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「致します」の意味

「致します」の意味①「~する」の謙譲語

ビジネス

「致します」は「~する」という言葉の謙譲語です。謙譲語とは、自分が尊敬している人に対して使う言葉のことです。相手の立ち位置は変わらずにそのままで自分側の動作をへりくだって表現することによって相手を立てる言葉になります。自分の立ち位置を低く表現するときに使用する言葉ということになります。

「~させていただきます」「~させてもらいます」と自分から進んで物事を行うことを相手に伝える言葉の意味として使われることが多いです。

「致します」の意味②謙譲語と敬語の組み合わせ

ビジネス

「致します」は、「~する」の謙譲語である「いたす」という言葉に丁寧語の「ます」を付けた謙譲語と敬語を組み合わせた言葉です。「~します」という言葉は丁寧語ですので目上の人に使っても失礼のない言葉であることには間違いはありません。

表面的な言葉としての丁寧さだけではなく相手に対して敬いの気持ちを表わしたいときや、人から頼まれたからではなく自分から進んで物事を行う気持ちがあることを表わすときに使う最適の言葉です。

「致します」は敬語として使える?

「致します」は敬語として使えます

ビジネス

「致します」は敬語として使うことができます。「致します」の意味②でご説明したとおり「いたす」という言葉に丁寧語の「ます」を付けた謙譲語と敬語を組み合わせた言葉だからです。話し相手に対して敬意を表す言葉の表現としての意味が十分に備わっています。

日本語の敬語は主に3種類に分類されています。謙譲語、尊敬語、丁寧語がそれにあたります。普段の会話から正しい言葉遣いを身につけるためには、それぞれの語が示す意味を正しく理解することが必要です。下記の記事で謙譲語・尊敬語・丁寧語の違いを紹介しています。ぜひ、今後のためのご参考にしてみてください。

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関連記事 謙譲語・尊敬語・丁寧語の違い|よく使われる敬語21選の変換一覧表も

敬語の、謙譲語・尊敬語・丁寧語について、その詳細と違いを具体的にご紹介

「致します」の正しい使い方と例文(電話・会話編)

「致します」の使い方①

ビジネス

「~する」「~します」を使う文章を目上の人や会社の上司など敬意を表したい相手に対しての文章にしたいときに「致します」という言葉に変えて文章にすることができます。

「致します」を使った例文(電話・会話編)
  • △「お問い合わせの件をこちらで改めて確認します」
  • 〇「お問い合わせの件をこちらで改めて確認致します」

△の文章を使っても決して間違いということになはらないのですが、相手に対して敬意を表すために使う文章としては少し丁寧さが足りないです。「致します」にすることによってこちらの丁寧さが相手に伝わりやすい文章になります。

「致します」の使い方②

ビジネス
「致します」を使った例文(電話・会話編)
  • 「取引先を招いての交流会を開催しようと考えていますが、当日の準備は全てこちらで致します」
  • 「来月に予定しています交流会の準備は、私が責任をもって致します」

会社の上司などにこれから予定している行事を報告する会話として使うことが出来ます。頼まれたからするではなく自分から進んで行う気持ちがあることを表わすときに使う言葉として最適です。

「致します」の使い方③

ビジネス
「致します」を使った例文(電話・会話編)
  • 「今期の新商品に向けて試行錯誤を続けて参りましたが、避けては通れない問題が発生致しました」
  • 「今回の問題で皆様にご迷惑をおかけしましたことを、この場でお詫び致します」

このような例文のようにトラブルやお詫びを伝えるときの文章としても使うことが出来ます。前向きな行動を起こすときの言葉だけではなく「お詫びします」「発生する」というような意味としても使います。

「致します」の正しい使い方と例文(メール編)

「致します」の使い方①

メール

メールの文章は会話や電話と比べてよりかしこまった言葉の表現方法が好まれる傾向があります。「~します」という丁寧語でも問題はないのですが、社会人としてよりかしこまった丁寧な表現へとするために「致します」を正しく使うことが好ましいでしょう。

「致します」を使った例文(メール編)
  • 「プロジェクト開始の際に設定しました目標を達成するために、より一層の努力を致します」
  • 「プロジェクト終了まで残り少ない日数となりました。最後まで諦めることなく尽力致します」

「致します」の使い方②

メール
「致します」を使った例文(メール編)
  • 「期間中に対象商品をご購入の皆様に当店オリジナルのエコバックをプレゼント致します」
  • 「ご購入特典のエコバックは期間中であればオンライン通販でも該当致します」

このような例文のように、いつも利用してくれるお客様に対しての特別なお知らせメールの中でも使うことが出来ます。顔が見えない不特定多数の相手だからこそいつも以上に丁寧な言葉のチョイスが必要となってきます。



「致します」の使い方③

メール
「致します」を使った例文(メール編)
  • 「〇月〇日に講師を招いて危機管理対策についての講演を実施致します。ぜひご参加ください」
  • 「講演の後に開催されます講師との交流会の日程につきましては、決定次第ただちにご連絡致します」

このような例文のように、講演会や交流会などの開催の知らせや参加を募るときのお知らせメールの文章の中でも「致します」を使い丁寧な文章作りをすることが出来ます。

「致します」を使うときの注意点

「致します」を使うときの注意点①補助動詞としては使えない

ビジネス

「致します」を使うとき言葉として「よろしくお願い致します」と当たり前のように使っている人が多いですが、実はこれは間違った使い方なのです。「致します」は自分の行動を示す動詞として使われる言葉です。それに対して「よろしくお願いいたします」で使う「いたします」は補助動詞としての意味を持つ言葉になります。

「よろしくお願いいたします」で「致します」と漢字を使ってしまいますと動詞的な意味になってしまいますので言葉が示す意味との違いが生じてしまいます。パソコンの入力変換で「お願い致します」と当たり前のように変換されますが間違った使い方ですのでご注意ください。

\ POINT /

動詞と補助動詞の違いとは

動詞は言葉が持つ本来の意味で独立的に使う言葉であるのに対して、補助動詞は本来の意味と独立性が薄れ付属的な意味を添える言葉として使われます。

「致します」を使うときの注意点②連続して使わない

ビジネス

「致します」という言葉を使うと相手に対して丁寧さが増し失礼のない文章になります。便利だからと言って「致します」を不自然に何度も使ってしまうと本来伝えるべきことが何なのかがわかりづらい文章になります。また、丁寧な言葉も連続して使い過ぎることで反対に相手に対して不信感を与える場合もあります。

「致します」の類語

「致します」の類語①「申し上げます」

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「致します」には「~させていただきます」「~させてもらいます」と自分から進んで物事を行うことを相手に伝える意味があります。この言葉の類語には、「申し上げます」があります。目上の人や会社の上司に対して使うことのできる敬語でお礼やお詫びを伝えるときに使われます。

「致します」の類語②「できればと存じます」

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「致します」の類語に「できればと存じます」という言葉があります。「存じます」は「思う」の謙譲語で「思います」の意味があります。「致します」と同じように目上の人や会社の上司に対して使うことのできる敬語で「可能な限り取り組みたい気持ちがある」ということを相手に伝える言葉です。

「致します」の類語③「できれば幸いです」

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「致します」の類語に「できれば幸いです」という言葉があります。ビジネスシーンでメールや文書で頻繁に使われる言葉のひとつでもあります。相手にお願いしたいことがあるときに「できれば~してください」という言葉では丁寧さが足りなく失礼な印象があります。そこで使われるのが「できれば幸いです」という言葉です。

「致します」と間違えやすい単語

「致します」と間違えやすい単語①「させていただきます」

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「致します」と間違えやすい単語に「させていただきます」という言葉があります。一見間違いがないように思いますが「致します」は自分から進んで物事を行う「~させていただきます」「~させてもらいます」という自分の行動を宣言する意味の言葉です。

それに対して「させていただきます」は自分がこれから起こす行動に対して前もって相手からの許可を得るためや、相手からの依頼を受け行動を起こすときに使う言葉としての意味があります。

「致します」と間違えやすい単語②「いたします」

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上記の「致します」を使うときの注意点①補助動詞としては使えないでもご説明したとおり、同じ読み方でパソコンで入力変換してすぐ出てくる言葉ですので、このふたつの言葉はとても間違いやすいです。実際に間違っていることさえも気づかないままに使い続けている人も多いと思います。

ビジネスシーンなどで「いたします」を使う言葉をよく耳にします。なんとなく使っている言葉も間違った使い方をしていないかを知ることが必要です。正しい意味や正しい使い方をするために下記の「お電話いたします」の記事を参考にしてみてください。

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関連記事 「お電話いたします」は正しい敬語?意味や例文・使い方・類語も紹介!【状況別】

「お電話いたします」の正しい使い方、あなたは知っていますか?よく耳にす

「致します」の意味を知り正しい使い方をしましょう

「致します」の言葉の意味とどのように使うと間違いではないかを理解することが出来たでしょうか。普段疑問を持たずに使っていた「よろしくお願い致します」が実は間違った使い方だと初めて知った人もいるのではないでしょうか。お互いに間違いと気が付いていないから気にしないという考えもあるかもしれません。

しかし、中には間違っていると分かっていても敢えて指摘してこない目上の人や会社の上司がいるかもしれません。使い方がたくさんある日本語を正しく使おうと意識している人はきっと全てにおいて輝ける存在だと思います。

今よりもっと輝けるためにいつも使い慣れた言葉の意味をひとつずつでも正しく理解して、自信を持って丁寧な言葉選びが出来るようになってください。

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