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簡単なのに綺麗!初心者が自分一人でできちゃう浴衣帯の結び方15選!

更新:2020.05.22

浴衣初心者のなかには「帯の結び方」に苦手意識を持つ人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、初心者でも簡単にできる浴衣の帯の結び方について、ジャンル別にご紹介していきます。基本から個性的なものまで、幅広くまとめていますので、ぜひご覧ください。

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【基本編】初心者が自分一人でできちゃう浴衣帯の結び方・締め方3選!

①片蝶流し

1つ目は「片蝶流し」です。基本的な蝶結びを少しアレンジした方法となっており、女性らしいやわらかな雰囲気を演出できます。手順もスタンダードなため、初心者にもおすすめの可愛い巻き方です。

「片蝶流し」の巻き方

  1. 手先の長さを50cm程度取る。2回巻いたら、帯の下線を持って締める。
  2. たれ部分を脇から内側へ三角形に折り上げる。
  3. 手先を上からおろし、手先が上にくるように結ぶ。
  4. 結び目を指で広げたら、右側で輪を作る。
  5. 輪から40~50cmの位置で内側に折り上げる。
  6. 帯を横にし、中心で谷折りにする。
  7. 中心部分を手で持ち、ひだを2つ作る。手先を上からかけたら、下から上に上げるように2回締める。
  8. 帯・帯板の間から手先を下し、手先を帯の内側に折り入れる。

②貝の口結び

2つ目は「貝の口結び」です。手順が簡単で男女問わず楽しめることから、非常にポピュラーな締め方といえます。見た目も非常にシンプルであるため、デイリーからパーティーまで様々なシーンにおすすめのスタンダードな締め方です。

「貝の口結び」の締め方

  1. 手先として50cm程度取り、輪を上にして二つ折りにする。
  2. 伊達締めと一緒にクリップで固定したら、帯を1回巻いて締める。
  3. さらに1回巻いたら、帯の下線を持って締める。
  4. 手先とたれを身体の中心で持ち、同寸の長さを測り、残りを内側に折り込む。
  5. たれが上、手先は下になるようにしたら、たれが上になるように結ぶ。
  6. たれをおろし、内側に折り上げる。輪が下になるようにたれに通したら、帯の形を整える。

③パタパタ結び

3つ目は「パタパタ結び」です。リボン・花などの定番の巻き方に飽きてきた方にぴったりの方法となっています。動くたびに羽がパタパタ動くため、見た目も大変可愛いですよ。締め方も基本手順がほとんどで簡単なため、初心者にもおすすめです。

「パタパタ結び」の締め方

  1. 手先として20cmほど取り、三角形に広げて中心をクリップで留める。
  2. 帯を2回巻いて、きつく締める。巻いた方を斜め上に折り上げる。
  3. 手先を上にして結び、結び目を縦にする。
  4. 三重紐を結び目の上で結んだら、たれ先を屏風畳みにして紐と身体の間に入れる。
  5. 帯を後ろにし、紐を結び直して帯の中に入れる。

浴衣コーデは、帯の締め方だけでなく、色の合わせ方も非常に重要となります。関連記事では、浴衣に似合う色についてまとめた記事を掲載しています。


【上級者編】初心者が自分一人でできちゃう浴衣帯の結び方・締め方3選!

①文庫結び

1つ目は「文庫結び」です。帯の締め方のなかでもレトロな雰囲気が可愛い簡単な方法となっています。見た目がスタンダードなリボン型であるため、幅広い年代の浴衣コーデにマッチしますよ。

「文庫結び」の締め方

  1. 手先50cm程度取る。輪を上にして二つ折りにしたら、手先を中心にあててクリップで固定する。
  2. 帯を2回巻き、帯の下線を持って締める。
  3. たれを脇から三角形になるように内側に折り上げる。
  4. 手先を上からおろし、手先が上にくるように結ぶ。
  5. 結び目の位置でたれを開いたら、肩幅程度の長さを持ち、たれを内側に2度折り込む。
  6. 羽の中央を谷折りにしてひだを作ったら、結び目の下から手先を2回くぐらせて巻き付ける。

②スイートピー結び

2つ目は「スイートピー結び」です。小さく結ばれたリボンが上品な女性を演出してくれる可愛い締め方となっています。帯を折り上げて畳むだけ締められるため、初心者でも簡単にチャレンジできますよ。

「スイートピー結び」の締め方

  1. 帯丈の中心を片手で持ち、身体の中心に当てる。
  2. 手先を脇線から半分に折り上げ、手先を上にして2回巻きます。
  3. たれ先を三角形に折り上げたら、手先を上にして交差させて結ぶ。
  4. 手先が上になるようにねじり上げる。
  5. たれ先で羽を作り、中心を谷折りにしてひだを作る。
  6. 手先を下げてリボンのように結ぶ。
  7. たれ先を結び目の下に入れて整えたら、完成。

③金魚草

3つ目は「金魚草」です。華やかでインパクトのある金魚草の花を思わせる女性らしいスタイルの締め方となっています。左右の長さの違いを活かした、スタンダードな方法となっているため、初心者にもわかりやすいですよ。

「金魚草」の締め方

  1. 兵児帯を半分に折り、両手を広げた時の長さの位置でクリップで印をつける。
  2. 短い方を肩に乗せ、長い方の帯を2回巻いて締める。
  3. 左の脇から斜め上に折り上げる。クリップをはずし、短い方の帯を結ぶ。
  4. 長い方の帯を肩にかけ、短い方の帯で羽根を作り、長い方の帯で蝶結びにする。
  5. 長い方の帯を広げ、屏風畳みにし、中心をゴムで留める。
  6. 下側の輪の羽を取り、結び目の下からくぐらせる。
  7. 短い方の帯も輪にして、結び目の下から10cm程度引き出す。

【短めの帯編】初心者が自分一人でできちゃう浴衣帯の結び方・締め方3選!

①なでしこ結び

1つ目は「なでしこ結び」です。重なる羽根がなでしこの花のように可愛らしい雰囲気がある巻き方となっています。また、女性の腰回りをすっきり見せてくれるため、ぽっちゃりさんにもおすすめです。手順も少なく簡単であるため、浴衣の帯の扱いに慣れていない方にも締めやすいですよ。

「なでしこ結び」の締め方

  1. 手先の長さを60cm程度取り、帯を2回巻いたら、たれを脇から三角形に折って先を上にして結ぶ。
  2. 結び目の位置でたれを広げ、たれ先を反対側に返す。
  3. たれ先を交差させるように、羽を重ねる。中心でひだ作り、羽根の中心で結ぶ。
  4. 結び目を帯の中に入れ、余った手先を広げる。

②蝶結び

2つ目は「蝶結び」です。浴衣の帯の巻き方のなかではかなりポピュラーなやり方であり、立体的で丸いシルエットのリボンが幅広い年代から人気を集めています。のし・一文字結びに比べてガーリーな雰囲気を演出できるのも魅力的です。リボンの作り方も簡単なため、浴衣初心者にもおすすめできます。

「蝶結び」の締め方

  1. 手先の長さ50cm程度取る。輪を上にして二つ折りにしたら、中心に当ててクリップで固定する。
  2. 帯を2回巻いたら、帯の下線を持ってしっかり締める。
  3. たれを脇から斜め上に三角形にして折り上げる。結び目の位置でたれを開いて、羽根を作る。
  4. 帯を屏風畳みにして、4枚の羽根を作る。
  5. 羽の中央にひだを作り、手先を下から上へ2回くぐらせる。
  6. 手先を帯と帯板の間に入れ込む。

③一文字結び

3つ目は「一文字結び」です。直線を意識したすっきりとしたシルエットが人気のスタンダードな巻き方となっています。手順が簡単であるため、初心者でも自分で締めやすい方法です。普通のリボン結びに比べて、シャープな印象を演出できるため、20~30代女性にもおすすめですよ。

「一文字結び」の締め方

  1. 手先として45cm程度取り、脇から三角形に折ってから、先が上にくるように結ぶ。
  2. たれ先を広げ、羽根を作ったら、たれ先を内側に折り込む。
  3. 羽の中心でひだを作り、中心で結ぶ。
  4. 余った手先を帯の中に入れる。

【長めの帯編】初心者が自分一人でできちゃう浴衣帯の結び方・締め方3選!

①花結び

1つ目は「花結び」です。基本的な帯の巻き方のなかでも、屈指のインパクト・女性らしい華やかさがあるのが魅力といえます。ベルトに帯をくぐらせる工程が少し難しいですが、基本的な手順は他の巻き方と同じであるため、スタンダードな巻き方に慣れてきた方はぜひ挑戦してみましょう。

「花結び」の締め方

  1. 手先として40cm程度取り、帯を2回巻き付けて締める。
  2. たれを脇から三角形にして内側に折り上げる。
  3. たれが上になるように結んだら、手先を逆側に流してクリップで固定する。
  4. 三重紐を帯の上線につけて結び。たれで花を作る。
  5. ゴムの少し上から20cmの長さで折り、花びらを作る。
  6. 下から折り上げて重ね、同じように花びらを作る。
  7. 結び目の根元まで花びらを作ったら、ゴムで留める。三重紐を花の元にかけ、2番目のベルトで花を包むようにする。
  8. 3番目のベルトに残りの手先をくぐらせ、巻き付けるようにかける。

②フリージア結び

2つ目は「フリージア結び」です。曲線・直線をバランス良く取り入れた巻き方であり、シルエットにメリハリをつけられるのが魅力といえます。ここで紹介しているのは帯を右から巻き付ける関東スタイルです。程よい抜け感があるため、ラフな雰囲気を出したい時におすすめですよ。

「フリージア結び」の締め方

  1. 手先を90cm程度取り、帯を2回巻く。
  2. 三角形にしてたれを脇から折り上げる。たれを広げて、反対側に反して斜めに折る。
  3. たれ先を羽の上に重ね、中心でひだを作る。手先を羽根の結び目の間に通し、結び目を帯の中に入れ込む。

③都結び

3つ目は「都結び」です。「リボン返し」という名前でも知られており、スタンダードで大人っぽい巻き方といえます。初心者でも自分で簡単に締められるやり方であるうえ、裏表で色味が異なる帯の魅力を活かせる点も魅力的です「基本的なリボン結びでは物足りない」という方にもおすすめです。

「都結び」の締め方

  1. 手先として100cm程度取り、三角形にして中心でクリップで固定する。
  2. 2回ほど帯を巻いてきつく締めたら、斜め上に折り上げる。
  3. 手先を上にして1回結び、結び目を縦にする。下のたれ先は肩幅の大きさを取って折りたたむ。
  4. 羽の中心で山を作り、中心と結び目を手先で巻いて上に引き上げる。

【個性派編】初心者が自分一人でできちゃう浴衣帯の結び方・締め方3選!

①しだれ桜

1つ目は「しだれ桜」です。名前の通り、しだれ桜のように羽根が幾重にも重なった形が特徴であり、大人の女性らしさを演出したい時におすすめの締め方といえます。スタンダードでありながら、長い帯を活かせる簡単な巻き方であるため「見た目にインパクトがある巻き方が良い」という方にもおすすめです。

「しだれ桜」の締め方

  1. 手先として30cm程度取り、二つ折りにする。帯を2回巻き、たれ先が上になるように手先とたれ先を交差させる。
  2. たれ先が上にくるように結んだら、手先を左に持ち上げてたれを上から結ぶ。
  3. たれを輪にして引き揚げたら締める。
  4. 左右の羽を広げ、結び目の後ろにたれを通す。
  5. 再度結び目の後ろにたれを通したら、帯揚げを輪の中に通す。
  6. 帯揚げをそのまま帯の上に持ち上げ、帯にかかるように結び、帯の中にしまう。

②ふうせん結び

2つ目は「ふうせん結び」です。折り紙で作る風船のように、丸くて可愛い形が魅力的な締め方となっています。ポップな見た目が大人から子供まで高い人気をあつめるスタンダードな巻き方です。ぷっくりとしたシルエットが女性らしさを演出できます。

「ふうせん結び」の締め方

  1. 手先として50cmほど取り、帯を2回巻いて締める。
  2. たれを脇から斜め上に三角形になるように折り上げる。
  3. 手先が下側になるようにし、たれが上になるように結ぶ。
  4. たれの結び目の元を開き、たれ先から帯幅4cmの長さをはかる。
  5. さらに帯を折り返し、四角形になるように折り込む。
  6. クリップの元に帯揚げをかけ、帯にかかるように結ぶ。
  7. 輪をおはしょり程度の長さで折り上げ、帯締めを通して結ぶ。

③マリーゴールド結び

3つ目は「マリーゴールド結び」です。小さくて可愛い花リボンが乗った締め方となっています。基本的な締め方・巻き方は、なでしこ結びなどと似ているため、初心者にも簡単にできる点も魅力的です。

「マリーゴールド結び」の締め方

  1. 手先として50cmほど取り、帯を2回巻いてから、帯の下線を持って締める。
  2. たれを脇から三角形に折り上げ、手先が上に来るように結ぶ。
  3. たれ先を20cmほど折り返し、5つひだを作ってゴムで留める。
  4. 結び目の右側に作り、残りを屏風畳みで折り返して羽を作る。
  5. 手先を上から2回巻き付け、引き上げる。
  6. 帯と帯板の間に手先を下して引き上げる。手先を広げて帯の下に折り入れる。

初心者が自分一人でできちゃう浴衣帯の結び方・締め方に挑戦してみよう!

浴衣初心者でも自分でできる帯の締め方は、他にも様々なスタイルが存在しています。「もっと可愛い浴衣コーデを楽しみたい」という方は、ぜひ今回ご紹介した基本的な締め方に挑戦してみましょう!

浴衣コーデに慣れていない方のなかには「必要な道具がわからない」という方も多いことでしょう。そこで関連記事では、浴衣の着付けに必要となる基本的な道具についてまとめた記事を掲載しています。

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