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スターゲイジーパイとは?レシピも!まずいイギリスの伝統料理10選

更新:2019.06.21

イギリス伝統料理の「スターゲイジーパイ」は世界各国でまずい味の代表選手として有名なニシンのパイです。名前だけ聞くときれいな響きなので、美味しいのでは?と思ってしまいますが、味もイマイチ、見ためもグロテスクです。そんなスターゲイジーパイとはいったいどんな伝統料理なのか、レシピも合わせて紹介します。

スターゲイジーパイとは?

イギリス伝統料理のニシン入りのパイ

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イギリス伝統料理は味がまずいことで有名ですが、中でも見た目のセンスがショッキングすぎると有名なのが「スターゲイジーパイ」です。スターゲイジーパイとは魚のにしんを使ったパイ。パイの表面から魚の頭が飛び出していてまるで魚の墓場のような見た目になっています。

イギリス伝統料理のスターゲイジーパイの由来

スターゲイジーパイと聞くと、なんとなくきれいな響きでニシンが突き刺さったホラー感はありませんが、名前の意味は「星を見上げている」パイといロマンチックなものです。ホラーな見た目とは裏腹にロマンチックなこの名前は、パイが作られたときの逸話からきています。

その昔、不漁に悩まされていたイギリス南西部の街、コーンウォール。ある日嵐の中、漁に出かけた勇敢な漁師、トム・バーコックが大量の魚を獲って帰りました。彼は7種の魚を入れてパイを焼き、本当に魚が入っているという証拠に、魚の頭を出して焼いてふるまったのがスターゲイジーパイの由来です。

ジブリ映画に「ニシンのパイ」が出ている!

実はこのスターゲイジーパイ、見た目はちょっぴり違いますが、ジブリ映画「魔女の宅急便」に登場しています。オーブンが壊れてニシンのパイが焼けないと困っていたおばあさんを手伝い、主人公のキキがニシンのパイを焼き上げ、無事孫娘の誕生日パーティに届けるシーンです。

スターゲイジーパイはまずいと有名で、残念なイギリス伝統料理ですが、もちろんイギリスにはおいしい伝統料理もあります。有名なイギリス伝統料理はおいしいものもまずいものも下記記事にまとめてありますから、こちらも面白いのでぜひご覧ください。

スターゲイジーパイのレシピを紹介

イギリス伝統料理:スターゲイジーパイの材料

スターゲイジーパイは家庭料理なので、家庭によって味は様々。レシピも使う材料も違いますが、ポイントはパイであること、そしてニシン(他の魚でもよし)が入っていることです。下記に主な材料をまとめているので参考にしてください。

スターゲイジーパイの材料

  • 冷凍パイシート
  • ジャガイモ
  • 玉ねぎ
  • ベーコン
  • ホワイトソース
  • にしん(もしくはイワシなど)

イギリス伝統料理:スターゲイジーパイのレシピ

ジャガイモ・玉ねぎなど具材は冷蔵庫の余りものでOK。野菜とベーコンを細かく切って炒め、ホワイトソースであえればパイの中身は出来上がりです。それをオーブンポットに入れ、パイで蓋をし、下処理したニシンを半分にぶつ切りし、魚の頭がパイから覗くように突き刺せばあとはオーブンでこんがり焼いて出来上がりです。

イギリス伝統料理:スターゲイジーパイのレシピはニシンだけじゃない!

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#starrygazeypie #tombalcockseve

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非常に簡単なレシピではあるのですが、家庭によって、作る人によってレシピやビジュアルは様々です。スタンダードにニシンの頭を出しているものもあれば、尻尾が突き刺さっているもの、そしてニシンや魚だけでなく、海老やカニの場合もあります。

イギリス伝統料理:スターゲイジーパイのシーズンはいつ?

スターゲイジーパイはイギリス伝統料理といっても、イギリス南西部の郷土料理で、実はその他の地域ではあまり見かけることがありません。またスターゲイジーパイは季節のごちそうで、12月23日のトム・バーコックス・イブに振舞われるものです。

イギリス旅行でスターゲイジーパイに挑戦したい!と思っても12月23日前後でないとレストランで提供されないので、注意しましょう。それにしてもクリスマスのごちそうにスターゲイジーパイとはイギリスと日本人の感覚の違いを思い知らされますね。

スターゲイジーパイも:まずい伝統料理10選!【10位~4位】

まずいイギリス伝統料理⑩生臭さが残る「フィッシュアンドチップス」

フィッシュアンドチップスといえば代表的なイギリス伝統料理です。日本では美味しいというイメージがありますが、イギリスのフィッシュアンドチップスは①油っぽい②味がしない③生臭いの3拍子、魚の下処理をきちんとしないので生臭くあまり美味しくありません。

まずいイギリス伝統料理⑨味がしない「マッシュドポテト」

イギリス伝統料理「マッシュドポテト」のどこがまずいのか?と疑問に思うかもしれませんが、イギリスのマッシュドポテトはびちゃびちゃで、とにかく味がしません。生クリームやバターをたっぷりまぜた日本の美味しいマッシュドポテトとはそもそも根本から違います。

まずいイギリス伝統料理⑧具があまりにも少ない「サンドイッチ」

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イギリス伝統の正式なティータイムではいわゆるアフタヌーンティを楽しみます。美味しい紅茶と三段になっているスナックやデザートの盛り合わせがついてきますが、下段のサンドイッチが問題です。アフタヌーンティのサンドイッチといえばただきゅうりを挟んだだけのもの。パンもパサパサで美味しいものではありません。

まずいイギリス伝統料理⑦イギリス人は内臓がお好き?「キドニーパイ」

まずいイギリス伝統料理といえばキドニーパイも忘れてはいけません。キドニーパイとは牛や豚などの腎臓をマッシュルームや玉ねぎと一緒にパイに詰めたものです。イギリス人はそもそも下処理や下味をつけることをしないので、いくらモツ好きな日本人でも一口食べれば内臓の生臭さに辟易するでしょう。

まずいイギリス伝統料理⑥イギリスの海藻料理「レイバーブレッド」

レイバーブレッドもイギリス伝統料理で、味もビジュアルも食欲をそそりません。見た目は「真っ黒い何か...」。アマノリという海藻をオートミールであえたものなのですが、いくら栄養価が高くても積極的に食べようとは思いません。

まずいイギリス伝統料理⑤朝食の定番「ブラックプディング」

イギリス人は黒いものと内臓が好きなのでしょうか?イギリス伝統料理「ブラックプディング」は名前こそ美味しそうですが、別名「ブラッドソーセージ」ともいい、豚の血液と脂身などを調詰めしたもので、食感も味もまずいそのものもですが、イギリスの朝食の定番でもあります。

まずいイギリス伝統料理④日本人ウケしない味「マーマイト」

イギリスの伝統料理というか、朝食のお供といえば「マーマイト」です。これは発酵したイーストをペースト状にしたもので、見た目はチョコペーストですが、味はしょっぱく、味がまずいとか美味しいとかとはまた違う次元です。マーマイトってどんな味?と聞かれると「マーマイト」としか答えようがありません。

まずいイギリスの伝統料理10選!【メシマズTOP3】

イギリス伝統料理:メシマズ第3位「ハギス」

イギリス伝統料理「メシマズ部門トップ3」に輝くのは味はもちろん、ビジュアルもかなりの個性派ばかりです。第3位は「ハギス」。ハギスとは羊の内臓ミンチとみじん切りした野菜、脂とオートミールを羊の胃袋にいれて茹でたもの。

もともとはスコットランドの郷土料理で本場ではスコッチウイスキーをかけていただく料理です。ウイスキーでもかけないと脂がドロドロで生臭くて食べられないからじゃないか?と推測しますが、イギリスのメシマズ料理の代表格です。

イギリス伝統料理:メシマズ第2位「スターゲイジーパイ」

メシマズ第2位は今回の主題でもある「スターゲイジーパイ」です。スターゲイジーパイは見た目のあまりのインパクトにまず箸が進まない、そもそもホラーすぎて食べたいと思わないのが一番の問題点でしょう。

そのため世界各国で「イギリスのメシマズナンバーワン!」なんて評されることが多いのですが、実は味はそこまでまずいわけではありません(美味しくはありませんが)。どうにもこうにもビジュアルでかなり損をしている残念料理と言えるでしょう。

イギリス伝統料理:メシマズ第1位「うなぎパイ」

イギリス伝統料理であの「スターゲイジーパイ」に味もビジュアルさえも独り勝ちしてしまう料理が「うなぎパイ」です。うなぎパイは英語でジェリードイールといい、いわゆるウナギの煮こごりのようなもの。と聞くと美味しいのでは?と思うかもしれませんが、どうしてこんな見た目にしちゃうの?という残念さは否めません。

ウナギをぶった切ってゼラチンで固めただけ、ウナギは小骨だらけ...下処理もしないから生臭ささも当然残ってしまうので、ウナギの肉はぐにょぐにょで生臭く、小骨がどうにも不快で、食べられたものではありません。一度目にすると、どうしてこんな料理が生まれたのか?と料理人のセンスを疑いたくなってしまうでしょう。

ちょっとウナギが気持ち悪くなってきた人のために、イギリスでなく日本ですが、美味しいウナギを食べられるお店を紹介しておきます。お口直しにぜひチェックしてみてください。

イギリス伝統料理の味がまずい理由

調味料をほぼ使わない

お隣の国フランスがあんなにも美食の国と言われるのに対し、同じヨーロッパ圏でもとくにご飯がまずいと称されるイギリスではそもそもレシピに調味料をあまり使いません。メシマズ料理の紹介でも少し触れたとおり、レシピで下味をつけることも下処理をすることもあまりないので、生臭さはそのまま、味もシンプルです。

イギリスでは基本的に塩コショウでさえ、各自テーブルに置いてある塩コショウを使ってくださいという食文化です。たとえステーキを頼んでも塩コショウはほぼされていないので、自分たちで味付けするのがスタンダードです。しかも、過度に調理する傾向があるので火が通りすぎていて固過ぎたり、パサパサだったりが普通です。

質素な料理を美徳とする文化

世界的に見ても、どうやらカトリックとプロテスタントで食文化が多く異なることが分かっています。例えばカトリックの国スペインやイタリア、フランスは食事が美味しく、プロテスタントの国イギリスやドイツではまずいと言われます。

これはどうやら、もともと貧しいプロテスタントの人々が政権を握るにあたって、自分たちの貧しさを美徳だとアピールし、質素な生活を推し進めた結果です。それが定着し、そもそも食にそこまでこだわることが恥ずかしいという考え方になっていったのだそうです。だからイギリス伝統料理はシンプルなレシピが多いのでしょう。

イギリス料理も進化中!旅行でもあまりハズレなし!

ここまでまずいイギリス伝統料理についてまとめてきましたが、これは昔、土地がやせているイギリスで作られた質素なイギリス伝統料理のお話です。今ももちろん現地で食べることはできますが、イギリス=まずいだけではありません。

美味しいイギリス料理もたくさんありますし、イギリスでは世界各国の美味しい料理も食べることができます。さすがは世界の観光都市とでも言いましょうか?イギリスでは楽しい時間を過ごすことができること請け合いです。イギリス旅行については下記記事に詳しく載っていますから、ぜひ参考にしてみてください。

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