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あけびの皮や果肉の食べ方って?おかずでもデザートでも美味しい料理例をご紹介!

更新:2021.01.08

あけびという食べ物をご存じですか?スーパーなどで見かける機会はめったになく、野山に自生している植物です。独特な果肉は食べることができますが、どのような食べ方をするのでしょうか。ここではあけびについて詳しく紹介します。是非一度食べてみてくださいね!

あけびとは?

①アケビ科の植物の一種

あけびとは、アケビ科の蔓性落葉低木、またはアケビ属に属する植物の総称です。漢字では木通のほか、通草、山女、丁翁などと書きます。秋になると紫色をした楕円状の果物がなります。

あけびという名前の由来は、食べ頃になると果物が縦に割れて中身が見えるので、「開け実」と呼ばれあけびになりました。9月から10月にかけて果物が10cmほどのサイズになり、食べ頃となります。

②ゼリー状の果肉が特徴

あけびは紫色の皮に包まれた果物で、食べ頃になると皮が割け中身が出てきます。果肉は白いゼリー状で、黒い粒状の種子の周りを包んでいます。クリーム状で甘い味が特徴で、一般的な果物と同じく生食できます。

また、周りの紫色をした皮部分も、食べることができます。そのままで食べるとほろ苦さがありますが、揚げ物や炒め物にすると山菜料理として食べられます。主に中身と皮を別々にする食べ方をします。

③山形県で多く栽培されている

あけびは北海道以外の本州、四国、九州に分布しており、日当たりのいい山に自生しています。やぶ地ややや日陰気味の樹木近くにも自生して、他の植物につるを巻き付けるように成長します。

主に野山に自生しているものが食べられますが、山形県では農家で栽培されています。山形県の農家で栽培されたあけびは、秋の食べ頃シーズンになるとスーパーで購入も可能です。

④日本には3種類が自生している

現在日本に自生しているあけびは、東アジア原産のアケビ、ミツバアケビ、ゴヨウアケビの3種類です。更に日本以外に自生する種類だと、トキワアケビ、白アケビという種類があります。

3種類ありますが見た目や味などに大きな違いはなく、果物の大きさも6cm~10cmほどになります。自生している植物ですが、苗木を購入して自宅で栽培も可能です。

種類や自生、栽培に関係なく、あけびの旬は9月~10月頃です。別の記事では9月が旬の食べ物について紹介しています。季節の食べ物について知りたい方は、こちらも参考にしてくださいね。

【生食編】あけびの食べ方3選

①そのまま食べる

1つ目はそのままで味わう食べ方です。生のあけびをそのまま味わえる方法ですが、種を除くなど食べ方にはコツがあります。まずは皮の割けた部分から半分に割り、中の果肉が見えるようにしましょう。

あとは、ゼリー状の果肉を食べるだけです。果肉には黒い種が沢山入っていますが、飲み込むと便秘になるため取り除きましょう。果肉ごと口の中に含み、種だけを吐き出す食べ方が簡単なのでおすすめです。

②冷凍

冷蔵庫を開ける男性

2つ目は生のあけびを冷凍する食べ方です。生のあけびは、そのまま冷凍して凍ったまま食べると、シャーベットのような味わいになります。簡単に食べられるアレンジレシピになりますよ!

冷凍する場合は、種を取り除くため果肉を裏ごしするのがおすすめです。裏ごしして黒い種を取り除いた果肉を冷凍するだけで、簡単にシャーベットのような食べ方ができます。

③蜂蜜などをかけて食べる

蜂蜜

3つ目は蜂蜜などをかける食べ方です。あけびの味は酸味がなくもったりとして甘いのが特徴です。味で言うと、バナナや柿に近い甘さとも言われています。

しかし、バナナや柿に比べると甘みは薄く、さっぱりとした味わいをしています。生食で甘さが足りないと感じた場合は、蜂蜜やフルーツソースをかける食べ方がおすすめです。

【料理編】あけびの食べ方・レシピ3選

①あけびの肉詰め

1つ目のレシピは、あけびの肉詰めです。あけびの料理法としてポピュラーなレシピで、ピーマンの肉詰めに似た味わいです。あけび特有のほろ苦さと、肉のうまみが楽しめるレシピですよ!

あけびを料理する際は、果肉と皮を別々にします。果肉はスプーンで簡単に取れるので、そのまま生食しましょう。崩れやすい時は、爪楊枝で刺して固定すると、安定するのでおすすめです。

あけびの肉詰めの材料

  • あけび…2個
  • ●合挽きミンチ…200g
  • ●万能ねぎ(小口切り)…1本分
  • ●味噌…小さじ2
  • 小麦粉…適量
  • サラダ油…適量
  • ◎水…150ml
  • ◎醤油…大さじ1
  • ◎みりん…大さじ1
  • ◎酒…大さじ1
  • ◎片栗粉…大さじ1

あけびの肉詰めの作り方

  1. あけびは縦半分に切り、スプーンで果肉を取り出します。
  2. 鍋に湯を沸かし、あけびの皮を1分半~2分ほど茹でます。
  3. 茹でたあけびを冷水に15分さらし、アクを抜きます。
  4. よく水気を切ったあけびの皮の内側に、小麦粉をまぶします。
  5. ●の材料を全て混ぜ、あけびの皮に詰めます。
  6. フライパンにサラダ油を熱して、肉の面から焼きます。
  7. ひっくり返して両面を焼き、蓋をしてしっかり中まで火を通します。
  8. 焼けたあけびを取り出し、フライパンを軽くふいたら◎を入れ、トロミがつくまでかき混ぜながら煮詰めます。
  9. あけびの上から煮詰めた餡をかけて、完成です。

②あけびの炒め物

2つ目のレシピは、あけびの炒め物です。少ない材料で簡単にできる料理法なので、余った皮を手軽に食べたいときにおすすめですよ!味噌のコクや砂糖の甘さで、苦みの強いあけびの皮も食べやすくなります。

美味しく料理するためのコツは、事前にしっかりとあく抜きすることです。水に浸けるだけで簡単にあく抜きできるので、料理前はきちんと下ごしらえしておきましょう。このレシピに、ニンジンやキノコを足しても美味しくアレンジできます。

あけびの炒め物の材料

  • アケビの皮…2個分
  • 味噌…小さじ2
  • みりん…小さじ2
  • 砂糖…小さじ1
  • サラダ油…小さじ2

あけびの炒め物の作り方

  1. あけびの皮を5ミリ幅に切り、水に浸けてあく抜きします。
  2. あく抜き出来たら水から引き揚げ、よく水気を切っておきます。
  3. 味噌、みりん、砂糖を混ぜ合わせておきます。
  4. フライパンに油を熱し、あけびの皮を入れ炒めます。
  5. 火が通ったら、合わせ調味料も加え全体に絡めて完成です。

③あけびの天ぷら

3つ目のレシピはあけびの天ぷらです。天ぷらは簡単にできるレシピで、あけびの味や食感もシンプルに楽しめる料理法です。秋の山菜を楽しむ料理としてもおすすめですよ!

ポイントは、天ぷらの衣を少しもったりとするくらいの粘度で作ることです。水の量は少しずつ調節しましょう。衣をつけて揚げるだけの簡単レシピなので、他の野菜や山菜も一緒に天ぷらにするのがおすすめです。

あけびの天ぷらの材料

  • あけび…1個
  • 卵…1個
  • 小麦粉…適量
  • 冷水…適量

あけびの天ぷらの作り方

  1. あけびは果肉を取り除き、食べやすいサイズに切ってから水に浸けてあく抜きします。
  2. あく抜き出来たら、水分をペーパータオル等でふき取ります。
  3. 卵、小麦粉、冷水を混ぜて、天ぷらの衣を作ります。(もったりするくらいの粘度に調節します)
  4. あけび1つ1つに衣を付け、熱した油でカラッと揚げます。

あけびの保存方法とは?

①皮が割れたものは保存できない

あけびは皮が割れたものが食べ頃なので、すでに皮が割れてしまっている状態では保存できません。この状態で手に入れた場合は、保存せずすぐ食べるようにしましょう。

皮が割れているあけびは、冷蔵庫に入れて保存してもすぐに傷んでしまいます。保存してから食べたい場合は、まだ皮が割れていない、熟す前のものを選びましょう。

②熟していないものは冷蔵保存できる

まだ熟していない、表面の皮が割れていないものは、冷蔵庫で保存できます。食べ頃になるまで冷蔵庫に入れておき、熟してから食べるようにしましょう。

おすすめの保存方法は、乾燥しないようにラップ、またはビニール袋やポリ袋に入れて、冷蔵です。そのまま冷蔵庫に入れるより、ラップや袋で包む方が乾燥しないのでおすすめです。

あけびの食べ頃とは?

①9月~10月が食べ頃

あけびの食べ頃は、9月~10月の秋シーズンです。あけびは5月頃に花が咲き、その後果物がなりはじめます。夏の間に果物が成長して、9月頃になると表面の皮が紫色に変化してきます。

更に食べ頃になってくると、皮の表面がぱっくりと割れて、中身が出てきます。このように中身が見えると熟している証拠なので、収穫、食べ頃の時期に適しています。

②弾力があり綺麗な紫色のものが食べ頃

あけびの食べ頃は、持った時に果肉に弾力があり、しっかりしたものです。しわしわとしているものは、鮮度がないのでできるだけ避けましょう。

また、表面の皮は綺麗な紫色をしており、傷や変色のないものを選びましょう。まだ皮が割れていないものは、しばらく置いて追熟します。皮が割けた頃に、食べましょう。

あけびの栄養素とカロリーとは

①果肉は100gあたり82kcal

あけびの果肉は100gあたり82kcalと、果物の中でも低カロリーな食べ物です。バナナのカロリーが100gあたり86kcalなので、ほぼバナナと変わらないカロリーとなります。

皮の部分は更にカロリーが低く、100gあたり34kcalです。皮部分と果肉部分を両方食べても低カロリーなので、ヘルシーなおやつや料理を食べたいときにもおすすめです。

なお、あけびを含む果物類はダイエットにも効果的と言われています。別の記事ではダイエットにおすすめの果物や、フルーツダイエットのやり方を紹介しています。こちらも是非参考にしてみてくださいね。

②ビタミンCとカリウムが豊富

あけびには他の果物と同じく、ビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCは皮よりも中身の果肉部分に多く含まれており、古くはあけびを食べると風邪をひかないとも言われていました。

また、果皮と果肉にはビタミンB6も含まれます。その他に、皮の部分にはカリウムが多く含まれており、利尿作用が期待できます。カルシウムや天然酵素も含まれています。

あけびの食べ方や保存方法について知ろう!

あけびとはあまり一般的ではない食べ物ですが、旬の季節になれば比較的簡単に手に入ります。スーパーの果物売り場をチェックしてみてくださいね。そのままでも料理しても食べられるあけびを、是非味わってみましょう!

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BELCY編集部

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