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「深謝(しんしゃ)」の意味

「深謝」の意味①:深く感謝

文書

「深謝」という言葉を説明する前に、「謝」という漢字に注目してみましょう。「謝」という漢字は、お礼や有難く思う心、詫びる、断る、謝るなどいくつかの意味を持ちます。「深謝」に使われる漢字の「謝」では、これらの意味の中で「有難く思う心」と「謝る(詫びる)」という二つの意味が使われています。

つまり「深謝」とは、深い感謝の気持ちや「ありがとう」という言葉などでは足りない位の、心からの感謝を表す場合に使われる言葉となります。「感謝」という言葉を例にしてみますと、「感謝」から「大変、感謝」となり、更に深い気持ちが「深謝」となります。有難く思う気持ちを表す言葉のなかで最上クラスに入ります。

「深謝」という言葉は、どちらかと言えば文書やメール、お礼状、ビジネスの文面などで使われることが多い言葉になります。そして口述では、改まった席上やスピーチなどで使われる言葉です。 

「深謝」の意味②:深く謝る

謝罪

また、「謝」という漢字は「謝る(詫びる)」という意味を持ちますので、「深謝」という言葉は、心の奥底からの謝罪や深く詫びる気持ちを表すことができる言葉としても使われます。表面上の軽い謝罪ではなく、心底からの深い謝罪ということで誠意を伝えることができる言葉ということになります。

「深謝」という言葉を使う場合、深く反省し謝る(詫びる)気持ちが強いことを表します。通常では「謝罪」という言葉を使いますが、「深謝」という言葉は文字として使われることが多いのも特徴です。

日常や社会においても謝罪する場面は数多くありますが、誰もが謝罪しようと思って過失を犯すわけではありません。「謝罪」や「深謝」という言葉があるように、過失の程度や詫びる気持ちを表す言葉を使い分けて、相手に気持ちを届けることが大切になりますね。下記に謝罪文を送る時のポイントについての記事を紹介します。

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関連記事 「重ねてお詫び申し上げます」の使い方|謝罪文を送る時のポイントは?

「重ねてお詫び申し上げます」という言葉は、1度は、目や耳ににしたことの

「深謝」は敬語として使える?

「深謝」は敬語として使えます①

上司

敬語で、深く感謝の気持ちを表す言葉として、また改まった席上、目上の人に対しても「深謝」という言葉は使うことができます。「深謝」という言葉は、正しい敬語として相手を敬いつつ深い感謝の気持ちを表すことができる言葉です。

敬語には大きく分けると尊敬語、謙譲語、丁寧語があります。「深謝」という言葉をそれぞれ変化させるには「深謝いたします」、「深謝申し上げます」、「深謝します」のように語尾を変えます。

「深謝」は敬語として使えます②

会議

敬語で、深く謝る(詫びる)気持ちを表す場合にも、「深謝」という言葉を使うことができます。「謝罪」よりも深い気持ちを表す言葉であり、敬語としても十分通用します。「謝罪」では気持ちが足りない場合には「深謝」という言葉で表現することができます。

また、謝罪のために菓子折りなどを持参する場合の、熨斗に「深謝」と書くこともできます。ビジネスシーンや記者会見(謝罪会見)などで、「深謝いたします」と耳にすることがよくある言葉の一つです。

敬語という相手を敬う気持ちや言葉では、日常とは違う言葉だけに緊張する場面も多いのではないかと思います。下記に「お世話になりました」の正しい使い方を紹介しておりますので、敬語を使う場面で参考にしてください。

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関連記事 「お世話になりました」の正しい使い方は?お礼の敬語表現&メール例文も

「お世話になりました」というフレーズの正しい使い方をご存知でしょうか。

「深謝」の正しい使い方と例文(電話・会話編)

「深謝」の使い方①

会話

深い気持ちや心からのお礼や、過失に対しての謝罪などのいろいろな場面で使うことができる「深謝」という言葉は、次のように使われます。

ピンチを救っていただいたり、相手に深いお礼の気持ちを表すときなどでは、「例文:先日のご厚情を深謝いたします。」というように「深謝」が使われます。

「深謝」の使い方②

握手

支援などの力添えに対して、相手に深く感謝しているときなどでは、「例文:いつも多大なご支援を賜り深謝いたします。」という使い方があります。

「深謝」の使い方③

電車

ビジネスシーンなどで出張や出向いていただいたときや、冠婚葬祭などでの挨拶やスピーチなどで使われるフレーズでは、「例文:本日は遠方よりお越しいただき深謝申し上げます。」という使い方をします。

電話や会話の中で使われる「深謝」という言葉は、敬語として使われることが多く、日常会話や世間話などの場合で「深謝」と表現すると違和感が残ってしまいます。普段の会話でしたら、「深謝」よりも「感謝」という言葉の方が適しています。

日常では「良かった」という言葉は、よく使われ耳にすることも多い言葉の一つですが、敬語で表現するとどんな風になるのでしょうか?下記に、「嬉しい」を意味する敬語表現を紹介しております。ビジネスシーンや敬語を使う場面で参考にしてください。

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関連記事 「良かったです」は敬語?ビジネスで「嬉しい」を意味する敬語表現まとめ

食事に連れて行ってもらった後や旅行の感想を聞かれた時など口にすることの

「深謝」の正しい使い方と例文(メール編)

「深謝」の使い方①

パソコン

「深謝」という言葉は、文字として表されることが多い言葉ですので、ビジネス文書やビジネスメールでは、大変よく使われています。また、年末年始の挨拶状などでも「深謝」という文字は多く使われます。

ビジネスにおける挨拶文やメール文面などで、「例文:平素は格別のご厚情を賜り深謝申し上げます。」などがよく使われるフレーズです。

「深謝」の使い方②

パソコン


お世話になった相手に、お礼の気持ちを表すときなどでは、「例文:これもひとえに、○○様のご尽力のおかげと深謝いたします。」という使い方をします。

「深謝」の使い方③

パソコン

退職や転勤などの連絡や挨拶の文面などでも使えるフレーズでは、「例文:公私ともに、一方ならぬご厚情を賜り深謝申し上げます。(誠にありがとうございました)」という使い方があります。

前述しましたが、「深謝」という言葉は文字で表されることの方が多い言葉です。補足になりますが、ビジネス文書やメールなどでは、挨拶や締め括りの慣用句として表現されていることも多く、よく目にする言葉です。

ビジネスシーンでは、敬語を使う場面も多いかと思います。下記に「お知らせください」の敬語表現やビジネスメールでの使い方などを紹介しています。どうぞ参照してみてください。

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関連記事 「お知らせください」の敬語表現を紹介|ビジネスメールでの使い方と例文まとめ

「お知らせください」はよく使う敬語のひとつですが、尊敬語、謙譲語、丁寧

「深謝」を使うときの注意点

「深謝」を使うときの注意点①:程度

悩み

「深謝」は「感謝」や「謝罪」よりも深い気持ちを表す言葉ということで、あまりにも簡単なことで「深謝」という言葉を使ってしまうと大袈裟な感じになってしまったり、かえって相手に気持ちが伝わりにくい場合があります。事柄や気持ち、相手に応じて「深謝」という言葉を使うことが大切になります。

特に口述で「深謝」という言葉を使う場合は、「感謝」や「謝罪」の気持ちがどの程度なのかが重要です。文面を見ながらの口述(挨拶やスピーチなど)や文書になっているものでしたら、相手に「丁寧すぎる」という違和感を感じさせることが少なくなります。

「深謝」を使うときの注意点②:場面や相手

疑問

口述において「深謝(しんしゃ)」という音から、場面や相手によっては「新車」と想像してしまう場合があります。「しんしゃって何?」とか「急に車の話?」となってしまっては、「深謝」という言葉を使うのが逆効果になってしまいます。(特に子供や若い世代に対してのスピーチでは注意が必要です)

相手を誤解させないように「深謝」や「感謝」、「謝罪」という言葉を選び、使い分けるということも大切です。相手に対して気遣いや敬う気持ちを持つことは、正しく気持ちを届けたり誠意を感じていただくことに繋がっていきます。

言葉は気持ちを伝えるための手段の一つですが、相手に正しく伝わることが大切ですね。敬語は大きく分けると3種類ですが、現在5種類の分類が一般的になっており、使い方や言葉自体も変化してきています。敬語の関連記事が増えている理由の一つですね。下記に「ビジネスで努力をアピールする敬語の使い方」を紹介します。

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関連記事 「精進してまいります」の意味は?ビジネスで努力をアピールする敬語の使い方

「精進してまいります」とはビジネスで非常に使う機会の多い言葉です。「精

「深謝」の類語

「深謝」の類語①:拝謝(はいしゃ)

パソコン

「拝謝」とは、主に目上の人などに対して深い感謝を表す言葉です。また「謹んで」という意味が含まれています。「深謝」よりも、更に丁寧な言葉(謙譲語)なので、目上の人などに使える言葉になります。

「深謝」の類語②:万謝(ばんしゃ)

文章

「万謝」とは、厚く感謝や深く詫びる場合の二つの意味を持つ言葉です。「深謝」という言葉と、ほぼ同様の意味合いを持つ言葉です。似た意味合いの言葉では、「多謝」などがあります。

相手からお礼や謝罪などの言葉があった時、敬語ではどんな風に返事すればいいのかと考えてしまうこともあるのではないでしょうか。下記に、「お気になさらないでください」は正しい敬語?という記事を紹介します。参照してみてください。

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関連記事 「お気になさらないでください」は正しい敬語?状況で変わる意味5選!

「お気になさらないでください」という言葉から、あなたはどんな場面を想像

「深謝」と間違えやすい単語

「深謝」と間違えやすい単語①:陳謝

電話

「謝罪」において、「深謝」と「陳謝」があります。「陳謝」とは、過ちが起こった経緯、理由、対策などを述べた上で謝るという意味を持つ言葉です。「深謝」では、心の奥底からの「謝罪」や「詫びる」という意味なので、「陳謝」という言葉とは意味合いが少し違います。

「陳謝」と「深謝」の共通点は、「謝罪」であり「謝る(詫びる)」という意味を持っていることです。「陳謝」は行動や様子を表す言葉で、「深謝」では気持ちの程度や度合いを表す言葉です。うっかり間違えやすい言葉なので、注意してくださいね。

「深謝」と間違えやすい単語②:謝恩

おん

「謝恩」とは、相手からの恩や好意に対して有難く思う気持ちを表す言葉です。どちらかと言えば、受け身側の言葉になりますので、「深謝」という言葉とは違う使われ方になります。

「深謝」の「謝」という文字を使う言葉のなかには、同じ漢字を使っていても「感謝」と「謝罪」のように意味合いの違う言葉もたくさんあります。

その場にいない人に言伝(ことづて)をお願いする場面、しかも敬語で、となると一体どんな言葉にすればよいでしょうか。下記に「よろしくお伝えください」は敬語?意味などについて紹介しますので、どうぞご覧ください。

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関連記事 「よろしくお伝えください」は敬語?意味・返事・状況別の使用法まとめ

「よろしくお伝えください」は敬語にあたるのでしょうか。よく使われる言葉

深謝の意味を知って大切に使いましょう!

パソコン

「深謝」という言葉について調べてみて、いかがでしたか?漢字や言葉には、それぞれ意味があり、「深謝」という言葉には二つの意味があることが分かりました。また、文字で表されることが多い言葉でした。日常では「深謝」という言葉を使うほど、深く感謝や深く詫びる場面は少ないかもしれませんね。

半面、ビジネスシーンにおいては慣用句のような扱いで、目にすることが多いこともわかりました。言葉では「深謝」という言葉は使いにくいかもしれませんが、心の中で「深謝(深く感謝)」の気持ちが持てると素敵ですね。

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