ドクターマーチンを手入れで長持ちさせる!磨き方やソールの交換方法は?
更新:2021.07.26
ドクターマーチンの靴は手入れをすることでより長持ちさせることができます。一足が決して安い値段ではないドクターマーチンですが、四季を問わず常用履きできるブーツだからこそ靴の磨き方やソールの交換方法を知っておきましょう。まだ、お手入れをしたことがないという人はこの機会に是非試してみましょう!
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INDEX
ドクターマーチンとは?
歴史あるイギリス生まれの革靴
ドクターマーチン(Dr. Martens)はレザーシューズをメインとするイギリスの靴ブランドです。ソールを黄色い糸で縫いとめてあることが特徴で、ブーツタイプであれば黄色の糸で刺繍がされたロゴが縫い付けられているという特徴があります。現在類似品も多く作られているためよく確認するようにしましょう。
公式サイトはこちらレザーシューズ、レザーブーツがメイン
ドクターマーチンはレザーシューズ・レザーブーツがメインのブランドです。その特徴としてソールに独自のエアークッションを用いて作られています。起源はドイツ軍で支給されていた軍隊用の靴を改良したものであり足への負担を軽減することを第一に考えられ開発されました。
POINT
日本に輸入されていないものも多くある
ドクターマーチンはイギリス由来のレザーシューズメーカーです。そのため、本場イギリスのみで販売されている靴も数多くあります。輸入されていない商品はドクターマーチンの正規店でも手入れの取り扱いや判断が難しい場合があります。相談する場合は先に伝えておきましょう。
ドクターマーチンの手入れに必要な道具は最低5つ
ドクターマーチンの手入れ道具は正規品がある
ドクターマーチンの手入れ用の道具はドクターマーチンから正規品として多く販売されています。靴磨き用のブラシやクロスはその靴に合うものであれば廉価版でも問題ありませんが、ポリッシュやクリームはドクターマーチンの専門店のスタッフから靴それぞれに合う物を勧めてもらうことをおすすめします。
仕上げが磨いた状態なのか、マットな状態を保つのかは靴の形状により異なります。その靴に最も適した手入れ方法を靴ごとに行うほうがより長持ちさせることができます。また、海外販売のみが行われているドクターマーチンの手入れをする場合は事前にどんな革が使われているのか調べてから行うようにしましょう。
POINT
靴によって手入れに必要なものが違うが基本は5つ
靴の磨き方はほぼ同じなため、必要となるものは限られています。靴ブラシ・クロス・靴の汚れを落とすためのローション・そして仕上げ用のクリームと防水スプレーがあれば靴の手入れをすることができます。仕上げの靴用クリームにはいくつか種類があるためその用途別に紹介します。
①靴磨き用ブラシ・クロス
靴の手入れはまずは靴磨き用のブラシで土や埃を落とすところから始まります。また、磨くためのクロスも必ず必要になります。このどちらも正規品で手に入りますが靴に合うものであれば正規品にこだわらなくてもきれいに靴を磨くことが可能です。スムースレザーは最後の仕上げにもブラシを使用するため使い分けましょう。
②レザーローション(リムーバー)
レザーローションはクロスにつけてブラシだけでは落なかった靴の汚れを落とすために使用します。こちらもドクターマーチンから「レザーローション」の名前で正規品が出ている商品です。カビ止めの成分も含まれている使い勝手のよい商品ですが、スエードのような起毛革には向かないタイプとなっています。
③ポリッシュ(レザークリーム/ワックス)
ポリッシュは色落ちを防ぐレザークリームの一種です。磨いた後の革に栄養分を与えるためにもレザークリームでの手入れは必要不可欠となります。ドクターマーチンのレザークリームはレザーの色味に合わせたポリッシュが販売されています。レザーの保護とツヤ出しのための仕上げでもあり防水機能もついたクリームです。
ポリッシュのカラーには、ブラック・レッド・ニュートラル(クリア)の3種類があります。ブラックにもレッドにも該当しない革に関してはニュートラル(クリア)を使用してください。このポリッシュも起毛革や蛇革へ使うと痛めてしまう可能性があるため使用できません。
④ワンダーバルサム(レザークリーム/ワックス)
ワンダーバルサムはポリッシュと違い色の補修をしない無色のレザークリームです。ポリッシュのニュートラル(クリア)と似ていますがよりツヤ出し効果が望めるためビジネスシューズの手入れの場合はこちらを使うことをおすすめします。ココナッツクリームや蜜蝋の成分が入っており、よりツヤ出しに特化したクリームです。
⑤デリケートクリーム(レザークリーム)
ドクターマーチンから販売されているデリケートクリームは乳化性の柔らかいレザークリームとなっています。ツヤ出しのためのクリームではありませんがソフトレザーの靴への相性がぴったりとなっているクリームです。ソフトレザーの手入れの仕上げややポリッシュを塗る前の手入れで使います。
⑥防水スプレー
革靴の手入れに防水スプレーは必要不可欠です。革は水分が入り乾燥することを繰り返すことでより傷んでしまいます。ポリッシュやワンダーバルサムにも防水機能はありますが重ねがけすることでより防水効果を発揮します。また雨の日にブーツを履く前に防水スプレーをかけることもケアに繋がるため一つは持って置きましょう。
Dr. Martens公式サイトを見てみるドクターマーチンの手入れの方法
革靴の手入れ方法は2種類ある
革靴は定期的に手入れをする必要があります。もちろん本革を使用しているドクターマーチンも例外ではありません。革靴の磨き方には鏡面磨き(爪先を乳化性クリームと油性ワックスで磨く方法)とアンティーク磨き(2色の乳化性クリームを使い、あえて古く見せる方法)がありますがマーチンはほとんどアンティーク磨きです。
手入れに使う道具はまずは取り扱い説明書をしっかりと読んでから行うようにしましょう。ドクターマーチンの正規品を使わない場合は特に注意書きを必ず読んでください。革靴に不向きな商品や、アルコール分が含まれている商品は注意して扱うか、使用しないようにしましょう。
POINT
革靴のアンティーク磨きは難しい
革靴をあえて古く見せる方法で磨くアンティーク磨きは、ムラのない仕上がりにしようと思うと初心者には難しいものです。もしも革の質感を変えるためアンティーク磨きをしてみたいという人は靴職人に以来する方がよいかもしれません。
ドクターマーチンの磨き方①ブラッシング
ドクターマーチンも一般的な革靴の磨き方と同じ磨き方をします。まずは準備として革靴の靴ひもを全て外しましょう。続いてブラシを使って革に付着している汚れや埃を丁寧に落としましょう。靴を履く度に軽くブラシをかける習慣をつけておくと手入れをする時が楽になります。
ドクターマーチンの磨き方②ローションを使う
続いてローションをクロスに少量染みこませて靴全体を擦りながら汚れを落とします。ローションは一度に大量に出さず、クロスの綺麗な部分につけては少しずつ擦るを繰り返しましょう。極端に傷んでいる場所を何度も擦りすぎるとより靴が痛む場合があるので注意してください。
ドクターマーチンの磨き方③クリームの塗布
クリームの塗布は、デリケートクリームを塗る工程を挟んでポリッシュで丁寧に仕上げるやり方と、最初からツヤ出しポリッシュを使って仕上げる方法の2種類があります。またソフトレザーの仕上げはデリケートクリームを塗った段階で終了となります。最初からポリッシュを使って仕上げる方法でも十分に靴はきれいになります。
汚れを落とした靴は、仕上げ様のクリームを塗って栄養分を与えます。仕上げ様のクリームはその靴の仕上げにあうものを使うようにしましょう。クリームはクロスでの塗布で構いませんが、ペネトレイトブラシを使うと手を汚すことなく均等にクリームを塗ることができます。塗り終えたら30分ほど置くようにしましょう。
ドクターマーチンの磨き方④仕上げ
クリームを塗って30分ほど置いたあとでもう一度きれいなブラシを使ってブラッシングし、余分なクリームを落とすようにしましょう。間にデリケートクリームを挟んで仕上げている場合はこの後にポリッシュなどを使ってもう一度仕上げを行ってください。ツヤ出しを終えたあと、防水スプレーをかけて仕上げは終了です。
靴を長持ちさせるには定期的に手入れをすることは大切です。下の動画では、一般的に靴屋さんで手に入る道具を使ってドクターマーチンを手入れの仕方を紹介しています。ドクターマーチンの正規品を使わずに靴を磨く場合は参考にしてください。
ドクターマーチンのソールの交換方法
ドクターマーチンのソール交換について
QUOTE
ドクターマーチンは、イギリスの靴製造メーカーであるR.グリッグス・グループLtd.が、イギリスにおける靴製作のための特許権を買い取った。グリッグスは名称を英国化し、よりぴったり合うように踵を細くし、トレードマークである黄色のステッチを施し、靴底をAirWairとして商標登録した。 引用元:ウィキペディア ドクターマーチン
ドクターマーチンのソールはAirWairという独自製品として商標登録されています。この純正のソールとの交換は現状日本では断られてしまう場合がほとんどです。最も社外品であればソールの交換を受け付けてくれる場合もあるので全く交換ができないというわけではありません。
ソール交換はかかとのみのリペアなのか、全て取り替えなのかで値段がかなり変わってきます。もしもオールソールの取り替えを希望している場合は事前にリペアショップで値段を聞くことをおすすめします。ソールのリペアは、場合によっては新しいものを買うことと変わらない値段になる場合もあるので注意しましょう。
ドクターマーチンの手入れの目安
ドクターマーチンの手入れの目安は2~3ヶ月に1回は最低限でも行うようにしましょう。可能であれば月に一回手入れをすることが望まれます。また、履く度にブラシを使って簡単に手入れをすることや、雨の日に履く前に防水スプレーをかけること、乾燥剤と一緒に靴を保存することでより長く靴を使うことができます。
また、ドクターマーチンを長い期間履かない場合は、定期的に空気の入れ替えや形をきちんと保てているか確認するようにしましょう。靴はずっと放置していているだけでもその場所にある湿気や乾燥で劣化や変形を起こします。シューズキーパーを使い靴の形状を保つことも靴を長く愛用するためのコツです。
靴の手入れはなぜ必要なのか
革を柔らかくする
革靴は買ったばかりの時には固いものであり、湿気と乾燥を繰り返す中でどんどん変質してしまいます。定期的な手入れを行うことや正しい磨き方を行うことによって革を柔らかくし、劣化やひび割れを防ぎ長持ちさせることが出来るのです。また革を柔らかくすることでソールとも馴染みやすくなります
革の劣化や乾燥から守る
革靴は湿気にも乾燥にも弱いものです。定期的な手入れをすることによって必要以上に革が乾燥することやそれによって劣化することを防いでくれます。また、定期的な手入れによって防水機能を保つことや、靴の空気の入れ替えをすることでより靴を長持ちさせることができます。
ドクターマーチンの手入れでやってはいけない磨き方
①普通の靴用クリームを使う
これは革靴の手入れであればどれでも言えることですが、革靴の手入れには革靴用の商品を使うようにしましょう。普通の靴用クリームを使ってしまうと場合によってはシミやムラができてしまい見た目を損なうことがあります。
安いクリーム(100均など)や靴磨き以外の物を使う
今は100均でも靴用のクリームを手に入れることができますができれば効果を持続させるためにも靴屋さんや正規品で販売されている革用のクリーム、またはローションを使うようにしましょう。代用品でハンドクリームやオリーブオイルを使うことも厳禁です。一時的には革を柔らかくできますが後々油シミになってしまいます。
牛乳を使う
革靴の磨き方に牛乳を使うことが一時流行ったそうですがこれもおすすめしません。牛乳にはガゼインという成分が含まれておりこの成分が革を固くしてしまいます。
アルコール・科学雑巾を使う
アルコールは革靴の大敵です。アルコールは革製品に必要な油膜を分解しとってしまいます。色落ちや乾燥やひび割れを起こしてしまう原因になるため注意しましょう。また、科学雑巾は簡単に汚れを落とせるように含まれる成分が色落ちや薬剤が染み込んでシミ・ムラになる可能性があるため使わないようにしましょう。
定期的な手入れをすることが長持ちさせるコツ
革靴はソールが減ってしまうことを除けば大部分である革をどれだけ劣化させずに保つことが出来るかが長く愛用するための鍵となります。お手入れは一回に40分~1時間と長い時間がかかるため休みの日を利用して行うようにしましょう。
靴のきれいさはその人の在り方を表すとも言います。靴を長持ちさせることはもちろんのこと、きれいな靴を履き続けることを心がけて、定期的な靴の手入れを行いましょう。
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