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陳謝の意味とは

陳謝の意味①:事情を述べてあやまること

謝罪

陳謝は、「事情を述べてあやまること」という意味です。この「事情を述べてーー」というところが、この「陳謝」という言葉の意味のポイントになります。

「陳」という文字には、「述べる」や「申し立てる」という意味があります。つまり、「陳謝」という言葉を用いる場合には、事情や経緯をきちんと説明する必要があるのです。事情や経緯だけではなく、今後のことに対して述べた場合でも「陳謝」したことになります。

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ちんしゃ【陳謝】 事情を述べてあやまること。 「非礼を-する」

引用元:大辞林 第三版

陳謝の意味②:礼を言うこと

ありがとう

「陳」は「述べる」や「申し立てる」という意味がありますが、「謝」は「あやまる」や「礼をいう」という意味があります。つまり、「陳謝」には「礼をいう」という意味も含まれているのです。

ただし、この言葉の意味では使用させることがほとんどありません。先述の「事情を述べてあやまること」の意味合いがとても強い言葉なので、「礼をいう」という意味で使用する場合は注意が必要ですね。

陳謝は敬語として使える?

「陳謝」は敬語として使えます

OK

「陳謝」という言葉は、敬語として使用することが可能です。もちろんビジネスシーンによく目にする言葉ではありますが、目上の人などにも敬語として使うことができます。また、新聞やニュースの見出しなどにも使用されることが多くある言葉でもあります。

ただし、言葉の使い方を間違えると違った意味になってしまうので注意が必要です。使用するためには必ず「事情や経緯」が含まれていなくてはなりませんので、「陳謝」という言葉を用いる際は必ず事情や経緯などを理解しておいてくださいね。

「陳謝」の正しい使い方と例文(電話・会話編)

「陳謝」の使い方①

謝罪文

陳謝は、あまり電話や会話では使用されることが少ない言葉です。きっとみなさんも耳にするより、目にする方が多いのではないでしょうか。相手との対話で敬語として使うよりも、上司から部下に対して「今回の件について、早めに陳謝状を書いて送付してください」などと使うことが多いようです。

もちろん、「陳謝状」ですから、文面にも事情や経緯を記入するようにしてください。事情などの記載がなかった場合には、陳謝状としての扱いにはなりません。それでは、ただの詫び状になってしまうので注意しましょう。ただし、事情をどこまで相手側に伝えるのかは確認しておいたほうがよいですね。

ビジネスシーンだけではなく、改まった席などに欠席する場合も「陳謝状」のほうがよいですね。なぜなら、欠席する場合はそれ相応の理由が必要だからです。招待していただいたことに対して礼を述べ、欠席するに至った理由を記してください。慶事の際に弔事が理由になる場合は、明確にしない方がよいので注意してください。

「陳謝」の使い方②

お詫び

また、次のように使う場合もあります。「今回の件について、A社の社長は経緯を述べて陳謝しました。」などと、実際の謝罪の中で敬語として使用する場合ではなく、他者のとの会話の一部として使うこともあります。

ニュースや新聞の見出しなどに「陳謝」という文字を見ることは多いと思います。これは、理由を述べて謝罪することを「陳謝した」と表現するため、会見などを開いて理由とともに謝罪した場合などは、「陳謝」という言葉を用いることが多いためです。

「陳謝」の使い方③

電話

陳謝は敬語として理由や経緯などを述べた上で、謝罪するときに用いなくてはなりません。そのため、ただ敬語として「陳謝いたします。」だけではなく、「今回の件に関しまして、○○のような経緯がございました。心より陳謝いたします。」などと使いましょう。

そのため、謝罪する理由が明確ではない場合は「陳謝」を用いてはなりません。ただし、今後の対策などを示すことができる場合などは「陳謝」を用いることが可能です。

もしも経緯や事情を説明することが難しいようであれば、防止策などを示すなどしてから謝罪する形にしてはいかがでしょうか。そうすれば「陳謝」という形になりますよ。

「陳謝」の正しい使い方と例文(メール編)

「陳謝」の使い方①

従業員

たとえば、店内で従業員の不手際でお客様とのトラブルが発生してしまった場合などです。このような場合は、今後の対策について述べた方がようでしょう。

本社の人間や従業員の上司に当たるような人が、直接お客様に対して謝罪するときなどに「今回のようなことが二度と起こりらないよう、今後も従業員への教育を徹底して行う所存です。心から陳謝いたします。」のように使います。

「陳謝」の使い方②

事故

相手側にも迷惑をかけてしまうような事故が発生してしまった場合です。このような場合は、具体的な対策案を示す方がよいでしょう。

資料などを用いて対策案を提示し、「今後の事故防止対策を示すとともに、今回の事故の件を心より陳謝いたします。」のように、謝罪とともに今後のことなどについても明確に述べるとよいでしょう。

「陳謝」の使い方③

配送

たとえば、自社の製品に不備などがあり、お客様に損害を与えてしまった場合などです。この場合は、まずはどこで不備があったかを明確に示す必要があります。

「このたびは弊社の検品不備により、お届けした○○に破損があったことを陳謝いたします。今後は、同様のミスを繰り返すことがないよう点検システムなどの見直しを徹底的に行っていく所存でおります。ご迷惑をお掛けいたしまして、誠に申し訳ありませんでした。」などと、対応と対策を明確に示しましょう。

「陳謝」を使うときの注意点

「陳謝」を使うときの注意点①

注意

先述したとおり、ただ謝罪をするだけでは「陳謝」にはなりません。そのため、陳謝を用いる場合は必ず事情や経緯などを謝罪とともに述べることを忘れないでください。場合によっては、今後の対策なども提示する必要性があるかもしれません。

つまり、いくら泣いたり謝罪の言葉を多く並べたりしていても、謝罪するための事情などが明記されていなくては、陳謝したことにはならないのです。

また、「陳謝」を用いる場合は必ず言葉を伴った謝罪が必要です。例えば、金品などだけで解決しようとした場合には、「謝罪」を用いることはできますが「陳謝」を用いることはできませんので注意していください。

「陳謝」を使うときの注意点②

メール

「陳謝」という言葉は、会話よりも新聞やメディアの見出し、詫び状など文中などで使われるのが一般的です。謝罪と陳謝の意味合いを区別するために、詫び状の例文集などでは「陳謝状の書き方」などと表記することもあります。

相手に迷惑をかけた際に相手が納得する理由を明確に伝えられなかった場合、信頼関係を損ねてしまう可能性が十分に考えられます。そのため、相手に詫びる際には明確な理由を付け加えることがとても重要なのです。ですから、詫び状を作るなら陳謝する内容にするのがビジネスマナーと言えるでしょうね。

「陳謝」という言葉を使う場合は、「どうしてこうなったか」「なぜこのようなことが起きたのか」など、相手がしっかりと納得できるような理由もしくは事情を把握してからがよいのかもしれません。

「陳謝」の類語

「陳謝」の類語①:深謝

深謝

「陳謝」の類語には「深謝」というものがあります。「深謝」は深くお詫びするまたは深く感謝するという意味があります。つまり、使い方によって意味が変わってしまう言葉なのです。つまり、「深謝」を使う際は、文面から「深くお詫びしている」のか「深く感謝している」のかがわかる文章にしなくてはなりません。

深く感謝するという意味で用いるのは、スピーチや改まった席などが多いです。改まった席にいらしていただいた感謝を伝える歳には「みなさま、本日は遠方よりお越しいただきまして深謝申し上げます。」と使ったり、取引先などから便宜や支援を受けた際に「多大なご支援を賜り深謝いたします。」と使ったりもします。

一方、「深謝」は深くお詫びする際にも用いられます。相手に対し、多大な損害を与えてしまった場合などは「多大なご迷惑をお掛けいたしましたことを深謝いたします。」と表現したりします。こうすることで、単なる謝罪よりも深い謝罪の意味を表すことになるのです。

「陳謝」の類語②:謝罪

ごめん

「謝罪」も「陳謝」の類語のひとつです。「陳謝」は事情や経緯を説明したうえで謝罪するのに対し、「謝罪」は罪を認めてお詫びするという意味があります。

「謝罪」は詫びる行為すべてを指すこともあります。つまり、罪を認めなくても「謝罪」したことになる場合もあるのです。先述したとおり、金品などだけで解決しようとする場合は、「陳謝」にも「深謝」にもなりません。

ただ、正確には「謝罪」には「罪を認める」という意味が含まれていますから、「謝罪」という言葉を用いる場合はこちら側のミスを認めたほうがよいかもしれませんね。

「陳謝」を使う場合は謝罪だけではだめ

「陳謝」を敬語として使用できることはわかりましたね。でも、使い方を間違えると敬語として成り立ってはいても、「陳謝」したことにはなりません。何度もお伝えしましたが、「陳謝」という言葉を使用できるのは事情や経緯を述べたときだけ。謝るだけではの場合は、「深謝」や「謝罪」になってしまいます。

そのため、ビジネスシーンなどで相手に対し、まずはより深い謝罪の意味を込めたい場合は「深謝」を用いたほうがよいのかもしれません。「陳謝」の場合は事情などの説明が必要ですから、事態を把握できていないうちにまず謝罪したい場合には用いることができませんからね。

「陳謝」という言葉の意味や敬語として使う場合の注意点などが、十分理解することができたでしょうか。きっとこれで「陳謝」の使い方を間違えることはありませんね!謝る場面がないことがよいことなのですが、仕事をしている上で謝罪をする場面は多々あると思います。しっかりと意味を理解し、正しい敬語を使ってください。

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