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スタイラスペンが作れるって本当なの?

自作のスタイラスペンができるという話があるのをご存知でしょうか?スタイラスペンの相場はだいたい2000円から3000円です。

身近な素材を使って自分で作れる手軽さは嬉しいけれど、機能性や耐久性はどうなのか気になるところですよね。一体どんな感じに仕上がるのかを、筆者が調べて実際に作ってみました。まずは、作り方を3通りほどご紹介いたします。

自作スタイラスペンの作り方①

準備するものは、ボールペン、10cm×10cmのアルミホイルだけです。作り方はボールペンにアルミホイルを巻いてセロハンテープでとめれば出来上がりという簡単さで、小学校のときの工作気分を味わうことができました。

強化ガラスフィルムを付けているとあまり反応しないことがあるので、ふんわり巻いて指で丸く整えるのがコツといったところでしょうか。実際に使ってみましたが、普通に操作することができました。

自分で作ったものが使えるというワクワク感はありますが、人前で使用するにはちょっとためらわれるという感じです。そこで、もう少し見た目を改善するべくアルミホイルを1.5cmに細く切って巻いていく作り方を試してみました。

自作スタイラスペンの作り方②

こちらも準備するものは、1.5cm幅に切ったアルミホイルとペン、それに2cm×2cmに切ったティッシュペーパーです。ペンは先ほどのものより柄の先が丸いものを使用しました。ティッシュペーパーは、少しクッション性を持たせるために使用しました。

まず、柄の先端部分に四つ折りにしたティッシュを置きます。セロハンテープで固定した後、1.5cm幅のアルミホイルを短めに2本カットし、ティッシュペーパーを隠すように十字に貼り付けます。

その後、アルミホイルを斜めにまいていきセロテープで固定します。その上に細く切ったアルミホイルをもう一度ふんわり先端に乗せて固定すれば出来上がりです。先ほど作ったものより、こちらの方が操作性が良いかなといった感じです。

最後に見た目よりも使いやすいと評判の綿棒でタッチペンを自作してみました。準備するものは、綿棒とアルミホイルだけです。後は綿棒を水にぬらすと普通に使えるという事でした。

早速、綿棒にアルミホイルをクルクル巻き付けて片方は水で濡らして使用、もう片方はアルミを巻いて使用できるようにしてみました。アルミを巻いている方は、いまいち反応が悪く、力を入れて書くと使えました。

一方の水で濡らして使う方はというと、力を入れなくても普通に使うことができました。濡らし方は、遠慮がちに頭だけちょっと濡らす程度では反応がないので、画面に水滴がつかない程度にぬらしてください。

使いやすい自作スタイラスペンの作り方は?

アルミホイルではなく、導電スポンジを補助軸に詰め込む作り方がありましたのでご紹介いたします。準備するものは、導電スポンジ、鉛筆の補助軸の二つだけです。導電スポンジはホームセンターなどで購入できます。鉛筆の補助軸は、鉛筆が短くなったときに使用する文具で、二つ合わせて予算は500円ほどとお手頃ですね。

自作スタイラスペンの作り方
①導電スポンジを3cm×3cmの大きさにカットします。
②スポンジの角を補助軸に詰めていき、先端が丸くなるように整えると出来上がりです。

こちらの方が見た目もよく、どこでも使えるといった感じです。補助軸にデコレーションしたり、ストラップを付けるといった使い方をしている方もいらっしゃるようです。

なぜ自作スタイラスペンで反応するの?

微弱な電流で操作が可能に

スマホを操作する女性

自分で作ったタッチペンがどうして反応するのか不思議ですよね。その理由は、スマホ画面の構造にありました。スマホの画面は、「静電容量式」という方式で作られています。

ほんのわずかな電流に反応するよう設計されているので、身体を流れる微弱な電流で操作が可能になります。この構造を利用して身体に流れている電流をペン先に流れるようにすれば、自作のタッチペンでも反応するということになります。

アルミホイルのほかにも、身近なものでは電池のプラス極部分で操作することができますよ。先ほどの導電スポンジを使ったタッチペンは、導電スポンジと、金属製のホルダーさえあれば、自作タッチペンは作れることになりますね。

スマホ以外では自作スタイラスペンは使えない

寝転んでスマホを見る女性

画面の構造が同じなら自作のタッチペンは使えるということになります。最近では様々な生活シーンで登場するタッチパネルですが、色々な方式のものがあり、代表的なものに感圧式と呼ばれているパネルがあります。

カーナビや任天堂のゲーム機、単体のディスプレイなど広く使われています。指やペンで押した画面の位置を電圧の変化で検知します。電磁誘導方式は、特定の機種とペンセットしか反応しないので、自作のスタイラスペンは使用できません。

一口にタッチパネルと言っても、内部構造は全く違いますが、現在ではほとんどのスマホが静電容量方式ですので、自作のスタイラスペンが使えるようですね。

そもそもスタイラスペンとは?



スタイラス(stylus)は、先のとがった棒状の筆記用具、レコード針という意味もあります。元々の意味は柔らかい素材に溝を掘って文字や図面を書き、印刷版を作るための鉄筆や尖筆のことでした。

今では、スマホやタブレットなどで文字や図面を書くためのタッチペンのことを差しています。言葉の意味からすると、タップやフリップ操作をするだけのタッチペンではなく、細かい操作ができるペンのことをスタイラスペンと呼ぶのですね。

自作スタイラスペンとの違いは?

スマホを片手に持つ女性

筆者が自作して感じたことは、スタイラスペンというより簡単な操作をするタッチペンに近いのではないかということです。身近な素材で手軽に作ることができるという点は十分にクリアしていると思います。工作気分も楽しむことができます。

ですが、細かい作業に向いているかというと自信を持ってお勧めすることはできませんし、見た目の問題も出てきます。もしもスマホのタッチペンを使いたいという場合は、100円ショップのタッチペンから始めてみてもいいと思います。

細い線や繊細なタッチでイラストを描きたい場合は、自作のスタイラスペンではなく、きちんと設計されたスタイラスペンを選ぶと良いですよ。

どう使う?スマホのタッチペン

爪の長い人や手袋をしているときは便利

スマホを持っている女性

アップル社のスティーブジョブズは、タッチペンを使う仕様にするとどうしてもタッチペンをなくしてしまうので、指で操作するように開発したというエピソードがあります。

タッチペンがなくても指で操作はできますが、爪の長い人や手袋をしているときなどはスタイラスペンがあると便利です。ほかにも、ツムツムなどのゲームを楽しむ人は、タッチペンがあったほうが操作しやすいようです。

また、大型タブレットなどで精密なイラストを描くときは、指先ではどうしても繊細なタッチや細い線が描けないため、タッチペンが必要となります。

100円ショップのタッチペンは使える

首をかしげる女性

少し前まで最低価格が2000円前後していたタッチペンですが、最近では100円ショップなどでも機能性や耐久性の良いタッチペンが購入できますよ。

以前のものは操作性がいま一歩だったり、耐久性もあまりなかったようですが、今では2000円前後のタッチペンの技術を取り入れているので操作性も耐久性もアップしているそうです。

タッチペンを選ぶときは、素材によって使い心地が変わるので、保護フィルムを張っておきたいのか、操作性重視か、細い線を描きたいのかなど、どういう風に使うのかで選ぶといいですよ。

素材別!スマホタッチペンの使い心地

スマホを眺める男性
【ゴム素材】
弾力があり画面と密着するため、保護フィルムを張っていても反応が良いのですが、書くときに滑りにくさを感じることもあります。画面との抵抗をなくすためゴムを細く薄くしているものもありますが、薄いものは消耗も早いようです。
【電導性繊維】
ゴムと比べて滑りが良いのが特徴で、電気を通す特殊な繊維でできています。繊維なのでほこりや汚れが付きやすくデリケートではありますが滑りはよくなめらかな書き心地になります。蓋つきのものであれば汚れが気にならずに済みますよ。
【ディスクタイプ】
ペン先に透明なディスクがついているので画面が見やすく、細い線を引くことができます。細かい作業を目で確認しながら行いたいときに向いています。

タッチペンのこれから

大型のタブレットの普及で、操作性の良い乾電池式など、タッチペンの種類も豊富になってきました。以前には見かけなかった筆タイプやデザイン性の優れたタッチペンなども登場しています。

今話題のiPad ProとApple Pencilは、それまでのものよりも格段に操作性が上がっていて、イラストを描く人にとっては描いた線がずれることなく出力され、更に反応も早いということで、驚きの連続のようです。

近い将来、画用紙に描くよりもタブレットなどで絵を描くのが当たり前になりそうです。水彩画に使う絵の具や油絵の具が昔の道具として紹介される日が来るかもしれませんね。

お手頃なタッチペンを見つけて

調べていると、器用な方は細い線の描ける自作スタイラスペンを作って実際にイラストを描いたりもしていらっしゃいましたが、筆者にはまねをする技量がありませんでしたので、誰でも簡単にというわけにはいかないようです。

とは言え自作のスタイラスペンは、全く使えないというわけではないので、工作の好きな方は試しに作ってみても面白いと思います。普段は意識していない身体の電流などを身近に感じることができるので、サイエンスの世界を覗くこともできますよ。

お値段の張るタッチペンの方が操作性が良いとも限らないようなので、ご自分にしっくり馴染むタッチペンを見つけてください。あなたにぴったりの一本が見つかるといいですね。

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