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トワレの意味とコロンやパルファムとの違いは?匂いが長続きする付け方も

更新:2021.04.21

トワレやコロン、パルファム…色々な呼び方があるけど、違いは何?と気になっている方も多いのではないでしょうか。香水は大きく分けて4ランクあり、香料の配合率が異なることで呼び名が変わります。また、匂いが長続きする付け方もご紹介いたします。

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トワレの意味とは?

トワレとは身だしなみを整えるための水という意味

トワレとは、オードトワレ(eau de toilette)を略した呼び方で、香水の種類の1つです。トワレとはフランス語でシャワーを浴びたり、身支度を整えるという意味で、オードは「~の水」という意味があります。つまり、オードトワレは身だしなみを整える為の水や香水を意味します。

オードトワレとは香水のランク(種類)のひとつ

トワレやコロンなどの香水は、誰かと会うための身だしなみや、おしゃれ・個性を表すファッションとして、リフレッシュやリラックス、ロマンティックな気分を楽しむ為などに使用するアイテムです。

香水にはいくつか呼び名があり、香料の配合量やテクスチャーによって違います。よく見かけるスプレータイプの香水は、香料の多い順からランクをつけると、パルファム(パフューム) > オードパルファム > オードトワレ > オーデコロンと呼ばれています。

その他に、持ち運びに便利なバームタイプの練り香水、全身に使用できるパウダータイプの芳香パウダー、お風呂やクローゼットの香りづけなどに使用できる香水石けんなどがあります。

トワレとコロンやパルファムとの違いは?

トワレやコロン・パルファムの違い①|香料の配合率が異なる

トワレやコロンの大きな違いは、香料の配合率です。香水はエタノール・水・香料が主な成分となっており、香料の配合率で「トワレ」や「コロン」「パルファム」など呼び方が違います。香料の配合量が多い程、香りの持続時間が長くなることも大きなポイントです。


パルファム、オードパルファムは香料の濃度が高いため、少量でも長時間香るのが特徴です。オードトワレは、数時間香りが残るので気軽に使えます。香料濃度の低いオーデコロンは、たくさん付けてもほのかに香る程度です。それぞれの香料の配合率ランクを下記にご紹介いたします。

香水の種類と香料配合率

種類 香料配合率
パルファム(パフューム) 15~30%
オードパルファム 7~15%
オードトワレ 5~10%
オーデコロン 2~5%

トワレやコロン・パルファムの違い②|香りのグラデーションの強弱が異なる

トワレやコロンなどの香水は肌に付けてから時間と共に匂いが変化し、トップノートからミドルノート、最後にラストノートの段階があります。オードトワレ・オーデコロンはトップノートに重点を置いて調香されるのが特徴です。オードパルファムはミドルノートを、パルファムはラストノートを重視して調香されます。

香りのグラデーションの順番

  • トップノート:香水の第一印象で、肌に付けた後10~30分間香ります。
  • ミドルノート:トップノートの後に30~1時間ほど香り、その香水の中心となる香りです。
  • ラストノート:香水をつけた2~3時間後から、香りが消えるまで余韻を残します。

トワレやコロン・パルファムの違い③|適したTPOが異なる

トワレやコロンは香りの持続時間が異なる為、それぞれに適した場面や使い方があります。パルファムは優雅な香りが持続する為、フォーマルな場面やパーティーなどに向いています。

オードトワレはカジュアルな感覚で、朝からでも気兼ねなく使用できるので普段使いに最適です。オーデコロンは香りが長く続かないので、スポーツタイムやお風呂上り、リフレッシュしたい時などに向いています。

20代、30代、40代の年代別に人気のレディース香水ブランドや、香水の選び方などについて下記にまとめているので、興味のある方は参考にして下さい。


香水を選ぶ時の香りのチェック方法

香水を選ぶ時は手首に付ける方法とムエット(匂い紙)を使用する方法があります。手首に付ける場合は、手首の内側に1~2プッシュし、少し腕を動かしてアルコール分を飛ばした後、鼻から少し離して嗅ぎます。ムエットを使用する場合は、1~2プッシュした後ムエットを軽く振ってアルコール分を飛ばしてから嗅ぎます。

数種類の香水を試す場合は、香りが混ざらないようにムエットの使用が好ましいです。嗅覚は疲れやすいため3~4種類の香水を嗅いだら、匂いが分からなくなる可能性もあるので、自分の好きな香りを店員さんに伝えてピックアップしてもらうのもおすすめです。

トワレやコロンの匂いの持続時間は?

香水の種類別|匂いの持続時間

香水の匂いの持続時間は香料の配合率によって異なります。香料の配合率ランクが高いパルファムは5~7時間持続します。オードパルファムは4~6時間、オードトワレは3~4時間、オーデコロンは1~2時間となっています。その他、練り香水や香水石けんの香りの持続時間は約1~2時間前後です。

香料の種類別|匂いの持続時間

トワレやコロンなどの香水に使用されている香料の中でも、匂いの持続時間が長い香料は、ムスクやウッディ系、オリエンタル系があります。ムスクは、ジャコウジカの雄の生殖腺から抽出された動物性の香料で、石けんやベビーパウダーのような爽やかな香りと官能的な甘さが混ざったような香りです。

ウッディ系は、落ち着きを感じさせる木の香りで、サンダルウッド(白檀)、シダーウッド、パチュリー、ベチバーなどが代表的な香料です。オリエンタル系は中近東をイメージさせるような、バニラやスパイスなどエキゾチックな香りです。


香料の中でも、香りの持続性のあるムスクやバニラの香水の更に詳しい情報や、人気の香水ランキングなどを下記にまとめていますので、興味のある方は参考にして下さい。

香水の時間別|香りの変化

香水には3段階の香りの変化があります。香水を肌に付けてから10~30分間香るトップノートは、シトラスやフルーティー系の香りを感じられます。その後30~60分ほど香るミドルノートはフローラル系、最後に6~7時間持続するラストノートは残香性の高いバニラやムスク、オリエンタル系などがあります。

時間経過とメインの香り

  • トップノート:シトラス系、グリーン系、フルーティー系、ハーバル系
  • ミドルノート:フローラル系
  • ラストノート:バニラ、ムスク、アンバー、オリエンタル系、ウッディ系、バルサミック系

トワレやコロン匂いを長持ちさせる付け方は?

香水は清潔な肌に付ける

トワレなどの香水は体臭を隠すた為に付ける方もいますが、清潔なお風呂上りに付ける事が好ましいです。体温によって温められ香りの成分が揮発するため、お風呂やシャワーの後に汗やほてりが引いてから付けるのが好ましいです。また、香料の配合率ランクの高いパルファムを使用することで、匂いの持続時間が長くなります。

香りが薄れてきたら少量の香水を付け足す

デートや旅行などで少しでも長く香水の匂いを持続させたい場合は、香水の種類と持続時間を考えて途中で付け足す事も1つの方法です。

香水には香りのグラデーションがありますが、同じ香水ならどのタイミングで付け足しても違和感なく馴染みます。ただ、付け過ぎると匂いがキツくなる可能性もあるので、ひざの裏側や内ももに少量付け足すのがポイントです。

香水の容器をそのまま持ち歩くのは不便なので、持ち運びに便利なミニボトルやペンダントタイプの容器もありますので、興味のある方は探してみて下さい。

香りを持続させたい方は手首に付けるのは避けた方がよい

香水を手首に付ける方も多いですが、手首は手洗いや洋服の袖、時計など擦れる回数が多い為、他の部位と比べると匂いの成分が揮発しやすくなります。香りを持続させたい方は、手首ではなく、耳の後ろやうなじなど、洋服などに擦れない場所が効果的です。

香水は付ける場所で香り方が違う

トワレやコロンなどの香水は体温で温められたて香りが立つので、付ける場所によって香り方が違います。しっかりと香らせたい時は、体の中でも体温が高い耳の後ろや肘のうち側、うなじなど上半身が好ましいです。ふわっと柔らかく香らせたい時は、ひざの裏や足首、ウエストの両サイドなど下半身が効果的です。

オードトワレは普段使いにオススメの香水

毎日を楽しく華やかに、気分を上げてくれる香水。しかし、選び方や付け方によっては香りが強かったりして、他人を不快な気分にさせてしまう可能性もあります。

オードトワレは香水の中でもしっかり香り立ち、約3~4時間の持続性があるので、普段使いで気軽に使用することができます。いつもより長く香りを持続させたい場合は、付ける場所や付け足しなどのテクニックを使用してみてください。

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