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示唆(しさ)の意味とは?

示唆の意味とは①それとなく教えること

電話する女性

示唆の意味の1つ目は、それとなく教えることです。示唆という言葉は、教えるという言葉が持つニュアンスと共通するものを含んでいます。しかし、教えるという言葉が示すほど、ダイレクトに相手に伝える要素は持たない言葉です。それとなくほのめかすような伝え方を表す言葉であり、独特の意味合いを表す表現です。

ちなみにはっきりと教えて欲しいと伝える場合には、「ご教示」という言葉を使いますので、こちらも併せて覚えておきたいところです。下記の関連記事にはその使い方や例文が載っていますのでこちらも参考にしてみてください!

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関連記事 「ご教示」は正しい敬語?意味や例文・使い方・類語も紹介!【状況別】

ビジネスシーンでよく「ご教示」という言葉を耳にしたり、目にしたりする人

示唆の意味とは②暗に唆す(そそのかす)こと

お金を差し出す

示唆の意味の2つ目は暗に唆すことです。示唆の「唆」という漢字は「そそのかす」と読み、これは良くない行動を勧めることを示す言葉です。しかし示唆には悪い意味と良い意味が両方含まれています。示唆の悪い意味とは暗に唆して悪い方向に持っていくことなのですが悪い意味で使われる場面は割合として少なくなっています。

もしも「唆す」という悪い意味合いを色濃く出したい場合には「示唆」よりも「教唆」という言葉が使われるのが一般的です。そういった意味では「教唆」も「示唆」の類語表現にあたるのですが、ここではビジネスで使われる、悪い意味合いを含まない使い方を中心に紹介していきます。

示唆には「示唆に富む」や「示唆的」等様々な使い方のバリエーションがある

積み重ねた本

示唆には、「示唆に富む」や「示唆的」等様々な使い方のバリエーションが存在します。また、それに対する敬語表現も存在します。そのため、示唆という言葉の意味合いだけではなく、使い方のバリエーションも一つ一つ見ていく必要があります。数は多いですがパターンを掴めば難しくないので、一つずつ見ていきましょう。

示唆の使い方10選

示唆の使い方①示唆する

笑顔の会社員

示唆の使い方の1つ目は「示唆する」という表現です。示唆という言葉を動詞形で使う上で基本的な使い方になります。「出張の時期が延びる可能性があることを示唆する」といった形で使う表現になります。この言い回しは出張の時期が延びる可能性をそれとなく知らせることを意味しています。

また「残業を示唆する」という言い回しについては残業する指示を直接出すような状況ではなく、残業がある可能性を意味しています。また、文脈によってはその可能性を示しつつ残業することを暗に指示する意図がある場合もあります。「示唆する」という表現は、状況によって、相手方にどこまでを望むのかが変わるのです。

示唆の使い方②示唆に富む

ミーティングの風景

示唆の使い方の2つ目は「示唆に富む」という表現です。「示唆に富む」という表現は相手方から何かを学ぶことが多いことを表す時に使う表現になります。例えば「この本は示唆に富んむ素晴らしい文献だ」という使い方ができます。「示唆に富む」という表現は「示唆」単独で使われる意味合いとはずれるので注意が必要です。

また「示唆に富む」という表現は「富む」という動詞と同じように活用ができます。そのため「このような示唆に富んだ話はどんどん若手に向けてしていくべきでしょう」といった形でも使うことができます。何かを評価する時に、相手方に対して非常に響く表現になりますので、使い方を覚えておきましょう。

ちなみに人から何かを学ぶということもあるかと思いますが、四字熟語からも生き方や心構えを学ぶことも少なくありません。下記の関連記事には勉強に関する心構えが紹介されていますので、こちらも併せて読んでみてください。

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関連記事 勉強・受験に関する四字熟語30選!意味・類語・用例も!一覧ランキング!

勉強や受験を励ましてくれる、やる気が出る、縁起の良い四字熟語のご紹介で

示唆の使い方③示唆的

3人の会社員

示唆の使い方の3つ目は「示唆的」という表現です。「示唆的」という表現にはいい意味と悪い意味の両方があります。まずいい意味としては何かを明確にしていることや、何かを提案していることが挙げられます。例えば「彼のプレゼンは示唆的な印象が強い」といった形で使うことができます。

また、「示唆的」には不適切に提案をするニュアンスや、わざとらしさを滲ませるニュアンスが挙げられます。例えば「彼のプレゼンは示唆的過ぎて非常に印象が悪いものとなった」といいた形で使われます。「示唆的」という言葉は状況によってどのような意味を表すかを推測する必要があることを覚えておきましょう。

示唆の使い方④示唆される

パソコンでの作業中

示唆の使い方の4つ目は「示唆される」という表現です。この表現は受動態の表現です。例えば「卸値の件で先方から値下げを示唆される」といった形で使われます。また「部長から昇進を示唆されている」「先日の会議で入札からの撤退を示唆された」というように時系列に応じた使い方もできる表現です。

示唆の使い方⑤示唆を受ける

お金の受け渡し

示唆の使い方の5つ目は「示唆を受ける」という表現です。この表現も受動態の表現で「示唆される」と使い分けられる表現です。例えば「卸値の件で先方から値下げについて示唆を受ける」という形で使えます。「示唆される」という言葉を使って状況を説明するよりも、理論的に聞こえる効果があります。

こういった「示唆される」と「示唆を受ける」のような、似たような表現の使い分けができると、表現力の向上が見込めます。連続した文章において受動態の表現を続けて使いたい場合にも、2つの表現が使い分けられることで文章に締まりが出ますので、類似表現は使い分けを意識して覚えていくようにしましょう。

示唆の使い方⑥示唆を得る

女性とコンピューター

示唆の使い方の6つ目は「示唆を得る」という表現です。「示唆を得る」という表現は相手からヒントをもらう意味合いで使う表現です。「示唆に富む」と同じように示唆するという言葉が表す意味合いとは外れてくる言い回しになります。

例えば「先日の研修会では講師から示唆を得ることができた」といった形で使われます。単に「勉強になりました」というよりも状況によっては説得力のある表現になりますので、こういった言い回しも使えるようにしておきましょう。

示唆の使い方⑦示唆を与える

貯金箱と黒板

示唆の使い方の7つ目は「示唆を与える」という表現です。「示唆を与える」という表現は、相手方へヒントや手がかりを提供することを意味する言い回しです。「示唆を得る」と対で覚えておきたい表現になります。例えば「今回のOJTは新入社員へ新フローに対する示唆を与えるだろう」という形で使われます。

示唆の使い方⑧示唆であった

パソコンで作業する男性

示唆の使い方の8つ目は「示唆であった」という表現です。例えば「先日の研修資料は私にとって業務フローを改善する示唆であった」という形で使われます。振り返ってみた時に大きなヒントであったという内容を示す表現が「示唆であった」という表現になります。よく使われる表現になりますので覚えておきましょう。

示唆の使い方⑨示唆により

女性と本

示唆の使い方の9つ目は「示唆により」という表現です。例えば「部長の示唆により会議は終結へ向かった」といった形で使われます。示唆自体は「示唆する」という表現に代表されるように動詞形で使われることが多いのですが、このような名詞形の表現も使えるようになると表現力の向上が期待できます。

示唆の使い方⑩示唆の重大さ

本とお金

示唆の使い方の10個目として「示唆の重大さ」という表現を紹介します。この表現は「重大さ」という表現に限らず、その場合における示唆の性質を表すことができる表現で、示唆という言葉を語る上で欠かすことのできない表現です。

例えば「部長の示唆の重大さに気付いた」といった形で使うこともできますし「先日の会議における、部長の示唆の細やかさには見習うべきところがある」といった形で使うこともできます。

「重大さ」の部分は様々な形容詞に置き換えて使うことができます。示唆という言葉にはここまで紹介してきたように、いい意味も悪い意味もありますので、形容詞によって示唆がいいものであったのか悪いものあったのかが明確に評価されるような使い方も、示唆という言葉を使う上で非常に重要なのです。

ご示唆の敬語の使い方は?

ご示唆の敬語の使い方①ご示唆ください

受付での笑顔

ご示唆の敬語の使い方の1つ目は「ご示唆ください」という表現です。「ご示唆ください」という表現は、第三者に対して何かを指し示して欲しい際に使う表現です。自分が教えを乞う際には当然分かりやすい方がいいので「ご示唆ください」ではなく「ご教示ください」という言い回しになります。

例えば「明日の商談ではA社に対して値上げをご示唆ください」といった形で使います。直接的に伝えるとよろしくない状況で使われる表現になります。

ご示唆の敬語の使い方②ご示唆いただきたく存じます

小切手への記入

ご示唆の敬語の使い方の2つ目は「ご示唆いただきたく存じます」という表現です。この表現は「ご示唆ください」よりも相手に対して柔らかいニュアンスで依頼ができる表現です。

例えば「明日の商談ではA社に対して値上げをご示唆いただきたくぞんじます」という表現にした方が同じ依頼を表す状況でも、目上の人に対して失礼のない言い回しになります。状況に応じて使い分けられるようにしましょう。

示唆するの類語や英語は?

示唆するの類語①ほのめかす

パソコンでの作業中の女性

示唆するの類語の1つ目は「ほのめかす」です。示唆するという言葉は直接的に相手に伝えることを意味しません。どちらかというと回りくどい方法で伝えることを意味しています。「ほのめかす」という言葉も示唆すると同じように、それとなく伝えることを意味しています。

2つの類語表現は同じような意味合いで使われることも少なくないのですが、「ほのめかす」という言葉よりも示唆するの方がビジネスで多く使われる表現になります。ビジネスで「ほのめかす」という表現を使うと悪意がある意味合いに伝わることも少なくないので、示唆するを使った方が賢明と言えます。

示唆するの類語②暗示する

腕を組むビジネスマン

示唆するの類語の2つ目は「暗示する」です。「暗示する」という言葉は相手方に手がかりを与え、直接的でなくそれとなく知らせる状況を表す表現です。「暗示にかける」という言葉になると、催眠術における、誘導に関連する心理作用を意味しますので、示唆するの類語とは違った意味合いになります。

示唆するの英語はsuggestを使って表す

アメリカ国旗とブロック

示唆するの英語はsuggestという単語を使って表します。suggestという英単語は本来「提案する」と翻訳されます。そのため「直接的でない提案」といった形で英訳をすれば、それが示唆すると翻訳できる英語表現になります。

日本語にぴったり当てはまる示唆するという英語表現がないので、このような表現になります。英訳にはこのように、その言葉の本来の意味が分からないとうまく表現できない場合もありますので、言葉の意味はしっかりと説明できるようにしておきましょう。

示唆するという表現を使いこなそう!

示唆するという表現には「示唆する」「ご示唆いただく」「示唆に富む」といった様々な表現やその類語表現など、様々な言い回しがあります。こういった表現を使い分けられるようになることで、ビジネスにおけるコミュニケーションを円滑に進めることができる表現力を身に着けることができます。

示唆という表現だけでなく他の言葉や類語も含めて、普段からビジネスにおいて耳にする言葉は一つ一つ自分のものにするよう心がけましょう。

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