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文鳥の生態は?種類や特徴は?

文鳥の故郷はジャワ島

文鳥とは東南アジア、ジャワ島原産の小鳥です。英語名はJava Sparrowといい学術分類はスズメ目カエデチョウ科です。太くてピンク色のくちばし、目の周りの赤いアイリング、白と黒とグレーのはっきりした色の羽が特徴です。原産のジャワ島では米など穀物を食べ群れで生活し、日本でいうスズメのような扱いです。

日本には江戸時代に外国から持ち込まれてきたとされており、明治初期には愛知県弥富で白い文鳥が突然変異で出現すると白文鳥として定着させ、ペットとしてブームになったりなど、昔から親しまれています。

カラーの種類も豊富で価格も様々です。ヒナの段階から専用のスポイトなどを使い餌をあげて,飼育することで手乗り文鳥になってくれます。人をパートナーとして認めると呼んだら飛んできたり、肩に乗ったりしてよく馴れるようになります。

ノーマル文鳥の特徴

ノーマル文鳥のカラーリングは頭とあごの下が黒、ほほが白、お腹は淡いクリーム色です。色のコントラストがはっきりしていて、原種そのものの色です。文鳥のカラーの中では一番手に入りやすく丈夫で飼育しやすく初心者向けの品種としておすすめです。

白文鳥の特徴

白文鳥は名前の通り真っ白な体にピンクのくちばしが特徴の文鳥です。明治時代の初期に愛知県の弥富で突然変異で生まれた真っ白な文鳥を固定化した品種です。飼い方もノーマル文鳥に並んで丈夫、価格も比較的入手しやすく人気があります。

桜文鳥の特徴

桜文鳥の特徴は、ぱっと見た感じノーマル文鳥にそっくりですが頭の上やくちばしの下は真っ黒ではなく白い羽が混じっていたり、胸からお腹にかけてまだらに白い羽が混ざっていることで見分けがつき、ノーマル文鳥とは少し違います。

飼い方も、体も丈夫で初心者向けで価格も比較的入手しやすい価格です。白い部分が多い個体はパイドと呼ばれ1匹1匹模様が変わります。

シナモン文鳥の特徴

シナモン文鳥の特徴は、ノーマル文鳥と似たようなパターンですが全体がブラウンで淡い上品なカラーリングです。オランダで1970年頃に品種が固定され、ヨーロッパで広がっていきました。少し濃いカラーの種類はモカブラウンと呼ばれています。

日本には1980年代に入ってきたとされ値段も少し高めです。メラニン色素が一部欠乏しているため、直射日光など日光浴には注意が必要です。そのためオーソドックスな桜文鳥や白文鳥と比べ体が弱いと言われており、体調管理には気を配る必要があります。

シルバー文鳥の特徴

シルバー文鳥の特徴は、名前の通りシルバー色が淡く美しいカラーリングです。ノーマル文鳥から色素が抜けて誕生したカラーです。1980年ごろにヨーロッパで固定され、日本には1990年ごろ入ってきました。

シナモン文鳥と同じで値段も少し高く、また直射日光には強くないとされていますので日光浴の時間も短くしましょう。色が淡い種類はライトシルバー、少し濃い種類はダークシルバーと呼ばれているそうです。

クリーム文鳥の特徴

クリーム文鳥の特徴は、シナモン文鳥よりも薄く淡い色で白い面積が多いことです。1990年代にイギリスで生まれ固定された、比較的新しいカラーです。流通量が少なめで珍しく、値段も高めのようです。

シナモン文鳥をベースに品種改良されたので、こちらも直射日光には長時間当てないようにしましょう。体質も桜文鳥や白文鳥と比べると虚弱な傾向がある種類で、初心者では体調管理に気を配るなど飼い方にも注意が必要です。おすすめの文鳥の種類が紹介されている記事がありますので、詳しく知りたい方は以下をご覧ください。

文鳥の性格は?

表情豊かな性格

文鳥は可愛らしい見た目によらずインコなど他の小鳥と比べ気性が荒いほうなので、気に入った相手以外には近づくとつついたりします。その一方、一度気に入る相手を見つけるとパートナーとして一生寄り添います。

飼い主をパートナーとして認めると放鳥時もべったりくっついて離れなくなります。野生では群れで暮らしたりしていますが、室内で多数の文鳥を飼育するとなるとやきもちをやいたり相性の問題もあり、1羽または少数での飼育をおすすめします。

棒状の先を向けないで

文鳥にとってはくちばしを向い合せると喧嘩を売られている合図なので指でつつくような素振りを見せると強くつつかれる危険があります。棒状のものの先などで刺激しないよう気を付けましょう。

文鳥の飼い方は?寿命やかかりやすい病気は?

手乗り文鳥にしたいなら雛から

手乗り文鳥に育てたいなら、ヒナのうちから育てましょう。しかし写真のような生後2週間ごろに親から取り上げられたばかりのヒナは、2、3時間おきに挿し餌用のスポイトなどで餌を与えなければならなく、飼い方にも気を配る必要があります。

ペットショップでヒナを選ぶ時には体が大きく、パッチリ目を開けていて足が太くしっかりした元気な子を選びましょう。じっとしている子などは体が弱い場合があります。

また、寒さに弱いのでヒーターなどできちんと温度管理し羽が生えそろうまでは30℃~32℃、羽が生えそろったら28℃~30℃の適温に保ち、濡れタオルを入れて加湿もしてあげましょう。成長するにつれ床に餌を置いてつつかせたりしてひとり餌の練習もします。

小さなうちから慣れさせて手乗りに

手乗り文鳥にしたいのでヒナから育てたいけど学校や仕事で2、3時間おきにさし餌は無理、という方も多いと思います。そんな場合はひとり餌に馴れた頃のヒナを探しましょう。この頃のヒナでも十分手乗り文鳥に育てることができます。小さなころから手に乗せたり肩に乗せて人は怖い存在ではないと思うよう馴れさせましょう。

また、爪切りなどの際に危険が無いように捕まえておく必要がありますが成鳥になってから急に握るとびっくりするので暴れることが少なくなるよう幼いころから爪を切る素振りだけをしたり馴れさせておきましょう。

成鳥になるにつれ適応力が無くなります。成鳥になって新しいエサ入れや新しいブランコなどを入れると新しいエサ入れや新しいブランコが怖くて近寄れず餌を食べれない、などの状況になることがあります。そのため普段使っている水浴びの容器なども予備を買っておくと安心です。

文鳥の飼育に必要なものと価格

まずは小鳥用の鳥かごが必要です。大きさは底が30~40cm四方、高さが50cmほどの物であれば良いでしょう。四角いケージのほうが掃除がしやすいのでおすすめです。リーズナブルなものだとペットショップで2,500円~5,000円ほどの値段で売っているので購入しましょう。

また、手乗り文鳥を複数羽飼いたいと考えている方も多いと思いますが、文鳥は気の強さからつがい以外の同居は基本厳しいので1羽につき1つのケージを準備しましょう。

ケージに付属しているもの以外で飼育に必要なものと価格

購入したケージには基本、水入れ、エサ入れ、止まり木、が付属していますがその他に準備するものとしては冬に雪が降る寒さの厳しい地域に住んでいる場合はヒーター(2,000円~5,000円ほど)、病院の往診などに使用するキャリーケース(1,700円~4,000円ほど)、ブランコで遊ぶのが好きな子もいます。

キャリーケースなどは成鳥になると入らない場合があるので幼い頃から慣らしておきましょう。つぼ巣と呼ばれる乾燥させた草で編まれた巣は必ずしも必要とはいえません。冬はツボ巣の中に居ると暖かいなどのメリットもありますが、メスの文鳥の場合巣の中で卵を産んでしまうことがあり体力を消耗してしまいます。

文鳥の飼い方と寿命

餌、水は毎日変えます。豆苗や小松菜などの青菜も必要な栄養なのでできるだけ毎日あげるようにしましょう。購入してきた野菜は残留農薬を落とすため念入りに洗います。水浴びが大好きなので水浴びもさせてあげましょう。冬だからといってお湯で水浴びさせると飛ぶための油まで落としてしまうので常温の水で水浴びさせます。

また、手乗り文鳥は飼い主とコミュニケーションと取るためにも1日1回はケージの外に出して遊んであげましょう。そして放鳥している間は目を離さないようにします。床に降りていた文鳥を気づかずに踏んでしまう事故もあります。

文鳥の寿命は7~8年ほどと言われています。しかし最近では10年生きる文鳥も珍しくありません。これから10年ライフスタイルが変わることがあってもちゃんと世話ができるか、飼い方もきちんと調べて考えて飼うようにしましょう。以下の記事にも文鳥の寿命や種類等について詳しく紹介されていますのでご覧ください。

かかりやすい病気

文鳥の体調を見るにはまずくちばしや目の周りのアイリングの色を見ましょう。この赤い色は血の色なので健康な時は赤色をしています。くちばしが白っぽかったりむらさきがかっていたら危険な状態です。しかしまだ幼い文鳥のくちばしは白っぽく、大人になるにつれ赤くなっていきます。

文鳥がかかりやすい病気としては、食道の一部であるそのうにいつまでも餌が残っている状態になる「そのう炎」、ヒナや若鳥がかかりやすく喉からプチプチと音がする「トリコモナス症」、免疫が落ちている状態にかかることがある「カンジダ症」、お腹がふくらんだり息遣いが荒くなる「肝臓障害」などの種類があります。

文鳥などの小鳥は病気になっても隠したりするので症状が分かりづらいことが多いです。日ごろから文鳥を観察して些細な変化にも気を付けるようにしましょう。早めに動物病院に診察できるよう、あらかじめ近所に小鳥が診察できる動物病院があるかチェックしておきましょう。

こんな症状には注意して
  • 口を開けて目をつぶりハァハァしている開口呼吸
  • ずっと羽毛をふくらませじっとしている
  • 足に力が入らず止まり木から落ちてしまう
  • 餌を食べずに寝てばかりいる
  • 呼吸に合わせて喉から音が聞こえる
  • 目の周辺が腫れる
  • こぶのようなでっぱりがある

文鳥の値段の相場は?

色の種類によって違う値段

文鳥はカラーの違いで値段が変わります。桜文鳥や白文鳥は比較的手に入りやすい値段ですが、珍しいカラーの種類は高い値段で取引されています。

文鳥の価格の相場
  • 桜文鳥 1,500円~3,000円ほど
  • 白文鳥 2,000円~4,000円ほど
  • シナモン文鳥 5,000円~8,000円ほど
  • シルバー文鳥 5,000円~8,000円ほど
  • クリーム文鳥 6,000円~10,000円ほど

変わった種類の値段

成長の具合や地域によっても価格の差はでてきますが変わった色や珍しい色は流通も少ないようです。お迎えしたいカラーの子が探しても居ない場合にはブリーダーなどに問い合わせて価格を聞いたりして直接お迎えする方法もあります。

文鳥の発情期と注意点は?

文鳥の発情期

文鳥の発情期は秋から春にかけてです。9月に発情する個体もあれば12月に発情する個体もあり文鳥によって変わります。この間の文鳥は気が荒くなり攻撃的になることが多いようです。

繁殖が可能な年齢は生後半年~5歳ごろまでです。気が荒くなるのでペアで飼っている場合は同時期に発情期が来ないと喧嘩になりケージを分けないといけなくなることもあります。1羽で飼っている場合も飼い主をパートナーとしていると発情します。

メスの飼い方の注意点

繁殖する予定が無く、メス1羽で飼っていても発情して卵を産んでしまうことがあります。この場合は無精卵で雛が孵ることはありませんが、卵を産むという行為自体がとても体力を消耗することです。卵詰まりになってしまい死んでしまうメスもいます。若鳥や老鳥であったり、栄養不足や寒さなどでなることが多いようです。

羽毛を膨らませじっとしている、エサを食べずに水しか飲まない、肛門付近を触ると膨らんでいる、などの症状があります。予防策としてはツボ巣などがあるだけで発情して卵を産んでしまうメスも多いのでツボ巣を撤去するなど飼い方にも注意が必要です。

また、手乗り文鳥ですが発情期の間は手に包んで撫でるなどもやめ、狭い隙間にも行かせないようすることも大事です。卵詰まりを避けるためには卵を産ませないようにすることが大切ですが産卵が始まった場合は部屋を暖めてスムーズに卵を産めるよう様子を見ましょう。

手乗り文鳥の魅力

いかがでしたでしょうか、江戸時代から親しまれ愛されている文鳥の故郷からカラーの豊富さ、価格や飼い方、かかりやすい病気などご紹介しました。雛から育てるのは大変ですがべったり馴れるのでとってもかわいいですね。手の中で丸くなるかわいい手乗り文鳥を家族の一員に迎えてみてはいかがでしょう。

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