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焼き鳥のかしらとはどこの部位?味やカロリー・美味しいレシピも

更新:2019.06.21

焼き鳥には、「かしら」という串がありますね。しかし、かしらとは、どの部位のことなのでしょうか?名前からは、鶏の頭を連想してしまいますが、形状を見る限りそうではなさそうです。かしらという部位の秘密とともに、味やカロリー、美味しいレシピ集などをご覧ください。

焼き鳥のかしらとはどこの部位?

焼き鳥の部位は鳥とは限らない

焼き鳥は、必ずしも鳥の肉を使っているとは限りません。字面を見ると、「鳥」の字が当てられていますが、串刺しにして焼いたもの全般を、焼き鳥と呼ぶ場合があるからです。つまり、串刺しという形になっていれば、豚肉でも牛肉でも、モツを使っていても焼き鳥となるのです。果ては、野菜を用いていてもOKです。

どのようなものを「焼き鳥」とするのかは、地域差もあります。日本には「三大焼き鳥の街」と呼ばれる場所がありますが、そのうちの2つは、豚肉で作った焼き鳥で有名です。この場合「やきとり」という平仮名表記が多く用いられます。

ちなみに、三大焼き鳥の街は、「埼玉県東松山市」「北海道室蘭市」「愛媛県今治市」となっています。東松山市と室蘭市は「やきとり」の街、今治市は「焼き鳥」の街というスタイルです。

どこの部位かというと豚肉の頬

焼き鳥のかしらは、正確には、「ぶた」のかしらです。鳥ではなく、豚肉の部位を使ったものだったんですね。豚の全身の、どこの部分を指すのかというと、ズバリ頭です。

とはいえ、頭部分には、肉がついていそうな部位は少ないですよね。唯一、たっぷりとした肉がとれる、こめかみから頬にかけての部位が「かしら」と呼ばれます。精肉店では「ツラミ」「ほほ肉」とも呼ばれる部位です。

かしら発祥の地は埼玉県東松山市

豚肉のかしらを使った「やきとり」の発祥の地は、埼玉県の東松山市です。メディアに注目されたことから口コミが広がり、全国に広がっていきました。その東松山市の中でも、元祖といわれている店は、「大松屋」です。豚肉のかしらという焼き鳥が、現在楽しめるのは、この店があったからこそです。

外で食べるのもいいけれど、自宅でも焼き鳥を作ってみたい!そう思った方は、こちらの記事を見てみましょう。鶏肉を使った焼き鳥の、塩やタレの味付け、串打ちの仕方までが分かってしまいます。

焼き鳥のかしらの味や食感・カロリーは?

かしらの食感は弾力系

豚肉のかしらは、歯ごたえのある食感が魅力です。こめかみから頬にかけての部位は、食べるときによく動く部分です。そのため、どちらかというと筋肉が発達した肉質となっています。また、脂肪も少なめなのでプリプリした食感にはなりません。

やや硬めの食感を噛みしめると、かしら特有の旨味が溢れます。煮込むと、ゼラチン質のような、弾んだ食感に変身するのも面白い特徴です。

かしらの味は濃厚&ピリ辛系

かしらという部位は、濃厚な旨味を誇ります。脂肪の少ない部分なので、豚肉にありがちな脂っこさがないのも良いですね。マグロの部位で最も美味しいのは、体の中でもよく動く場所だとされていますが、豚のかしらにも同じことが言えるのかもしれません。

また、同じ「かしら」という部位でも、こめかみに近い部分か、頬に近い部分かで味わいも変わってきます。いくつかかしらを食べ比べて、味わいの違いを探してみるのも通ですね。

「やきとり」となったかしらは、ネギとピリ辛みその味付けがベースです。これは、元祖となった店の初代が、韓国人であったことに関係します。唐辛子を活用した味噌ダレを、当時も安価であったかしら肉にからめて販売したことがきっかけです。唐辛子の扱いで、韓国の右に出るものはないので、納得の美味しさです。

かしらのカロリーはヘルシー系

かしらは豚肉ですが、カロリーが高そうなイメージに反して、かなりヘルシー系です。もともと脂肪が少ない部位であるうえに、炭火で焼き上げることによって、さらに脂肪分がカットされるからです。また、コラーゲンともなるゼラチン質を含んでいるため、美容にも嬉しい一皿になっています。

「やきとり」のかしらの本場である東松山市では、1本あたり約50gのかしら肉を使用します。かしら100gあたりのカロリーは266kcalになるので、そのままですと1本約133 kcalですね。しかし、下処理で余分な脂を排除していることと、焼く際に滴り落ちる脂を考慮すると、もう少しカロリーが下がります。

豚バラ肉で計算すると100gあたり約518 kcalなので、いかにかしらがヘルシーなのかが分かりますね。倍ほどもカロリーが違うなんて、衝撃的です。

POINT

1頭の豚からとれる量は

1頭の豚からとれる「かしら」の量は、約1.5kgです。他の部位と比べると、圧倒的に量が少ないですね。かしらは、かなりレアな焼き鳥ということになります。ちなみに、東松山市の公式HPによると、市では1日あたり約120kgのかしらが消費されているとのことです。

自宅で出来る!かしらを使った焼き鳥以外の美味しい手作りレシピ5選

自宅で出来る!かしらの美味しいレシピ①焼き肉

自宅で出来る、かしらを使った焼き鳥以外の美味しいレシピの1つ目は、焼き肉です。豚の頬肉なだけに、本道に戻った感じがしますね。タレに豆板醤を加えれば、「やきとり」元祖のピリ辛味になります。ご飯に乗せれば、かしらの焼き肉丼にも早変わりです。

焼き肉の材料(一人分)

  • 豚かしら 150g
  • ニンニク 1片
  • 焼き肉のタレ 大さじ2
  • コショウ 適量

焼き肉の作り方

  1. 豚かしらに焼き肉のタレをかけて混ぜる
  2. 薄く切ったニンニクとコショウを入れる
  3. 10分ほど漬け込み味をなじませる
  4. 中に火が通るまで強火で焼く

自宅で出来る!かしらの美味しいレシピ②かしら肉のシチュー

自宅で出来る、かしらを使った美味しいレシピの2つ目は、かしら肉のシチューです。煮込み料理の場合、牛肉はほろほろになりますが、豚かしらは弾力のある歯ごたえになるのが特徴です。出来上がったあとに、生クリームを適量かけるとコクがアップしますよ。

かしら肉のシチューの材料(四人分)

  • 豚かしら 250g
  • 玉ねぎ・人参・ジャガイモ 各2個
  • 水 500cc
  • シチューのルウ 1/2箱
  • ローリエ 2枚
  • 赤ワイン 50cc

かしら肉のシチューの作り方

  1. 玉ねぎ・ジャガイモを一口大、人参を乱切りにする
  2. 厚手の鍋に油をひいて、かしら肉を炒める
  3. 焦げ目がついてきたら赤ワインを入れて煮る
  4. フライパンに油をひいて玉ねぎを飴色に炒める
  5. 人参・ジャガイモを加えて炒める
  6. ローリエ・水を入れてアクをとりながら煮込む
  7. 人参・ジャガイモが柔らかくなったらルウを入れる

自宅で出来る!かしらの美味しいレシピ③カロリー控えめ冷しゃぶ

自宅で出来る、かしらを使った美味しいレシピの3つ目は、野菜たっぷりでカロリー控えめの冷しゃぶです。少し歯ごたえのある部位なので、薄切り肉を使用して、通常のしゃぶしゃぶよりも細く切ると、食べやすく食感も楽しめます。タレはゴマドレッシングやポン酢など、お好みのものをかけてくださいね。

豚かしらの冷しゃぶの材料(二人分)

  • 豚かしら(薄切り)200g
  • ブロッコリー 60g
  • レタス 適量
  • ミニトマト 4個

豚かしらの冷しゃぶの作り方

  1. ブロッコリーの房を小さめに切る、茎は細く
  2. 豚かしらを細切りにする
  3. ブロッコリーと肉を耐熱容器にいれる
  4. ラップをして600wのレンジで3分ほど加熱
  5. 火の通りが不十分なら混ぜ返して3分加熱
  6. 冷ましてレタス・ミニトマトと盛り付ける

自宅で出来る!かしらの美味しいレシピ④赤ワイン煮

自宅で出来る、かしらを使った美味しいレシピの4つ目は、赤ワイン煮です。豚のかしらには、煮込みが適しています。ボリュームのあるかしら肉料理が食べたいときにおすすめです。わさび菜やミニトマトなどで、緑と赤の彩りを添えると、おしゃれに仕上がります。

赤ワイン煮の材料(四人分)

  • 豚かしら(ブロック) 700g
  • 水・赤ワイン 500ml
  • 玉ねぎ 1個
  • 人参・セロリ 各1/2本
  • コンソメキューブ 1/2個
  • 塩・コショウ 適量
  • ローリエ 1枚

赤ワイン煮の作り方

  1. 玉ねぎ・人参・セロリは1cm角に切る
  2. かしら肉は切り分けて塩・コショウをまぶす
  3. 鍋に油をひいて肉の表面が色づくまで焼く
  4. ①を炒めてローリエと肉を加え、赤ワインで煮る
  5. 赤ワインを半分まで煮詰め水とコンソメを入れる
  6. 中火で1時間半ほど煮詰め肉を取り出す
  7. 余った煮汁はミキサーにかけてソースとして使う

自宅で出来る!かしらの美味しいレシピ⑤豚かしらの唐揚げ

自宅で出来る、かしらを使った美味しいレシピの5つ目は、豚かしらの唐揚げです。鶏肉の唐揚げとは異なり、薄切り肉で作ったサクサク感が持ち味となっています。鶏肉よりも火が通りやすく、揚げ時間が短くてすむのも魅力ですね。他の部位よりも、カロリーが低いから作れる料理かもしれません。

豚かしらの唐揚げの材料(二人分)

  • 豚かしら(薄切り) 200g
  • 片栗粉・揚げ油 適量
  • 酒・みりん・醤油 各大さじ1
  • 砂糖・生姜の絞り汁 小さじ1

豚かしらの唐揚げの作り方

  1. 酒・みりん・醤油・砂糖・生姜汁を混ぜる
  2. 豚かしらの薄切りを入れて、10分ほど漬け込む
  3. キッチンペーパーで汁気をとり、片栗粉をまぶす
  4. 約180℃の油で火が通るまで揚げる

自宅で出来る!かしらを使った焼き鳥以外の美味しいリメイクレシピ5選

自宅で出来る!かしらの美味しいレシピ⑥炊き込みご飯

自宅で出来る、かしらを使った美味しいレシピの6つ目は、炊き込みご飯です。こちらは、買ってきた焼き鳥のかしらをリメイクする方法です。基本の材料を小さめに切って、調味料と合わせた米と炊くだけで完成しますよ。

炊き込みご飯の材料

  • 米・水 1合分
  • 醤油・みりん 小さじ1
  • 焼き鳥かしら 100g(2本分)
  • レンコン・ごぼう・人参 各20g
  • こんにゃく・油揚げ 各20g

自宅で出来る!かしらの美味しいレシピ⑦簡単ピタサンド

自宅で出来る、かしらを使った美味しいレシピの7つ目は、簡単ピタサンドです。焼き鳥のかしらと、千切りキャベツ・トマト・レタスを、半分に切ったピタパンに挟みます。ピタパンは、オーブントースターで温めておきましょう。マヨネーズはお好みで、ヨーグルト・塩・おろしニンニクで作ったヨーグルトソースも美味です。

簡単ピタサンドの材料

  • 焼き鳥かしら 200g(4本分)
  • キャベツ・レタス 2枚
  • トマト 1/2個
  • マヨネーズまたはヨーグルトソース

自宅で出来る!かしらの美味しいレシピ⑧焼き鳥かしらラーメン

自宅で出来る、かしらを使った美味しいレシピの8つ目は、焼き鳥かしらラーメンです。早い話、チャーシューの代わりですね。市販のインスタントラーメンの上に、食べやすい大きさに切った野菜炒めと一緒に乗せます。インスタントラーメンの栄養価が一気に豊富になるレシピです。野菜は好みで追加したりしてください。

焼き鳥かしらラーメンの材料(一人分)

  • 焼き鳥かしら 100g(2本分)
  • キャベツ小 1/4
  • 人参 少々
  • ネギ 1本
  • もやし 1袋

自宅で出来る!かしらの美味しいレシピ⑨焼き鳥かしらのサンチュ巻

自宅で出来る、かしらを使った美味しいレシピの9つ目は、焼き鳥かしらのサンチュ巻です。千切りにした野菜と、焼き鳥かしらを、サンチュで巻いて食べるだけです。サラダ感覚でシャキシャキ食べられます。タレがほしい場合は、コチュジャン、みりん、ごま油、おろしニンニク・生姜を適量混ぜ合わせてみましょう。

焼き鳥かしらのサンチュ巻の材料(一人分)

  • 焼き鳥かしら 100g(2本分)
  • きゅうり 1/2本
  • 白髪ネギ 12cm
  • 大根 40g

自宅で出来る!かしらの美味しいレシピ⑩焼き鳥かしらのピンチョス

自宅で出来る、かしらを使った美味しいレシピの10つ目は、焼き鳥かしらのピンチョスです。さまざまな具材といっしょに爪楊枝に刺し直すだけで、オシャレ度がアップする、不思議なリメイク料理です。一緒に刺せる具材も紹介しますが、彩りのバランスを考えながら、お好みで色々と試してみるのも楽しいですよ。

焼き鳥かしらのピンチョス具材

  • 焼き鳥かしら
  • プチトマト・きゅうり
  • チーズ各種・うずら卵
  • オリーブ・アボカド・バジル

美味しい料理には、お酒がつきものですよね。とくにワインは、料理の材料としても使えます。こちらは、コストコでゲットできるコスパの良いワインを紹介している記事です。ワインだけでなく、ビールやウイスキーなど、他のおすすめもあるのでチェックしてみましょう。

かしらがスーパーに置いていないことが多いのはなぜ?

スーパーに置いていない理由①足が早いため

かしらがスーパーに置いていないことが多い理由の1つ目は、足が早いためです。かしらには、傷みやすいという欠点があります。通常の肉は、1週間ほど冷蔵庫でも保存できますが、かしらは3日ほどで食べきる方が良いですね。

比較的安い部位ですし、美味しいレシピもあるので、見かけたら積極的に購入していきましょう。狙い目は、業務スーパーやホルモン専門店です。扱う肉の種類が豊富なスーパーでも手に入れることができます。

業務スーパーを利用するなら、豚かしらだけではなく、他のお得なお肉も探してみませんか。こちらの記事でまとめられている、お肉類など、おすすめが盛りだくさんです。今日のおかずの選択肢が広がりますよ。

スーパーに置いていない理由②ホルモンとして扱われるため

豚のかしらは、精肉というより内臓肉として扱われていることが多いため、スーパーではあまり見かけません。ホルモン専門店の方が入手しやすい部位です。1頭あたりから取れる量が少ないこともあり、大量に仕入れるには、それなりのルートが必要なのでしょう。

ちなみに、海外のスーパーでは、豚足ならぬ豚顔が、普通にドン!と豪快に売られているケースがあります。丸焼き用に販売されているため、部位分けされていないのが辛いところです。さすがにかしらを取るためにだけに、豚顔を丸ごとお買い上げする気にはなりませんよね。

焼き鳥のかしらは買っても作っても美味しい!

焼き鳥と呼ばれながらも、じつは豚肉の部位である「かしら」は、ピリ辛の味付けが美味しい「やきとり」です。お店で美味しくいただいでても良いですし、買って帰っても美味しい料理にリメイクできます。

焼き鳥じゃない料理を、かしら肉で作っても良いですね。カロリー控えめで、独特の食感と旨味が堪能できます。豚かしらを調理する際は、かくし包丁の要領で筋切りをしておくと、食べやすくなりますよ。いろいろ試して、美味しい一品を準備してくださいね。

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