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ワーキングプアとは?意味や定義は?

ワーキングプアの意味や定義①働いているのに貧しい

ワーキングプア意味や定義とは、仕事をしているにも関わらずその賃金があまりにも安いため、生活できるギリギリの状態で働いている人たちのことです。その人口は1100万人を超えており、今や仕事に従事する人の4人に1人はワーキングプアだと言われています。

ワーキングプアの意味や定義②年収200万円以下

ワーキングプアの定義を検索すると「貧困線以下で労働する人々」と出てきます。ではこの貧困線の定義は何かというと公式設定されているわけではありませんが、年収200万円以下と言われています。年収を月収に直してみると手取りが月16万円以下の人です。意外と自分も該当するという人がいるのではないでしょうか。

年収が200万円以下の生活とはどんなものでしょうか。下記の関連記事には定義でもある年収200万円以下の生活について詳しく紹介していますので、その生活が想像も付かないという人は読んでみてください。

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関連記事 年収200万の職業の生活は?手取りが少なく税金が高い…貯金の仕方は?

年収200万円の生活をしている人は、今の時代めずらしくありません。職業

ワーキングプアの特徴や実態6選!

ワーキングプアの特徴や実態①食費や交際費も切り詰めた生活

ワーキングプアの特徴や実態の1つめは、食費や交際費も切り詰めた生活です。ワーキングプアの定義でもある年収200万円以下で生活しようとすると、家賃や光熱費で大方取られてしまい、わずかに残ったお金でギリギリ生活できるかどうかというところです。

貧乏な生活とは言っても仕事はしていますから見た目は普通の人です。そうなると切り詰められるのは食費や交際費です。外食できなかったり、友人や同僚と遊びに行ったりするゆとりはありません。また衣服もなかなか買えなかったり、激安ショップやリサイクルショップなどで買っていたりします。

ワーキングプアの特徴や実態②実家暮らしか親に頼る

ワーキングプアの特徴や実態の2つめは、実家暮らしか親に頼る生活です。家賃は手取り収入の1割が理想と言われていますが、給料が安いと1割の金額で住めるところなんてありません。そこで、実家暮らしになったり親から援助を受けて暮らしているというのが実態です。

親に頼れる人はまだいいですが、親に頼れない人は友達や知り合いの家を泊まり歩いたり、頼る人がいない場合はネットカフェで寝泊まりしたりして生活しています。「ネットカフェ難民」という言葉までできたくらい、これも深刻な社会問題の1つです。

ワーキングプアの特徴や実態③目一杯働いても貯金ができない

ワーキングプアの特徴や実態の3つめは、目一杯働いても貯金ができないということです。ワーキングプアの人たちが働く時間が少ないかというとそんなことはありません。正社員並に働いても元々の単価が安く、ボーナスもないため結果的に年収が低くなってしまいます。

生活するのにギリギリの金額か足りないくらいの給料で生きているので、貯金に回せるほどお金がありません。病気になったり、何か突発的にお金がかかることが起こると払えないという状態です。

ワーキングプアの特徴や実態④将来が不安で結婚できない

ワーキングプアの特徴や実態の4つめは、将来が不安で結婚できないということです。結婚して子供を育てるのは思ったよりもお金がかかります。貯金もなく生活も不安定で今生活するのがやっとなワーキングプアの人たちには家庭を持つというのは大きなハードルなのです。

年収200万円以下の男性は全体の約10%ほどというデーターもありますが、家族を養うのであれば年収300万円でも厳しいかもしれません。所得の低さは結婚を妨げる大きな要因の一つです。また「収入が安定するまで」と結婚を先送りにすることで、晩婚化や少子化にも繋がっていきます。

非婚化や晩婚化もワーキングプアの問題と並んで年々増加中の深刻な問題となっています。この問題についてもっと詳しく知りたいという人は、下記の関連記事に詳しく解説してありますので、ぜひそちらをお読みください。

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関連記事 非婚化の原因と対策4選|非婚ブームや晩婚化問題は恋愛至上主義の影響?

近年結婚をしないひと、すなわち非婚化が増えている日本ですが、非婚ブーム

ワーキングプアの特徴や実態⑤高学歴でもワーキングプア

ワーキングプアの特徴や実態の5つめは、高学歴でもワーキングプアです。大学院などの専門知識の高さを活かせる仕事は研究職など限定的で少数に限られています。また大学院卒は年齢が高いのに仕事に就いたことがないので新卒として就職活動するのに不利な場合もあります。

さらにこの専門知識の高さを活かせる研究職に付いた場合でもワーキングプアになってしまう恐れがあります。現在研究職の半数以上が非正規社員と言われています。それも1年更新で最長5年の有期雇用で使い捨てされているというのが現状です。

ワーキングプアの特徴や実態⑥公務員までもワーキングプア

ワーキングプアの特徴や実態の6つめは、公務員もワーキングプアです。公務員といえば将来安泰の代名詞とも言われ、結婚相手にするのに人気の職業ですよね。でも今や地方公務員の5人に1人が非正規雇用なんです。財政難の村などでは2人に1人が非正規というところもあります。ハローワークの相談員は約6割が非正規です。

公務員の非正規雇用で大きな問題は雇い止めです。公務員の非正規社員も年収は200万円以下で他のワーキングプアの職種と変わらないのですが、見た目が堅い仕事なので人気も高いです。それ故に民間の非正規雇用よりも雇い止めが多く、イメージに反して契約の更新が難しい不安定な職業となっています。

日本でワーキングプアが増加した原因は?

日本でワーキングプアが増加した原因とは非正規雇用の増加

日本でワーキングプアが増加した原因は非正規雇用の増加です。戦後から高度成長期を迎えた日本では正社員として就職し終身雇用が普通でした。しかしバブル崩壊後の不況になる中で企業がコスト削減のために正社員をリストラして非正規社員に置き換えることで人件費を削減し安定を図ったのです。

労働法改正でさらに非正規社員を活用しやすく

非正規雇用の中でも派遣が増加した原因となるのが1999年の派遣対象業務の原則自由化です。それまで派遣は専門的な仕事に限定されていましたが、この法案により安い派遣がどんどん進出していきます。また就職氷河期も重なり、待遇が悪くても働き口を求めて非正規雇用に就職する人が増えていきます。

ワーキングプアが増加する一方で富裕層も増加中

ワーキングプアが年々増加していくので、「このままでは日本全体がワーキングプアになるのでは」と思った方もいるかもしれません。しかしワーキングプアが増加する一方で1億円以上の資産を持つ富裕層と定義された人々は2000年からの15年間で約46%増加し、今や世界で2番目に富裕層の多い国となっています。

これは社会のピラミッドの最上部の層が丸儲けし、最下層まで利益が循環していないことを示しており、「格差社会」として日本の大きな問題となっています。格差社会については関連記事で詳しく説明していますので、気になる人はチェックしてみてください。

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関連記事 日本の格差社会の現状とは?中流家庭の基準とされる年収や生活は?

いまだ総中流家庭意識が高いと言われる日本。でも中流家庭の基準とはいった

ワーキングプアに陥る問題は?

ワーキングプアに陥る問題①年収も上がらない上に簡単にクビを切られる

ワーキングプアに陥る問題の1つめは、年収も上がらない上に簡単にクビを切られることです。非正規社員の多くは有期雇用で、ある一定の期限毎に契約を更新しています。契約を更新してもらえないと働き続けることはできないという、現状維持も危うい生活をしているのです。

ワーキングプアに陥る問題②低所得スパイラルからなかなか抜け出せない

低所得スパイラル

ワーキングプアに陥る問題の2つめは、低所得スパイラルからなかなか抜け出せないということです。ワーキングプアから脱出しようと転職を試みても貯金がないため十分な就活期間を設けることができません。結果多くの人が正社員よりも採用されやすい手頃な非正規社員に舞い戻ってしまうのです。

ワーキングプアの脱出方法や対策5選!

ワーキングプアの脱出方法や対策①残業で稼ぐ

ワーキングプアの脱出方法や対策の1つめは、残業で稼ぐことです。これは残業代が出る会社に限定されますが、8時間労働の場合残業代は通常の給料の1.25倍割り増し加算されます。まずは残業時間に率先して仕事を引き受け、給料を少しでも増やしましょう。

ワーキングプアの脱出方法や対策②プライベートな時間で副業

ワーキングプアの脱出方法や対策の2つめは、プライベートな時間で副業することです。副業はパソコンでできる仕事なら家に帰ってからの隙間時間を活用してしやすいですし、コストもかかりません。働き過ぎて体を壊さない程度のものに止めましょう。

ワーキングプアの脱出方法や対策③税金の減額を申請する

ワーキングプアの脱出方法や対策の3つめは、税金の減額を申請することです。会社の社会保障を受けられずに住民税や国民健康保険に加入している人は滞納する前に減免申請を試してみるといいかもしれません。状況によっては減免や猶予の対象になる場合もあります。

ワーキングプアの脱出方法や対策④思い切って転職

ワーキングプアの脱出方法や対策の4つめは、思い切って転職することです。このまま非正規で仕事を続けていても給料が上がらないばかりか、いずれ満期が訪れます。正社員になるならできるだけ若いうちに転職しましょう。

ただし闇雲に転職活動をしても、低所得スパイラルに陥るだけです。今の仕事を続けながら次の仕事を見つけましょう。また平行して資格取得にも励みましょう。簡単に取得できて効果も高いパソコン系の資格がおすすめです。やれることから少しずつ目標をもって行動しましょう。

ワーキングプアの脱出方法や対策⑤地方に移住して自給自足の生活をする

ワーキングプアの脱出方法や対策の5つめは、地方に移住して自給自足の生活をすることです。田舎に住むことで家賃などの固定費を下げることができます。また有期雇用ですが地域おこし協力隊という仕事や、田舎への移住を支援している地域もありますので、甘くはないですが田舎暮らしもいいかもしれません。

ワーキングプアは身近な社会問題

さて今回はワーキングプアについて紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?非正規雇用は年々増え続けているので、あなたの憧れの職業ももしかすると年収200万円以下かもしれません。ワーキングプアは社会問題なので自分一人で解決するのは難しいかもしれませんが、お金はなくとも幸せに生きていきましょう。

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