INDEX

「帰省」という言葉の意味とは?

「帰省」の読み方と漢字の構成

重ねられた辞書

「帰省」は「きせい」と読みます。「帰省」の「帰」は文字通り「帰ること」です。「省」は「省みる(かえりみる)こと」で、「両親の安否をたずねる」という意味です。つまり「帰省」の漢字の構成は、「帰って両親の安否をたずねる」です。「帰省の持ち物リスト」についての関連記事がありますので、合わせてご覧ください。

Small thumb shutterstock 140952265
関連記事 帰省の持ち物リスト8選|大学生や子供の必要なもの・必需品は?

実家に帰省する時の持ち物というのは意外と悩んでしまうものです。何を持っ

帰省の意味①田舎に帰ること

何冊もの本

帰省の意味の1つ目は「田舎に帰ること」です。この場合の田舎とは地方都市のことです。東京や大阪などの大都市で生活している人の多くは地方出身者です。特に大学生などの学生や若い人の大半は地方出身者であることが多いので、「帰省」とはそういった地方出身者が休暇を取って、出身地に一時的に帰ることを意味します。

帰省の意味②故郷に帰ること

田舎を走る汽車

帰省の意味の2つ目は「故郷に帰ること」です。都市部に住んでいる人が必ずしも地方出身者とは限りません。大都市出身者が地方で生活している場合もあります。そういう人が休暇に出身地に帰ることも「帰省」と呼びます。具体的には、東京出身者が大阪で仕事をしていて、正月にだけ東京に帰るときにも「帰省」というのです。

「帰省」の総括的な意味とは「一時的に帰ること」

別れを惜しむカップル

「帰省」とは、人が自分の出身地に帰ることを意味しますが、一般的には休暇を取って少しの期間ふるさとに帰るという意味の言葉です。あくまでも休暇期間だけのことで、ふるさとに帰りっぱなしという意味では使いません。逆に外国から日本に帰る時には、たとえ故郷に帰る場合であっても「帰省」という言葉は使いません。

「帰省」の類義語とは?

帰省の類義語①帰郷

帰郷途中の女性

帰省の類義語の1つ目は「帰郷(ききょう)」です。帰郷も帰省と同じく「出身地に帰ること」や「ふるさとに帰ること」という意味ですが、ニュアンスが少し違います。「帰郷」は、「帰省」のように短期的にふるさとに帰る場合にはあまり使われません。「一時帰省」とは言っても「一時帰郷」とはあまり言わないのです。

「帰郷」はどちらかというと出身地に長期的に帰るとか、出身地に帰ってそこに留まり続けるという場合に多く使われます。外国から日本に里帰りする場合にも、「帰省」ではなく「帰郷」の方を使います。外国から日本への里帰りする場合には、短期的な里帰りであっても長期的に里帰りであっても、「帰郷」の方を使います。

帰省の類義語②里帰り

妊婦

帰省の類義語の2つ目は「里帰り(さとがえり)」です。「里帰り」という言葉はもともと、他家に嫁いだ新妻が、初めて実家に帰ること意味していました。現在では、「帰省」と同じように、多くの場合短期的に出身地に帰る時に使われます。また外国に住んでいる人が、一時的に故郷に帰る場合にも「里帰り」を使います。

帰省の類義語③帰還

雪の中の軍隊

帰省の類義語の3つ目は「帰還(きかん)」です。「彼はかすり傷一つ追わずに無事激戦地から帰還した」といったように、「帰還」という言葉は、「帰還」は多くにおいて戦場から故郷や基地に帰ってくる時に使われます。「家に帰りたい」が口癖の人の心理や特徴についての関連記事がありますので、合わせてご覧ください。

Small thumb shutterstock 673912882
関連記事 「家に帰りたい」が口癖の人の心理や特徴とは?10個の解説で本質に迫る

「家に帰りたい」が口癖の人の心理とは、いったいどのようなものなのでしょ

帰省の類義語④帰宅

洋館の玄関

帰省の類義語の4つ目は「帰宅(きたく)」です。「帰宅」という言葉は、「家に帰る」という意味なので、「帰省」や「帰郷」とは違って「故郷に帰る」という意味ではありません。ですが「帰宅」には「故郷に帰る」という意味が全くないという意味でもありません。「帰宅」は「帰省」や「帰郷」よりも幅広い意味で使います。

つまり「帰宅」という言葉は、「故郷に帰る」という意味をも含めて「家に帰る」という意味として使います。例えば東京に進学したはずの人を地元で見かけた際に、「ご長男を近所でお見掛けしましたけど、帰宅されているのですか」とその人の家族に聞く場合には、「帰宅」を「故郷に帰る」という意味で使っているのです。

帰省の使い方と例文とは?

帰省の使い方と例文①「帰省する(動詞としての使い方)」

黒板のある教室

帰省の使い方と例文の1つ目は「帰省する(動詞としての使い方)」です。「帰省する」という言葉は一般的な日本語の動詞と同じ使い方をします。例文は「兄夫婦が両親と一緒に住んでいるので帰省するときには、お土産をどうするか毎年頭を悩ませることになる」「田舎に帰省するたびにお見合いの話を持ち込まれる」などです。

帰省の使い方と例文②「帰省(名詞としての使い方)」

走るSL

帰省の使い方と例文の2つ目は「帰省(名詞としての使い方)」です。「帰省」という名詞も、やはり一般的な日本語の名詞と同じ使い方をします。「帰省」の名詞としての使い方の例文は、「まだ学生だしお金もないから、帰省には青春18きっぷが良いですよね」になります。

ほかには「帰省といっても、勤め先は東京だし、実家が千葉なので、あまり里帰りをしたと言う気分にはなりません」「彼の帰省先は沖縄らしいから、まだ今時分は飛行機の中だろう」などが例文になります。「帰省・帰郷・里帰りの意味の違い」についての関連記事がありますので、合わせてご覧ください。

Small thumb shutterstock 383111350
関連記事 帰省・帰郷・里帰りの意味の違いは?使い方や例文もご紹介!

帰省・帰郷・里帰りの3つの言葉の意味の違いをご存知ですか?全て「実家や

帰省の対義語とは?

帰省の対義語①離郷

交差点を渡る人たち

帰省の反対語の1つ目は「離郷(りきょう)」です。「郷」とはこの場合「ふるさと」とか「出身地」「田舎」という意味なので、「離郷」は「ふるさとを離れること」や「出身地を出て別の土地に移り住むこと」という意味になります。

帰省の対義語②Uターン

古い自動車

帰省の反対語の2つ目は「Uターン」です。「Uターン」はもともとは自動車などを運転する際にハンドルを切って方向転換し、今まで向いていた方向とは逆に乗りものを向かせることを意味しますが、同時に、大都市以外の地方で生まれ育った人が、就職や転職を期に再び生まれ故郷に戻って就職をするという意味もあります。

最近では地方都市で高校卒業まで生活し、大学や専門学校への進学の際に東京や大阪などの大都市圏の学校に進学する人が増えています。そういった人たちが卒業後も大都市圏で就職し、転職や就職などの機会に生まれ育った地方都市に帰り、そこに定着して住み続けるようになることを主に「Uターン」ということが多いです。

「帰省」の英語での使い方と例文は?

英語での使い方と例文①homecoming

孫を可愛が老人

「帰省」の英語での使い方の1つ目は「homecoming」です。「homecoming」の意味は「帰省」「帰郷」「(大学などの年 1 回の)同窓会」「帰宅」です。「homecoming」は「家」「家庭」を意味する「home」に、「来る」という意味の動詞である「come」がくっついた単語です。

「homecoming」の例文は、「Probably, I think that her homecoming with their granddaughter was very fun for her.(多分、孫娘を連れての里帰りが、彼女にとって凄く楽しかったのだと思います)」になります。

英語での使い方と例文②a coming to home

落ち着けるアメリカ人の部屋

「帰省」の英語での使い方の2つ目は「a coming to home」です。「a coming to home」は「帰省」というよりは「帰宅」の意味が強く、日本語の「帰宅」という言葉と同じように、故郷に帰るという意味も含めて「家に帰る」という幅の広い意味があります。

「a coming to home」の例文は、「His a coming to home is only once a year.(彼の帰省は年に1回だけだ)」「 I have never seen her coming to home(彼女が帰省したのを見たことがありません)」になります。

英語での使い方と例文③ return

時間を気にする人

「帰省」の英語での使い方の3つ目は「return」です。「return」は動詞と名詞と両方の使い方をします。「return」の名詞での意味は「帰り」「帰宅」「帰還」「 往復切符」「回帰」「再発」「復帰」「還付」「返却」「応答」「返礼」「返報」「収入」など、幅広い意味があります。

「return」の動詞としての意味は、「戻る」「帰る」「(…に)帰る」「回復する」「(もとの状態に)戻る」「復帰する」「再び起こる」「再来する」「再発する」で、自動詞と他動詞の両方で使います。「return」は、「具体的な場所に戻ること」と、「具体的なものを返すこと」というニュアンスがある単語です。

「return」の例文は、「The reason he does not return his home town so often is a return fare is too expensive. (彼が故郷にしょっちゅう帰省しないのは往復運賃が高すぎるからだ)」になります。

帰省?帰郷?日本語の使い方はとってもセンシティブ!

現代人の私たちは、「源氏物語」などの古典文学を古文のままではすんなり読めないように、言葉というものは変化していくものです。例えば、「帰省」という言葉の類義語の代表的なものは「帰郷」です。実はもともと「帰郷」という言葉は「帰省」とまったく同じ、「一時的に故郷に帰る」という意味として使われていました。

「帰郷」は以前は「一時的、かつ短期的に自分の出身地や両親の家に帰ること」という意味で使われていたということです。また、「里帰り」も、元来は「よその家に嫁いで行った新婦が初めて実家に帰ること」という意味でした。そこから「既婚婦人が一時的に自分の実家に帰ること」という意味でも使われるようになったのです。

このように、日本語に限らず言葉というものは変化していったり、微妙なニュアンスの違いがあったりします。私たちが日常的に使っている言葉というものはなかなか面白いものです。言葉の使い方に慣れると、職場や日常生活で役立つことも増えていくので、興味のある方はいろいろ調べて、言語の使い方の達人になってください!

商品やサービスを紹介いたします記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。

商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。