
フラットコーテッドレトリバーとは?ピーターパンみたいな犬の性格は?
「フラットコーテッドレトリバー」という種類の犬を知っていますか?ぱっと見、黒いゴールデンリトリバーやラブラドールレトリバーなどと間違われることもありますが、それらの犬種よりも少しスリムな犬です。性格はとてもフレンドリーで賢い犬種です。今回はそのフラットコーテッドレトリバーについて詳しくご紹介します!
INDEX
ゴールデンレトリーバー似のフラットコーテッドレトリバーとは?
フラットコーテッドレトリバーは黒色のゴールデンレトリーバーよりもスリム
フラットコーテッドレトリバーは、よく黒色のゴールデンレトリーバーやラブラドールレトリバーなどと間違えられることがありますが、よく見るとそれらの犬種よりもスリムな体型をしています。深めの胸に腰と後肢は筋肉がよく付いていて、尻尾は短めです。色の種類は基本的にブラックとレバーの2色で毛はとても艶やかです。
第一次世界大戦の頃までは人気のあった犬種ですが、ゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバーなどの人気が出てからは一時絶滅しかけたこともあったそうです。現在は愛好家たちの手により大切に犬種が保存され、ペットとして飼えるまで数が増えています。フラットコーテッドレトリバーは世界中で愛されている犬種です。
黒色のゴールデンリトリバーと似ていると言われるフラットコーテッドレトリバーですが、体格としては世界的に中型犬とされています。体重は、雄が約27kg~36kg、雌が約21kg~32kgで、体高は雄が約59cm~61cm、雌が約56cm~59cmです。
POINT
飼う上で気を付けること!
フラットコーテッドレトリバーなどの体の大きな犬は体格に比べて、心臓や肺の機能が高くないため、他の小さな犬種と比べると寿命が短く、8年~10年程です。ですので、日頃から運動や食事には気を付けて肥満にならないようにしてあげましょう。また、避妊や去勢をしておくことも長生きすることに繋がります。
フラットコーテッドレトリバーは「水陸両用の回収犬」
黒色のゴールデンレトリーバー似と言われるフラットコーテッドレトリバーですが、水の好きなニューファンドランド系の種類の犬の血を引くので、泳ぐのも得意で運動するのも好きなので、「水陸両用の回収犬」としても有名です。イギリスや北欧などでは、今でもガンドッグとして人気があります。
フラットコーテッドレトリバーは運動が大好き
フラットコーテッドレトリバーは、運動が大好きな犬種です。散歩ではただ歩いているだけでは満足することが出来ず、それがストレスになってしまいます。散歩ではなるべく自転車で連れていきランニングさせてあげたり、アップダウンのある道を選んだり、またドッグランなどを活用して、たくさん運動をさせてあげましょう。
子犬の頃は朝と晩の2回、30分~60分ほどの散歩をするのをおすすめします。そして、1歳頃からは、もっと運動量を増やしてあげて、なるべくストレスが溜まらない環境にしてあげることが大切です。
またフラットコーテッドレトリバーは野原で駆けまわったり、泳ぐことも好きなのでアウトドアやキャンプの際に一緒に連れていくこともおすすめします。そういった場所が大好きなので大喜びするはずですよ。
フラットコーテッドレトリバーは「ピーターパン」のあだ名がある
フラットコーテッドレトリバーは、愛好家の間で「ピーターパン」というあだ名があります。これは成犬になっても子犬のようにはしゃぎ、天真爛漫な様子からそう呼ばれていて、永遠のピーターパンとも呼ばれています。
尻尾をいつも元気よく振っているのも、フラットコーテッドレトリバーの特徴です。飼い主や周りの人や犬の表情などをよく見ていて、それらに敏感に反応します。また、テンションが上がりやすく、とても好奇心旺盛の犬種です。人の集まる場所では嬉しくなりすぎる傾向もあるので、きちんとしつけするのをおすすめします。
永遠のピーターパン・フラットコーテッドレトリバーの性格は?
フラットコーテッドレトリバーの性格①誰に対してもフレンドリー
フラットコーテッドレトリバーの性格1つ目は、誰に対してもフレンドリーな性格です。フラットコーテッドレトリバーは、とても明るく陽気で誰に対してもフレンドリーな性格で、他の犬や子供と遊ぶことが大好きです。攻撃的なことが無くフレンドリー過ぎるので、逆に番犬としてはあまりおすすめが出来ません。
また、他の警戒心の強い種類の犬に対しても、いつも通りのフレンドリーな態度で接するので、近付き過ぎて噛まれることもあります。散歩や運動をさせるときなどの外に出すときは、全ての犬が友好的ではないということを知っておきましょう。
フラットコーテッドレトリバーの性格②子犬から成犬になっても天真爛漫
フラットコーテッドレトリバーの性格2つ目は、子犬から成犬になっても天真爛漫な性格です。一般的な犬種は、子犬の頃はやんちゃでも成犬になると落ち着きます。しかしフラットコーテッドレトリバーは成犬になっても子犬の頃のまま、やんちゃで遊ぶことが大好きな犬です。
犬と遊ぶのが苦にならない、遊ぶことが好きな方にフラットコーテッドレトリバーはおすすめですが、もし一緒に遊ぶのは疲れてしまう、そんなに構っていられない、という方にはあまり向いていないかもしれません。フラットコーテッドレトリバーはやんちゃな性格の反面、飼い主と一緒にいたい寂しがり屋でもあります。
フラットコーテッドレトリバーは元々猟犬として、主人と常に行動をしていた犬種なので、寂しがりやで屋外での飼育には不向きです。しかし、ずっと子犬の頃から常に一緒に過ごしていると、いざというときに分離不安の症状が出て、留守番さえも出来なくなってしまいます。少しずつ練習して留守番が出来るようにしましょう。
POINT
誤飲に注意!
フラットコーテッドレトリバーはとても好奇心旺盛なので、色々な物を飲み込んでしまう、誤飲などの事故が多いとも言われています。もし飲み込んでしまった場合は手術が必要となりますが、寂しがりやな一面があるので、飼い主とはなれることで分離不安の症状が出ることもあります。なるべく取れやすい取っ手やねじなど、誤飲を防げるものは事前に注意して取り除いてあげましょう。
フラットコーテッドレトリバーの性格③賢く訓練性能に優れている
フラットコーテッドレトリバーの性格3つ目は、賢く訓練性能に優れている性格です。明るくフレンドリーで、天真爛漫な性格のフラットコーテッドレトリバーですが、とても賢く訓練性能に優れている犬種でもあります。3歳までは特にやんちゃで飼い主は手を焼くかもしれませんが、協調性も高くスポーツドッグにも向いてます。
学習能力が高いので、ちゃんとしつけてあげればすぐにたくさんのことを覚えてくれ、優秀な能力を発揮します。フラットコーテッドレトリバーは、人との共同作業も大好きです。また、優れた嗅覚を持つセッターの血を引いているので、警察の捜査犬や麻薬探知犬として活躍している子もいます。
そして「ソフト・マウス」という、咥えたものに歯形が付かないようにする高度な技術も、とても賢いので覚えることが出来ます。これは専用の棘のあるボールを使って、飼い主と河原や野原などでキャッチボールをしながら身に付けることが出来ます。
フラットコーテッドレトリバーの性格④テンションが上がりやすい種類の犬
フラットコーテッドレトリバーの性格4つ目は、テンションが上がりやすい種類の犬です。家にいるときも散歩中でも常に好奇心旺盛で、テンションが上がりやすいので、飼い主としてはとても可愛くほほえましく感じるのですが、時々想像していなかった行動を取って、飼い主を驚かせることもあるやんちゃっぷりです。
誰に対してもフレンドリーな犬種なので、自分では遊んでいるつもりでも、悪気なく小さな子供やお年寄りに体当たりして、転ばせてしまうこともあります。フラットコーテッドレトリバーはおバカな犬ではなく、学習能力の高い賢い犬です。飼い主がきちんとしつけをして、トレーニングしてあげましょう。
フラットコーテッドレトリバーと楽しい時間を過ごして!
黒色のゴールデンレトリーバーや、ラブラドールレトリバーなどと間違われることの多い「フラットコーテッドレトリバー」ですが、世界中に愛好家の方たちがいて、みなそれぞれ彼らとの時間を楽しく過ごしています。
ピーターパンと呼ばれるほど成犬になっても好奇心旺盛で、やんちゃな性格はときに手を焼くこともあるかもしれませんが寂しがり屋の一面もあり、とても愛らしい性格ですよね。フラットコーテッドレトリバーはとても賢く運動するのが大好きな犬種です。また子供と遊ぶことも大好きなのでお子さんがいる家庭にもおすすめです。
フラットコーテッドレトリバーは、泳ぐのも野原で駆けまわるのも大好きな種類の犬です。ハイキングやキャンプなどのアウトドアをするときは、ぜひ一緒に連れていってあげて下さい。きっとお互いに楽しい時間を過ごすことが出来るはずです!
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