巻き玉のアクセサリーの作り方｜ビーズに刺繍糸を巻くだけ簡単アクセ！
「巻き玉」をご存知でしょうか。刺繍糸をウッドビーズに巻き付けて作られる糸玉飾りで和を感じさせるかわいらしさは京都のてまり飴にそっくり。そして今ハイドメイド作品としても注目されています。緻密な巻玉は一見難しそうですが、コツを知れば意外に簡単に作ることができますよ。一番簡単な巻き玉の作り方を紹介します。
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INDEX
巻き玉アクセサリーの材料は？
最低限必要なこの3種類だけ！
色合い楽しい巻き玉の最低限必要な材料は「刺繍針」「ウッドビーズ」「刺繍糸」の3つです。刺繍糸は色の組み合わせを考えて2～3色は用意するといいでしょう。作り方次第で単色の糸玉にしてもオリジナリティが出せるのでお楽しみに。
「刺繍針」が巻き玉に最適な理由
刺繍針と一般的な縫い針との違いってわかりますか？先がとがって穴が開いているという点では変わりませんが、縫い針より刺繍針の方が少し太いです。また、縫い針は針穴が小さいのに比べて、刺繍針は縦長に開いていて糸を数本まとめて通すことができます。糸をガッツリ巻いて糸玉を作るにはぴったりの針なのです。
「ウッドビーズ」が巻き玉に最適な理由
ウッドビーズの良いところはなんと言っても軽くて丈夫なところ。ガラス製より軽く割れにくく、プラスチック製より表面が滑らず糸が巻きやすいので巻き玉作りに最適なのです。大きさの種類が豊富なのもお好みの巻き玉を作るのにプラスポイント。なによりウッドビーズのまんまる型は飴玉のような巻き玉にぴったりです。
巻き玉を作るウッドビーズは糸を通す穴が小さすぎないものを選ぶと良いでしょう。表面を覆うように糸を巻いていくので細い糸を使ったとしても予想以上に埋まってしまいます。また色が塗られていないナチュラルなものの方が糸を巻きやすいです。
「刺繍糸」が巻き玉に最適な理由
巻き玉のカラーを左右するのは何と言っても糸！刺繍糸はどこの手芸店にも必ずあってカラーバリエーションが豊富です。太さにも種類があるので作りたいイメージに合わせて使い分けもできます。
お店手で売られている刺繍糸には太さで番号が振られていて「25番」の細い糸が6本束になっている刺繍糸が巻き玉作りにおすすめです。単色の巻玉を作りたいときはそのまま6本取りで、繊細に色分けして巻きたいときは本数を減らして調整することができます。
刺繍糸の代わりに他の糸でもOK！
材料を刺繍糸としましたが、刺繍糸がなければお好みの糸でも大丈夫です。絹、レーヨン、おおぶりのものなら細い毛糸を使用することも可能ですよ。素材を変えて糸玉を作ることでテイストの違う巻き玉ができあがります。裁縫箱に入っている手持ちの糸を使ってみてもいいですね。
アクセサリー用パーツも用意しましょう
何を作るのか決まっていたら対象パーツも揃えておきましょう。決まっていなくても「Tピン」は用意しておくと便利です。ビーズアクセサリーでよく使用されるパーツでビーズを他のパーツと接続するときに使います。ウッドビーズに元々穴が開いているのでアクセサリーに利用しやすいのもうれしいですね。
基本の巻き玉の材料はすべて百均で買うことができます。また、アクセサリーパーツも百均で揃えられるので、ハンドメイド初心者さんでも低コストで手軽に始められるのが魅力のひとつです。
見栄えがぐっと良くなる！おすすめ素材
基本の材料にプラス！巻き玉作りをもっと楽しみたい方に
見栄えが格段によくなるアイテムとしておすすめなのが「ゴールドの糸」です。ポイントで使うくらいでも華やかですし、デザインが洗練されます。一気に上級者の仕上がりに。
こんな長細い形のウッドビーズもあります。巻き玉と言ったらまんまるな形が主流ですが、元になるを変えればかなり雰囲気も変わって見えますよね。他の人とひと味違う作品が作ってみたいならウッドビーズも変化をつけて糸玉の形も活かしてみましょう。
巻き終わった後の糸処理が苦手な方におすすめのパーツ「ガラスドーム用キャップ」です。こちらはボンドで巻き玉の穴に留めるだけで接続パーツになる優れモノです。かわいいモチーフのものがたくさん出ているので気に入るものがきっと見つかります。
タッセルやチャームでデコレーション！
他にもストーンやチャームなどをつけたりとデコレーション用パーツを使えばポップな印象になりますよ。糸玉に使用した糸でタッセルを作ってイヤリングやピアスにしてもいいですね。タッセルの作り方も簡単です。以下の記事に作り方が紹介されているのでぜひ作ってみてくだい。
巻き玉アクセサリーの作り方は？
ひと手間で後がラクラク！作り始める前の準備をしましょう
ナチュラルウッドビーズは穴の部分が毛羽立ち、トゲトゲしていることがあります。木片が出ていれば切り取ったり、あればやすりをかけてあげると糸をひっかけてしまう心配もなくなります。切りっぱなしだと指をケガすることもあるので処理しておくことをおすすめします。
刺繍糸を準備します。ここで気をつけることは糸をよくほぐしておくこと。先にご紹介したように刺繍糸は6本の糸の束なので、きちんとほぐしておかないと巻玉を作っている途中で絡まってしまいます。せっかく頑張って巻いたのになんだガタガタ、なんてことにならないように準備してから針に糸を通しましょう。
作り方の手順①ウッドビーズにくるくると刺繍糸を巻き付けます
まずは基本の作り方から。ベース色になる糸を取り、先端5センチくらいを余らせてウッドビーズに通します。この5センチの糸を持って張りながら巻くときれいな巻玉ができます。最初のほうは糸が緩みやすいのでひと巻きごとに整えながら何周か糸を巻いたら、穴の内側の糸に針を刺し糸を通してしっかり引っ張ってください。
糸が固定されて緩まなくなったら、あとはどんどん刺繍糸を巻いてウッドビーズを覆っていきます。糸がウッドビーズの面に沿うように、糸が絡まないようにします。表面が滑らかなのが理想ですね。1色の巻き玉ならこれでほぼ完成です。全体を糸が覆うくらいに巻けたら糸の処理に入ります。
作り方の手順②糸玉の配色を変えてみましょう
2色以上にしたいならベースの色の上に他の色を重ねるか、色ごとにウッドビーズに巻く位置を決めておいて一色ずつスペースを空けて巻きます。広範囲を覆う色なら重ねない、ポイントカラーは重ねて巻くといった具合です。
カラフルでかわいい巻き玉を作りたい！となると、いろいろな色を使いたくなりますよね。ただし、ウッドビーズに大きさに対して穴が小さい場合は何回も巻いているうちに途中で穴が埋まってしまうことも。バランスを見ながら糸を通していきましょう。
作り方の手順③糸の始末は巻玉に隠して仕上げます
巻き終わりの糸を適度な長さでカットします。カットした糸端と最初に余らせておいた巻き始めの糸端をぎゅっと結んで、結びをビーズの穴の中に押し込みましょう。巻玉からはみ出た糸があれば始末して巻き玉本体の完成です。
うまく結べなくても巻き終わる際に穴がほぼ埋まっている状態なら、両端を結ばなくても巻玉の穴に糸を押し込んでボンドで留めでもＯＫです。
巻き玉を綺麗に作るコツは『糸を丁寧に巻くこと』。糸の質感を活かしたいならざっくりガンガン巻いていくのもありですよ。ただ糸でウッドビーズが見えないように覆うことと、糸がゆるまないようにしっかり留めることは注意しましょう。
作り方の手順④アクセサリーパーツをつけましょう
完成した巻き玉をアクセサリーにするためのパーツをつけましょう。ここではビーズアクセサリーでよく使うTピンを使います。Tピンを巻玉の下側の穴から差しこみ、つき出てきたTピンの先をやっとこを使って丸く輪の形にしてください。この輪にお好みのアクセサリーのパーツを取り付けたら完成です。
巻き玉アクセサリーの画像15選
巻き玉のアクセサリー画像①艶感のある水色のピアス
水色ベースカラーが爽やかです。キリっと濃い色合いの糸を使った細めのストライプがポイントになって、クールな印象の巻き玉になっています。きっちり巻かれた糸の艶は巻き玉の最大の魅力ですね。
巻き玉のアクセサリー画像➁引き揃え糸の巻き玉ピアス
こちらは個性的な糸を使った巻き玉です。引き揃えという数本の糸がより合わさって1本になってている糸で質感や色の変化を活かしています。
巻き玉のアクセサリー画像③波打つような海モチーフピアス
こちらも引き揃えの糸で作られています。太さや質感に変化があるのできちんと巻くより少し無造作に巻いてふわっとさせても可愛いです。まるでさざ波のようで貝殻との相性もバッチリ。
巻き玉のアクセサリー画像④重ね模様の巻き玉とパールビーズのペンダント
単色の巻き玉にポイントの糸をななめにかけて模様を作っています。淡い色合いとコットンパールの組み合わせが派手過ぎず上品ですね。
巻き玉のアクセサリー画像⑤カラフル糸玉オリーブのピアス
細長い形のウッドビーズを使った巻き玉をオリーブのモチーフに可愛く表現しています。ウッドビーズの形を活かしたアイデアデザインです。カラフルなオリーブと葉っぱのコントラストが楽しいですね。
巻き玉のアクセサリー画像⑥華やかな純和風の巻玉簪
これぞ巻き玉といった和を感じさせる巻き玉です。赤と黒のコントラストが綺麗で金のポイントカラーが全体を引き締めています。簪にぴったりのかっこよくて可愛い巻き玉です。
巻き玉のアクセサリー画像⑦シルバーアクセサリー風ネックレスとピアス
まるでシルバーアクセサリー！ここまで来ると本当に糸で作られているのかと疑ってしまいますね。特別な日に身につけたくなる素敵なジュエリーです。
巻き玉のアクセサリー画像⑧1色の糸玉で作れる！リンゴと柚子のネックレス
1色の巻き玉と、先にご紹介したガラスドーム用キャップをつけたリンゴと柚子モチーフのペンダントです。こんなに可愛いのに初心者さんにも挑戦しやすいモチーフですよ。華奢なゴールドチェーンをつけて女の子らしさもアップ。
巻き玉のアクセサリー画像⑨サマーカラーの巻玉コーム
数個の小さい巻き玉をつけたコームです。涼しげな色と海のモチーフを使って季節感を出した作品です。その時々のイベントに合わせたモチーフで季節感を魅せるのも素敵ですね。
巻き玉のアクセサリー画像⑩アジアンテイストな飾り結びの根付
巻き玉にアジアンノット（飾り結び）を組み合わせた根付です。着物女子は自分の持っている着物に合わせて作ってみてはいかがでしょう。もちろんストラップとしても使うことができます。
アジアンノット（飾り結び）もハンドメイドで人気です。可愛いアジアンノットの作り方を紹介している記事もあるので参考にしてくださいね。
巻き玉のアクセサリー画像⑪小花モチーフのブローチ
小さな巻き玉がころころと可愛いリースの形のブローチ。1色で作る巻き玉は花や果実を表現するのにうってつけです。たくさん巻き玉を作ったらこんな可愛いアクセサリーが出来上がります。
巻き玉のアクセサリー画像⑫シンプルなポイントカラーネックレス
細身のゴールドネックレスにテーマカラーの巻き玉を組み合わせています。普段使いのアクセサリーは主張しすぎないシンプルなアクセサリーで決まり。どんなにもコーデに使いやすいデザインです。
巻き玉のアクセサリー画像⑬立体デコレーションブローチ
立体的に巻き玉を盛ったブローチ。コロンとした可愛さが出ていますね。パールビーズなどのデコレーションパーツの組み合わせがハンドメイドの醍醐味です。
巻き玉のアクセサリー画像⑭不思議の国のバレッタ
こちらのバレッタはトランプの女王をイメージしているのだそうです。おとぎ話登場人物のイメージアクセサリーに空想が膨らみますね。
巻き玉のアクセサリー画像⑮ゴージャスなレジンコラボのバレッタ
こちらはかなり個性を出した力作のバレッタ。巻き玉＝和風の糸玉というイメージの方が多いのですが、素材の組み合わせ次第で完全オリジナルアクセサリーに。いろいろなアクセサリーパーツやストーン、レジンを使っています。
こだわり派もハマる！巻き玉アクセサリーは簡単なのにアレンジも無限大！
見た目は難しそうな巻き玉ですが作り方は自体は簡単です。刺繍糸や巻き方にこだわってオリジナルの巻き玉を作ったり、パーツを組み合わせてみたりと楽しみ方がいろいろ。たくさん作ってガラス瓶に詰めておくだけでも眺めていたくなるかわいさです。自分だけの巻き玉アクセサリーをぜひ作ってみてくださいね。
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