INDEX

「粛々と」の意味や読み方と淡々ととの違いとは

「粛々と」の意味とは「ひっそりと重々しい状況」のこと

粛々と仕事に取り組む男性の画像

「粛々と」の意味とは「ひっそりと重々しい状況」のことです。「粛々と」という言葉は、厳か(おごそか)で重い雰囲気のなかでひっそりと静かに物事を進める時に使われる表現です。緊張感を持って、真摯に取り組む様を表す言葉であることから、国会の答弁や報道番組などで使われることが多いと言われています。

「粛々と」という言葉は、「粛」という漢字に馴染みがないという人も多いことから、正確な意味を理解していないという人も少なくありません。そのため、「粛」という漢字を詳しく知ることで、「粛々と」という言葉の意味をより深く理解できると言われていますので、深く掘り下げてみましょう。

「粛々と」の「粛」は「緊張感を持って真剣に打ち込む様子」を意味する

緊張感を持続させようと身を引き締める女性の画像

「粛々と」の「粛」は「緊張感を持って真剣に打ち込む様子」を意味します。「粛」は「つつしむ」と読みます。「つつしむ」とは、過ちやミスを犯してしまわないように注意したり、気を引き締めたりする様子を表します。他にも「粛」という言葉には「静かな様子」や「かしこまった様子」という意味があります。

ちなみに「々」という字は「踊り字」と呼ばれており、同じ字を続けることを表す記号です。そのため、厳密に言うと漢字ではないと考えられています。「々」という記号は、カタカナの「ノ」と「マ」から成り立っていることから、「ノマ点」と言われたり「同の字点」と呼ばれたりしています。

「々」という記号は「粛」という漢字を繰り返すことを意味することから、「粛々と」という言葉は「粛」の意味を強めた言葉であることがわかります。このような言葉の成り立ちから、「粛々と」という言葉には「とても真剣に集中した静かな雰囲気のもとで執り行われる」といったニュアンスを読み取ることができます。

「粛々と」の読み方とは「しゅくしゅくと」

粛々と仕事をする人たちの画像

「粛々と」という漢字は「しゅくしゅくと」と読みます。「粛」という字は訓読みでは「つつしむ」と読みますが、音読みでは「しゅく」と読みます。このように同じ言葉を繰り返して、静かな様子を表す言葉に「淡々と」という表現がありますので、違いを掘り下げてみましょう。

「粛々と」と「淡々と」の違いを知るには「淡々と」を理解する必要がある

さっぱりとした、こだわりがない様子で仕事をする女性の画像

「粛々と」と「淡々と」の違いを知るには「淡々と」という言葉を理解する必要があります。「淡々と」という言葉は、「アッサリとした」、「特にこだわっていない感じで」、「落ち着いた雰囲気で」といった意味合いを持つ言葉です。

「淡々と」という言葉も、「々」という踊り字が使われており、「淡」という言葉の意味が強められた言葉であると言われています。「淡」という言葉には「あっさりと」、「飾り気のない」、「執着していない」といった意味合いがあります。

そのため、「淡々と」という言葉には「さっぱりとした」、「こだわりがない様子で」とい意味があります。また、「淡」という言葉が持つ執着をしていない様子から「落ち着いた雰囲気で」といった意味を含んでいます。

「粛々と」と「淡々と」との違いとは「言葉が表す雰囲気」

「粛々と」と「淡々と」との違いを考える人の画像

「粛々と」と「淡々と」との違いとは「言葉が表す雰囲気や様子」です。「粛々と」という言葉には、「ひっそりと重々しい状況」という意味合いがあることから、「とても真剣な様子で、神経を集中しながら静かな雰囲気のもとで物事が進められる」といったニュアンスが込められます。

その一方で、「淡々と」という言葉には、「さっぱりとした」、「こだわりがない様子で」、「落ち着いた雰囲気で」といった意味合いがあります。そのため、「特にこだわりのない様子で、冷静かつあっさりと物事を進める」といったニュアンスが込められます。

これらのことから「粛々と」と「淡々と」との違いとは「それぞれの言葉が表す雰囲気」と考えられています。そのため、国会の答弁や報道番組などの真剣な話題などでは、「粛々と」というフレーズが多く使われると言われています。次は「粛々と」をさらに深く理解するために類語や対義語、英語表現を見てみましょう。

「粛々と」の類語や対義語や英語は?

「粛々と」の類語は「厳粛に」「静粛に」

おごそかな雰囲気の中真顔で仕事をする人の画像

「粛々と」の類語は「厳粛に」や「静粛に」といったフレーズがあると認識されています。「厳粛に」という言葉も「静粛に」という言葉も「粛」という漢字が含まれていることから、とても真剣な様子や、重い雰囲気が似ていることから、「粛々と」という言葉の類語と認識されています。

このような類語を一緒に覚えておくことで、言葉の理解が深まるとともに、表現力も豊かになると言われています。そのため、これらの類語も一緒に押さえておくことをおすすめします。

「粛々と」の対義語は「軽々しい」「賑やか」

軽い空気で賑やかなパーティーの画像

「粛々と」の対義語は「軽々しい」や「賑やか」といった言葉であると認識されています。「軽々しい」という言葉にも「賑やか」という言葉にも、「粛々と」に含まれる「おごそかな状況」や、「真剣な状況」とは逆の意味合いが込められているので対義語であると考えられています。

「粛々と」の英語表現は「solemnly」

「粛々と」の英語表現を解説する人の画像

「粛々と」の英語表現は「solemnly」という単語で表すことができます。「solemnly」という英単語には、「おごそかに」という意味合いがあることから「粛々と」の英語表現として使われることがあります。

粛々との使い方5選

「粛々と」の使い方①真摯に問題へ向き合って原因を粛々と探ろう

企業の重役が集まって問題を真摯に受け止めて粛々と原因を突き止めようとしている画像

「粛々と」の使い方の1番目は、「真摯に問題へ向き合って原因を粛々と探ろう」という表現です。問題を起こしてしまった企業や政治家などが、事の重大さを認識しつつも、しっかりと原因を突き止めて、社会的責任を果たそうとしている姿勢が垣間見える例文です。

「粛々と」の使い方②凄惨な事故現場では粛々と現場検証が進められていた

事故を連想させる画像

「粛々と」の使い方の2番目は、「凄惨な事故現場では粛々と現場検証が進められていた」という言い表し方です。「粛々と」というフレーズを使うことで、ひどい事故の現場検証が重々しい雰囲気の中で進められていることを表す例文です。

「粛々と」の使い方③失敗を挽回するために粛々と仕事に取り組んだ

失敗を挽回するために粛々と仕事に取り組む人の画像

「粛々と」の使い方の3番目は、「失敗を挽回するために粛々と仕事に取り組んだ」という表現です。仕事で失敗した時には、失敗してしまったことや周囲の仕事仲間達に迷惑をかけてしまったという罪悪感から、失敗を挽回しようとする人が少なくありません。

そういった状況下で、仕事を真摯に進める様子を「粛々と」という表現によって表す例文です。ちなみに以下の記事では、仕事で落ち込んでいる人を励ます言葉や、仕事で落ち込んでいる人に言ってはいけない言葉などをまとめていますので、ぜひ合わせてご覧ください。

Small thub shutterstock 499880986
関連記事 励ます言葉18選|仕事で落ち込んでいる人に贈る名言は?元気メッセージも

仕事や恋愛などで落ち込んでいる人を見ると、励ます言葉をかけてあげたいけ

「粛々と」の使い方④新事業への準備を粛々と進める

新事業への準備を粛々と進める女性の画像

「粛々と」の使い方の4番目は、「新事業への準備を粛々と進める」という表現です。新しい事業を始める時には、念入りに準備を進めなければ、早々に失敗してしまうおそれがあることから、そういったことが無いように真剣な空気の中で準備をすすめる様子を「粛々と」という言葉で表した例文です。

仕事に限らず様々なことにおいて準備は大切ですが、新しい事業を任される人はそう多くはいないと言われていますが、接客や電話対応などの日常業務でも準備は大切だと言われているので、まずは基本的なことから身につけて、少しずつ歩みを進める必要があります。

以下の記事では、営業電話の話し方の基本や、電話をする際に準備しておきたいことなどをまとめていますので、ぜひ合わせてご覧ください。営業電話の話し方のコツなども一緒に紹介していますので、今後のために役立てていただける内容となっています。

Small thub shutterstock 400217065
関連記事 営業電話の話し方12選|基本や準備と上手く話せるようになるコツも

営業電話はとても難しく、苦手意識を持っている人が多いと言われています。

「粛々と」の使い方⑤その編纂者は正確な辞書を作るために粛々と取り組んだ

正確な辞書を作るために粛々と取り組む編纂者の画像

「粛々と」の使い方の5番目は、「その編纂者は正確な辞書を作るために粛々と取り組んだ」という表現です。「編纂者」とは、「へんさんしゃ」と読み、辞書などの膨大な情報量を集めて整理し、辞典や辞書などを作るという職種です。

「編纂」という言葉は、「編集」と似たような使い方をすることが多く「辞書を編纂する」などといった使い方がされます。辞書を編纂する場合には、間違いがあってはならないことから、「粛々と」という表現によって、ミスの内容に真剣に辞書の編纂を進める様子が描写された表現です。

粛々と作られた辞書であるからこそ、わからない言葉があった時に多くの人が辞書を頼りにするということにつながっていると言われています。

粛々と・淡々とのような「々」を使う熟語の意味や使い方とは

粛々と・淡々とのような「々」を使う熟語の意味や使い方①恐々

女性からいつもの叱責がきたために恐々とする男性の画像

粛々と・淡々とのような「々」を使う熟語の意味や使い方の1番目は、「恐々」という表現です。「恐」という字は「こわい」、「おそれる」といった意味合いがあることから、2回繰り返して表現することで、とても恐れている様子を表す言葉です。

社内の同僚や社外のクレーマーなど、仕事をしていると恐い存在というのは、どこかしらにいると言われています。そんな恐い存在の人と接しなければいけない時に「恐々」という言葉が使われるケースが多く見受けられます。

ちなみに以下の記事では、モンスタークレーマーの心理や特徴などについて詳しくお伝えしている記事ですので、ぜひ合わせてご覧ください。クレーマーになった心理的原因などもお伝えしているので、クレーマー対応に役立てていただければ幸いです。

Small thub shutterstock 396735082
関連記事 モンスタークレーマーの心理と特徴10選|難癖/いちゃもん/クレーム

モンスタークレーマーの心理をご存知ですか?些細なことで難癖やいちゃもん

粛々と・淡々とのような「々」を使う熟語の意味や使い方②上々

気分が上々な人の画像

粛々と・淡々とのような「々」を使う熟語の意味や使い方の2番目は、「上々」という表現です。「上」という字は「良い状態」を表すことがあるため、2回繰り返して表現することで、これ以上にないほど良い状態のことを意味する言葉です。

「粛々と」という言葉を理解して豊かな表現力を身につけましょう

「粛々と」という言葉を、日常生活で見聞きする人は多くないと言われています。そのため、いざ「粛々と」という言葉に出くわした時に、意味がわからなかったり、どう反応したりしたらいいかわからないというおそれもあります。

そのため、今回の記事を参考にして、「粛々と」という言葉や類語などを合わせて理解していただければ、大事な場面で雰囲気を壊すことなく、真摯な態度で乗り切ることができます。

「粛々と」という言葉をさりげなく使いこなすことで、周囲の人からの信頼度があがることも考えられるので、「粛々と」という言葉を理解して豊かな表現力を身につけましょう。

商品やサービスを紹介いたします記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。

商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。