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ヒマラヤ岩塩やピンクソルトの使い方は?塊の使い方や効果・レシピも

更新:2019.06.21

岩塩にはどんな効果があって、どんな使い方をすればいいのか知っていますか?ピンクソルトという言葉自体は知っている、見たこともある、だけどあまり詳しく知らないという人は意外に多いようです。そこで今回は岩塩にスポットを当てて詳しくご紹介していきす。

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岩塩とは

まずは岩塩について解説していきます。実はとっても時間をかけて自然が作り出している塩なんです。スーパーに行くとたくさんの種類の塩が売られていますよね。人工的に作られた塩から天然のタイプまで幅広い種類があります。

岩塩は何万年もかけて作られる自然の塩

岩塩はその名の通り岩から取れる塩のこと。地殻変動で海底が隆起し、海水が陸上に閉じ込められた状態で水分蒸発して出来上がった塩分の結晶です。

まだ人間が海を汚していない大昔の海水でできた塩なので、海洋汚染を心配せずに済むのだとか。なるほど…時の流れを感じさせます。ちなみにカスピ海やグレートソルト湖、ボリビアのウユニ塩湖など海水で出来た湖が蒸発し凝縮してできた鉱物も岩塩になります。

ちなみに、日本では岩塩の地層がないため採取することができないのだとか。最近になって岩塩が知られるようになったのも、輸入が行われるようになったからかもしれませんね。

岩塩と海塩、その違いは?

海塩とは海水を蒸発させて水分を飛ばし、結晶化させて精製したものをいいます。どちらも同じ海水でできているものですが、岩塩の場合には出来上がるまでの年月がとてつもなく長いのが大きな違いのひとつだと言えます。

また、岩塩は純粋な塩分でまろやかな味わいがあり、海塩にはミネラルが含まれているのではっきりとした塩辛さがあり、深みとコクがあると言えます。そのため、クセの強い食材には岩塩、淡白な食材には海塩が合うと言われています。


色によって含まれるミネラル分が違う

上記でも少し触れていますが、岩塩は純粋な塩分の結晶です。長い年月をかけて結晶化するにあたり、塩化ナトリウム以外のミネラル分は時間とともに失われています。しかし、なかにはミネラルなどが混ざっている岩塩があります。色別に見た岩塩にふくまれるミネラル成分は以下の通りです。

岩塩に含まれるミネラル分

  • 赤岩塩:鉄分が豊富に含まれた岩塩
  • 黒岩塩:硫黄成分やカルシウム、マンガンなどが含まれている岩塩
  • ピンク岩塩:鉄分やマグネシウム、カリウムなどたくさんのミネラルが含まれている岩塩

岩塩の効果的な使い方

岩塩について詳しく解説してきましたが、ここからは使い方をご紹介していきます。岩塩にはさまざまな用途があるのでぜひチェックしてみてくださいね。

食事のときに

食用の岩塩を使っている家庭は増えてきています。お肉料理やてんぷらに使っても良いですし、おにぎりを作るときのお塩としてもおすすめ。ただし、おにぎりに使うならミル用やおろし金用などの粒が大きいものではなく、必ず『食用』を選びましょう。

バスソルトとして


岩塩を使って自宅で気軽にバスソルトを楽しむことができます。岩塩を溶かしたお湯にゆっくりと入ることで以下の効能が期待できますよ。

岩塩の効果

  • 発汗作用
  • 血流促進
  • 新陳代謝UP
  • 美肌効果
  • 頭痛・肩こりの緩和

岩塩は大きめの粒のタイプがおすすめですが、なければ粒子状のタイプでも大丈夫です。アロマオイルを一緒に使っても良いので、お気に入りの香りをたらせばさらに香りでもリラックス効果が期待できますよ。足が冷えやすい人は足湯に岩塩を組み合わせてみてください。ぽかぽかとした温かさが長続きするのでおすすめです。

歯磨きに

まだ歯磨き粉がなかった江戸時代には塩で歯を磨いていたのだとか。そう考えると、塩で歯磨きは不思議な話ではありません。岩塩には殺菌効果があり、歯磨きに使うことで口内を清潔にすることができます。口臭予防としても良いのだとか。

やり方は食用の細かな粒子状の岩塩を歯ブラシに付けて磨くだけなので、とても手軽ですよ。歯磨き粉の辛みが苦手という子供さんにも試してみると良いかもしれませんね。

洗顔としても

こちらも食用の細かい岩塩を使うことで、洗顔に利用することができます。洗顔料に『スクラブ入り』というものがありますよね。岩塩がスクラブの代わりになり、毛穴の汚れも落としてくれます。殺菌作用も期待できるので、ニキビ肌にも有効なのだとか。


塩をぬるま湯に溶かした塩水で洗顔する方法や、ぬるま湯で予洗いしてスプーン1杯分の塩を手のひらに広げて顔全体に付けて優しくマッサージするという方法があります。初めての人は塩水で洗って肌の状態を確認してからが良いでしょう。

ここで注意しておきたいのは、『やり過ぎない』こと。岩塩の刺激が強いので毎日やっていると肌に負担が掛かってしまいます。月に1~2回程度に留めておきましょう。とくに敏感肌の人は様子を見ながら行う必要があります。ヒリヒリとした刺激を感じたらすぐに中止してくださいね。

頭皮マッサージにも効果的

頭皮って意外に脂が溜まっていたりするんですよね。シャンプーに岩塩を混ぜたり指先に岩塩を付けて濡らした頭皮をマッサージすると、頭皮の余分な脂を浮かして洗い流すことができます。抜け毛予防や頭皮のひきしめ、殺菌作用の効果からかゆみの緩和にもなるのだとか。頭皮のにおいが気になっている人にもおすすめです。

ピンク岩塩、どうしてピンク色?

岩塩のなかでメジャーなのがピンク岩塩ではないでしょうか。ミネラル成分を豊富に含んでいる点もうれしいですよね。ここではピンク岩塩について詳しく解説していきます。

ピンク色の秘密は豊富な鉄分

含まれているミネラル成分によって岩塩の色に違いが出ることはすでにご紹介した通り。ピンク岩塩がピンク色なのは、鉄分が豊富に含まれているからなんです。純粋なピンク岩塩であれば鉄分のほかにもマグネシウムやリン、水素、カリウム、銅など、多くのミネラルが含まれています。

また、添加物や化学製品などが全く使われずに出来ていて、一部では『世界で最もミネラルを含んだ塩』という人もいるくらいです。健康志向の人がピンク岩塩を選ぶ理由がなんとなくわかったような気がします。

ピンク岩塩の効果

ピンク岩塩の色の秘密や含まれているミネラル成分についてご紹介したところで、続いてはピンク岩塩の効果を解説していきたいと思います。

デトックス効果

『むくみの原因は塩分の取り過ぎ』なんてことを聞いたことがあるはず。でもそれは添加物が含まれている塩の話で、ミネラルが豊富に含まれているピンク岩塩は体がむくむ心配はありません。それどころか、体の中にたまった毒素を排出する効果が期待できます。

ピンク岩塩に含まれているミネラル成分が肝臓や腎臓、秘蔵の働きを助けてくれるので、毒素を排出しやすくしてくれているのです。

薬効効果

古代のインドでは岩塩の薬効効果が注目されていました。インド医学のアーユルヴェーダでも岩塩は使われていて、直接肌に付けるのだそうです。岩塩に含まれるミネラル成分には抗酸化作用があり、肌に付けることで若々しく保つことが出来たり、お湯に溶かして使えば筋肉痛や炎症の傷みを緩和する効果が期待できますよ。

浄化作用

「今日は嫌なことがあったなぁ…」「なんだか疲れたなぁ…」そんな日はピンク岩塩のバスソルトに入ってみてください。塩は体の浄化にも適していると言われていて、オーラも浄化してくれると言われているそうです。ピンク岩塩はミネラルも含んでいるので浄化作用と一緒に美肌効果も期待できますよ。

まとめ

岩塩の効果や使い方、ピンク岩塩についてなど解説してきましたが、参考になりましたか?太古の昔の海の結晶だと思うと、なんだかロマンを感じてしまいますね。用途も幅広いので1つあると生活も彩り豊かになりそうです。

含まれているミネラル成分によって色が変わるのもおもしろうですよね。お風呂に洗顔などなど、日常生活にぜひ取り入れてみてくださいね。

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