味
凛々しい(りりしい)女性と聞くと誉め言葉にも聞こえますし男性的と言われたような気持ちになる方も多いかもしれません。ですが、凛々しいとは具体的にどんな様子を指すのかはっきり答えられない方も多いのではないでしょうか?
文字の意味のとおり、「凛々しい」という意味は冷たい水に触れてきりっと心身が引き締まっている様子を指します。こうした意味合いからきっぱりした態度のかっこよい姿やきりっと心が引き締まった姿を形容する言葉です。
それ故、凛々しいという言葉は男性に使うことが多いかもしれませんが、芯があって毅然とした女性という意味合いでも使われることがあります。かっこよいイメージから男性的に感じてしまうかもしれませんが、賢さや品の良さ、まっすぐさを表す女性にとっても嬉しい言葉です。
凛としている女性の条件
では「凛としている女性」=「芯のあるかっこいい女性」になる条件はどんなものが挙げられるでしょうか?凛とした女性と一度は評価されてみたいですよね。
例えば「仕事に責任感を持って取り組む」「知的で賢い女性」「自分の意見をはっきり述べられる女性」「人に優しく自分に厳しい」こうした姿に、人は「凛としている女性」という印象を感じます。また、黒髪ではっきりとした顔立ちの女性も凛とした女性というイメージを持たれやすいです。
優しくやわらかい雰囲気は女性特有の魅力とも言えますが、強く自立した女性像が魅力的だと感じる人も増えています。自分の意思をしっかり持ったぶれない女性は確かに素敵ですよね。
凛がつく女の子の名前は「りん」だけじゃないの?
りん
「凛」がつく名前は「りん」だけではなくいろんな名前が存在しています。それでもシンプルに「りん」と読む名前は、文字が持っている魅力的な意味をストレートに感じやすいですし、この10年で人気の高い名前でもあります。
ちなみに「凜」が2003年の4位という順位で名前ランキングベスト10に初めて入りました。2004年は3位、2005年は7位とこの頃は「凛」ではなく「凜」がよく名前に使われる傾向があったようです。どちらにしても凛とした女性に育ってほしといった意味合いでたくさんの女性に名付けられたと言えます。
あかり
周囲を明るく照らしてくれそうなポジティブな印象がある名前ですが、あかりという名前に凛の文字を使うのも人気があります。例えば「亜果凛」「亜花凛」「明凛」「愛歌凛」などが挙げられます。中には「星凛」と書いてあかりと読むお名前もあります。ちょっと読みにくいけれどロマンチックでかわいい印象ですよね。
ちなみにあかりという名前は読み方では2017年の名前ランキング3位に入る名前です。明るく未来を照らすような女性を求める流れがあるのかもしれませんね。
かりん
果物のようにフレッシュで可愛らしい印象がある名前ですが、かりんにも凛の文字が入っている名前がいくつかあります。「夏凛」「栞凛」「花凛」が特に人気のようです。あまりない名前ですがそこまで読みにくくないのも名前を付ける上で人気なのかもしれません。
まりん
かわいらしい響きで夏生まれの女の子や海好きの両親に多い名前です。「万凛」「真凛」「茉凛」などがあります。特に真凛の名前はスケートの本田真凛ちゃんの影響で今後一層人気の名前になるかもしれません。
ゆうり
華やかな印象の名前ですが、ゆうりにも凛の文字が使われています。「悠凛」「夕凛」「結凛」などが代表的ですが、凛の文字があることで知的でかっこよい印象が高まります。
ゆうり以外にも「ゆうか」「ゆうな」が2017年女の子の名前読み方ランキングベスト50に入っています。「ゆう」という響きが入ると女性らしく優しい雰囲気も高まりますよね。
りお
りおは女の子の名前ランキングでも7位と人気のネーミングです。「凛緒」「凛桜」「凛生」「凛音」でりおと呼ぶ名前も人気があります。凛とした桜、凛とした音という意味合いが素敵ですよね。
また、男の子の名前でも「理雄」「倫央」などりおと読む名付けることが増えているようです。りお君という響きもおしゃれな雰囲気でかっこいいですよね。
りんか
華やかで可愛らしい名前のりんかですが、「凛香」「凛花」「凛果」「凛夏」といった形で凛が多く使われています。特に最近は「花」や「夏」といった文字と組み合わせるのが人気なようです。
凛がつく有名人
菊池凛子
世界で活躍する女優の菊地凛子さんは、1981年1月6日生まれの37歳です。シャネルのミューズにも選ばれたことがある、オリエンタルで凛とした魅力が素敵な女性です。本名は「百合子」さんだそうですが、周囲からは「自分を偽らず、直感を信じて生きるタイプ」と評価されています。
凛子という名前を芸名にしたことで、更にまっすぐで芯の強い魅力が高まったのではないでしょうか。ちなみに旦那様は11歳年下の染谷将太さんです。年の差はありますが、お似合いのお二人ですよね。
本田真凛
フィギュアスケートで今大注目の本田真凛さんは2001年8月21日生まれの16歳です。子役の本田望結ちゃんのお姉さんとしても有名ですよね。ポスト浅田真央としても期待されている実力ある選手でもあります。
まだあどけない少女の魅力の中に時折見せる凛とした大人びた表情がとても素敵で、実力だけではなくビジュアルの魅力でも人気が高まっています。
飛鳥凛
飛鳥凛さんは1991年3月28日生まれの26歳の女優さんです。2006年にオーディション合格をきっかけに芸能界に入りました。仮面ライダーWの出演で知名度を上げ、ドラマや舞台、CMと活躍の場を広げているこれから期待の女優さんです。
目鼻立ちが整った美人さんでセクシーさも魅力のひとつです。セクシーな場面でも品の良さを感じるのは、彼女自身が凛とした魅力を持っているからかもしれません。
高村凛
高村凛さんは1979年5月19日生まれのモデルさんです。2000年から2005年にかけて雑誌の「JJ」で活躍していました。2018年1月になんと5人目のお子さんをご出産されたそうです。
ママになっても変わらぬ凛とした美しさで今現在もモデルさんとして活躍されています。ちなみに旦那様はロードレーサーの高村直樹さんです。
最新の女の子の名前ランキング!「凛」は何位?名付けの意味は?
2014年女の子名付けランキング「1位」
凛という字を使う名前は、ここ10年で人気が高まっていますが2014年は「陽菜」と並んで女の子の名づけランキング1位の名前でした。この年の10位には「凜」もランクインしているので、凛としたまっすぐな女の子に育ってほしいと思う両親が多かったのかもしれません。
ちなみに前年2013年の名前ランキングベスト10には6位に「凜」、7位に「凛」と両方の文字がランクインしています。こうした人気の流れが高まり2014年は名前ランキング1位になったと言えるでしょう。
2015年女の子名付けランキング「5位」
2015年は前年からランクダウンしましたが、それでも「凛」は5位と変わらず人気ある名前でした。2015年の1位は「葵」、6位に「花」と一文字の名前の人気が高まっている傾向があります。
2016年女の子名付けランキング「4位」
2016年は前年よりワンランクアップの4位となりました。ちなみに2016年の1位も「葵」で2位に「さくら」3位に「陽菜」、そして4位に「凛」が続く結果となっています。かわいらしい名前が並ぶ中で、凛が人気なのは厳しい時代の中で凛とした魅力を願った親御さんたちが多いからなのかもしれませんね。
2017年女の子名付けランキング「14位」
2017年の名前ランキングでは「凛」は14位という結果となり、残念ながらベスト10には入りませんでした。ただ、注目は「凜」が9位にランクインしたことです。2017年の名付け親さん達は旧字体である「凜」を好む傾向があったようです。
また、面白いデータとして北海道や東北地方の女の子は「凛」が1位でした。寒い土地だからこそ、寒さの中できりっと心身が引き締まる意味の凛という名前を好んだのかもしれません。
明治安田生命 名前ランキング素敵な意味!凛とした女性を目指しましょう!
ただ優しく甘いだけではない、芯の強さや品のよさ、まっすぐでかっこいい意味が「凛」にはあります。いろんな面で便利になるこの時代、弱さにつけこまれる罠もたくさんです。そういった時代の中で美しく生きるには「凛とした強さ」も必要だと言えるでしょう。
凛という名前が人気なのも、ただ美しく可愛いだけでなく強さも女性の魅力として考える傾向が高まっているからかもしれません。凛という文字が持っている意味を大切にして、意思を強く持ち自立した女性として輝けるよう毎日を凛々しく生きていきましょう。
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