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カラーバターとは?
トリートメントと染料が一体となったアイテム
カラーバターは、トリートメントと染料が一体になった「カラートリートメント」と呼ばれるアイテムです。名前の通り、バターのようになめらかなテクスチャーが特徴といえます。染め方も髪になじませるだけで良いため、初心者でも簡単にセルフカラーできますよ。
ヘアトリートメント成分をベースに作られており、他のヘアカラー剤に比べて、髪へのダメージが少ないとされています。そのため、ヘアカラーやパーマなどで傷んだ髪でも使いやすく、サラサラとした仕上がりになると人気です。
自分好みのカラーが作れる点が魅力
染め方が簡単なだけでなく、自分好みの色味が作れるのもカラーバターならではの魅力です。エンシェールズはクリアクリームなど、専用のトリートメントを活用すれば、オリジナルの色を作ることもできます。
一般的なヘアカラー剤にはないビビッドカラーも多くあるため、インパクトのある髪色も簡単に実現できます。そのため「自分の好みに合うヘアカラー剤の色味がない…」という方にもおすすめのアイテムです。
カラーバター以外にも、傷んだ髪でも使いやすいヘアカラー剤は数多く存在しています。以下の関連記事では、髪が傷みにくい市販のヘアカラー剤をランキング形式で紹介していますよ!髪が傷まない染め方も解説していますので、頻繁にヘアカラーを楽しんでいる方は、ぜひこちらもチェックしてみてください。
カラーバターを使う前に準備すべきものは?
①手袋
カラーバターを触るうえで、手袋は必要不可欠です。トリートメント成分をベースとしていても、カラーバターには一般的なヘアカラー剤と同じように、染料・薬剤が含まれています。素手で触ると薬剤や染料で手が荒れてしまう可能性があるため、必ず手袋をはめてから使うようにしましょう。
カラーバターを使う時の手袋を選ぶ時には、できるだけ手にぴったりフィットする薄手のものがおすすめです。手袋のサイズにゆとりがあると、カラーバターが塗りにくくなる場合があります。一般的なヘアカラー剤に付属している手袋を活用するのもおすすめです。
②ケープやイヤーキャップ
肌を守るために、ケープやイヤーキャップも必要です。主にカラーバターが肌や服に付着しないように、染める前に装着します。染料を含むカラーバターは、一度付いてしまうと染まってしまい取れにくくなるため注意が必要です。衣服はビニール製のケープで、耳周りはイヤーキャップでガードしてから染め始めましょう。
③ブラシやコーム
色ムラを軽減するために、ブラシやコームも必要です。ブラシは染める前の髪をとかす時、コームはカラーバターを髪になじませる時にそれぞれ使います。コームはピン部分がカラーバターで染まってしまうため、お気に入りのものを使うのは避けましょう。
④ヘアクリップ
髪をきれいに染めるために、ヘアクリップも必要です。染める前に髪の毛をブロッキングする時に使うと、塗りムラが起こりにくくなります。ショートやミディアムヘアなどの場合はダッカール、ロングや毛量の多い方ならコンコルドと呼ばれるヘアクリップがおすすめです。
⑤ワセリンなどの保湿クリーム
カラーバターから肌を守るために、ワセリンなどの保護クリームも必要です。カラーバターで髪を染める時、染め方によっては薬剤が生え際に付着し、肌が着色してしまうこともあります。染める前に髪の生え際に塗っておけば、クリームの油分が肌を包み、カラーバターで着色するのを防いでくれますよ。
また敏感肌の方の場合、薬剤が生え際の肌に付着した時にピリピリとした刺激を感じることも少なくありません。そんな時に、ワセリンなどの保護クリームを事前に塗っておけば、使用時の刺激を緩和してくれるとされています。
カラーバターの使い方は?
①シャンプーで髪についた汚れ・ほこりを落とす
最初に、シャンプーで髪についた汚れ・ほこりを落としましょう。汚れがついたままの髪で染めてしまうと染料が浸透しにくくなるので、発色や仕上がりが悪くなってしまいます。また、30~36度程度のぬるま湯で髪を濡らしておけば、キューティクルが開いて染料が浸透しやすくなりますよ。
また、シャンプー後の髪の毛はタオルドライで水分をしっかりふき取りましょう。濡れたままの状態で使うと、髪に付いた水分でカラーバターが垂れたり、塗りムラが出たりする可能性があります。
②髪を少量ずつ取ってカラーバターを塗る
次に、髪を少量ずつ取ってカラーバターを塗っていきます。セルフでカラーバターを使う前には、ヘアクリップで左右の横髪・後頭部などをブロッキングしておきましょう。
鮮やかな色味が多いカラーバターですが、使う人の髪のコンディションや色によって、実際の発色が異なります。そのため、カラーバターを髪に付ける時は、少量の毛束を使って発色や仕上がりをチェックするのが染め方の基本です。
発色や仕上がりをチェックしたら、髪全体にカラーバターを塗っていきましょう。まんべんなく塗り広げたら、コームで髪をとかして染料を均一に行き渡らせます。
③しばらく浸透させたらカラーバターを洗い流す
カラーバターをつけた髪を放置して染料を浸透させたら、しばらく放置します。放置時間は15~20分を目安にすると良いですよ。髪についたカラーバターが垂れないように、ラップやシャワーキャップなどを被せておくことが大切です。
放置時間は髪の長さや染め方・カラーバターの色によって少しずつ変化します。そのため、ロングヘアや毛量の多い方は放置時間を少し長めに取りましょう。ある程度放置したら、シャワーでカラーバターを洗い流します。
カラーバターで髪を染める時の注意点は?
①派手なカラーにする時は黒髪のまま使わない
1つ目は「派手なカラーにする時は黒髪のまま使わない」という注意点です。セルフカラー初心者でも簡単に扱えるカラーバターですが、ブリーチのように髪色を明るくする成分は入っていません。そのため、黒髪や暗い色の場合、カラーバターの仕上がりが悪くなることがあります。
特に赤やブルー・ピンクなどの派手な髪色の場合、ベースとなる黒髪の色が混ざり発色が悪くなってしまいます。つまり、黒髪でカラーバターを使う時には、前もってブリーチで髪を脱色しておくことが大切です。
②ダメージヘアに使う時はカラーバターを大量に塗らない
2つ目は「ダメージヘアに使う時はカラーバターを大量に塗らない」という注意点です。紫外線や過去のヘアカラーなどでダメージを受けた髪は、キューティクルが開いている状態で、染料が浸透しやすいとされています。そのため、ダメージヘアに使う場合はカラーバターの使用量に注意しましょう。
髪にダメージの酷い部分があると、他の場所と比べて発色が濃くなるため、色ムラの原因につながります。実際にセルフでカラーバターを使う時には、ダメージの酷い部分を最後に染めたり、放置時間を短くしたりするのも良いですよ。色ムラが出てしまった場合には、色が薄い部分に重ね塗りすることで軽減できます。
③色を変える時は無理に落とそうとしない
3つ目は「色を変える時は無理に落とそうとしない」という注意点です。染めた後のカラーバターはゆっくり色落ちします。そのため前のカラーが残っている状態で、他の色のカラーバターを使った場合、色が混ざってしまう可能性もゼロではありません。
しかし、早く色を変えたいからといってブリーチなどで無理に落とそうとすると、髪に負担がかかってしまいます。そのため、カラーチェンジは色が薄くなったタイミングに行うとともに、最低でも1ヶ月に1回の頻度に留めましょう。
カラーバターの色持ちを良くするコツは?
①濃いめの色のカラーバターを使う
1つ目のコツは「濃いめの色のカラーバターを使う」という内容です。カラーバターの色によって、色落ちの速さは異なります。例えばミルクティーやシルバーなどのハイトーン系の色は、2~3週間程度で色落ちするのが特徴です。
対して、レッドやピンク・ブラウンなどの原色系のカラーバターは、1~2ヶ月程度まで色持ちします。そのため色落ちが気になる場合には、濃い色味のカラーバターを使ってみましょう。
②毎日のケアにはカラーシャンプーを使う
2つ目のコツは「毎日のケアにはカラーシャンプーを使う」という内容です。カラーシャンプーには、洗浄成分に加えて色素成分が含まれており、ヘアカラー後の色落ちを防ぐとされています。カラーバターの色味と同じものを活用すれば、美しい髪色をより長く楽しめますよ。
またブリーチした髪は外部の刺激を受けやすいため、うるおいを保つ成分を含むカラーシャンプーを使いましょう。カラー後の髪のパサつきが気になる場合は、洗い流さないトリートメントを併せて活用することをおすすめします。
③髪の毛はドライヤーでしっかり乾かす
3つ目のコツは「髪の毛はドライヤーでしっかり乾かす」という内容です。シャンプー後の濡れた髪は、キューティクルが開いた状態といわれています。
キューティクルが開いていると、髪の内部のうるおいや水分が蒸発しやすくなります。つまり濡れた髪を自然乾燥させていると、うるおいとともに染料が流れ出てしまい、せっかくのヘアカラーも長持ちしません。濡れた髪は必ずドライヤーで根元まで乾燥させましょう。
カラーバターの定番エンシェールズの人気色一覧!
①アッシュピンク
「アッシュピンク」はピンク系カラーバターのなかでも、比較的落ち着いた雰囲気が魅力的なくすみカラーです。ほんのりパープルが入ったラベンダーのような色味になっており、明るく華やかな印象を与えてくれます。
ブリーチが強めの髪の場合、パープルが濃いめに現われるのも人気のポイントです。原液の色が濃いめに作られているため、ナチュラルにまとめたい場合にはクリアクリームで薄めて塗ることをおすすめします。髪色でフェミニンな雰囲気を演出したい方にもぴったりなカラーです。
②アッシュグリーン
「アッシュグリーン」は宝石のターコイズを思わせる、青みを含んだグリーンカラーです。ブリーチをしっかり入れた髪でも暗めに発色するため、ほどよいトレンド感を演出したい場合におすすめです。
クリアクリームと組み合わせれば、緑が強めのパステルブルーに変身しますよ。スマートな印象を出したい時はもちろん、明るすぎる髪色に抵抗がある方にもぴったりなカラーです。
③リアルレッド
「リアルレッド」はエンシェールズが誇る定番カラーの1つであり、混じり気のない王道の赤色が特徴です。軽めのブリーチでもパキッと鮮やかに発色してくれるため、毛先だけを染めたり、インナーカラーを楽しんだりする時にもぴったりですよ。
また茶髪の髪の上から塗れば、大人っぽいワインレッドに変身します。様々な色のカラーバターと混ぜ合わせることで、絶妙に違うニュアンスを楽しめるのも魅力です。「ライブやイベント用に髪色を変えたい」という方におすすめです。
④プラチナシルバー
「プラチナシルバー」は、自然な抜け感を演出できるホワイト寄りのシルバーです。ブリーチが強めに入った髪であれば、名前の通りプラチナのような透明感を演出できます。また色混ぜする時のベースに使えば、ナチュラルなアッシュカラーが簡単に作れますよ。そのため、単色や多色問わず様々な使い方に活用できます。
⑤アッシュミルクティー
「アッシュミルクティー」はエンシェールズの売れ筋カラーランキングにおいて、毎年1・2位を獲得している定番色です。ブリーチが強めにかかった髪では、ほんのりグレーが入ったブラウンに仕上がるため、上品で華やかな雰囲気を演出できます。
色の主張が控えめで、ナチュラルな色味になっているため、ビジネスシーンやパーティーなどでも華やかに映える点がポイントですよ。ヘアカラー初心者や「派手すぎるヘアカラーは苦手」という方にもおすすめです。
カラーバターでおしゃれな髪色を楽しもう!
カラーバターは使い方や放置時間が手軽であることから、セルフカラー初心者の救世主といえます。もっと簡単にヘアカラーを楽しみたい方は、ぜひ今回ご紹介した使い方や人気色を参考にしてみてくださいね。
ヘアカラーをする時には「どの色が似合うか分からない…」と悩む方も多いのではないでしょうか。そんな時には「パーソナルカラー診断」を参考にすることで、自分をより魅力的に見せてくれる髪色が見つかりやすくなります。関連記事では似合うヘアカラーの選び方について、パーソナルカラーの観点から解説していますよ!
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