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手作りハーバリウムの作り方
手作りハーバリウムの作り方|材料の揃え方
ハーバリウムに必要な基本のアイテムは、蓋つきのボトル、中に入れる花、中に入れる保存用の液体の3つです。道具として、長いピンセットと、あればハサミや漏斗などもあると作りやすいかもしれません。基本的な作り方は、ボトルの中にお好みの花を入れ、保存用の液体を注ぎ、蓋を閉めるだけです。
美しく長持ちするハーバリウムの作り方のポイントの一つは、ボトルをしっかりと殺菌消毒しておくことです。煮沸消毒やアルコール消毒などをしたのち、しっかりと乾かしてから使いましょう。この一手間で、カビの発生を防ぎ、より長く、美しいハーバリウムを楽しむことができます。
手作りハーバリウムの作り方|中に入れる花の選び方
ハーバリウムで使う花は、基本はドライフラワーとプリザーブドフラワーです。鮮やかな色の花を選ぶと、出来栄えが良くなりますので、気がけて選んでみましょう。もっと簡単で手軽に作りたいという場合は、造花やフェイクフラワーなどを使うことも可能です。
花以外には、ドライフルーツ、貝殻、木の実、砂などを使うことができます。様々な種類の素材を使うことで、アレンジの幅を増やすことができます。
プリザーブドフラワーは、加工の過程で着色もされていますので、1〜5年ほど、色が変わりませんが、ドライフラワーは2〜3ヶ月と言われています。長く美しい姿のハーバリウムを作りたい場合は、プリザーブドフラワーを選ぶのが良いでしょう。
手作りハーバリウムの作り方|ハーバリウムオイルの代用方法
ハーバリウムでは、専用のハーバリウムオイルとして、シリコーンオイルやミネラルオイルが使われます。もっと手軽に手に入る代用品としては、ベビーオイル、グリセリン、洗濯糊があります。
オイルは基本、透明である程度の粘度があるものであれば作れますが、作りやすさや持ちの良さ、作った時の透明感などの違いがあります。また、インテリアとして使うのであれば、引火性なども考慮する必要がありますので、普通のオイルなどの使用は避けましょう。
手作りハーバリウムの作り方|材料や代用品は100均で揃える方法
材料は、100均で揃えることが可能です。100均には、可愛いボトルや造花などもたくさん売っていますので、初めて作る時には利用すると良いかもしれません。
100均で、ガラスのボトルもしくは、プラスチックのボトル、造花やフェイクフラワー、ベビーオイルや洗濯糊を購入することで、ハーバリウムを作ることができます。
ただし、花が浮いてしまうなど配置が難しかったり、花やボトル全体の色が変わってしまうなどの劣化も早い場合があります。また、花の鮮やかさなどにも違いが出てくるかもしれません。
手作りハーバリウムの作り方|簡単な作り方と手順
ハーバリウムの作り方は、ボトルに花を入れ、オイルを注ぐだけなので、コツさえ掴めれば、手作りでも簡単に作ることができます。長く美しい姿を保つためのコツを掴んでいきましょう。
最初に作る場合は、丸いボトルよりも、細長いボトルを使った方が作りやすいので、まずは細長いボトルを選ぶことがおすすめです。丸いボトルの方が、花が浮いてしまいやすいので、注意して作りましょう。
簡単な作り方と手順
- ボトルを消毒します。ガラス製の場合は煮沸消毒、プラスチックなど煮沸ができない場合は、漂白剤やアルコールを使って煮沸します。
- ボトルを消毒したら、しっかりと乾燥させます。
- *消毒・乾燥をしないと、カビの原因となる場合がありますので、きっちりとやっておきましょう。
- ドライフラワー、プリザーブドフラワーなど中に入れる素材を準備します。
- 重いものから順にボトルに入れていきます。長いピンセットなどを使うと便利です。
- *軽いものを下に入れてしまうと、オイルを入れた際に浮かび上がり、底に空間ができてしまう場合があります。
- 中に入れた花を整えたら、オイルをそっと注いでいきます。
- ボトルの上まで注いだら、蓋をしっかり締めて、出来上がりです。
ハーバリウムオイルの種類は?
ハーバリウムオイルの種類①ミネラルオイル
ミネラルオイルは、流動パラフィンという素材100%で作られています。ミネラルオイルは、ベビーオイルの原料としても使われるオイルです。特徴としては、シリコーンオイルに比べて比重が重く、中に入れた花が浮きにくくなります。
また、シリコーンオイルに比べて価格が安いので、初心者の方や、大量に作りたい方におすすめです。ただし、マイナス10度になると、濁ってしまいますので、寒冷地にお住いの場合などは、置く場所や管理などに注意が必要です。
ハーバリウムオイルの種類②シリコーンオイル
シリコーンオイルは、その名の通りシリコーンで作られたオイルです。ハーバリウムにした時、最も色落ちしにくく、変質もしにくく、光沢感が高いため、透明度が高く感じられるという特徴があります。長く美しい姿のハーバリウムを保ちたい場合は、シリコーンオイルがおすすめです。
ミネラルオイルに比べて価格も高く、またミネラルオイルに比べて比重が低いため、中に入れた花がやや浮きやすく、アレンジに技術が必要です。こだわり強めのプロ仕様のものに使われることが多いです。
シリコーンオイルは、シャンプーなどにも使われる素材ですが、シリコーンアレルギーの方は触るとかぶれる可能性があります。また、床などにこぼした場合、拭き取ってもかなり滑りやすくなりますので、ご使用の際は注ご注意ください。
ハーバリウムオイルの種類③ベビーオイル
ベビーオイルもハーバリウムオイルとして使うことができます。ただし、ベビーオイルには、ミネラルオイル(鉱物油)でできているものと植物油でできているものがありますので、ミネラルオイルでできているものを選びましょう。なるべく他のものが入っていないものが良いでしょう。
ミネラルオイルで作られているベビーオイルは、ほぼミネラルオイルと同じ成分なので、ミネラルオイルの代用にすることできます。ドラッグストアなどで手軽に購入することができ、手にしやすいアイテムです。
ハーバリウム用のオイルとしては、サラサラしているため、中に入れた花が浮きやすくなります。また、ベビーオイル自体はさほど大容量でもないので、小さめのハーバリウムを作る際に使うと良いでしょう。
ハーバリウムオイルの種類④グリセリン
グリセリンも、ドラッグストアなどで比較的安価に購入することができ、ハーバリウムのオイルとして代用して使うことも可能です。シリコーンオイルやミネラルオイルに比べると、色落ちは速くなり、長期保存には向きません。
グリセリンは、粘度が高めのため、花の配置などの作業はしやすいですが、高純度のグリセリンは、直接肌に触れると、かぶれるや肌荒れの原因となる可能性がありますので、代用する際は注意が必要です。
高濃度のグリセリンは、扱いには注意が必要ですが、グリセリンは適切に薄めて使えば、非常に肌によく、様々な使い方ができます。こちらの記事も合わせて読んでみてください。
ハーバリウムオイルの種類⑤液体洗濯糊
洗濯糊も、安価に手軽に用意でき、透明で粘度も高いため、ハーバリウムのオイルとして代用することが可能です。また、肌に触れても安全です。
ただし、洗濯糊を使ったハーバリウムは、花の色落ちが早く、洗濯糊部分も濁りやすいです。また、気泡が入りやすいため、美しく作るのは、なかなか難しいです。粘度が高すぎるため、配置した花が沈んでしまうという難点、注いだ後は花が浮いてしまうという難点もあります。
ハーバリウムオイルを選ぶポイントは?
ハーバリウムオイルを選ぶポイント①こだわりたいならシリコーンオイル
こだわった上級のハーバリウムを作りたいなら、オイルはシリコーンオイルがおすすめです。シリコーンオイルは取り扱いには多少注意が必要ですが、色落ちしにくく、品質も安定していますので、長く美しい姿を維持することができます。
シリコーンオイル自体にある光沢感が、透明度を高めてくれるので、質の高い、長持ちする美しいハーバリウムを作りたい場合は、多少高くても、シリコーンオイルを使っておくと失敗がないかもしれません。
ハーバリウムオイルを選ぶポイント②価格重視ならミネラルオイル
ハーバリウムをたくさん作りたいのなら、ミネラルオイルがおすすめです。ミネラルオイルはシリコーンオイルに比べると、変色しやすい部分はありますが、扱いやすく、価格も安いため、たくさん作って楽しみたい人には最も良いオイルです。
ベビーオイルにも使われる素材のミネラルオイルなので、ハーバリウムを作る際にも安心して使うことができることも魅力です。たくさん作る場合は、代用としてベビーオイルを買うよりも安上がりになり、実質的に一番使いやすく、一番安いオイルかもしれません。
ハーバリウムオイルを選ぶポイント③用意しやすさならベビーオイル
初めて作ってみたいという方には、ベビーオイルでの代用がおすすめです。少量から買うことができますので、初期の費用を抑えることができ、ハーバリウムへのハードルを下げることができます。
ベビーオイルは、ハーバリウムはもちろんのこと、他にもたくさんの利用法があります。大人にも大活躍しますので、こちらの記事も合わせてご覧ください。
素敵なハーバリウムアレンジ
素敵なハーバリウムアレンジ①ハーバリウムのピアス
小さなハーバリウムのピアスです。通常は大きなボトルに入れ、インテリアのアイテムとして使うことが多いハーバリウムですが、小さいボトルを使うことで、アクセサリーにすることもできます。揺れる様と透明感が夏らしいですが、中に入れる花によって、季節や場所を問わず使えそうです。
透明感のあるレジンピアスの作り方を関連記事でご紹介します。手芸屋さんに行くと簡単にきれいなピアスを作ることができる道具が置いてありますよ。ぜひ参考にしてみてくださいね。
レジンピアスの作り方の手順7つ|初心者におすすめなアレンジ11選も素敵なハーバリウムアレンジ②まん丸ハーバリウム
まん丸に整え、リボンを飾った花を中に入れ、オイルの中に浮かせたハーバリウムです。インパクトがあり、サイズも小さいので、色々な場所に飾れそうです。真ん中にきれいに浮かせるためには、素材等にこだわる必要がありますので、いろいろ試してみると面白いかもしれません。
素敵なハーバリウムアレンジ③ハーバリウムのボールペン
ハーバリウムのついたボールペンです。インテリアとしてのアイテムが多いハーバリウムですが、ボールペンになっていると、どこででも持ち歩けて便利です。いつでもキラキラしたハーバリウムを手にすることができ、仕事などの効率も上がりそうです。
素敵なハーバリウムアレンジ④レモンのハーバリウム
花以外の素材を多く使った、ハート型のレモンを入れたハーバリウムです。薄切りにし乾燥させたプリザーブドフルーツのレモンを使い、下の青い砂が海辺のようなイメージのハーバリウムです。下に砂を入れることで、上に入れる素材を配置しやすくなるメリットもあります。
素敵なハーバリウムアレンジ⑤ハーバリウムのペンダントトップ
ハーバリウムのアクセサリー、ペンダントトップです。ピアスと同じく、小さなボトルのアクセサリーパーツを使ったハーバリウムです。小ぶりで涼やかなので、使い勝手が良さそうです。小さいので作り方も簡単ですから、たくさん作って使ってみてください。
素敵なハーバリウムアレンジ⑥ガラスの靴のハーバリウム
ガラスの靴を使ったハーバリウムです。変わった形のボトルにを使うと、それだけで印象が変わり、お部屋のインテリアとしても、インパクト大です。作る場合は、まっすぐな細いボトルに比べると、だいぶ難易度が上がりますが、だからこそ、出来上がった時の歓びもひとしおです。
素敵なハーバリウムアレンジ⑦ちょうちょが可愛いハーバリウム
花の上にちょうちょの舞うハーバリウムです。ハーバリウムは、花以外にも使うアイテムや配置や作り方などで、様々なアレンジを楽しむことができます。お花がメインのハーバリウムに、ちょうちょを入れることで、ボトルの中に動きができて、また別の楽しみが生まれそうです。
美しいハーバリウム作りを楽しみお部屋を快適空間に
カラフルに、キラキラとしてお部屋を飾ってくれるハーバリウム。自分で作り方を工夫する楽しみも加えると、本当に心を癒してくれるアイテムです。
自分で作るハーバリウムは、自分のお部屋に合うように、ボトルの色や形、お花の色や種類など、自由自在に選ぶことができ、バリエーションは無限大です。
材料は100均で揃えることも可能ですし、材料が全て揃った専用のセットなども購入することが可能です。始め方も作り方も簡単ですし、もしかしたらハマってしまうかもしれないハーバリウムを始めてみませんか。
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