INDEX
ハイダメージヘアを招く原因
①髪の摩擦
ハイダメージヘアを招くとされる原因のひとつは、髪の摩擦です。何らかの理由で必要以上の摩擦が生じると、髪を保護するキューティクルが剥がれる可能性があるといわれています。髪の中の栄養分が流出し、ハリ・ツヤ不足やパサつき、切れ毛や枝毛を招くとされているので摩擦には注意が必要です。
また、乾燥した時期の摩擦は、静電気を発生しやすくします。髪に静電気が発生した場合も、キューティクルや頭皮を傷める可能性があるので、摩擦は避けるようにしましょう。プラスチックやポリエステル製のブラシの使用を控えたり、室内を加湿したりして対策してください。
髪の摩擦が生じやすい状況
- 濡れ髪や絡まった状態での強引なブラッシング
- 就寝中の寝返りでの、枕との圧迫
- 力を入れすぎてのシャンプーやタオルドライ
②薬剤の影響
髪に使用される薬剤も、ハイダメージを招く原因のひとつだとされています。カラーリングやパーマなどの施術で使用する薬剤によって、キューティクルが傷むといわれているためです。科学的処理で生じる傷みであることから、ケミカルダメージとも呼ばれます。
薬剤の影響によるダメージを押さえたいのであれば、カラーリングやパーマなどの施術回数を減らすのが良いでしょう。美容室の施術でも、セルフで行う場合であっても同様です。
薬剤の影響を受けやすい施術
- パーマ
- カラーリング
- ブリーチ
- 縮毛矯正
③熱や紫外線
ハイダメージヘアは、熱や紫外線によっても生じるといわれています。ヘアアイロンやコテを使用する際の熱が適切でない場合、髪がやけど状態になる可能性があるためです。
また、強い紫外線に長時間さらされる場合も、髪に影響が表れるといわれているので注意しましょう。紫外線によって髪がもろくなり、乾燥やパサつき、枝毛に切れ毛などが見られやすくなります。
髪の乾燥によるダメージは、ヘアオイルを使って保護していくと良いでしょう。こちらの記事で、髪の乾燥対策におすすめのヘアオイルを紹介しているので、パサつきや広がりに悩んでいる方は活用してみてください。
RELATED ARTICLE
BEAUTY > ヘアケア 2020.12.18【パサパサ髪とおさらば】おすすめのヘアオイル6選!乾燥をバッチリ改善しよう♪
ハイダメージヘアにおすすめのシャンプーの選び方
①洗浄成分で選ぶ
ハイダメージヘアに使うシャンプーは、洗浄成分を見て選びましょう。傷んだキューティクルの負担になりにくい、アミノ酸系やベタイン系のシャンプーがおすすめです。
アミノ酸系シャンプーは、マイルドな洗浄力で傷んだ髪や頭皮への負担が抑えられるとされています。ただし、泡立ちも弱いので、洗い上がりが物足りないと感じる方もいるでしょう。
ベタイン系シャンプーは、やさしい洗浄力ともっちりとした泡立ちが特徴です。ベビー用シャンプーにも使われるほど刺激が少ないため、敏感肌の方にも人気だといわれています。しかし、皮脂汚れをしっかり落とすのが難しいされる点には注意が必要です。
②悩み別で選ぶ
ハイダメージヘア向けのシャンプーは、髪の悩み別に選ぶことも大切です。例えば、薬剤の影響によるダメージには、加水分解ケラチンのような髪を補修するとされる成分を含むものを選ぶと良いでしょう。そのようなシャンプーは、傷んだ髪から流出したタンパク質の代わりをしてくれるといわれています。
熱や紫外線で傷んだりパサつきが気になったりする場合は、ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分が含まれたものがおすすめです。乾燥した髪の水分を、補い保つといわれています。
また、髪のパサつきやゴワつきを抑えたいときは、クシどおりを良くするといわれる成分を含んだものを選びましょう。例えば、カチオン界面活性剤という成分を含んだものが人気です。髪の表面をコーティングする作用があることから、乾燥した時期の静電気防止にもおすすめだとされています。
③香りで選ぶ
香りも、ハイダメージヘア向けのシャンプーを選ぶうえで無視できない要素です。ダメージケアの効果は大切ですが、毎日使うものなので、好みではない香りを無理にまとう必要はありません。自分にとって好ましいものや、リラックスできる香りも意識しながら選んでいくと良いでしょう。
④価格で選ぶ
ハイダメージヘア向けのシャンプーは、価格で選ぶのも良いでしょう。比較的低価格の商品が多い市販品を選ぶメリットは、スーパーやドラッグストアなどで気軽に購入できることです。サロン専売品よりは品質は劣るとされていますが、コスパと効率重視の方からは支持を得ています。
一方、サロン専売品は価格が高い商品が多いものの、品質に優れているというメリットがあります。また、美容室メインで販売されるシャンプーであるだけに、髪の悩みをプロに相談しながら選ぶことも可能です。
市販品|ハイダメージヘアにおすすめのシャンプー5選
①ボタニスト|ボタニカルシャンプーダメージケア
1つ目は、ボタニストのボタニカルシャンプーダメージケアです。市販品のハイダメージヘア向けシャンプーとして、高い支持を得ていることで知られています。毛髪補修のためのユズ果実エキスや保湿のためのツバキ種子油といった植物由来成分をメインに開発されているのが特徴です。
ボタニカルシャンプーダメージケア
内容量 | 490ml |
洗浄成分 | アミノ酸系 |
②エイトザタラソ|クレンジングリペア&モイスト美容液シャンプー
2つ目は、エイトザタラソのクレンジング&モイスト美容液シャンプーです。保湿成分として配合されている3種類の幹細胞エキス※の力で、髪や頭皮の潤いを保ちながら洗えるといわれています。
また、ベタイン系のマイルドな洗浄力も特徴で、ダメージヘアをやさしく洗い上げるとされています。ただし皮脂が多めの人からは、汚れが落ちにくいという声がありました。ブラッシングや予洗いを丁寧に行うことで、マイルドな洗浄力をカバーしましょう。
クレンジングリペア&モイスト美容液シャンプー
内容量 | 475ml |
洗浄成分 | ベタイン系 |
POINT
※3種類の幹細胞エキス
クリスマムマリチマムカルス培養液(保湿)、リンゴ果実培養細胞エキス(保湿)、ブドウ果実細胞エキス(保湿)
③ザパブリックオーガニック|スーパーポジティブシャンプー
3つ目は、ザパブリックオーガニックのスーパーポジティブシャンプーになります。カラーリングやパーマでの傷みにおすすめとされていて、髪のクシどおりを良くすると評判です。市販シャンプーでダメージ補修や、髪の保護を考えている方は使ってみましょう。
スーパーポジティブシャンプー
内容量 | 480ml |
洗浄成分 | アミノ酸系 |
④モイストダイアン|パーフェクトビューティーエクストラダメージリペア
4つ目は、モイストダイアンのパーフェクトビューティーエクストラダメージリペアシャンプーです。保湿成分としてオーガニックオイルを豊富に使用しているにもかかわらず、コスパが良いと評判になりました。特に、カラーリングやパーマで髪がパサつく時に良いとされています。
ただし、汚れが落ちやすいオレフィン系をメインにした洗浄成分なので、人によってはやや刺激が気になるといわれています。
パーフェクトビューティーエクストラダメージリペアシャンプー
内容量 | 450ml |
洗浄成分 | オレフィン、アミノ酸、ベタイン系 |
⑤YOLU|カームナイトリペアシャンプー
5つ目は、YOLUのカームナイトリペアシャンプーになります。ナイトケアをコンセプトに、睡眠中の乾燥や摩擦ダメージを防ぐとされているシャンプーです。睡眠中の髪の保護を視野に入れている人は使ってみましょう。カラーリングやパーマによる、傷みのケアにも対応しているといわれています。
カームナイトリペアシャンプー
内容量 | 475ml |
洗浄成分 | オレフィン、アミノ酸系 |
サロン専売品|ハイダメージヘアにおすすめのシャンプー5選
①オッジィオット|インプレッシブPPTセラム MS
1つ目は、オッジィオットのインプレッシブPPTセラム MSです。サロン専売品の中でも人気が高い、ハイダメージヘア向けシャンプーとして知られています。
オッジィオットのシャンプーは、タンパク質由来の、補修および保湿成分が配合されていることが特徴です。ダメージで流出したタンパク質を補って、髪を健やかに保つといわれています。
インプレッシブPPTセラム MS
内容量 | 250ml |
洗浄成分 | アミノ酸系 |
②ナプラ|インプライムシャンプー
2つ目は、ナプラのインプライムシャンプーになります。天然シルクから抽出された、保湿力が高いとされるシルクプロテインを使用していることが特徴のシャンプーです。使用すると、髪に潤いと、しなやかさが与えられるといわれています。
また、髪にやさしい成分が含まれているにもかかわらず、サロン専売品としてはコスパが良いという点も人気です。ただし香りは、人によって好き嫌いが分かれる傾向があります。
インプライムシルキーモイスチャーシャンプーベータ
内容量 | 280ml |
洗浄成分 | アミノ酸+ベタイン系 |
③スロウ|シャンプーモイスト
3つ目は、スロウのシャンプーモイストになります。特に、ヘアカラーの頻度が高い方から人気で、カラーの褪色を防ぐとともにダメージケアもできるとされているシャンプーです。
シャンプーモイストに配合される洗浄成分は、アミノ酸系とベタイン系です。やさしい洗浄成分ですが、泡立ちが良く洗髪後の仕上がりには定評があります。
シャンプーモイスト
内容量 | 300ml |
洗浄成分 | アミノ酸+ベタイン系 |
④haru|kurokamiスカルプ
4つ目は、haruのkurokamiスカルプです。天然由来成分100%で、ハイダメージヘアの補修だけでなく、頭皮を清潔にして健やかに保つといわれています。紫外線ダメージケアや、フケ・かゆみケアにもおすすめとされているので、気になる方は使ってみると良いでしょう。
kurokamiスカルプ
内容量 | 400ml |
洗浄成分 | アミノ酸系 |
⑤ラサーナ|プレミオールシャンプー
5つ目は、ラサーナのプレミオールシャンプーです。海藻エキスや海泥といった海洋由来の素材を配合し、アミノ酸系洗浄成分がダメージを受けた髪をやさしく洗浄し潤いを保つといわれています。
プレミオールシャンプーはダメージケアと併せて、髪のパサつきやうねり、広がりなどを防ぎたいという方に人気です。ただし、髪がしっとりまとまる傾向があるので、ボリュームを出したい方には不向きだとされています。
プレミオール 21日間スターターセット
内容量 | シャンプー130ml・トリートメント130g・ヘアエッセンス20ml |
洗浄成分 | アミノ酸系 |
シャンプーだけでなく、ハイダメージヘアにおすすめのトリートメントもチェックしておきたい方は、こちらの記事に目を通してみましょう。ダメージ補修が期待できる、様々なタイプのトリートメントを紹介しています。シャンプーとトリートメントの両方を使い、ダメージケアをしていきましょう。
ハイダメージヘアのお手入れはシャンプーから
ハイダメージヘアのお手入れは、シャンプー選びを重視して行うことが大切だとされています。トリートメントにこだわるよりも、ハイダメージ用のシャンプーを探すことから始めてみましょう。良質とされるのは美容室専売シャンプーですが、市販品でも評判の良いものがあるのでチェックしてみてください。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。