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「恐れ入ります」の意味

「恐れ入ります」の意味①:大変ありがとうございます

感謝

「恐れ入ります」という言葉は、主に2通りの使い方をします。その中の1つとして、目上の人がしてくれたことに対して感謝の気持ちを伝えるときに使います。

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自分にとって過分と思われる目上の人の行為に対しての感謝の気持ちをあらわす挨拶。大変ありがとうございます。

引用元:コトバンク

「ありがとうございます」という意味ですが、目上の人に対しては「恐れ入ります」を使った方が丁寧な印象ですね。また、褒められたときにも「恐れ入ります」を使うと謙虚な印象になります。ビジネスでもよく使う敬語なので、自然に使えるようにしておくと便利です。

「恐れ入ります」の意味②:大変申し訳ありません

すみません

「恐れ入ります」のもう1つの意味は「大変申し訳ありません」という意味です。こちらも目上の人に対して申し訳ないという気持ちをあらわすときに使います。

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〔「おそれいりますが」の形で〕 目上の人や客などに、迷惑や骨折りに対して「申し訳ない」という気持ちでいう語。大変申し訳ありません。

引用元:コトバンク

それほど迷惑をかけたというわけではなくても、「恐れ入ります」「恐れ入りますが…」という言葉を使うだけで、相手に不快感を感じさせなくなるので、とても便利な言葉です。お願いごとをするときも、「恐れ入りますが」と加えるだけで丁寧な印象になりますので、ぜひ使いこなしましょう。

「恐れ入ります」は敬語として使える?

「恐れ入ります」は敬語として使えます

使えます

目上の人に「ありがとうございます」「すみません」というよりも、「恐れ入ります」という言葉を使った方が、丁寧で相手を敬う気持ちがこめられています。そのため「恐れ入ります」は敬語として使えます。「恐れ入ります」と言われて不快に思う人はほとんどいないでしょう。

「恐れ入ります」の正しい使い方と例文(電話・会話編)

「恐れ入ります」の使い方①

エレベーター

目上の人に配慮してもらったとき、たとえばドアをおさえてもらったり、エレベーターで「お先にどうぞ」と譲られたりなど、感謝の気持ちを伝えるときに「恐れ入ります」と使います。

「ありがとうございます」より「恐れ入ります」を使うことで、「目上の方から私にそのようなことをしていただいて…」という感謝と申し訳ない気持ちが入り混じった表現になります。また「ありがとうございます」に比べると、相手を敬う気持ちがこもっています。

「恐れ入ります」の使い方②

電話

申し訳ないという意味で使うときの例文として、電話したときに使う「夜分恐れ入ります」や「お忙しい時間に恐れ入ります」などがあります。最初にこのような言葉を使うことで、申し訳ないと思っていることを伝えられるので、相手の気持ちも和らぐでしょう。

夜間に電話をすることもあるでしょうが、親しくない相手や、家族が電話に出たときに「夜分恐れ入ります」と伝えることで「こんな時間に電話してくるなんて」という怒りを買わなくてすむ場合があります。夜遅いと思う時間は人それぞれなので、夜に電話して申し訳ないという気持ちは「恐れ入ります」を使って伝えましょう。

「お忙しい時間に恐れ入ります」という言葉は、朝や夕方など、相手が忙しくしている可能性が高い時間帯に電話する場合に使います。忙しい時間はできるだけ電話を避けた方がよいでしょうが、やむをえず電話する場合は最初に一言伝えることで、相手への気遣いを伝えることができます。

「恐れ入ります」の使い方③

たずねる

「恐れ入りますが…」という言葉はさまざまな場面で使える便利な言葉です。電話の場合なら、「恐れ入りますが〇〇さんいらっしゃいますか?」「恐れ入りますがお名前をうかがってもよろしいでしょうか?」のように使えます。「恐れ入りますが」という言葉を加えることで、ずいぶん丁寧に聞こえます。

「〇〇さんいらっしゃいますか?」「お名前をうかがってもよろしいでしょうか?」などは、丁寧な言葉遣いだとしても、少しぶっきらぼうな印象を与えることがあります。「恐れ入りますが」から始めることで、相手への敬意を含めることができ、印象がガラッと変わります。

相手に何かをお願いするときに、「恐れ入りますが…」とすることで丁寧な言葉になります。丁寧にお願いした方が、相手も気持ちよく答えてくれるのではないでしょうか。便利な言葉なので、ビジネスでもプライベートでも自然に使いこなせるようになりましょう。

「恐れ入ります」の正しい使い方と例文(メール編)

「恐れ入ります」の使い方①

メール

メールでも基本的に電話や会話と同じような意味で使います。たとえばメールでよく使うのが「お忙しいところ恐れ入りますが、よろしくお願いいたします」という文章です。この場合は申し訳ないという意味で使っています。「よろしくお願いいたします」だけですませるよりも、より丁寧で相手への配慮が感じられるでしょう。

「恐れ入ります」の使い方②

メール

「恐れ入りますが」はお願いごとをするときによく使う言葉ですが、急なお願いをするときは普段以上の配慮が必要なので、「急なお願いで恐れ入りますが…」というよう書き出しにして、面倒をかけて申し訳ない気持ちを表現します。

「恐れ入りますの使い方」③

メール

「恐れ入ります」は、メールで相手の気遣いに感謝の気持ちを伝えるときにも使えます。たとえば「このたびのご配慮、誠に恐れ入ります」のような使い方でお礼の気持ちを伝えることができます。

「恐れ入ります」を使うときの注意点

「恐れ入ります」を使うときの注意点①:謝罪のときは不適切なことも

謝罪

「恐れ入ります」は申し訳ない気持ちを伝えるときに使うことがありますが、相手に迷惑をかけたときなど謝罪の気持ちを伝えるためには「申し訳ございません」の方が適しています。

例えば「申し訳ございませんが、もう少々お待ちください。」などのように使います。「恐れ入りますが」は自分が悪くないけれど相手を配慮して使う言葉、「申し訳ございませんが」は相手に迷惑をかけるなど謝罪が必要なときに使う言葉と覚えましょう。

「恐れ入ります」を使うときの注意点②:使いすぎは不自然なときも

会話

「恐れ入ります」はビジネスでもプライベートでも使える敬語です。特にビジネスの場では、自然に「恐れ入ります」という言葉が出ると、スマートな印象です。ぜひとも使いこなせるようになっておきたいものですね。

もちろんプライベートの場でも「恐れ入ります」を使いこなせば上品で大人っぽい印象を与えますが、あまりに連発しすぎると、かえって不自然になってしまいますので注意しましょう。

「恐れ入ります」の類語

「恐れ入ります」の類語①:恐縮です

謙遜

ビジネスシーンでよく使われる「恐縮です」は、恐れ入りますと似たような使い方をする言葉です。相手に厚意を受けて感謝したり、迷惑をかけて申し訳なく思ったりするときに使います。目上の人から褒められたときに「ありがとうございます」と言うよりも「恐縮です」と言った方が謙遜の気持ちを込めて伝えることができます。

また、「恐れ入りますが」のように「恐縮ですが」「恐縮ではございますが」と文頭に持ってきて、お願いをするときなどにクッション言葉として使えます。幅広く使える言葉なので、「恐れ入りますが」と同様に使いこなせるようになると、会話がスムーズに進むでしょう。以下では、「恐縮」の使い方も紹介しています。

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社会人であれば、一度は「恐縮です」を使ったことがあるのではないでしょう

「恐れ入ります」の類語②:痛み入ります

ありがたい

「痛み入ります」という言葉も「ありがたい」という気持ちに自分にはもったいないという謙遜の含みを持たせた言い回しです。例えば「お心遣い痛み入ります」などのように使います。「恐れ入ります」も目上の人に使う敬語ですが、「痛み入ります」はさらにかしこまった表現なので、目上の人に使うのが一般的です。

そのため「痛み入ります」という言葉は、友達や親しい間柄では一般的に使いません。しかし「痛み入ります」は、使い方によっては皮肉ととらえられることがあるので注意が必要です。「ご忠告痛み入ります」など、皮肉めいた使い方をする人がいますので、誤解されない使い方をするように気を付けましょう。

「痛み入ります」は相手に感謝の気持ちを丁寧に伝えるとき「恐れ入ります」と同じように使えるのですが、感謝の度合いとしては「痛み入ります」の方が大きいです。使い方が不自然にならないよう、相手を選んで使うようにしましょう。

「恐れ入りますが」と似ているクッション言葉

「恐れ入りますが」と似ているクッション言葉①:差し支えなければ

差し支えなければ

「差し支えなければ」も「恐れ入りますが」と同様に、お願いをするときのクッション言葉です。付け加えることで、相手を不快にさせずに用件を依頼することができます。上手に使うことで、お互いに気分よく物事を進めることができるでしょう。

「恐れ入りますが」と「差し支えなければ」には少々ニュアンスの違いがあります。「恐れ入りますが」は丁寧ですが、はっきりとした強いお願いであるのに対し、「差し支えなければ」は相手に断る余地を与えています。似ているようで少し違いがありますので、以下記事を参考に、依頼の内容に合わせて使い分けましょう。

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関連記事 「差し支えなければ」は正しい敬語?意味や例文・使い方・類語も紹介!【状況別】

「差し支えなければ」という言葉の意味を知っていますか?ビジネスシーンで

「恐れ入りますが」と似ているクッション言葉②:お手数ですが

お手数ですが

「お手数ですが」も相手に用件を依頼するときによく使われる言葉です。「お手数ですがご記入をお願いいたします」「お手数ですが、よろしくお願いいたします」などのように使います。もう少し丁寧な言い方をすれば「お手数ではございますが」という言い方もできます。

「恐れ入りますが」と「お手数ですが」の使い分け方ですが、どちらも申し訳ないという気持ちがあるものの、謝罪の意味ではありません。「お手数ですが」は相手の手を煩わせてしまうことに使われますが、「恐れ入りますが」はもう少し広範囲に使えるという違いがあります。以下の記事も参考にしてみましょう。

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「お手数おかけしました」という言葉をうまく使えていますか?使いやすいこ

「恐れ入ります」は便利な敬語!上手に使いこなしましょう

ビジネス

ビジネスだけでなく、日常的にも使える便利な敬語「恐れ入ります」の使い方をご紹介しました。「ありがとうございます」「すみません」という言葉よりも丁寧で謙虚、上品な印象も与えます。使いこなせたら一目置かれるかもしれません。自然に出てくるように使い慣れてくださいね。

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