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汗顔の至りの読み方と意味は?

汗顔の意味は「恥ずかしい」

ひどく恥ずかしがっている女性

「汗顔の至り」は初めて見ると、どう読めばいいのかちょっと戸惑ってしまいますよね。読み方は、「あせがお」と読みたくなりますが、顔に汗すると書いて「かんがん」と読みます。漢語なのでどちらも音読みで読まれ、「汗顔」の意味は、「非常に恥ずかしく感じること」として使われています。

「汗顔」の元々の意味は、文字通り「顔にたくさん汗をかく」という意味がありましたが、そこから派生して二つの意味を持つようになりました。例えば身体を動かして一生懸命に働くと、顔から汗が出てきますよね。このことから一つ目は、「激しい労働をする」という意味を持ちます。

そしてもう一つは、思わぬ失敗をしてしまったときです。あまりに恥ずかしいとき、顔に汗をかいてしまった経験はありませんか?誰でも経験する「恥ずかしい」という意味が二つ目の意味になります。汗顔の意味を二つご紹介しましたが、「激しい労働」よりも「恥ずかしい」の意味で使われるのが一般的ですよ。

至りの意味は「極まっていること」

感極まっている女性

「汗顔の至り」に使われている「至り」には、物事や感情が極まっているという意味があります。普通の状態で感じる感情と比べると、かなりの開きがあり、「極まり」や「極み」という表現に言い換えることもできます。

「至り」については、大きく分けるともう一つ意味があり、「ある物事や状態が行き着いたところ」「結果」といった意味も持っています。「若気の至り」で使われる場合の「至り」は、こちらの意味になります。

感極まるというよりは、必然的にそうなってしまったというような場合に当たります。「若気の至り」の意味ついては、後ほど詳しくご紹介いたしますね。

汗顔の至りの意味は「心底恥じ入る」

携帯を見て心底恥ずかしがっている女性

「汗顔」と「至り」の意味を合わせると、「汗顔の至り」は、恥ずかしくてたまらず「心底恥じ入る」という意味になります。恥ずかしさにも様々ありますが、「汗顔の至り」の恥ずかしさは、胸をときめかせて恥じらうのとは違い、舌をぺろりと出す恥ずかしさとも訳が違います。

顔に汗をかくほど恥ずかしい気持ちが極まっているという状態なので、並大抵の恥ずかしさではないようです。「汗顔の至り」の意味は、社会的な倫理、名誉に反したり、良心的でないことをしてしまったとき、反省するとともに恥じることと言えます。

汗顔の文字が違えば様々な意味がある!

汗顔の文字の違いに驚く女性

「汗顔の至り」は、文字にすると「汗顔」のことだと分かりますが、耳で聞くと「汗顔」の同音異義語である「肝癌」と「宦官」が浮かぶこともあります。「肝癌」は肝臓癌のことですよね。もう一つの「宦官」は、昔、中国などで宮廷につかえた小吏(しょうり)、地位の低い役人を意味します。

「かんがん」を耳にすると、どちらかと言うとこちらの「宦官」の意味を連想することもあります。宦官は役人ではありますが、妃の住むところで奉仕していたため、間違いのないように去勢されていました。去勢は大切な部分をそぎ落とすので、刑に処せられた人や異民族の捕虜が対象になっていたようです。

ですから宦官と聞くと、あまり大歓迎と言えない方もいます。また、宦官と言えば去勢と連想出来るので、文字でなく会話などの場合は、他の言い回しを使った方が良いこともありますよ。男性陣に囲まれた中で使う場合は、避けた方が賢明かもしれませんね。

汗顔の至りの使い方は?

【汗顔の至りの使い方】①軽率なふるまいをしたとき

軽率なふるまいをした女性

「汗顔の至り」の使い方は、自分が軽率なふるまいをしてしまい、お詫びする場面で使います。物事をあまり良く考えずに、いらぬことを言ってしまうことはありますよね。善悪を考えない軽はずみな言動で、ミスをしてしまったときなどに「大人げない行動をしてしまい、汗顔の至りです」と使います。

そうはいっても、親しい間柄で「汗顔の至り」を使ってしまうと、かしこまり過ぎてぎこちない感じになってしまいます。ビジネスシーンやフォーマルなシーンでのお詫びに使うと良いでしょう。節度ある距離感の方に対して、軽率なふるまいをしてしまったときと言えるでしょう。

【汗顔の至りの使い方】②褒められて恐縮したとき

褒められて恐縮している男性

「汗顔の至り」は、自分の能力や技術などをほめられたときにも使うことができます。使い方は、「恐縮です」や「恐れ入ります」という言い回しを想像していただけると良いでしょう。喜びよりも謙遜の意味合いが強く、合わせて恥ずかしさも伝えられます。

取引先や上司に褒められた場合、「お褒めにあずかり光栄でございます」という言い方もありますよね。ですが、場合によっては「汗顔の至りでございます」と恐縮した受けた方が、控えめに映り好印象なこともありますよ。

【汗顔の至りの使い方】③顔に泥を塗る

顔に泥を塗られて怒っている女性

軽率なふるまいで自分だけが責任を持てばよい場合と、相手の顔に泥を塗ってしまう場合とがありますよね。「汗顔の至り」は、相手方の顔に泥を塗る行為をした場合にも使います。「顔に泥を塗る」の意味を見てみると、「人に恥をかかせる、面目を失う」となっています。

「顔に泥を塗る」という文字通りに、相手の顔に泥を塗りつけるとそれこそ大変なことになってしまいますよね。そういう行為に匹敵するほど、相手の世間的な評価を落としてしまうという意味合いです。わざとではないにしても相手の顔に泥を塗るのですから、塗られた方は良い気がしません。

気を悪くするだけにとどまらず、怒り心頭になることも考えられます。こういうときの「汗顔の至り」の使い方は、「お詫び申し上げます」「何卒ご容赦ください」とお詫びするのはもちろんですが、「汗顔の至りでございます」と反省し、恥じていますという気持ちを述べれば、お相手の気も幾分収まることでしょう。

【汗顔の至りの使い方】③メールや手紙で使われる

お詫びメールを考えている女性

普段の会話で「汗顔の至りです」と使うことはほとんどありません。日常会話で使ってしまうと堅苦しく感じられますので、「汗顔の至り」は、主にビジネスシーンでのメールや手紙のやり取りで使われます。

陳謝文、謝りの文章を書くときに自分の至らなさを恥じているという意味で一分を入れます。会話であれば、「軽率でした」「穴があったら入りたいです」という言い回しを「汗顔の至りです」に変えて、お詫びの文章「心よりお詫び申し上げます」といった一文を添えます。

「汗顔の至り」を実際に使うとなると、ちょっと戸惑ってしまいそうです。そこで、どんな場面で使われているのか「汗顔の至り」を使った例文を後ほど詳しくご紹介していきます。下の記事は、お詫びの手紙やメールを書くときに知っておきたいポイントやフレーズの使い方をご紹介しています。良ければ参考にしてください。

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汗顔の至りの類語は?【自分が恥ずかしい編】

【汗顔の至り・類語】赤面する

失敗して赤面する女性

「赤面」は、「汗顔の至り」の類語で、文字通り「緊張や恥ずかしさのあまり顔が赤くなる」という意味があります。「赤い」という点に着眼するので、「お酒を飲んで顔が赤くなる」「緊張して顔が赤くなる」という意味もありますよ。

ただ、「赤面」の意味でよく使われるのは、お酒を飲んでという意味よりも「恥ずかしい思いが表に出て、顔が赤くなる」という意味です。また、「恥ずかしい」よりも意味合いの強い「恥、恥辱、不名誉」という意味もあります。

「赤面の至り」については、後ほど詳しくご紹介いたしますね。「赤面」についてご紹介しましたが、「赤面」だけで会話や文章に使われるよりも、「赤面する」「~だったので赤面した」といった使い方が日常生活では良く使われます。

【汗顔の至り・類語】若気の至り

若気の至りではしゃぐカップル

「若気の至り」は、「若さゆえ思慮分別を失う」という意味です。「若気の至り」の「若気」とは、「若々しい様子」とは別に、「心を落ち着けて静かに行動することができない」「若さゆえの無分別」という意味もあります。

このことから「若気の至り」は、物事の分別が付く年であれば、血気にはやってすることもなかった行動を指し、振り返ると恥ずかしいという気持ちも含まれています。ですので、大きく分けると「汗顔の至り」の類語と言えそうです。

ですから、「若気の至り」は、反省の意味も込めて使われますよ。と言っても、大抵若い頃に経験する「若気の至り」は、社会的にもある程度許されるものとして扱われることがほとんどです。

汗顔の至りの類語は?【相手が辱められる編】

【汗顔の至り・類語】面目ない

面目ないと思っている男性

「面目ない」は、「自分の行いが恥ずかしくて、人に顔向けができない」という意味で、「汗顔の至り」の類語になります。「面目」は「めんぼく」と読みます。「めんもく」とも読みますが、「めんぼく」は少し改まった言い方で「面目ない」のときは、「めんぼくない」と読むのが一般的ですよ。

「面目」には、「顔つき、顔かたち」という意味のほかに、「世間に対する名誉、メンツ」という言う意味があります。「面目ない」で使われる場合は後者の方ですね。自分の側の名誉やメンツがなくなり、恥ずかしいと思う意味になります。

ビジネスシーンでは使いにくい例になりますが、「面目丸つぶれ」と同じように使うことができます。「面目ない」の使い方は、お詫びするときに「先日の不手際、面目もございません」のように用います。もう少し改まった言い方ですと、「面目次第もございません」ということもできます。

【汗顔の至り・類語】顔に泥を塗る

顔に泥を塗られてケンカする女性

「顔に泥を塗る」は、「汗顔の至り」と同様に恥ずかしいという気持ちを表すので類語になります。ただ、先ほども出てきましたが、「顔に泥を塗る」の意味は、自分が恥をかくのではなく、「周囲の人に恥をかかせ、世間の評判を一気に落とす」という意味です。

「顔に泥を塗る」の「顔」は、「面目」「体面」を表しています。お相手の面目だけでなく、広い意味だとお相手が所属している組織や団体、会社の世間的な評価という意味も持ちます。

自分ならまだしも、人に恥をかかせるとは社会人としては避けておきたいところですよね。一人の顔に泥を塗るだけでも、「汗顔の至り」なのに組織や団体となると大変ですよね。そうならないように、日頃から大人としての信用は大切にしていきたいですね。

「汗顔の至り」の言い換え表現は?

【汗顔の至り・言い換え】恐れ入る

メールを読んで恐れ入る女性

「恐れ入る」は、幅広い意味を持つ言葉です。覚えておくとお詫びや感謝、ちょっとした呼びかけにも使えますよ。意味としては、「過ちに気づいてお詫びする、恐縮する」「相手の好意を申し訳ないと思う気持ち」「相手に迷惑をかけて申し訳ない」など、恥ずかしさよりも申し訳ないという気持ちが強くなります。

また、相手の実力に圧倒され「降参、屈した」という意味もありますし、「呆れた」という意味もあります。恥ずかしさの意味は薄れますが、仕事で失敗したときや、返信が遅れて催促されたとき、「汗顔の至り」と同じように「ご教示恐れ入ります」「ご連絡をいただき恐れ入りました」と使うことができます。

社会人になると、場面に合わせたお礼やお詫びの言葉が必要になります。いざというときのために、「恐れ入ります」以外のフレーズをこちらの関連記事でチェックしてみてくださいね。

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【汗顔の至り・言い換え】軽率

軽はずみな女性

「軽率」には、物事の善悪やどうなるかなどといったことをよく考えず、何かをする「軽々しい様」「軽はずみ」という意味があります。慎重にいろいろなことを検討して行動すると良いのですが、そそっかしい行動をしてしまい、失敗することはありますよね。

「軽率」には、「汗顔の至り」のように「恥ずかしい」という意味はありませんが、軽はずみな行動をしてしまった結果、失敗して恥ずかしい思いをしてしまうことにつながってしまいます。そのような場合は、お詫びの一文に「軽率をお詫び申し上げます」と添えることもできますよ。

汗顔の至りを使った例文14選をご紹介!【相手が迷惑する編】

【汗顔の至り・例文】①軽率な失敗をした時

軽率で失敗した女性

ここからは、「汗顔の至り」を使って例文を5つのシーン別に13の例文をご紹介いたします。まずは、軽率なふるまいをして失敗してしまったときの例文です。

【汗顔の至り・例文】①軽率な失敗をした時
  • 返信が遅れてしまい、汗顔の至りでございます。
  • ご無理を聞いていただいたにもかかわらず、汗顔の至りです。お詫び申し上げます。
  • 何度も確認いたしましたが、間違いがあったようで汗顔の至りに堪えません。

具体的な内容は、「金品を融通してもらったが、返済日が過ぎて催促された」「大事な会合の出欠を連絡し忘れていた」などがありますね。使い方としては、こちらから先手を打って連絡しなければならないのに、相手方から連絡をいただき恥ずかしい思いをした時と言えるでしょう。

また、発注された品を間違えて送ってしまったなどの軽率なミスのときにも使うことができます。慎重に対応しなければならない場面で失敗してしまったときに、反省している、恥ずかしい気持ちを込めて「汗顔の至り」を添えれば、相手方も納得してくださるでしょう。

【汗顔の至り・例文】②顔に泥を塗る

顔に泥を塗って沈む男性
【汗顔の至り・例文】②顔に泥を塗る
  • 取引先のお名前を間違えてしまい、何とも汗顔の至りでございます。
  • それほどでもないと思っていた上司が、優秀だったと知り汗顔の至りです。

「顔に泥を塗る」といった意味での使い方は、自分が相手方に失礼をしてしまった場合です。軽率なふるまいで相手方の顔に泥を塗ってしまったときは、「汗顔の至り」の言葉を添えて、恥じている、反省していることをしっかり伝えましょう。

お相手の顔に泥を塗ることがないよう、出来ればお会いする方や、連絡を取る方のお名前はきちんと確認して忘れないようにしたいものです。違う名前を呼んでしまうと、お相手の顔に泥を塗ることになってしまうので注意しましょう。

また、普段から人を見くびったりする軽率さは、人の顔に泥を塗るのと同じです。社会人になったら自制できるようになりたいですね。とはいえ、失敗や間違いは誰にでもあるもの。気付いたら反省し、お相手にもお詫びの言葉を伝えられるようにしていきましょう。

汗顔の至りを使った例文13選をご紹介!

【汗顔の至り・例文】③自分の行動に赤面する

人違いをして赤面している女性
【汗顔の至り・例文】③赤面する行為
  • 知り合いと間違えて見ず知らずの人に声をかけてしまったのは、汗顔の至りです。
  • 昔から歌が得意ではなく、誠に汗顔の至りです。
  • ひたすらに隠していた趣味がうっかり露呈し、汗顔の至りです。

3つ目の使い方は、自分の行動を恥ずかしいと感じた場合です。どんなものがあるかというと、「軽率というよりは、誰にでもある失敗談」「技術的なことに関して劣等感があるので、人に知られるのは恥ずかしい」「やましくはないがひっそり楽しんでいる趣味が明るみになった」などがあります。

誰にでも自分の至らなさやみっともなさを隠したい気持ちはありますよね。劣等感を持ったり、何か具合の悪いことがあって人前に出るのをためらう気持ちのときに「汗顔の至り」が使えます。

顔に汗をかきながら恥ずかしそうに打ち明けると、自信のないことも周りの人は受け入れてくれそうですよね。メールや手紙での打ち明け話などで使えそうですね。

【汗顔の至り・例文】④若気の至り

若気の至りを思い出し恥じる女性
【汗顔の至り・例文】④若気の至り
  • お酒に飲まれぬよう気を付けていたのですが、酒の席とは言え汗顔の至りです
  • 今になって自分の作品を振り返ると、汗顔の至りです。
  • 若かったとはいえ、何も知らかったあの頃を思い出すと汗顔の至りです。

次の使い方は、若気の至りで失敗してしまったときでまとめました。若いころは、経験のなさからくる失敗談が盛りだくさんと言えます。社会に出てすぐは知らないことも多く、活気にあふれているがために、今思えば恥ずかしいという経験ばかりと言えそうです。

若気の至りで最も多いのが、「お酒の席での醜態」ですね。飲まない方は運よく免れますが、お酒の入った席でやってしまったことは、後々思い返しても恥ずかしい限りですよね。他には、「若さゆえに稚拙な作品になってしまった」「何も知らず非常識なことをたくさんしてしまった」などがあります。

やはり分別のつく年になってくると、若気の至りとはいえ、恥ずかしくて顔から汗が流れてしまいそうです。若気の至りの話をするときに、「汗顔の至り」を使ってみてください。若気の至りも、ひょっとしたら格上げされるかもしれませんよ。

【汗顔の至り・例文】⑤褒められたとき

新製品をほめる取引先
【汗顔の至り・例文】⑤褒められたとき
  • 思ってもみなかった高評価に汗顔の至りだ。
  • 弊社の新製品をお褒めいただき、汗顔の至りでございます。
  • お褒めの言葉をいただき、汗顔の至りに堪えません。

最後にご紹介する使い方は、人に褒められた場合です。「お褒めの言葉をいただき光栄です」と素直に述べることもできますが、非常に恥ずかしいと感じた時は、「汗顔の至り」で表すこともできますよ。自分ではそこまで高く評価されると思っておらず、かえって恐縮してしまった時に使いましょう。

また、あまり素直に喜び過ぎると「慢心しているように見える」「自分の方が立場が上で派手に喜ぶと嫌味になりそう」というときも謙遜の意味で「汗顔の至り」が使われています。「恐縮の至り」でも表現できますが、「汗顔の至り」だと恥ずかしさが伝わるので、人柄も分かりますよね。

「汗顔の至り」に「~に堪えません」を付けると、さらに恥じ入る気持ちを表します。顔に汗をかくほど恥ずかしい気持ちに堪えられない、と感極まりながらも、恥じ入る意味となります。

恥に関する類語

赤面の至り

評価が下がり恥じ入る男性

顔を赤くして恥じる「赤面」に、「至り」を付けると「赤面の至り」となります。「赤面の至り」で使われる「赤面」は、「恥、恥辱、不名誉」の意味が使われるので、「恥、不名誉が極まる」「赤面極まる」という意味になります。

「赤面」と聞くと、可愛い女の子が恥じらうイメージを持ってしまいそうですが、「赤面の至り」は、照れくさいとは無縁の恥ずかしさと言えるでしょう。

恥ずかしさにも種類があり、大きく分けると「褒められて照れくさい」という恥ずかしさと、「失敗や劣等感できまり悪い」という恥ずかしさがあります。また、程度も色々で、もじもじとする恥ずかしさから、「はにかむ」「面映ゆい」「恥じる」「恥じ入る」「恥」「恥辱」など、驚くほどに数多くあります。

忸怩たる思い

内心忸怩たる思いの男性

「忸怩」は、「恥じ入るさま」「自分の行いについて恥じる様子」を表しています。「恥ずかしい」と思う気持ちとは異なり、「恥ずかしく思う様子」に焦点を当てた言葉です。「恥じる」ではなく、「心に恥じる様子」なので、少し意味合いが違いますね。

失敗を恥じる気持ちをストレートに表すというよりは、心の中の恥じる様子を伝えているので、少しやんわりとした意味合いと言えるでしょう。「忸怩たる思い」という言葉は、テレビや新聞のニュースでよく見かけます。どんなふうに使われているのか、チェックしてみるのもいいですよ!

慙愧の念に堪えない

慚愧に堪えきれず涙する女性

慙愧は、「ざんき・ざんぎ」と読み、「ざんき」が一般的な読み方です。「慙」も「愧」もどちらの漢字も「恥じる」という意味を持っています。元は、仏教語からきた言葉で、「取り返しのつかないことと悔やみ、恥じ入る」という非常に強い後悔の念と恥じる気持ちを意味します。

また、もう一つの意味には、「悪口を言うこと、そしること」もあります。「慙愧の念に堪えない」で使われる意味は、「深い後悔と恥じ入る思いに堪えられない」とされています。この意味から見ても、よほどの過失や重罪でなければ日頃の生活で使うことはあまりないといえそうですね。

テレビなどで時折耳にすることもあるかと思いますが、「何をそんなに恥じているのかな?」と目を向けるようにしてください。言葉通りの恥と後悔が感じられるといいですよね。

「汗顔の至り」を知ればデキる大人に一歩近づく!

「汗顔の至り」は、普段の生活ではあまり見聞きすることはないので、とっつきにくい感じがしますよね。ですが、一度「顔に汗をかくほど恥ずかしい気持ち」と知れば、戸惑うこともなくなります。

普段使いの言葉とはまた違うフォーマルな言葉を知っておくことで、あなたの世界も広がり、コミュニケーション能力もアップしますよ。人とのコミュニケーションが円滑にできるのは、出来る大人の必須条件です。「汗顔の至り」の使い方を覚えて、感性豊かなデキる女性でいてくださいね。

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