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クレーンオペレーターの年収や給料とは?クレーン操縦士の仕事内容も

更新:2019.06.21

建築現場などでよく見かけるクレーンは、工事を行うのに必要な機械です。現場での需要も多いうえに、クレーンオペレーターは年収や給料が良いと言われているため、資格取得を目指す人が多くいます。そこで今回は、クレーンオペレーターについてご紹介しましょう。興味がある方はぜひ参考にしてくださいね。

クレーンオペレーターの仕事内容は?

クレーンオペレーターの仕事|いろいろなクレーンを操縦する

クレーンオペレーターは、クレーン操縦を行う仕事をしている人のことです。人の手では運べないようなものを取り扱っているため、いろいろな場所でたくさんの種類のクレーンを見かけます。

クレーンは、天井などに設置し、クレーンオペレーターが荷物やクレーンとともに移動する床上操作式クレーンと、自走できる移動式クレーンに分かれます。さらにそれぞれ細かな種類に分けられますが、移動式クレーンの場合は代表的なものが4つありますので、ご紹介しましょう。

移動式クレーンの主な種類

  1. 【トラッククレーン】シャーシ部分にクレーンが取り付けられたトラックで、公道での走行が可能です。高い汎用性があるため、幅広く使われています。資材を高所に運んだり、荷物の揚げ降ろしを行ったりします。
  2. 【オルタークレーン】6~18輪のタイヤを持った移動式クレーンで、トラッククレーンよりも大型です。大型ですが狭い場所にも入れるので、需要が高いクレーンです。
  3. 【ラフタークレーン】オルタークレーンよりも小型で、タイヤが独立して曲がれるので、小回りがいいという特長があります。
  4. 【クローラークレーン】公道を走れないので、トラックなどで運ぶクレーンです。道路の舗装や機械の組み立て、造園作業などで多く使われます。

クレーンオペレーターの仕事内容①タワークレーンなどで重い荷物を運ぶ

まず仕事内容で挙げられるのが、大きな資材などを運ぶ仕事です。機械でしか移動できないものを簡単に運んでくれるので、タワークレーンなどは建築現場や工事現場で大活躍してくれる機械です。

他にも、港湾で使われるガントリークレーンや工場に設置してある天井クレーンなど、荷物を積んだり降ろしたりするクレーンもあります。このように、クレーンの種類や作業現場によって、クレーンオペレーターの仕事内容に違いが出てきます。

クレーンオペレーターの仕事内容②細かい作業も行う

荷物を運んで置くだけというイメージがあるかもしれませんが、クレーンオペレーターの仕事では細かい作業も要求されます。例えば、ボルト穴を合わせたり、鉄骨をボルト穴に通したりという作業です。これらは、ミリ単位で合わせるなど正確さが要求される作業なので、高度なテクニックが必要になります。

クレーンオペレーターの年収や給料は?

クレーン操縦士の平均年収

クレーン操縦士の仕事には高い技術力と専門性が求められるため、他の業界よりも年収が高いと言われています。企業の規模によって年収に違いはありますが、平成29年度の賃金構造基本統計調査によると、10人以上の企業の平均年収は約418万円です。

ただし、経験年数や企業の規模、契約形態によって、年収には大きな幅があります。例えば、経験年数が1~4年の人と5~9年の人であれば、給与で5,000~5万円、賞与などで20~30万円ほどの違いです。経験年数が多いほど、企業規模が大きいほど、平均年収は高くなる傾向があります。

クレーン操縦士の平均年収(10人以上の企業)

年齢 平均年収
~19歳 2,467,100円
20~24歳 3,104,700円
25~29歳 3,667,500円
30~34歳 3,742,400円
35~39歳 4,074,300円
40~44歳 4,485,900円
45~49歳 4,646,700円
50~54歳 4,512,300円
55~59歳 4,678,000円
60~65歳 3,893,400円

クレーン操縦士の給料

クレーン操縦士の給料は、約33~34万円ほどと言われていますが、これも企業規模や経験年数、契約形態による差があります。これら以外にも給料に関係してくるのが、操作するクレーンの種類です。

例えば、トラックにクレーンが付いたトラッククレーンは、玉掛けと言われる免許とある程度の経験を持っていれば、35万円ほどの給料です。オルタークレーンという大型クレーンでは約40万円ほどあります。このように、操作が難しいクレーン車になるほど給料は高くなる傾向にあると言えるでしょう。

クレーン操縦士の給料

トラッククレーン 約35万円
オルタークレーン 約40万円
ラフタークレーン 約40万円
クローラークレーン 約35~40万円

クレーン操縦士の給料支払い方法

クレーン操縦士の場合、給料の支払われ方は月給制・日給月給制・日給制の3種類に分かれます。月給制は少なく、ほとんどの場合が日給月給制か日給制でしょう。

日給月給制と日給制の場合、仕事を休むとその日の給料が出ないので、収入が減ってしまいます。そのため、安定性という面では難しい職種です。

一方で、クレーンを使った仕事が多くある会社なら、勤務時間を増やしてたくさん稼ぐこともできます。自分に合った仕事の仕方ができるのは、大きなメリットかもしれませんね。

クレーンオペレーターになるには?

クレーンオペレーターになる方法①クレーンの教習機関を受講

クレーンオペレーターの資格を得るには、まずは教習機関での学習がおすすめです。独学で学んだ場合、学科試験は合格しても、実技試験はなかなか難しいでしょう。そのため、実技試験免除がある教習機関で学び、卒業することが確実な方法と言えます。

クレーンオペレーターになる方法②クレーン・デリック運転士免許を取得

まず目指すべきは、クレーン・デリック運転士(限定なし)免許です。受験資格はないため、誰もが受けやすいクレーンオペレーター資格です。学科試験と実技試験がありますが、教習機関で学習をしている人は実技試験が免除になります。

デリックとは、マスト又はブームが付いたもので、別に設置してある原動機を使いワイヤーで操作する装置のことです。この資格を取得すれば、クレーン・デリック両方の操作ができます。

合格率は、平成29年度で学科試験が45%・実技試験が50%です。それ以前は、学科試験の合格率は60%前後あったので、難易度が上がっています。しかし、教習機関できちんと勉強していれば、それほど難しい資格とは言えません。

クレーン・デリック運転士(限定なし)試験概要

受験資格 なし(本人確認証明書が必須)
試験科目 【学科】計40問 【実技】2種類
合格基準 【学科】総得点が60%以上・各科目40%以上 【実技】減点合計40点以下
受験場所 全国7か所にある安全衛生技術センター

クレーンオペレーターになる方法③移動式クレーン運転士免許を取得

クレーンデリック運転士(限定なし)免許を取得した後は、移動式クレーン運転士免許がおすすめです。これは、吊り上げる資材の荷重が5トン以上のクレーンを操作する時に必要で、取得しておけばほとんどの移動式クレーンを扱えます。

ただし、公道を走行するため、普通自動車免許以外にも、大型自動車免許や大型特殊自動車免許が必要になります。多くの免許が必要なので大変ですが、需要も多いので、クレーンオペレーターの仕事を安定的に得るには取っておくのがおすすめです。

資格の勉強はとても大変ですよね。特に、昼間は仕事をして夜に勉強するという社会人の場合は、よりいっそう難しいものがあります。そこで、資格取得に最適な、音楽を聴きながらも集中できる曲についての記事をご紹介します。メリットやおすすめの音楽なども紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

クレーンオペレーターに向いている人の特徴3選

クレーンオペレーターに最適①協調性がある人

クレーンオペレーターは、タワークレーンなどで大きな資材を指定された場所に降ろしたり、ミリ単位の細かい作業を行ったりします。その際に重要なのが、合図を出してくれる職人とのコミュニケーションです。そのため、周囲の職人と信頼関係を築き上げられる、協調性の高い人が向いているでしょう。

また、クレーンで運ぶ資材は巨大なものもあるため、安全面に関して細心の注意が必要です。安全に仕事を行うには、職人と仕事に関して細部までつめたり、職人への声掛けを行うなど気を付けるべき点がたくさんあります。だからこそ、周囲ときちんとコミュニケーションが取れる人の方がいいでしょう。

コミュニケーション能力を高めたいと思っていても、なかなか難しいですよね。そこで、コミュニケーション能力を上達させるコツや、おすすめの本などについて書かれている記事をご紹介します。もうちょっと上手に人間関係を築けたらとお悩みの方は、ぜひ参考にしてくださいね。

クレーンオペレーターに最適②向上心がある人

まず、クレーンオペレーターは、今回ご紹介したもの以外にもさまざまな資格があります。有用な資格を取得していれば、その分仕事の幅も広がり収入も安定するため、志を持って勉強できる人の方が向いているとも言えます。

また、クレーンオペレーターの仕事では、高い技術力が求められます。正確かつ安全に行うことはもちろん、忙しい現場では効率性も重要です。技術力や注意力を日々向上させる必要があるため、向上心のある人の方が最適でしょう。

クレーンオペレーターに最適③計画性がある人

クレーンオペレーターが運ぶ資材は重いものが多く、人の手では動かせないものばかりです。そのため、クレーンオペレーターが計画的に仕事を遂行していかないと、仕事の進捗が遅くなってしまいます。

仕事を効率よく進めていくにはどういう手順でクレーンを動かすのかなど、事前にきちんと計画をたてられる人の方が、クレーンオペレーターには向いているでしょう。

クレーンオペレーターの資格取得でやりがいある仕事をしよう!

クレーンオペレーターについてご紹介してきましたが、いかがでしたか。高い技術力やコミュニケーション能力が求められるため、自分の努力次第で安定した収入を得ることができます。

大変な分、仕事を完遂した時には大きな達成感を味わえる仕事です。クレーンオペレーターに興味がある人はぜひ資格取得を目指してみませんか。やりがいのある仕事に巡り合えるかもしれませんよ。

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