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「何卒」はどういう意味?

「何卒」の読み方

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「何卒」=「なにとぞ」

「何卒」は「なにとぞ」と読みます。メールやビジネス文書でよく目にすることが多いため、声に出して読むことはあまりないかもしれませんが、ビジネスの場面では、よく使用しますので、使い方以前に漢字にも慣れ親しんでおいてくださいね。決して、「なにそつ」や「かそつ」などと読まないように気をつけてください。

「何卒」の意味

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「何卒」とはどのような意味を持つのか?を見ていきます。「何卒」の後に願望を表わす言葉を伴って、【どうか】や【どうぞ】という意味をもっと強調したいときに使用します。品詞の種類は、【副詞】で、文語―自立語―活用がない―用言を修飾する言葉です。また【なんとかして】という意味もあります。

「何卒」の成立ち

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「何卒」の成立ちを見ていきましょう。「何卒」の「何」は「荷」の原字(元となる字)です。人+可=「何」(カ)となっていますね。人偏の人という意味+音を表わす可。そこに人が荷物を背負う意で「荷」の原字となっています。そして、「何」単体での字の意味は、【なに】と【なんぞ】となります。

そして「何卒」の「卒」ですが、指事文字といって、絵や形にすることの難しい物事の状態を点や線をつかって書き表した漢字です。衣という字の形の下部分に一を加え、人の死の際に用いる衣類の様子から【終わる】という意を示します。また、この衣類を僕(しもべ)や兵士にも用いたために、僕や兵士の意味も表します。

【なに】が【終わる】で「何卒」な訳ですが、これは熟字訓と呼ばれ、字単体ではなく、熟字に訓読みをあてたものになります。たとえば、奈良県を表わす言葉として【飛鳥】や【大和】という言葉がありますね。漢字を一つ一つバラバラにしては、それにはたどりつけませんが、組み合わせて訓読みをあてることで意味を成します。

「何卒」の例文とは?

「何卒」を活用した例文・1

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“またの機会がございましたら、その節には、何卒よろしくお願いいたします。”

あなたが先様になにかをお願いした、もしくは依頼した際に、お断りされた場合、次の機会にはこちらも気にかけて欲しい気持ちを持って、文末に使用します。いい取り計らいをしてもらいたい気持ちを表すのですね。

また、通信販売や、メンバー登録をしているお気に入りの店舗やショップなどからのダイレクトメールやお礼文などにも使用されていますね。それは、次もまたご用命くださいとの依頼を丁寧に表現しているのです。

「何卒」を活用した例文・2

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お手間をお掛けして申し訳ありませんが、何卒、ご連絡頂戴できますでしょうか?

ビジネスの場面では、先方のスケジュールがどのようになっているのか把握するのは難しいことです。また、電話やメールでのお返事を頂戴する際も、先様の時間や手間ひまを頂く訳ですから、丁寧に連絡して欲しい旨をお願いするときなどに使用します。

「何卒」を活用した例文・3

〇〇大学に何卒、合格できますように!

初詣や受験の前などにお詣りに行かれる方も多いでしょう。わらにもすがる気持ちになった時には、神頼みするしかないというお気持ちも察するところです。「何卒」の意味の部分でも触れたように【なんとかして】という想いが込められた際にも使用します。

「何卒」の正しい使い方

適切な使い方

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「何卒」の正しい使い方を見ていきましょう。例文を読んで気づかれたとは思いますが、強い願望や気持ちを込めて、相手にお願いする際や依頼ごとがある際に使用されます。地の文章やその内容について、【考慮してもらいたいことを表現するために】締めくくる場合に便利であり、また、形式的に使われている言葉なのです。

「何卒」の使い方を知り、適切な相手に使おう

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【考慮してもらう】相手というのは、おそらく、取引先やクライアント、目上の人や上司などではないでしょうか?同僚や友人にも【考えておいてね!】という事柄もありますが、あまり、使用することはありませんね。かしこまり過ぎていて、かえって不信感を抱かれては、言い損ですから、適切な相手に正しく使ってください。

「何卒」の類語とは?

「何卒」と同類の言葉・1:『是非(ぜひ)』

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「何卒」の意味を見て頂くとわかるように【どうか】【どうぞ】の意味がありますので、「何卒」の同類語には『是非(ぜひ)』というものがあります。たとえば、“何卒、ご賞味ください。”→“是非(ぜひ)、ご賞味ください。”という具合です。新商品の発売の時によく目にする機会も多いかもしれませんね!

「何卒」と同類の言葉・2:『何分(なにぶん)』

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また、「何卒」と同類の言葉として、『何分(なにぶん)』というものもあります。適切な依頼をする際に、“何分(なにぶん)よろしくお願いしますね。”などと用いますので、「何卒」と同類語として使われる言葉です。「お小遣いアップ、何分よろしくお願いしまーす!」なんて、ご主人はいいませんか?(笑)

「何卒」と同類の言葉・3:『切に(せつに)』

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「何卒」には、心から強く願うことや想いを込める際にも使用されていましたね。同類語とした言葉の中には『切に(せつに)』というものがありあます。“何卒、合格を願います。”→“切に(せつに)合格を願います。”と、同じように同類語として使用されています。

ドラマなどで、ベッドで死に至るシーンや、犯人に殺害されそうなシーンなどでも『何卒、お助けください』というセリフを耳にしたことがあるかもしれませんね。セリフを言った本人は、切に助かることを願っている訳です。

「何卒」を活用する場面とは?

「何卒」を活用する場面・1

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みなさんもビジネスの場面でよく目にする「何卒」という言葉。例文や同類語をご覧になってお気づきのように、目上の方や、相手になにかを丁寧にお願いしたい、依頼したい場面において使用するのが適切です。

「何卒」の成立ちの部分でも触れましたが、「卒」には【終わる】という意がありあますから、「何卒」の使用方法は、依頼やお願いする文章の最後の締めくくりとして『何卒、お願いします』『何卒、お願いいたします』とまとめます。より、丁寧に使用したい場合には、『何卒、お願い申し上げます』とするとよいでしょう。

「何卒」を活用する場面・2

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また、なにがなんでも、是が非でも、どうしても!という場面は、人生の中では、1度や2度あるはずです。コツコツと努力を重ねてきたことがあれば、神様もそれを見守ってくれていますから、神頼みするのもいいかもしれません。『何卒、みなさんが幸福で、健康に毎日を過ごせるように!』と筆者は神棚にお願いしていますよ!

「何卒」という言葉はいかがでしたか?

「何卒」を上手に活用して、よりビジネスシーンを円滑なものへ!

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形式的に、ビジネス文書やメールの文末に使われていることの多い「何卒」ですが、あまりにも便利な反面、いつも使っていては、上っ面だけの人物と思われる面も否めませんので、使い方や使う相手に十分に留意する必要のある言葉であることも事実です。

相手との立場の違いや距離感、依頼やお願いする内容と照らし合わせながら、どうぞやどうか、何分にも...なども用いながら、それらを使い分けをすることで、ビジネスシーンでのコミュニケーション力を飛躍的に高めていきましょう!あなたの魅力がさらに輝くことをお祈りして。何卒、今後ともよろしくお願いいたします!

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