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フランス語のルフランの意味とは?

フランス語のルフランは「繰り返し」という意味

ゲームやアニメの中で一度は耳にした事のある「ルフラン」という単語ですが、ルフランとはフランス語で「繰り返し」という意味があります。スペルは「refrain」となります。フランス語でルフランという単語は名詞の位置づけであり、複数の意味を持つ英語と違い、意味的には繰り返しという意味しかありません。

フランスでは、ルフランという単語を題名にした、小説や楽曲などが数多く存在します。日本でも、小説に使われていたり、漫画やアニメで使われていたりと、「ルフラン」という言葉は、文学・音楽といった芸術面で主によく使われています。

フランス語のルフランは「文学用語」でもある

俳句や小説などの文学作品、漫画やアニメなどの分野では、特定のキャラクターが同じ言動やセリフを繰り返すことを「ルフラン=畳句法」と呼びます。畳句法は「畳語法」や「畳音法」とも呼ばれ、特定のキャラクターが、同じフレーズやセリフを繰り返すことで、そのキャラクターの意志や行動を強調させることが出来ます。

この手法は既に16世紀頃から、音楽や演劇で使われてきた伝統的な手法であり、あの有名なシェイクスピア作品の「ハムレット」でもこの「畳句法」が用いられています。現代の作品でも、この手法はあらゆるドラマ・アニメ作品で使われており、みなさんも無意識のうちに「ルフラン」という手法に触れているのです。

例えば大人気ドラマシリーズの「金田一少年の事件簿」では、主人公の金田一少年の名セリフ「じっちゃんの名にかけて」は、必ず一話一話の重要シーンで使用されています。このセリフが金田一少年の意志や行動を強調させて、いつの間にか私たち視聴者の関心や注目はドラマの世界に引き込まれていますよね。

フランス語のルフランは「音楽用語」でもある

フランス語のルフランは文学の分野だけではなく、音楽用語としても使われています。フランス語の繰り返すという意味の通り、音楽の分野では同じ歌詞やメロディーを繰り返すことを、「リフレイン(ルフランの英語読み)形式」と呼びます。ヨーロッパでは古くから聖歌や讃美歌に、このリフレイン形式が見られます。

現代の日本音楽でも、歌詞やメロディーがサビの部分で繰り返されるのは一般的ですよね。例えば「Aメロ、Bメロ、サビ、サビ」というように同じフレーズやメロディーを繰り返すことで、作り手が強調したいサビの部分が、私たちの耳にも残りやすくなります。

このリフレイン形式を採用することで、ある特定の歌詞やメロディーが私たちの心に深く残り、時には元気や勇気を与えてくれることもあります。この技法には、その楽曲のメッセージ性をより強調する効果があるのです。ここで、私たちに元気や勇気を与えてくれる歌詞やフレーズを纏めた記事があったので、参考にご覧ください。

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疲れた時に元気が出る歌詞やフレーズが入っている曲を聴くと元気が出ますね

エヴァンゲリオンでの魂のルフランの意味は「輪廻転生」

アニメ好きでなくても誰もが知る大人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の主題歌を歌う高橋洋子さんですが、一番有名なのはカラオケなどでも良く歌われる「残酷な天使のテーゼ」ですね。そして映画版の主題歌となった「魂のルフラン」、この歌の中でのルフランという意味は、どういった意味で使われているのでしょうか。

曲の題名である「魂のルフラン」とは、フランス語の意味の通り、「魂の繰り返し」つまり「輪廻転生」がこの楽曲のテーマになっています。歌詞の内容も「私に還りなさい、生まれる前に」「この腕に還りなさい、めぐり逢うため」などと、子が母のお腹に帰ってくるという命の繰り返しを歌っています。

また題名の「魂のルフラン」にちなんで、この曲の中ではなんとサビの部分が4回も繰り返されています。サビは全て「私に還りなさい」から始まり「魂のルフラン」で終わっています。歌詞の意味、そしてリフレイン形式の採用とどちらをとっても題名の「魂のルフラン」にぴったりの楽曲になっています。

ルフランとリフレインの違いは?

ルフランとリフレインの違いはフランス語と英語

ルフランとリフレインの違い1つ目は、フランス語と英語であることです。ルフランはフランス語、リフレインは英語で、スペルはフランス語でも英語でも全く同じで「refrain」と綴ります。意味も共通して「繰り返し」という意味ですが、フランス語のルフランと英語のリフレインで大きく違う点があります。

それは、フランス語のルフランは名詞のみの役割であるのに対して、英語のリフレインは名詞であると共に、動詞としての役割も持っている点です。英語では、一つの単語が、名詞と動詞など2つの働きを持つことがよくありますね。なので、リフレインには名詞としての意味と動詞としての意味・使い方があることになります。

英語のリフレインにはルフランとは違う意味がある



ルフランとリフレインの違い2つ目は、英語のリフレインには、フランス語のルフランとは違う意味があることです。英語のリフレインも名詞の場合は、フランス語のルフランと全く同じ「繰り返し」という意味で使われます。これには、音楽用語である歌詞やフレーズの繰り返し「リフレイン形式」という意味も含まれています。

しかし英語のリフレインが、動詞として使われる際には全く違う意味となります。refrainは、動詞の中でも自動詞に分けられ、意味は「~することを控える、我慢する、やめる、慎む」という意味があります。英語にはしばしば、同じ単語であっても名詞と動詞では全く意味や使い方が異なることがありますよね。

refrainもそのような単語と同じように、動詞としては、名詞の繰り返しという意味とは、また全然違う使い方になるのですね。これら動詞の意味は、フランス語のルフランにはない意味です。英語のリフレインrefrainの使い方について詳しく記載のある記事がありますので、合わせてご覧ください。

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リフレインとはどういう意味か知っていますか「~という言葉をリフレインす

ルフラン・リフレインの使い方は?

フランス語ルフランの使い方

フランス語でルフランという単語は、楽曲や作品の題名などに使われることはあっても日常会話で使われる事はありません。日常会話で使う場合は英語の「リフレイン」を使います。基本的には「この音楽は最後のリフレインが素敵だったね」など音楽用語として使われることが多いです。

しかし、その他にも「この場所に来ると昔の思い出がリフレインする」など、記憶の繰り返しという意味で使われる場合もあります。ちなみにフランス語は、世界29ヶ国以上で話されている言語であり、フランスやカナダはもちろんですが、アフリカ大陸に属している多くの国でも使われています。

フランス語には、名詞に女性名詞と男性名詞という分類があり、ルフランは男性名詞になります。日本語や英語と違い、名詞に性別があるというのは私たちからすると不思議な概念ですよね。フランス語に興味があるという方は、挨拶や日常会話で使う基本的なフレーズを纏めた記事があるので、この機会に是非ご覧ください。

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英語リフレイン「refrain」の使い方①名詞の場合

英語リフレインの使い方1つ目は、名詞の場合です。名詞の意味はフランス語のルフランと同じく「繰り返し」という意味なので、「a refrain of songs」や「a refrain of poems」のように「歌の繰り返し」「詩の繰り返し」という使い方をします。

しかしrefrainという名詞は、歌や詩の繰り返しという意味で使われる単語で、例えば番組の再放送や再注文、行動の反復などを表現する場合には「repeat」や「repetition」を使います。なので、名詞としてのリフレインの使い方は、かなり限定的になります。

カタカナ英語でもあるリピートの方が私たちにも馴染みのある英単語ですよね。繰り返しという意味で使われるという点では、リフレインもリピートも共通していますが、使う場面が限定されているのがリフレイン、使う場面をあまり選ばないのはリピートということになります。

英語リフレイン「refrain」の使い方②動詞の場合

英語リフレインの使い方2つ目は、動詞の場合です。動詞の意味には、「~することを控える」「~することを我慢する」「~することをやめる」「~することを慎む」という主に4つの意味があります。動詞だけでもこれだけの意味があるので使い方は様々です。

例えば、「I refrain from drinking(私は飲酒を控えています)」や「Please refrain from smoking(喫煙はご遠慮ください)」、「I refrain from snacks(私はおやつを我慢しています)」などといった使い方があります。

名詞のリフレインとはまた全く違った使い方で、広く様々な場面で活用できる動詞なのですね。またこれらの意味は、フランス語のルフランにはなく、英語だけが持つ意味合いとなります。

ルフランという意味を知った上でもう一度作品を見てみよう!

ルフランという言葉を、ゲームやアニメを始め、文学や音楽の分野でも耳にしたことはあったという方は多いとおもいます。例えば大人気アニメの「新世紀エヴァンゲリオン」も、主題歌である「魂のルフラン」という曲は知っていても、ルフランってどういう意味なんだろうと疑問に思ったままの方もいらっしゃったと思います。

ここでのルフランという意味が「輪廻転生」「命の繰り返し」という意味だと知った後に、アニメを見たり、曲を聞いたりすると、知る前に見たのとはまた違った感想や感情を抱くかもしれませんよ。作品に対する理解もさらに深まるのではないでしょうか。

もちろん「新世紀エヴァンゲリオン」だけではなく、どのような文学作品でも楽曲でも、作り手の方が何等かの想いやメッセージを込めてつけたそのタイトルの意味を知ることは、作り手の意図を理解し、作品を深く知る一歩になるでしょう。

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