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地鎮祭(じちんさい)とは?

地鎮祭のお祝いの目的

部屋

地鎮祭とは、一番身近なもので言えば、「マイホーム」を建てる時なのではないでしょうか?神道からの習わしによって、山や樹木、土地や岩などに手を加える前に、前もってその場所に神様を降臨させる事により、手を加えている間に事故が起こらないように祈ったり、住まいとする家族の繁栄を祈ったりする目的に行います。

また、その場所に手を加える前に、これからその場所に手を加えさせて頂くという、報告も兼ねているので、そういう意味でもとても厳かに行われるべき神事となっています。また、その場所の神様を鎮めるという意味合いもあります。「祭」という言葉があるように、「お祝い」を意味する言葉としても使われます。

地鎮祭のお祝いの由来

祈り

地鎮祭というのは、そもそもいつから始まったのでしょうか?地鎮祭というのは、紀元前660年頃からすでに行われていたと言われています。これは、日本独自の考え方に基づくもので、「神道」の信仰から行われるようになったお祝いの儀式のようです。

神道というのは、神様はもちろんの事、あらゆる万物に宿る霊魂の存在に対しても行われます。例えば、樹木や岩、土地の霊など様々な場所に宿る霊魂を鎮めるという意味合いもありますので、その霊魂を鎮める事で、工事に着手したとしても安全に工事を進めていく事ができるように、という祈祷をします。

地鎮祭の始まりは、このような万物に宿る霊魂を鎮める事が目的として始められたようです。ここに、地鎮祭の始まりや地鎮祭の正しい行い方などについて紹介している記事がありますので、この記事を参考に、これから地鎮祭を行う際には参考にしてみて下さい。

地鎮祭を行う前に準備しておくべき必要なものは?

地鎮祭を行う前に準備しておく必要のあるお供え物

準備するもの
  • 清酒(1升)のし紙を付けて
  • 米(1合)洗米したもの
  • 塩(1合)
  • 水(1合)
  • 海の幸(尾頭付きの魚、昆布、するめ等)
  • 山の幸(季節の果物等)
  • 野菜(トマト、ナス、大根、芋)

供え物としては、これらのお供え物が一般的となります。また、これ以外にもお供え物を載せる三方や祭壇、榊(5本程度)、湯呑み、半紙、神主さんへのお礼として初穂料、お車代なども必要となります。また、その後に祝宴などをする場合には、お料理代やお酒代なども必要となるので、注意しましょう。

しかし、工務店やハウスメーカーなどによっては、すべて事前に申告すれば準備してくれる事も多いので、気になる人は事前に確認しておくといいでしょう。お祝いの儀式としても重要な儀式になりますので、流れを把握しておくと共に、最低限の事は自分でも確認しておきましょう。

地鎮祭に掛かる費用と祝儀の相場

地域や地鎮祭を行う場所によって金額も変わってきますが、全国的な平均としてお車代を含めて3~5万円というのが一般的な玉串料のようです。また、祭壇などに関しては、テントや設営量、神事に使用するアイテムのレンタル料すべてで10万円を目安として考えましょう。そして、お供え物すべてを揃えて2万円程掛かります。

そして、「直会(なおらい)」というお弁当が1食あたり2000円~3000円×人数分となるので、すべて合計すると少なく見積もっても、20万円程は準備しておく必要があると言えます。施主が準備する物ですが、今は建設会社が手配してくれる事も多いので、改めて準備するものは、お金以外にはないかもしれません。

施工者が準備するもの

施工者が準備するもの
  • 青竹、笹竹を4本
  • 盛り砂、盛り土
  • 鍬、スコップ
  • 多数の参列者がいる場合には必要数の椅子やテント

施主が準備するものと施工者が準備するもの、それぞれ準備するものが異なりますので、しっかりと必要な物を事前に確認して行わなければいけません。しかし、先ほども言いましたが、建設会社が事前に準備してくれたり、準備するものを教えてくれるという事もあると思いますので、できればお願いするのがいいでしょう。

ここに、新築の大工さんが喜ぶ差し入れをまとめた記事がありますので、地鎮祭が終わって、本格的に家を建て始めるという時には、こちらの記事を参考に、差し入れを考えてみて下さい。

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大工さんの差し入れで悩んだことはありませんか?新築やリフォームでは長期

地鎮祭当日の服装は?

地鎮祭当日の服装①会社の場合

地鎮祭当日の服装というのも、どの建物を建てるかという事によってだいぶ違ってきます。まずは、会社関係の地鎮祭での当日の服装です。会社関係であれば、当日は会社で着ている制服やスーツなどの正装が一般的です。会社関係の場合には、会社の規模によっても違いますが、厳粛な雰囲気で行われる事が多いです。

その為、できれば正装での参加が安心かと思います。会社関係のお偉いさんからすべての従業員が集まる大規模な地鎮祭になるという事も予想できますので、そういう意味でも正装をしていた方が、周囲から浮く事もなく、マナー違反になる事もないと思います。

特に、しっかりと事前に確認しておかなければ、恥をかく事にもなってしまうので、会社のお祝いの儀式にきちんとした服装で参加する為にも、事前に入念な確認は必要かと思います。また、流れについても同様に、知っておくべき事も数多くあるかと思います。

地鎮祭当日の服装②個人宅の場合

地鎮祭当日の服装の中でも、一番経験する人が多い場面というのが個人宅での地鎮祭です。個人宅の地鎮祭というのは、当人の意識によって自由に決めて良いです。気合いを入れる為に、正装で臨みたいのであれば、スーツなどのカチッとした服装で行くのもいいです。しかし、多くは普段着で来るという事が圧倒的です。

しかし、普段着であっても、最低限のマナーは守らなければいけません。デニムであっても、ダメージの強いアイテムは常識的に考えても、マナー違反に当たりますし、派手なアクセサリーや派手な色のアイテムを着用してくるというのも常識がないように思われてしまいます。お祝いの神事である事を忘れないようにしましょう。

その為、できるだけ落ち着いた色合いのアイテムを選び、あまりに華美になり過ぎないように意識した服装で行く事をおすすめします。これは、男性女性共に言える事ですので、そういう意味でもこの点は気をつけて下さいね。また、家族同士でお互いの服装を確認し合うというのもいいでしょう。

地鎮祭当日の服装③雨の日の服装

雨

地鎮祭の服装の中でも、注意したいのが雨に日の地鎮祭における服装のマナーです。まだ、何も手を加えていない土地での地鎮祭である事が多いと思いますので、そういう意味でもぬかるんだ土地での神事になる事は、間違いありません。その為、場合によっては雨具の準備を必要とする事があるかもしれません。

大抵、工務店経由で地鎮祭を依頼した場合には、雨の日なども何らかの対策をしてくれると思いますが、そうでない場合には、施主が自ら準備しなければいけないという事もあるかと思います。もし、工務店経由で依頼していない場合には、ブルーシートを敷くなどの対策をしなければいけないという事は、覚えておきましょう。

ここに、地鎮祭当日の男女の服装について、紹介している記事がありますので、この記事を参考に当日の服装について迷った時には、地鎮祭当日の服装を考えてみて下さい。その時には、常識の範囲内で、服装を考えるという事を意識してみて下さい。

地鎮祭の「のし袋」に関するマナーは?

のし袋には3ヶ所書くのがマナー

のし袋に神主に対しての謝礼を入れて渡すのですが、その際にもしっかりとのし袋のマナーを守って渡す必要があります。そのマナーというのがのし袋には、3ヶ所しっかりと書いて渡すという事です。まずは、「表書き」です。のし袋には、表書きをする必要があります。書くのは「初穂料」または「玉串料」です。

そして、その下に施主の名前を書きます。のし袋に書く際には、できれば筆ペンがおすすめです。また、中袋にも書く必要があります。中袋の表面には、「金○万円也」と真ん中に書きます。中袋の裏には、施主の住所と氏名を左下側に書きます。この3ヶ所に書く事を忘れないようにしましょう。

二世帯ののし袋には氏名を書く順番に注意するのもマナー

個人宅で二世帯住宅を建設する予定の場合、表書きに連名で書く必要があります。それぞれの世帯主の連名にする場合、年齢順で名前を書かなければいけません。そして、家族を連名でする場合には、世帯主を筆頭に、家族の年齢順で名前を書きます。書き方としては、右から左へ、世帯主のみフルネームで書きます。

のし袋に連名で書く場合には、書けても3名までだと思いますので、人数が多い場合には、世帯主を中央に書き、左側に「他家族一同」という風に書くのが一般的です。のし袋一つとっても、書き方のマナーというのはありますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

ここに、地鎮祭の玉串料・初穂料ののし袋の書き方やその他のマナーについて、より詳しく書いた記事がありますので、この記事を参考にしてみて下さい。地鎮祭への参加というのは、人生においてもそんなに経験する事ではありませんので、迷った時には読んでみて下さい。

地鎮祭当日の主な流れは?

地鎮祭当日の大まかな流れ

地鎮祭の流れ
  1. 開式の義
  2. 修祓の儀(しゅうばつのぎ)
  3. 降神の儀(こうしんのぎ)
  4. 献饌(けんせん)
  5. 祝詞奏上(のりとそうじょう)
  6. 四方祓い(しほうばらい)
  7. 地鎮の儀(じちんのぎ・とこしずめのぎ)
  8. 玉串奉奠(たまぐしほうてん)または玉串拝礼(たまぐしはいれい)
  9. 徹饌(てっせん)
  10. 昇神(しょうしん)
  11. 直会(なおらい)または 神酒拝戴(しんしゅはいたい)

地鎮祭での流れは、一般的にこのような流れで行われていきます。これらの流れを頭に入れておく必要はなく、すべて神主さん主導のもと、行われていきますので、安心してください。また、一番最初に行われる手水の儀は、場合によって省略される事もありますので、その点だけ覚えておきましょう。

ここに袱紗の代用品や包み方についての記事がありますので、この記事を参考に玉串料・初穂料を包む際には、地鎮祭での流れと共に参考にしてみて下さい。

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地鎮祭の当日の流れでの出番は2回

地鎮祭は、神主さんの主導で行われますが、施主の出番も2回ありますので、2回の出番でどのような事をするのかを覚えておくと何かと役に立つと思います。まず1つ目は、「刈初(かりそめ)」という儀式です。刈初では、盛られた盛り土に鍬を3回入れます。その時に、「エイエイエーイ」と掛け声を掛けながら行います。

しかし、人によっては大きな声を出すのが恥ずかしいと感じる人もいると思いますが、お祝いの神事ですので恥ずかしいという気持ちは忘れて、神事に集中する事だけを意識して、できるだけ大きな声を出しましょう。2回目は「玉串奉典(たまぐしほうてん)」です。玉串奉典では、玉串を祭壇に供えて、2礼2拍手1礼をします。

動作を行わなければいけない時にも、事前に神主さんの方から説明がありますので、その説明に従って行ってください。緊張して間違えてしまうという事もあるでしょうが、その事も神主さんも理解してくれていると思いますので、焦らず行いましょう。

地縄張りの確認は重要

「地縄張り」というのは、建設予定地に縄を張って、設計図通りに張られているか確認をする作業の事です。本来は、この作業は地鎮祭までに済ませておくものですが、今では地鎮祭と同じ日にする事もありますので、事前に工務店などとの打ち合わせの時に伝えられると思います。

また、地縄張りの際に確認しておかなければいけない事が2点あります。まず1点目は、「家の寸法が設計図通りになっているか」という事です。地縄張りをした土地を見ると、実際よりも狭く感じてしまう事があります。しかし、場合によっては、寸法の測り間違えという事もありますので、念入りに確認しておく必要があります。

また、実際に家の周りを歩いて確認するというのも大事な作業となります。特に、駐車場スペースは、完成してから車が入らなかったという事では困りますので、そういう意味でも念入りにチェックしておく必要があります。また隣家との距離感が気になるなどは、工務店などと再度話し合う事も必要かと思います。

地鎮祭に関して学べるおすすめの書籍は?

建築工事の祭式―地鎮祭から竣工式まで┃1,944円

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こちらは、建築工事においての祭式に関わるあらゆる事項をわかりやすくまとめた書籍となっています。地鎮祭をはじめ、基本的なポイントから知っておくべき事項などノウハウ集としてきっと役立つと思います。一生に一回経験するかしないかという特別なお祝いの儀式だからこそ、知っておきたい事は多くあると思います。

また、地鎮祭では、難しい言葉が数多く出てきますので、その儀式の意味や由来、祭場の設営のレイアウトまで、様々な役立つ情報が満載です。祭壇の設営などは、多くが工務店側がやってくれる事が多いのですが、自分達でしなければいけないという時には、何かと強い味方になってくれるはずです。

その場合には、しっかりとマナーを知っておかなければ恥をかいてしまう事にもなるので、このマニュアル本を参考に、事前に正しいマナーで設営しましょう。お祝いの儀式を成功させる為にも大事なポイントと言えます。

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「地鎮祭」と聞くと、どこか堅苦しいイメージを持っている人も多いと思います。また、マニュアル本の多くは、難しい言葉が飛び交う読みにくい本である事も少なくありません。その為、こちらの書籍はいかがでしょうか?この本を見れば、家を建てる時の不安や今まで経験した事のない事がわかりやすく書かれています。

実際に、体験した事がある人でなければわからないような「ローンの組み方」や「不動産屋とのやりとり」「一戸建てを建てると決めてからの流れ」などを等身大で書いています。また、地鎮祭の時の事も、細かくわかりやすく書かれているので、難しく考えずに読む事ができます。

ある程度、地鎮祭での流れを知っておくだけでも、安心感が違うと思います。人生最大の買い物である家を建てるというのは、誰でも多くの不安がつきまとうと思います。しかし、これを見れば、同じ不安を抱える仲間のような親近感を持つ事ができるので、楽しく読み進めていく事もできるはずです。

マンガはじめて家を建てました!┃1,543円

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初めて家を建てる時というのは、すべてが初めての事だらけで右も左もわからないという状況に陥っているという人も多いと思います。こちらは、実際に家を建てると決めた作者が実際に、体験した事をまとめているので、等身大の経験を読む事ができます。ハウスメーカーや工務店、建築家との違いなども列記してあります。

そして、値引きされる時のカラクリなども載せているので、家を建てる際に、自分の思い通りの家を建てる際の、ノウハウ本としても役立つと思います。また、資金繰りとライフプランが何よりも重要という事をまとめているので、家を建てる際の参考にしてみて下さい。

ここに、家を建てた兄弟に送る新築祝いの金額の相場や贈る品物についてまとめた記事がありますので、併せて読んでみて下さい。これらにもきちんとしたマナーがありますので、マナーを知らずにいて恥をかく前に、しっかりと熟読してみて下さい。

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地鎮祭は事前に準備するものは基本的に何もない

今回は、「地鎮祭のマナーや当日の流れ」を中心に、のしの書き方やお供え物の種類などについても併せて紹介してきましたが、いかがでしたか?また、当日の服装や祝儀の相場など知らない事も多いと思います。しかし、今では工務店やハウスメーカーから指定があったり、教えてくれるので安心だと思います。

そういう意味でも、改めて事前にこちらが準備しなければいけない物というのは、基本的に何もないと考えておいて、良いと思います。しかし、ある程度のマナーは知っておくと何かと役に立つと思いますので、今回紹介したこちらの記事を参考に、お祝いの儀式の地鎮祭への参加を控えているという人は、参考にしてみて下さい。

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