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類は友を呼ぶの読み方と意味は?

類は友を呼ぶの読み方は「るいはともをよぶ」

勉強を教え合う大学生

類は友を呼ぶの読み方は、「るいはともをよぶ」です。この場合の「類(るい)」という漢字の読み方には、似たものの集まりや、同じ目印でまとめられた仲間という意味が含まれています。また、「友(とも)」には、志を同じとする仲間という意味があります。どちらの読み方も、仲間にまつわることを表しています。

類は友を呼ぶの意味は「似たもの同士は自然と仲間になること」

指をさしてくる男女

類は友を呼ぶの意味は、「似たもの同士は自然と仲間になること」というものになります。では、何が似ているもの同士なのかというと、趣味や嗜好、性格や生い立ちなど幅広いものが含まれます。同じ目印でまとめられるもの同士であれば、なんでも良いということになりますね。

共通点があると仲間になりやすいということですが、注意しなければいけない点があります。善良な人や技量が優れた人という目印でまとめられたもの同士であれば良い意味となり、邪な人や技量が劣った人という目印であれば悪い意味となる可能性があるのです。使い方しだいで褒め言葉にも皮肉にもなってしまいます。

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誤用に注意

しばしば「類は類を呼ぶ」という使い方を目にするときがありますが、こちらは誤用となります。呼ぶのは「類」ではなく「友」なので間違えないようにしましょう。

仲間同士で集まることもあれば、仲間はずれになることもあります。どんなときに仲間はずれになってしまうのかを知っておくと、類は友を呼ぶへの理解もグッと深まりますよ。こちらの記事では、仲間はずれになる人の特徴や対処法を確認することができるので、ぜひ目を通してみてください。

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集団の中で仲間外れにされることは、とても辛い事です。ここでは仲間外れす

類は友を呼ぶは誰の言葉?由来も

類は友を呼ぶの由来は中国の易経の一節

万里の長城

類は友を呼ぶの由来は、中国の『易経(えききょう)』という占いの本に記されている言葉にあります。紀元前1046~紀元前256年の間に書かれた書で、全10編で構成されているものです。その中の1編である「繋辞伝(けいじでん)」に、類は友を呼ぶの語源となる一節が記されています。

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『易経・繋辞上伝』に「方は類を以って聚まり、物は羣を以って分れて吉凶生ず」とあるのに基づく。

引用元: 故事ことわざ辞典

類は友を呼ぶが誰の言葉かは不明

たくさんのクエスチョンマークと女性

ことわざの類は友を呼ぶが、誰の言葉かについては不明とされています。『易経』の「繋辞伝」は、論語で有名な孔子の著だという説もありますが、真偽の程は疑わしいとされています。そのため「誰の言葉?」という問に対して、「孔子」と答えることはできません。

また、現代でお馴染みの「類は友を呼ぶ」ということわざのフレーズは、『易経』の「繋辞伝」の一節を由来に、明治時代に生まれたと考えられています。明治時代より前は、他の表現が用いられていました。比較的近い時代に、新しく考えられたフレーズであるにもかかわらず、誰の言葉なのかが伝えられていないのは残念ですね。

漢文には、類は友を呼ぶの他にも、ためになる明言や格言が豊富にあります。こちらの記事には、「繋辞伝」を書いたかもしれない孔子の論語も紹介されているので、興味のある方は併せてご覧ください。

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国語の授業などで1度は習ったという人も多い「漢文」のなかには、座右の銘

類は友を呼ぶの他の言い方・同義語は?読み方も

他の言い方・同義語と読み方①類を以て集まる

円陣で手を合わせる人々

他の言い方・同義語と読み方の1つ目は、「類を以て集まる」です。「るいをもってあつまる」という読み方になります。類は友を呼ぶが誰の言葉なのかについて触れた部分で、明治時代より前には、現代のことわざのフレーズとは違う表現が用いられていたことを説明しましたね。

『易経』の「繋辞伝」の一節を由来に持ち、明治時代よりも前にポピュラーであった表現が「類を以て集まる」です。由来が同じなら意味も全く同じなので、まさに同義語ですね。江戸時代の中期に誕生したとされる京都のいろはかるたの「る」の札でも採用されていることわざです。

他の言い方・同義語と読み方②類を以て友を引く

握手する女性

他の言い方・同義語と読み方の2つ目は、「類を以て友を引く」です。読み方は、「るいをもってともをひく」となります。こちらも『易経』の「繋辞伝」の一節を由来に持つ、同じ系統のことわざです。意味も同じで、江戸時代に用いられていたとされています。残念ながら誰の言葉かは伝わっていません。

他の言い方・同義語と読み方③類友

麦わら帽子をかぶった女性2人

他の言い方・同義語と読み方の3つ目は、「類友」です。読み方は「るいとも」で、ことわざの類は友を呼ぶを略した言葉となっています。とうぜん由来も意味も同じですね。若者言葉として認識されているので、他の言い方・同義語の中では最も新しい表現だと考えられています。また、こちらも誰の言葉かは伝えられていません。

類は友を呼ぶの使い方は?用例も

使い方と用例①良い意味で使うもの

グーサインをする男女

使い方と用例の1つ目は、良い意味で使うものです。ポジティブな事柄を挙げて一緒に使うことで、褒め言葉として用いることができます。学校や職場などで、人格や技量などで優れた人が集まっている場合に使ってみましょう。

用例としては、「このチームのメンバーは意欲のある人ばかりだ。まさに類は友を呼ぶという感じだね」のようなものが考えられます。褒め言葉なので、自分が使うことはもちろん、誰かから言われても嬉しいですね。積極的に使いたいタイプの使い方です。

使い方と用例②悪い意味で使うもの

指をさされて悩む女性

使い方と用例の2つ目は、悪い意味で使うものです。ネガティブな事柄を挙げて一緒に用いると、悪口や皮肉のような使い方になります。学校や職場などで、一緒に集まることで良くない状態に陥ってしまっている人たちに対して用いることができます。しかし、悪い意味なので使い所が難しいものでもありますね。

用例としては、「彼らとは、あまり仲良くしないほうがいい。類は友を呼ぶで、じつに不真面目なやつらが集まっている」のようなものが考えられます。また、「目標が高くて素晴らしいね。類は友を呼ぶというけれど、○○さんの友人だということがよく分かるよ」のような用例では、皮肉として捉えられますね。

使い方と用例③良いとも悪いとも言えないもの

パソコンを見る男女

使い方と用例の3つ目は、良いとも悪いとも言えないものです。ポジティブともネガティブとも判断できない事柄と一緒に使われたときが該当します。用例として「類は友を呼ぶというが、私の友人関係は同じ趣味を持つ人ばかりだ」のようなものが考えられます。

同じ趣味を持つ人が集まっていることに対して、良い印象を抱いているのか悪い印象を抱いているのか、なかなか判断がつきませんね。単純に、似ているタイプの人が集まっていることを伝えたいときに使ってみましょう。

類は友を呼ぶと似た言葉・類語は?意味も

似た言葉・類語と意味①牛は牛連れ馬は馬連れ

神社の境内にある馬の像

似た言葉・類語と意味の1つ目は、「牛は牛連れ馬は馬連れ」ということわざです。現代ではあまり見られない光景ですが、牛や馬が歩くときは、互いの歩調が異なるため連れ立つのが難しい動物です。牛同士、馬同士であれば歩調も合うので、似たもの同士は集まりやすいということを例える類語になっています。

ただし、似たもの同士で物事を進めるようにすれば、うまくいくという意味も含んでいる点が若干異なります。また、「鹿は鹿連れ」と表現される場合の類語もあります。

似た言葉・類語と意味②同気相求む

握手を交わすビジネスマン

似た言葉・類語と意味の2つ目は、「同気相求む(どうきあいもとむ)」ということわざです。「同気」とは、同じ気質を持つものを示します。同じ気質をもつものは、互いに親しみをおぼえ集まることを意味する類語です。由来が『易経』にあることも共通していますが、似ている部分が気質に限定されている点が異なります。

似た言葉・類語と意味③似たもの夫婦

男性におんぶされる女性

似た言葉・類語と意味の3つ目は、似たもの夫婦です。夫婦は、長い時間を共有することから、性格や趣味などが似ているものだという意味の似た言葉です。また、互いによく似た性格や趣味の夫婦そのものも指しています。だからこそ夫婦になるのだと考えられますね。対象が夫婦に限られている点が異なる類語です。

類は友を呼ぶの対義語は?意味も

対義語と意味①同族嫌悪

互いに睨み合う男女

対義語と意味の1つ目は、「同族嫌悪(どうぞくけんお)」です。同族は、同じ性格や趣味を持つ人のことで、似ているからこそ嫌悪感を抱くという意味の対義語となります。とうぜん嫌悪感を抱いている人と仲間になることは難しく、どちらかというと対立してしまう関係になってしまいます。

同族嫌悪に関して、さらに詳しい内容をチェックしたい方には、こちらの記事がオススメです。意味だけでなく、同族嫌悪起こる心理から対処法、類語などがまとめられています。内容をチェックして、うまく自分の心をコントロールできるようになってみましょう。

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関連記事 同族嫌悪の心理とは?対処法/意味/類語/対義語/同属嫌悪

同族嫌悪はなぜ起きるのか?その時の自分の心理にはどんな事が起きているの

対義語と意味②氷炭相容れず

顔をそむける男女

対義語と意味の2つ目は、「氷炭相容れず(ひょうたんあいいれず)」です。氷炭は、冷たいものと熱いものという、まったく逆の性質を持つものですね。一緒にしてしまうと、氷は溶けてしまいますし、炭は熱を失ってしまいます。性質が反対であるため、そりが合わないことを意味する対義語となります。

対義語と意味③掃き溜めに鶴

並んだ折り鶴

対義語と意味の3つ目は、「掃き溜めに鶴(はきだめにつる)」です。「掃き溜め」は、ゴミを掃き集めた場所のことです。鶴は、その優美な姿から優れたものを例える言葉です。ゴミ捨て場に鶴が舞い降りるように、つまらない集団の中に、一人だけ優れた人物が混じっていることを意味する対義語となっています。

類は友を呼ぶを意識してみよう

類は友を呼ぶは、「似たもの同士は自然と仲間になること」を意味することわざです。良い人の周りには良い人が、悪い人の周りには悪い人が集まることになりますね。逆に考えれば、どのような仲間を持っているかで、自分という人物の評価を知る手がかりにもなり得ます。

英語やスペイン語に、「あなたの友人を教えてくれれば、あなたがどういう人なのか当ててみせます」という意味のことわざがあるように、交友関係には少し敏感になってみると良いかもしれません。良い意味で類は友を呼ぶが使われるような関係を築きたいですね。

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