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INDEX

「おっしゃられました」の意味

「おっしゃられました」の意味①:目上の人が話をすること

会社

目上の人が話をした時に「おっしゃられました」と使う人が多いです。目上の人には敬語を使うというのがビジネスマナーですから、「言っていた」という言葉を敬語にし「おっしゃられた」と言っているのです。

「社長が〇〇とおっしゃられました」という表現を見かけたことはありませんか。「おっしゃられました」は社長が言ったという好意に対して敬意を表すために使います。確かに「社長が〇〇と言いました」と言うより丁寧で敬意が込められているように感じますが果たして「おっしゃられました」は正しい敬語といえるでしょうか。

「おっしゃられました」は敬語として使える?

 

「おっしゃられました」は敬語として使えません

怒る

「おっしゃられました」は「おっしゃら」と「れ」と「ました」の3つに分けられます。「おっしゃら」は「言う」の尊敬語「おっしゃる」です。よって、これだけで目上の人に敬意を表すことができます。「ました」は丁寧語なので問題はありません。つまり「おっしゃった」か「おっしゃいました」というのが正しい使い方です。

では「おっしゃられました」の何がいけないのでしょうか。それは尊敬の意味を表す「れ」、つまり「れる」をつけてしまっているからです。「おっしゃる」ですでに尊敬の意味を表しているのに、さらに「れる」をつけてしまうことで、二重敬語になってしまうのです。

目上の人に対して尊敬を表す言葉を使うのはマナーとして当然なのですが、二重敬語のようにやりすぎてしまうとかえって失礼に当たります。人によってはバカにされたと憤慨する人もいるでしょう。バカにされたとは思わないまでも、回りくどいと感じる人もいます。正しい使い方をマスターしましょう。

「おっしゃられました」の正しい使い方と例文(電話・会話編)

「おっしゃいました」の使い方①目上の人の言葉を報告する時に使う

電話

会議などで「おっしゃいました」という言葉を使うことが多いでしょう。社長などどの立場の人から見ても目上の人や取引先の相手など敬意を表すべき人の言葉を報告するのに、「おっしゃいました」を使うとよいでしょう。

「社長が〇〇するよう言いました」では丁寧になっているものの尊敬語を使っていないので、幼い表現になってしまいます。そんな時に「おっしゃいました」を使いましょう。正しい表現は「社長が〇〇するようおっしゃいました。」です。このように使えば表現がぐっと大人のイメージになります。

「おっしゃいました」の使い方②学校などで先生と話すときに使う

学校

敬語は何もビジネスの場だけで使うものではありません。学生でも先生に対して敬語を使うのは人としての礼儀に当たりますから、年齢を問わずに覚えておくとよいでしょう。先生にアドバイスをもらったときなどに「先生に言われた通りにします」ではなく「先生がおっしゃったとおりにします」と言ってみましょう。

大学で論文などの指導を受けた時、「先生がおっしゃいましたことを生かして〇〇します」と返事をしてみましょう。先生はあなたが正しく敬語を使えていることに感心するでしょう。そして、きちんと先生に対して敬意を表したあなたに対してより親身に指導をしようという気持ちになるでしょう。

「おっしゃいました」の使い方③お客様に伝言を頼まれた時などに使う

レストラン

伝言を頼まれたときなどに使えます。目上の人から伝言を頼まれた時には「〇〇さんが△△と言っていました」ではなく「〇〇さんが△△とおっしゃいました」と伝えるのがベストです。正しい敬語を使えると品格が感じられますね。

例えばお客さんにほしい商品がどこにあるのか尋ねられたとします。店員のあなたはその商品を探しお客さんのところへ戻ります。そしてこう言います。「お客様がおっしゃいました商品はこちらでよろしいでしょうか。」正しい敬語を使って話す店員さんはお客さんに好意を持たれます。接客業では特に敬語が重要になってきます。

「おっしゃられました」の正しい使い方と例文(メール編)

「おっしゃいました」の使い方①メールで上司に報告する時

パソコン

上司Aさんからこんなメールがきました。「君のその仕事は誰が指示を出したんだい?私はそんなことを指示した覚えはないけれど!」かなり起こっている様子です。しかしあなたが今取り組んでいるその仕事はメールしてきた上司よりも上の上司Bさんから指示された仕事で、途中でやめることはできません。さあ、どうしますか?

きちんと敬語を使おうとして「この仕事は上司Bさんがこうするようにとおっしゃられました」といってしまったらNGです。二重敬語の「おっしゃられました」を聞いてしまった上司Aさんはいい気分はしないでしょう。なぜなら、二重敬語を使ってしまったからです。

そんな時には指示元をはっきりとメールをしてきた上司Aさんに伝えましょう。「この仕事は〇〇さんがこうするようにとおっしゃいました」。これで上司とのトラブルは解決です。正しく「おっしゃいました」を使い、あなたに指示をした上司Bさんにも敬意を表すことができました。

「おっしゃいました」の使い方②取引先の相手にメールを送る時

パソコン

取引先の相手にその相手が言った言葉を確認するメールを送信するときに使います。「先日の件ですが、〇〇さんのおっしゃいました通りでよろしいでしょうか。」といった感じです。取引先の相手は自分より年下であっても尊敬語を使い、敬意を表すのがビジネスマナーの基本です。

「おっしゃいました」の使い方③メールで先生に連絡する時

学校

先生が以前自分に話してくれたこと、教えてくれたことを忘れてしまった、なんてことありませんか。先生もたくさんの学生を見ていると、誰に何を伝えたか忘れてしまうなんてこともあります。レポートの添削などで「それ誰があなたに言ったの?」と先生から指摘された時、どう答えるのがベストでしょうか。

「こうするようにと先生がおっしゃられました」といってしまったらNGです。ここでも二重敬語の「おっしゃられました」を使ってしまっているからです。

そんな時には「〇〇先生がおっしゃいました」と返信しましょう。これで先生が忘れていても先生を傷つけることなく、尊敬の意味を込めて伝えることができます。きちんと正しく敬語を使うことで、学生のあなたのことを先生は信用してくれるでしょう。

「おっしゃいました」を使うときの注意点

「おっしゃいました」を使うときの注意点①:自分のことには使わない

間違い

「おっしゃいました」は相手が何かを言う行動に対して敬意を表す言葉です。そのため、自分が何か言ったことに対して使ってはいけないのです。自分が何かを言う時に相手に対して敬意を表したい時には「おっしゃる」ではなく「申す」や「申し上げる」を使います。

例えば社長に敬意を表すために敬語を使おうとして「私が社長に〇〇とおっしゃいました。」と言ってしまったら社長は気分を害するでしょう。尊敬語の「おっしゃいました」は敬意を表す相手が何かを言った時に使う言葉ですから、あなた自身の「言う」という行動に対して「おっしゃいました」を使うのは間違えているのです。

「おっしゃいました」を使うときの注意点②:自分の身内のことには使わない

仕事

取引先の相手に自分の上司の伝言を伝える時には敬語が少しややこしくなります。あなたにとっては取引先の相手も上司も目上の人だからです。そこでポイントになるのが自分の上司が身内であるということ。身内の言葉を外部の取引先の相手に伝える時には外部の取引先の相手に敬意を示すのが優先します。

そのため、上司の言葉に「おっしゃいました」を使う必要はありません。上司の言葉をへりくだって伝えることで取引先の相手に対して敬意を表すことができます。「上司の〇〇が△△と申しました。」これで完璧です。身内である上司の言葉に対して「申す」という謙譲語を使うことがポイントです。

「おっしゃいました」の類語

「おっしゃいました」の類語①:お話になりました

女性

「おっしゃいました」は「言う」の尊敬語ですから、別の言い方にするなら「お話になりました」でも同じ意味になります。「お~になる」は尊敬語の意味を作り出しますから、「話す」につけることで尊敬語になるのです。

「おっしゃられました」の類語②:話されました

会社

尊敬を表す「れる・られる」をつけることで「おっしゃいました」と同じ意味を持ちます。そのため「話す」に「れる」をつけて「話されました」にすれば「おっしゃいました」と同じ尊敬の意味になります。

「おっしゃいました」と間違えやすい単語

「おっしゃいました」と間違えやすい単語①:申されていました

会社

「言う」という言葉の敬語に「申す」という言葉があります。これに尊敬を表す「れる」をつけて「申されていました」という表現をする人がいるようですが、これは間違いです。「申す」というのは敬語の中でも謙譲語であり、自分がへりくだることで相手に敬意を表す意味があるのです。

例えば「社長が〇〇するよう申されていました。」という表現は、一見すると正しいように思えますが社長に対して正しく敬語は使われていないので失礼に当たります。謙譲語にいくら尊敬を表す「れる・られる」をつけても尊敬語にはなりません。正しくは「社長が〇〇するようおっしゃいました」です。

「おっしゃいました」と間違えやすい単語②:お話しになられました

仕事

「話す」という言葉に尊敬を表す「お~になる」と同じく尊敬の意味を表す「れる」をつけて敬意を表そうとしているのが「お話になられました」ですが、これも二重敬語となっています。「おっしゃられました」同様、二重敬語は相手をバカにしているようなイメージになってしまう危険がありますから使わないようにしましょう。

「先生が〇〇とお話になられました」という表現は、先生に対して敬意を表しているように見えますが間違いです。「先生が〇〇とおっしゃいました」もしくは「先生が〇〇と話されました」が正しい表現です。必要以上に尊敬を表す言葉をつけるのはかえって失礼に当たるので注意しましょう。

「おっしゃられました」ではなく「おっしゃいました」を使いましょう!

いかがでしたか。「おっしゃられました」は実は間違った敬語だったのです。二重敬語で間違った敬語表現をしてしまうということは多々ありますから、自分が使っている言葉を改めて見直してみましょう。正しい敬語を使うことはビジネスの基本であると同時に人としての品格も評価されますよ。

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