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冬の京都を観光する時のポイント
寒いので防寒をしっかり

教徒と言えば紅葉のイメージが強いかもしれません。四角い迷いの窓と、丸い悟りの窓から紅葉を眺めることでも知られているのは源光庵です。直接見るのではなく、窓を通して季節の移ろいを楽しむのも日本らしい楽しみ方ではないでしょうか。紅葉シーズンでも、11月後半になるとコートが必要なくらい寒くなるそうです。
冬の京都はなおさら寒さが厳しくなります。観光する時には防寒対策が必要です。なぜ冬の京都がそれほど寒いのかと疑問に思う方もいるでしょう。その理由は京都の地形にありました。京都は四方を山などに囲まれている盆地型の地域なのです。
冷たいい空気は下の方に溜まるので、盆地である京都では冷たい空気が溜まります。冷たい空気が溜まりとどまることで冬の京都は、寒さが厳しくなるのです。観光デートにはマフラーやホッカイロなどの防寒アイテムを持っていきましょう。
移動手段を確認しよう
京都でいろいろなお寺や、観光スポットを回りたいと考えている人が多いでしょう。行く場所を決めるだけではなく、どのように移動するのかも計画しておかなければなりません。京都での移動手段はバスや電車、タクシーの他に人力車があります。人力車は京都らしさも味わえるので、一度利用してみてはいかがでしょうか?
冬の京都はとても寒いので、バスを待っている時間も辛いですよね。だからこそバスが来る時間をチェックして、待ち時間に寒い思いをしなくて済むように工夫しましょう。
冬の京都は雪が魅力
京都には春、夏、秋それぞれの楽しみがあります。しかし、冬の京都だからこそみられる景色もあるのです。真っ白な雪と京都の街並みやお寺などの風景とのコントラストはとても美しいものです。冬であっても雪が降るかは天気次第なので、見られない可能性はもちろんあります。
その分みたい景色を見られた時の感動も大きくなりそうです。当日まで雪景色が見られるか分からないドキドキ感も、楽しみの一つにしてしまいましょう。恋人と予定をたてながら天気予報もチェックしておくことをおすすめします。
冬の京都観光デートスポット①清水寺
清水寺とは
京都の観光名所でもある清水寺は、京都を一望できるスポットです。高さ18メートルもある清水の舞台は、「今年の漢字」を発表する際にはテレビで中継されるなど、注目を集めています。京都に行くのならこの観光スポットはぜひとも訪れたいものです。
本堂は国宝に指定されています。1994年にはUNESCO世界遺産に登録されたお寺です。、仁王門や三重塔、鐘楼、釈迦堂、子安塔、阿弥陀堂、経堂などは重要文化財にも指定されています。昔は北観音寺と言う名前で呼ばれていましたが、湧き水が神聖なものだとされて清水寺と言う名前に変化したようです。
清水寺というと清水の舞台ばかりフォーカスされますが、音羽の滝などのスポットも見所です。特に重要文化財に指定されている物も多いので、事前にチェックしておくと良いでしょう。
雪の中の清水寺
雪が降れば、きれいに雪化粧した木々や町が見られます。また、清水寺の屋根も白くなります。他の季節では見られない冬の京都ならではのおすすめスポットなのです。また、紅葉のシーズンに比べ人が少なくなるので、比較的ゆっくりと散策できそうです。
拝観時間は、年度により異なるようなので公式のホームページで確認してください。通常拝観の時間はだいたい6:00~18:00、18:30のようです。時期によっては夜間にも拝観できるようなので、夜の清水寺を満喫したい方は受付の手続きをしましょう。
住所 | 京都府京都市東山区清水1丁目294 |
電話番号 | 075-551-1234 |
拝観時間 | 年度により異なる |
冬の京都観光デートスポット②金閣寺
金閣寺とは
金閣寺と呼ばれていますが、正式には鹿苑寺という名称です。漆塗りの上に金箔を張り付けた豪華な作りで、1994年には世界文化遺産にも登録されています。
周りの湖は鏡湖池と呼ばれています。文字の通り金閣寺が水面に映ることからこのような名前がついたようです。特に天気が良く風のない日はきれいに水面に映ります。
雪の金閣
冬の京都での観光に金閣寺をおすすめするのは、白い雪と金閣寺とのコントラストが美しいからです。周りの木々は雪化粧しており、金閣寺の輝きをより一層感じられます。
水辺なので寒さも厳しいですが、それでもこの景色を見られるのなら価値があるといえるでしょう。他の季節では見ることができない、冬ならではの京都の景色です。
臨済宗相国寺派冬の京都観光デートスポット③花灯路
京都の夜の風物詩
京都の街並みや竹林を優しい明かりをともすことにより、昼間とは違う印象に。京都は四季折々、それぞれの顔を見せてくれます。それだけではなく昼と夜でも異なった顔を見せてくれるのです。
柔らかな明かりにライトアップされた幻想的な雰囲気は、恋人とゆっくり歩くにはピッタリではないでしょうか。昼間一度通った場所であっても、もう一度楽しむことができそうです。
東山花灯路と嵐山花灯路
京都の花灯路が始まったのは平成15年でした。はじめは東山地域でしか行っていませんでしたが、平成17年には嵐山地域の花灯路も始まり規模が大きくなっています。東山花灯路は3月ごろですが、嵐山花灯路は12月ごろからです。冬の京都に行くのなら、嵐山花灯路もチェックしてください。
京都のお寺などの拝観時間は意外と早い時間で終わってしまいます。なので、昼間はお寺などの観光名所を巡って、暗くなって来たら花灯路をゆっくり歩いても良いでしょう。昨年の花灯路の様子を公式ホームページで見ることができます。
京都・花灯路冬の京都観光デートスポット④錦市場
錦市場とは
錦市場は屋根がついているので、天気が悪い日でも楽しめる観光スポットです。京の台所とも呼ばれ、地元の人にも観光客にも親しまれていることが分かります。京都の旬のものが集まるので、京野菜やウナギなども並びます。さらに、つくだ煮や蒲鉾、豆腐、干物、乾物などから菓子まで様々なものが揃っています。
錦市場は両側にお店が並び、390メートルもの距離が賑わいを見せています。錦市場のホームページでお店の数を数えたところ125ものお店がありました。屋根の部分がカラフルでインスタ映えも良さそうです。みどり、黄色、赤の3色は錦市場のイメージカラーなのだとか。
食べ歩きを楽しめる
錦市場でぜひとも楽しみたいのが食べ歩きです。京都の食材を京都で気軽に味わうチャンスでもあります。ドーナツやソフトクリームにも、ちょっぴり京都らしさを感じられます。他にもお団子や練り物や厚焼き玉子、海鮮、鱧など食べ歩きしやすい物もたくさん販売されています。
また、錦市場には食べ物だけではなく雑貨のお店もあります。がま口や扇子などの和雑貨は見ているだけでも心がなごみます。お土産や旅行の記念にかわいらしい雑貨を選ぶのも良いでしょう。
錦市場商店街冬の京都観光デートスポット⑤八坂塔
八坂塔は記念撮影にもピッタリ
八坂塔は本来法観寺という名前のお寺です。なぜ八坂塔と呼ばれているのかと言うと、八坂神社と清水寺の真ん中にあるため八坂の塔と呼ばれていたことに由来しています。正式名称よりも八坂塔という名称の方が知名度も高いのではないでしょうか。一説では聖徳太子が建設したとも言われています。
東山のシンボルとも言われる八坂塔は、460メートルの高さがある五重塔です。通りから八坂塔を移して記念撮影する人も多く、観光ロケ撮影でもよく利用されるスポットです。中を見学することもできますが、雨の日には入れないので天気予報を確認しておきましょう。会談が急なので、恋人の手を引いてあげてくださいね。
住所 | 京都府京都市東山区清水八坂上町388 |
電話番号 | 075-551-2417 |
お土産屋さんを散策
冬の京都を旅行するのなら、観光だけではなくお土産も買いたいですよね。とんなかたにおすすめなのが、ねねの坂や産寧坂、二寧坂です。京都らしい古風な小道に雑貨やお土産屋さんがあるので、街並みを楽しみながらお買い物ができます。ごはんによく合うちりめんや、あられの香ばしい香りもしてきます。
寧々の道では、石畳の上を人力車が走っています。普段の生活で人力車に乗る機会はなかなかありません。京都に旅行に来たのなら、京都らしいものも楽しんでみてはいかがでしょうか。
観光中にひとやすみするならカフェがおすすめ
さらさ西陣
温かくて天気の良い日ならば、自然の風を感じながら公園などで休憩しても良いですね。しかし、冬の京都は寒いのです。ひとやすみするのなら温かい場所がおすすめです。さらさ西陣は銭湯旧藤の森温泉をリノベーションして作られたカフェです。地区80年の建物からは歴史と風情が感じられます。
もともとは温泉だったこともあり、壁のタイルは当時のものを活かしているのだとか。店内には蛇口がそのまま残っているところもあり、不思議な雰囲気です。天井が高く開放感があるので、冬の京都を歩き疲れたらひとやすみしてはいかがでしょうか?
住所 | 京都府京都市西区紫野東藤ノ森町11-1 |
電話番号 | 075-432-5075 |
営業時間 | 12:00~23:00(LO22:00) |
定休日 | 毎月最終水曜日 |
中村軒
明治37年に建てられたお店は、落ち着く雰囲気でひと休みするにはピッタリです。座敷なので靴を脱いでゆっく休むことができます。たくさん歩いて疲れたら少し休んで、また冬の京都を観光しましょう。
桂離宮の南側にある中村軒は、嵐山を刊行する場合にも立ち寄りやすい場所にあります。夏はかき氷を楽しめますが、やはり寒い時期には温かいものがおすすめです。中村軒では寒い冬の京都で温かい甘味をいただけます。
冷えた体にお汁粉の温かさが染みわたりますね。特にぜんざいとお汁粉が人気だそうです。冬限定で焼きヨモギだんごや白みそのお雑煮も楽しめます。お茶屋さんは9:30からですが、お店は7:30から営業しているようです。
住所 | 京都府京都市西条区桂浅原町61 |
電話番号 | 075-381-2650 |
営業時間 | 9:30~18:00(LO17:45) |
定休日 | 水曜日 |
京都のフォトジェニックスポットをチェック!
正寿院
側天の間にあるハート型の窓がインスタグラムなどのSNSでも投稿され、話題になっています。これは猪目窓(いのめまど)と言う窓で、魔や火を除けて幸福を呼んでくれるのだとか。これはハートではなく、猪の目の形をモチーフとして作られています。
神社仏閣では良く取り入れられているモチーフで、いたるところに隠れているので探してみるのも楽しいですね。冬の京都ではハートの窓から雪景色を眺めることができます。冬の京都ならではの景色が楽しめるのです。時間によってはハート型の影が見られるかもしれません。
お寺の拝観と言うと、自分たちで回るものと言うイメージが対良いでしょう。しかし、正寿院ではお寺の事を説明してもらいながら回ることができます。また、御茶屋お菓子が楽しめるお茶会も行われているので、参加したい方は事前にチェックしておきましょう。
千本鳥居
千本鳥居には美しい朱色の鳥居がたくさん並んでいます。現実離れした雰囲気が楽しめるおすすめスポットです。旅行デートで行くのなら写真のように手をつないで写真を撮るのもステキですね。観光スポットなのでひとも多いですが、タイミングを見計らってシャッターを切りましょう。
登りのルートと下りのルートがあるので、すいていそうな場所で撮影することをおすすめします。冬の京都で雪が降ると、真っ白な雪と朱色の鳥居のコントラストも楽しめます。伏見稲荷は配管の時間に制限がありません。朝早くでも陽が落ちてからでも見に行くことができます。時間が違うだけでも、雰囲気が変わります。
住所 | 京都府京都市伏見区深草薮之内町68 |
電話番号 | 075-641-7331 |
八坂庚申堂
カラフルで丸いものがたくさんついており、フォトジェニックなスポットとしても注目を集めています。これは「くくりざる」と言って、猿の手足を結んだ形なのだとか。猿は人間に近い動物だとされており、ひとつの欲を抑えることで願い事が叶うとされています。
くくりざるにかいた願い事を叶えるコツは、欲をコントロールすることが大切だということなのです。くくりざるは一つ一つ手作りされており、体内には御札が入っています。おすすめデートスポットでもご紹介した八坂の塔の近くにあるので、冬の京都で願い事をしてはいかがでしょうか?
住所 | 京都府京都市東山区金園町390 |
電話番号 | 075-541-2565 |
冬の京都ならではの旅行を楽しんで

今回は冬の京都を楽しめるおすすめの観光スポットをご紹介しました。冬の京都には、この季節だからこそ楽しむことができる観光スポットがあります。秋の紅葉や春の桜、夏の緑も魅力的です。しかし、冬の京都では雪と観光名所とのコラボレーションが楽しめるかもしれません。
また、寒い季節だからこそ温かい甘味も一層美味しく感じられます。雪化粧の景色が見られるかはお天気次第なので、確かなことは旅行当日まで分かりません。ですが、冬の京都の寒さは恋人との距離を縮めてくれるでしょう。日常とは異なり、違う世界に着たようなレトロな街並みも特別な気分にさせてくれます。
冬の京都へ行く前にどんな観光スポットを巡るのか考えておく方がいいでしょう。特に拝観時間が決まっているスポットは、時間を過ぎてしまうと入ることができないので、しっかり旅行の計画を立てて恋人と旅行デートを楽しんでくださいね。
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