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指圧とはどのようなやり方のマッサージ?
指圧のやり方
指圧は、もんだりたたいたりしないで、手の指や手のひらを使って体に圧を加えていくやり方のマッサージになります。体に圧を加えることで、筋肉の疲労物質を取り除いて筋肉を正常に戻し、体のバランスを保つというのが指圧の目的になります。
指圧をするときは、さまざまな圧法、圧加減、加圧の速度などを、体のコンディションによって使いわけていきます。そしてゆっくり、あるいはリズミカルに指圧をコントロールしながら、体の中枢から末梢へ遠心性の方式でマッサージをするのが指圧のやり方です。
指圧をするときは、一般的には直接皮膚に触れることはありません。指圧は、基本的には、薄い衣服の上などから施術をしていくものになります。
癒しだけでなく健康にも効果がある
指圧を受けるととても気持ちいいのですが、指圧は気持ちいいという癒しの効果があるだけではありません。指圧は健康にも大きく貢献しています。たとえば「疾患または日常的な体の不調を改善する」「慢性化した障害を改善する」「健康維持、疾病予防」「スポーツなどの体調を向上させるサポート」などの効果があります。
健康にも効果がある指圧を施術する指圧師は、国家資格のある医療従事者になります。つまり、 指圧を仕事とするには、国家資格であるあん摩マッサージ指圧師の免許を取る必要があります。なので、指圧は保険取り扱いの対象となっています。また、たくさんの指圧師が、治療院、医療機関、施設などで働いています。
指圧は気持ちいいマッサージで、体がほぐれて癒しの効果もあるマッサージというイメージがありますが、実際には、医療現場でも活躍しているマッサージになります。また、指圧は日本のものというイメージがありますが、海外でも「SHIATSU」と言われているくらい認知度が高くなっています。
気持ちいい肩のマッサージのやり方
肩凝りに効果のあるマッサージ
仕事でオフィスワークをしている人は、パソコンを使うことが多いため、肩が凝る人はたくさんいます。肩の凝りは慢性的になることも多く、肩の凝りから手を上に挙げるのでさえ辛くなってしまう人もいるようです。また、肩凝りから頭痛が生じてしまうこともあります。
そんな肩凝りにおすすめのマッサージは、肩甲骨はがしというマッサージ方法です。自分一人でできるので、手軽にできる便利なマッサージになります。では、肩凝りに効果のある肩甲骨はがしのやり方をご紹介していきますね。
肩甲骨はがしのやり方
肩甲骨はがしのマッサージのやり方は、とても簡単です。このマッサージのやり方は、横断的マッサージ法と言われているもので、とても気持ちいいマッサージになります。筋肉を指で挟んで揉む必要はありません。マッサージをする前に体を温めておくと、肩凝りへの効果がよりアップします。
肩のマッサージのやり方
- ①肩甲骨の周りの筋肉を、人差し指と中指で押し当てます。
- ②筋肉の筋と同方向に、直角に動かします。
- ③20回くらい動かしてください。
気持ちいい腰のマッサージのやり方
腰のマッサージの力加減
腰に限らず、体に痛い箇所があるとその箇所を無意識にさすりますよね。どうして無意識にそのような行為をするのかというと、撫でるという行為で心身ともに楽になれるからです。そのため、手は温めておくとより気持ちいいマッサージ効果を感じることができます。
腰に痛みはないけど張りを感じるようなときは、腰のマッサージは気持ちいいのですが、腰痛があるときは筋肉が硬くなっているので、強くマッサージをするのはNGです。硬くなっている筋肉に強く触ると、逆に痛みを感じてしまうので、硬くなった筋肉をリラックスさせるように適度な強さでマッサージをすることが大切です。
また、腰痛になりやすい人は、ふだん腰の筋肉をほぐしておけば、腰痛の予防ができます。そのため、定期的に腰のマッサージをすると良いのですが、定期的に治療院に通うのは大変ですよね。なので、自宅でできる腰のマッサージを知っておくと便利でしょう。
腰のマッサージのやり方
では、気持ちいい腰のマッサージのやり方をご紹介していきますね。腰のマッサージは一人ではできないので、家族、パートナー、友達などにマッサージをしてもらうことになります。お互いにマッサージをし合うと良いでしょう。
腰のマッサージのやり方
- ①マッサージを受ける人はうつぶせになり、マッサージをする人は横に座ります。
- ②マッサージする人は、マッサージする箇所(脊椎の左右の盛り上がっている筋肉)に両方の手の平をあてます。
- ③少しづつ力を加えながらさすります。
- ④指を開いて、手の平全体で押さえ込みながらマッサージをする箇所を掴みます。
- ⑤親指を使ってゆっくりと筋肉を押し込み、同じリズムで筋肉を引き戻します。
気持ちいい足のマッサージのやり方
足のマッサージをして足のむくみや疲れを解消
足は毎日使うものなので、自分では気づかないうちに疲れがたまってしまっていることもよくあります。また、立ち仕事をしている人は、仕事が終わると足がパンパンになっていたり、むくんでいたりしていたりすることがよくありますよね。デスクワークなどで座りっぱなしでも、足の血行が悪くなるので足はむくんでしまいます。
足はできるだけ毎日マッサージをして、むくみや疲れを解消してあげましょう。足のマッサージは、自分一人でできるので、いつでも手軽に行うことができます。マッサージをして老廃物を排出して、血流を良くすれば、足がとても軽くなるし美足をキープすることができるでしょう。
気持ちいいふくらはぎマッサージのやり方
ふくらはぎは、足の中でとてもむくみやすいパーツになります。デスクワークや立ち仕事をしていると、重力で体の水分が下がっていくからです。ふくらはぎマッサージのやり方をマスターして、ふくらはぎの老廃物を流して、筋肉もほぐしてあげましょう。ふくらはぎのマッサージは、疲れた足にもとても効果的です。
ふくらはぎのマッサージのやり方
- ①ふくらはぎの骨の下を両手の親指で押します。
- ②指を離して1指分ほど指を下に移動します。
- ③①と同じマッサージをします。
- ④②と①を繰り返しながら、下に移動していきます。
- ⑤くるぶしの下まで押したら終わりです(アキレス腱周辺は強く押さないようにしてくださいね)
足の疲れに効果のある足つぼマッサージのやり方
足裏には、健康に効果のあるたくさんのツボがあります。今回は、足の疲れに効果のある湧泉(ゆうせん)というツボのマッサージをのやり方をご紹介します。このツボを押してほぐすと、足の疲れに効果があるだけでなく、むくみ、冷え性、不眠、生理痛などが改善されます。女性に嬉しい効果がたくさんあるツボですね。
足つぼマッサージは、お風呂に入っているときやお風呂上がりにすることをおすすめします。足裏が柔らかくなっているので、マッサージがしやすいからです。マッサージのやり方はとても簡単なので、ぜひマスターして毎日の生活に取り入れてみてくださいね。
足つぼマッサージのやり方
- ①足をじゃんけんのグーの形にして、くぼんでいる箇所を見つけます。
- ②両手の親指を重ねて、くぼんだ箇所に置きます。
- ③3、4秒ほど強く押してください。強く押してもなにも感じないときは、位置を少しずらして効く箇所を見つけましょう。
- ④ツボ押しは5~10回ほど繰り返しましょう。
マッサージをするときの注意点
マッサージをしてはいけないとき
マッサージは、状況や状態によってしてはいいときとしてはいけないときがあります。まず、酔っ払っているときは、アルコールで血行が良くなりすぎているので、マッサージをすると危険です。それから、ケガをしているときは、傷などに刺激を与えてしまうことがあるので、マッサージをしてはいけません。
また、伝染病にかかっているときも、病原菌が活性化して病状がさらに悪くなることがあるので、マッサージは控えてくださいね。それから、腎臓や心臓が悪い人は、マッサージの刺激が命にかかわることがあるのでマッサージをしてはいけません。体調が悪いときも、マッサージをすると逆に体の負担になることがあります。
それから、マッサージをしてはいけないというわけではないのですが、マッサージのやり方を工夫する必要があるのが子供、お年寄り、妊婦へのマッサージです。子供は体の器官が十分に発達していないし、お年寄りは心臓などが弱まっているし、妊婦さんは体が繊細になっています。特にツボ押しは、優しく押すようにしましょう。
マッサージをしないほうが良いタイミング
マッサージはとても気持ちがいいので、ついいつでもマッサージをしたくなりがちですが、実はマッサージはしないほうが良いタイミングがあるのです。マッサージをしないほうが良いときにマッサージをしてしまうと、体調が悪くなったりするので気をつけてくださいね。
まず、食後30分はマッサージをしないことをおすすめします。食事をすると消化するために血流が消化器官に集まります。マッサージをすると血流が良くなりますが、血液量は増えないので、消化器官の血液量が減って消化が妨げられてしまいます。つまり、食後すぐにマッサージをすると胃もたれなどが生じるということです。
入浴前のマッサージも良くないタイミングです。マッサージをしてから入浴するとのぼせやすくなるからです。そして、飲酒の前のマッサージもNGです。マッサージをしてからお酒を飲むと、酔いが回りやすくなります。それから、生理中のマッサージもおすすめできません。血流が良くなるので、出血量が多くなってしまいます。
腰に痛みがある人はまず病院で診察
腰が痛いときは、マッサージをすると必ず痛みが解消されるというわけではありません。マッサージで、体や筋肉のコリをほぐすと、痛みがやわらぐことがあるのですが、そうでないときは病院に行って腰の痛みの根本的な原因を知ることが大切です。
また、腰の痛みがあるときにマッサージのやり方を下手にしてしまうと、腰の筋肉がさらに緊張してしまって慢性的な痛みを生じることにもなりかねません。特に腰の痛みがスポーツや日常生活でのケガ、打撲、骨折やヘルニアなどから来ているときは、マッサージをする前に病院で診てもらうようにしましょう。
腰のマッサージは、腰の凝り、緊張、疲れ、運動不足から来ている腰の痛みに効果があります。このような慢性的な痛みは、腰の凝りや緊張をほぐすことによって痛みが解消されるでしょう。
まとめ
肩、腰、足の気持ちいいマッサージのやり方をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?慢性的な疲れや痛みを解消するために、マッサージを日常的に取り入れるのは大切なことのようですね。ただ、マッサージをするときは、マッサージをする状況やタイミングも重要です。
間違った状況やタイミングにマッサージをしてしまうと、逆効果になってしまいます。適切な状況やタイミングでマッサージを取り入れれば、気持ちよさを感じながら健康的になれるので、ぜひ日常生活にマッサージを取り入れて、心身ともに美しくなってくださいね。
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