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空求人の意味と見分け方6選!ハローワークやハロワのカラ求人の原因は?

更新:2019.06.21

空求人って知っていますか?カラ求人と読むのですが、その意味は就職活動中の人にとってはとてもヒドいものです。今回はそんな空求人の仕組みやハローワークとの関係、空求人に騙されない見分け方や派遣の空求人に至るまで紹介します。転職はハロワだけではありません。これを読んで面接まで進める求人を見つけましょう。

空求人とは?

【空求人】読み方|カラ求人

「空求人」の読み方は「カラ求人」と読みます。その名の通り採用する気がないのに出された意味のない「カラ」の求人のことで、就職活動をする人にとってはこんなに迷惑なことはありません。どうしてこんなカラ求人を出すのでしょうか?

空求人を出す意味

求人を出すのは企業にとっても手間なのに、そんなことをするのになんの意味があるのか。それは求人を広告として使っているからです。通常雑誌など広告媒体に広告を掲載すると高額な掲載料がかかります。

しかし求人広告を利用することで無料もしくは安価な値段で多くの人に知ってもらうことができます。さらにいい人材がくれば採用すればいいといった一石二鳥の広告なのです。

空求人になってしまった求人

一方最初からカラ求人にしようとして掲載したわけではないのに結果的にカラ求人になってしまったというケースもあります。いわゆる出したとたんに採用が決まってしまったというケースですね。

その場合「せっかく手間やお金を払って求人広告を掲載したのだから、期限までは掲載しててもいいんじゃない?」と採用報告をしないというパターンです。ネットなどで宣伝も兼ねて大々的に募集をした場合は効果も高いので早々に決まってしまっていたりします。

また雑誌掲載の場合は採用後も掲載を取り下げることができませんので、古くなった求人雑誌などは応募する前に電話で確認を取るようにしましょう。

ハローワークに空求人が多い理由は?

ハローワークに空求人が多い理由①無料で掲載できる

ハローワークに空求人が多い理由1つめは、無料で掲載できるということです。無料で掲載できるということは「いい人材がいれば採用すればいいか」と安易な気持ちで気軽に募集をかけるので、結果的に有料の求人よりも採用しないケースが多くなってしまいます。

ハローワークに空求人が多い理由②助成金がもらえるという仕組み

ハローワークに空求人が多い理由2つめは、助成金がもらえるという仕組みです。ハロワを通して採用すれば企業は国から助成金が貰える場合があります。そんな時ハロワに空求人を出して、既にコネなどで決まった合格者を採用するということに使われたりします。

当然求人を出した時点で採用者は決定していますので、他の応募者が応募しても採用されるはずもありません。また助成金目当ての求人の場合、逆に採用されたとしても助成金が終了した時点で解雇されるケースもあります。「補助金」や「助成金」を活用した求人は求人票に書いてありますので応募する際は注意して見てください。

ハローワークに空求人が多い理由③ハロワと企業との付き合い

ハローワークに空求人が多い理由3つめは、ハロワと企業との付き合いによるものです。求人が少なくなってくると有効求人倍率が減るため、ハローワークから企業に対して求人がないかという要請をしたりします。その場合企業としてはハロワと関係を悪くしたくないため、表向きの付き合いでハロワに求人を出したりするのです。

当然人材不足で切羽詰まっているわけではありませんので、採用に繋がることはほとんどありません。ハローワークの求人の場合白黒の文字ベースの求人票なので、企業を宣伝する広告としての意味はなく、こうした有効求人倍率をかさ増しするために空求人を掲載することが多いようです。

空求人の特徴と見分け方6選

空求人の特徴と見分け方①ずっと募集している求人

空求人の特徴と見分け方の1つめは、ずっと募集している求人です。ずっと募集しているということは最初の「空求人になってしまった求人」でも説明したように採用が既に決まっているのに採用報告をしていない可能性が高いです。

またずっと募集している求人には「人が入ってもすぐに辞めてしまうので常に次を確保するために募集し続けている」というブラックな企業の可能性もあり、どちらにせよずっと募集していることにあまり良い意味はありませんので避けた方が無難です。

空求人の特徴と見分け方②求人票に矛盾がある

矛盾

空求人の特徴と見分け方の2つめは、求人票に矛盾があることです。空求人は実際に採用する気がないのですから、求人票も適当に記載していることが多いです。「やる気のある人」など募集条件もフワっとしていたり、その割に「即戦力求む」など求人する人物に矛盾があったりします。

こういう求人票に矛盾のある企業は、まだ採用する人物像が定まっておらず、採用意欲も低い場合が多いです。「履歴書見て決めようかなぁ」「他にもいい人来るかもしれないし」とダラダラ応募書類だけ送らされる羽目になり返事も遅かったり、挙げ句不採用だったりと応募者を振り回しかねません。

空求人の特徴と見分け方③規模に見合わない大量募集

空求人の特徴と見分け方の3つめは、規模に見合わない大量募集です。従業員数が小規模の会社なのに現在の従業員数を上回るような大量の募集をかけているのは怪しいです。ただイベントなど期間限定で大量に人材を必要とする場合もありますので、短期のバイトなどの場合は問題ないでしょう。

ただ期間限定ではない正規雇用などの場合は実際に採用する可能性は低いでしょう。誰でも応募できるような簡単な仕事で高額な給料だったり大量募集だったりするオイシイ求人は個人情報収集目的の罠だったりします。小さな会社であまりにも条件が良すぎる場合は気をつけましょう。

空求人の特徴と見分け方④あまりにも好条件な求人

空求人の特徴と見分け方の4つめは、あまりにも好条件な求人です。「未経験OK」「年齢不問」「資格不問」の簡単な仕事なのにも関わらず高額な給料だった場合、何か怪しいと思った方がいいでしょう。実際に本当に採用する気があるのか、規模的にこの給料が払えるのか現実的に客観的に考えることも大切です。

個人情報収集のための空求人である可能性の他、本当のことをそのまま書けば誰も人が集まらないので何か隠していることがある求人の場合もあります。後者の場合は面接で「今回の採用は既に決まってしまったのですが、実は他にもこんな仕事を募集しているのですがいかがですか」と別の仕事を持ち出してきたりします。

そういう場合は口頭の説明なので、条件などもあやふやで、実際に業務することになって労働契約書で初めて最初の求人の内容とはかけ離れた内容であることを知ることになったりします。また個人経営などの会社では労働契約書すら存在しない場合もありますので注意が必要です。

空求人の特徴と見分け方⑤書類審査で落ちて面接までいけない

空求人の特徴と見分け方の5つめは、書類審査で落ちて面接までいけないということです。空求人の最も多い特徴は「面接に行けない」ということです。企業は実際に採用する気がないのですから、面接などして余計な時間を取りたくないのです。

書類審査は正社員など本格的な採用の場合は大概あります。しかしアルバイトなどの場合は履歴書を持って面接というパターンが多いです。何でもかんでも書類審査をするから履歴書の郵送をさせるのは、個人情報収集だけが目的かもしれません。またこの場合履歴書が返却されなかったりもします。

ただ何社も履歴書を送っても全く面接まで行けないという人は、一度履歴書の見直しが必要かもしれません。もしかすると履歴書の書き方に不備があって面接に行けないのかもしれませんよ。下記の関連記事では履歴書の書き方についても詳しく紹介していますので気になる人はぜひ応募前にチェックしてみてくださいね。

空求人の特徴と見分け方⑥派遣の空求人

空求人の特徴と見分け方の6つめは、派遣の空求人についてです。派遣にも空求人があるのかと思う人がいるかもしれませんが、派遣の空求人は意外と多いです。

その内容は誰もが行きたくなるような好条件の仕事を掲載して、それに釣られて登録しに行ったら「あの仕事はもう決まってしまったんですよ」と言われて別の仕事を紹介されるケースです。好条件の仕事は実際には存在しない場合もあります。

派遣の場合は一度登録してしまえばそこから紹介される求人は本物です。あまりにも条件が悪い場合は断れば済む話なので無理してやる必要はありません。ただ特に仕事を紹介されない場合もありますので派遣に登録したからと言って安心は禁物です。

効率よく転職するには?

1つの企業に絞らず数社一気に受ける

効率よく転職するのに効果的なことは、1つの企業に絞らず数社一気に受けることです。求人の中には空求人は必ず存在します。でも空求人ばかりではありません。何社か受ければその中には必ず本当の求人があるはずです。

またよい求人を見つけても応募や書類の作成が遅ければ、結局先に他の人に採用が決まってしまいます。求人も公開したての新鮮なものが命です。よい求人をみつけたらまずはすぐに応募し、2~3日以内に書類を作成するようにしましょう。

仕事探しも1つの視点からではなく様々な視点で探すのもおすすめです。下記の関連記事では天職の見つけ方についてくわしく紹介していますので、天職に転職したい方は一度読んでみてもいいかもしれません。

転職エージェントを利用する

転職エージェントを利用する

効率よく転職するには、転職エージェントを利用するのも効果的です。転職エージェントは非公開求人など対象となる人しか閲覧できないようになっているため、求人が広告代わりになりませんので空求人は少ないと言えます。通常の求人にないような特殊な能力や資格を持っている人は、転職エージェントを使うと良いでしょう。

また応募書類も担当者が客観的に添削してくれますので、転職に慣れていない人や強みが分からないという人も一度相談してみるといいかもしれません。ただ結果的に紹介する仕事がない場合もありますので、待ちの姿勢ではなく自分でも併用して探すとさらに効率がいいです。

騙されない転職をしよう!

さて今回は空求人の意味と見分け方やハローワークのカラ求人について紹介しましたがいかがだったでしょうか?転職にはカラ求人の他にも様々な罠があります。ブラック企業に就職してしまうと辞めることさえ大変ですし、身も心もボロボロの転職難民になってしまうことだってあります。

騙されないためには入社前にしっかりと情報収集することです。求人票に矛盾があったりネットに悪口が大量に書いてあったり、もしくは社名が変わったとかで情報が全くなかったりと、違和感を感じるときは受けないことが無難でしょう。ハロワに掲載されているからといって鵜呑みにしないことが大切です。

転職だからといって自分が審査されることばかり考えていてはいけません。求人票や電話、メールでのやりとり、面接など入社前までの手がかりで、自分も怪しい企業でないか審査するという目を持ちましょう。大変かもしれませんが意味のある転職をするためにはここが頑張り時ですよ。あきらめずに頑張って!

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