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【花言葉】怖い死の意味を持つ花は?キスツス/桑/パセリ/ドクニンジン

更新:2021.08.13

今回は「死」にまつわる花言葉を持つ花をご紹介します。「美しい花にはとげがある…」ということわざもありますが、これらの花をもらうと少し複雑になるかもしれません。また、人に花を贈るときにも注意が必要ですので、ぜひ覚えておきましょう。

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「死」の意味をもつ”キスツス”の花言葉

恐ろしい予言…”キスツス”の花言葉は『わたしは明日死ぬだろう』

火山

キスツスの学名は『キスツス・アルビドゥス』。日本の和名では『ゴジアオイ』と呼ばれ、漢字では『五時葵』または『午時葵』と表記します。これらの名前は正午前後の数時間に咲く花であるということから名付けられました。

性質上、一日しか咲くことができない花であるため、『私は明日死ぬだろう』という花言葉が付けられたのかもしれませんね。美しさとはかなさ、どちらもを表現している花だということがよくわかります。

【死の花言葉】キツスツではなく、”キスツス”の品種別の花言葉

うなだれる女性

『キスツス・アルビドゥス』はよく『キツスツ』と間違われているようですが『キスツス』が正しい学名です。同じハンニチバナ科ゴジアオイ属の別品種は欧米では『シスタス』『Rock Rose』と呼ばれ、こちらの呼ばれ方の方がキスツスより一般的かもしれませんね。シスタスの花言葉は「人気」「注目の的」です。

『キスツス・キプリウス』『キスツス・インカヌス』『キスツス・クリスプス』『キスツス・サルビフォリウス』『キスツス・ポプリフォリウス』『キスツス・ラダニフェル』『キスツス・モンスペリエンシス』など、すべてキスツスであり、花言葉も同じく『私は明日死ぬだろう』です。

【死の花言葉】”キスツス”の色別の花言葉

覗く人

欧米ではよく見かける花のひとつではありますが、日本の風土にはあまり向いておらず栽培はほとんどされていません。白・紫・ピンク・空色などの美しい花を咲かせ香りも良いのですが、不吉な花言葉を持つため、送り花としては不向きな花の代表格と言われています。

【死の花言葉】”キスツス”の本数別の花言葉

花

花の種類によっては本数によって花言葉を持つものもありますが、キスツスには本数別の花言葉は残念ながらありません。キスツスの花は日本ではあまり見かけませんが、怖い花言葉を持つ花として、注目を集めているようです。

「死」の意味を持つ”桑”の花言葉

怖いお誘い…”桑”の花言葉は『ともに死のう』

恐怖

桑の果実が持つ花言葉は『ともに死のう』。これは、ギリシャ神話が由来と言われています。家族の反対を受けた恋人同士がすれ違い、お互い自殺してしまいました。その時近くに咲いていた桑の実が血で赤く染まったことから名付けられたそうです。

【死の花言葉】”桑”の品種別の花言葉

壮大

クワ科クワ属には多くの種類があり、ヤマグワには『壮大』という花言葉があります。日本でもよく見かける『桑』。昆虫のカイコが食べるただひとつの食料であるとしても知られていますね。果実はそのまま食べても甘酸っぱくておいしいですが、ジャムや果実酒として広く愛されています。

【死の花言葉】”桑”の色別の花言葉


森の女性

黒い桑の実には『私はあなたを助けません』。白い桑の実には『知恵』という花言葉が付けられています。桑の果実は色が緑から赤、そしてだんだんと黒紫色へと変化していくごとに成熟していき、それぞれの色に合わせた花言葉が定められています。

【死の花言葉】”桑”の本数別の花言葉

花とカップル

『桑』にも本数別の花言葉はありませんが、花には『彼女のすべてが好き』という可愛らしい花言葉があります。果実と花でそれぞれの違った花言葉を持っているのが面白いですね。

「死」の意味を持つ”パセリ”の花言葉

嫌な予感が…”パセリ”の花言葉は『死の前兆』

迷路

パセリの花言葉には良いものと悪いものどちらもがありようです。まず有名なのが悪い意味の『死の前兆』。聞いただけでもぞっとするので、例え嫌いな人にもパセリを贈り物にするのは絶対にやめておきましょう。

良い意味の花言葉はふたつあり、『お祭り気分』と『祝祭』。死の前兆とは正反対でハッピーな気持ちになる言葉ですね。全くイメージが異なる二面性を持つパセリはオランダゼリとも呼ばれ、料理を彩るポジションとして日本でもおなじみです。

【死の花言葉】”パセリ”の品種別の花言葉

不和

日本でもよく目や口にする野菜として広く食されているパセリ。実はハーブの一種で品種も多くあり、世界中の料理で使われています。イタリアンパセリという品種が持つ花言葉は『祝宴』『不和』などです。

【死の花言葉】”パセリ”の色別の花言葉

落ち込む人

白や黄色の花を咲かせる可愛らしいパセリの花。色別の花言葉はありませんでしたが、花言葉はギリシャ神話にちなんでつけられたそう。奴隷となってしまった女王が王子を育てている時、「子供が歩くまで地面に寝かさないように」というお告げをもらいます。

女王は王子をパセリの葉の上で眠らせていましたが、一瞬の隙を狙って大きな蛇がその王子を噛み殺してしまった…。という悲しいお話です。この話から『死の前兆』という不吉な予感を思い描かせる花言葉が付けられたようですね。

【死の花言葉】”パセリ”の本数別の花言葉

ハーブ

本数別の花言葉も特に定められていないパセリ。良くない花言葉を知ってしまうと悪いイメージがつきまとうかもしれませんが、野菜の中でもトップクラスの栄養価の高さを誇ります。くせのある強い香りや独特の苦味が苦手だという方も次に食べる機会があれば、ぜひトライしてみてくださいね。

「死」の意味を持つ”ドクニンジン”の花言葉

不吉な花…”ドクニンジン”の花言葉は『あなたは私を死なせる』


喧嘩するカップル

英名で「ヘムロック」と呼ばれ、ヨーロッパでは毒草として有名なドクニンジン。かつて日本にはなかった植物ですが、不正に持ち込まれ実際に摂取し死亡に至るなどの事件も起こっている恐ろしい花です。見た目は小さく愛らしい花で、見た目はセリによく似ています。

ドクニンジンが持つ花言葉は『あなたは私を死なせる』『死をも惜しまない人』『あなたは私の命取り』『死をも恐れない愛』など…どれも不吉な想像をしてしまうものばかりです。

【死の花言葉】”ドクニンジン”の品種別の花言葉

悲しみ

セリ科の植物として知られるドクニンジンは、ギリシャの哲学者ソクラテスの殺害の際に使用された毒薬として有名でもあります。茎に見られる赤い斑点は欧米では「ソクラテスの血」とも呼ばれており、強い毒性を持つドクニンジンは非常に危険な植物なのです。そのため、あまり品種も多くはないようですね。

死刑を宣告されたソクラテスは、穏やかに死を受け入れたと伝われており、『あなたは私を死なせる』『死をも惜しまない』などの花言葉は、そんなソクラテスの生きざまを言い表せたのかもしれません。

【死の花言葉】”ドクニンジン”の色別の花言葉

夜

ドクニンジンは白花の小さな花をつけます。レース上に折り重なって咲く美しい花です。しかし茎・葉・種子にはコニインいう猛毒が含まれており、致死量を口にすると神経をマヒさせ呼吸ができなくなり、最後には死に至るのだとか…。

【死の花言葉】”ドクニンジン”の本数別の花言葉

注意

危険な植物として知られ日本でも北海道の一部でしか確認されていないドクニンジンは、1.5メートルもの高さに成長することもあります。本数別の花言葉は見つかりませんでしたが、一本でも二本でも命取りになるかもしれない植物なので、決して口に入れたり採取したりしないようにしてくださいね。

「死」の意味を持つ”イトスギ”の花言葉

墓地でよくみかける…”イトスギ”の花言葉は『死』『絶望』

木と水晶

ヒノキ科の樹木で木造建築の材木として幅広く活用されているイトスギ。西洋檜とも言われ高さは30メートルに及ぶこともあります。公園や街中でもよく目にすることができ、クリスマスツリーに用いられる木として有名ですね。墓地にもよく植えられており、花言葉はシンプルに『死』。

ギリシャ神話で美少年キュパリッソスが可愛がっていた鹿を誤って殺してしまったことで、永遠に悲しみ続けることを望み、イトスギに自身の姿を変えたことで悲しみを象徴とする木となったそうです。キリスト教との結びつきも強く、イエス・キリストが磔にされた木がイトスギで作られていたという説もあります。

【死の花言葉】”イトスギ”の品種別の花言葉

草原と女性

「悲しみを意味する木」として、広く知られているイトスギには多くの品種が存在しています。イトスギの仲間の中でも小ぶりで庭などによく植えられているゴールドクレストは日本でも人気の園芸品種。花言葉は『まっすぐに生きる』。まっすぐに伸びていくイトスギの様子を表しているかのようですね。

【死の花言葉】”イトスギ”の色別の花言葉


後ろ姿の人

鮮やかなグリーンが印象的なイトスギですが、ブルーアイスというシルバーのものもあります。まるで雪が積もったかのような美しい色合いはガーデニングファンからの人気も高いですブルーアイスが持つ花言葉は『不変』。花を咲かすことなく、寒い地域でも大きく育つことにちなんでつけられたと思われます。

【死の花言葉】”イトスギ”の本数別の花言葉

草原と子供

イトスギは花を咲かす植物ではなく、樹木として大地に植えられたり、園芸用として鉢植えにされたりといろんな楽しみ方ができます。宗教色が色濃く出ているダークな花言葉を持ちますが、世界中のさまざまな場所で目にすることができます。

「死」の意味を持つ”ハナズオウ”の花言葉

あの裏切り者…”ハナズオウ”の花言葉は『裏切りのもたらす死』

しゃがんでいる人

ハナズオウの漢字は「花蘇芳」。葉の形がハート型をしていて、可愛いですが持っている花言葉は『裏切りのもたらす死』と、なかなか恐ろしいものです。これは、キリスト教で裏切り者とされる”ユダ”が、キリストを裏切ったあと首を吊った場所にあったことが由来とされています。

【死の花言葉】”ハナズオウ”の品種別の花言葉

花の中の女性

ハナズオウの仲間は数も多く、代表的なもの北アメリアなどの寒い地域に分布するアメリカハナズオウ。花言葉は『不信仰』。セイヨウハナズオウはキリスト教信仰の厚い欧米から「ユダの木」とも呼ばれており、キリスト教の影響を強く受けている植物のひとつとして知られているようです。

【死の花言葉】”ハナズオウ”の色別の花言葉

白と黄色の花

ピンク色や赤紫色の鮮やかなカラーが魅力的なハナズオウには白い花をつける『シロバナハナズオウ』という品種もあります。花言葉は『裏切り』ですが、ハナズオウはもともと白い花で、ユダの死に場所に咲いてあったことを恥ずかしく思ったことから、純粋な白色の花が赤く染まったという伝説も言い伝えられています。

【死の花言葉】”ハナズオウ”の本数別の花言葉

野草

欧米ではポジティブな花言葉ばかりで「裏切り者の木」という不名誉なイメージがもたれているハナズオウ。ですが日本では春を告げる鮮やかな花として知られており、『喜び』『目覚め』などのポジティブな花言葉も持っています。

本数が多くなれば多くなるほど目に美しく映るハナズオウは、見る人や宗教によって印象を変える不思議な魅力にあふれた植物のようですね。もし目にする機会があればそのかわいらしい葉の形や美しい色合いに注目してみてくださいね。

「死」の意味を持つ”トリカブト”の花言葉

猛毒で有名!”トリカブト”の花言葉は『あなたは私に死を与えた』

暗い人

ドクゼり・ドクウツギと並ぶ有毒植物として、日本でもおよそ30種類の品種を持つトリカブト。漢字表記では”鳥兜”と書かれ、トリカブトの花が烏帽子に似ていることに由来していると言われています。毒としても名前もインパクト絶大なトリカブト。その花言葉も強烈で『あなたは私に死を与えた』。

古来から漢方薬や毒薬として使用されており、現代でもとても有名なのでこの花言葉には納得がいきますね。ギリシャ神話では、地獄を守る”ケルベロス”という番犬のよだれから生まれたとされており、そのエピソードからも毒性の強さがうかがえます。

【死の花言葉】”トリカブト”の品種別の花言葉

禁止

トリカブトの品種はトリカブト属で30種類、変種で22種と多くの種類が発見されています。その中でも日本の固有種として代表的なものがヤマトリカブト。関東から中部地方まで広く分布されており8月~9月の間か開花時期です。

ヤマトトリカブトの花言葉は『騎士道』『栄光』で、トリカブトの姿が兜をかぶった騎士に似ていることにちなんでつけられたといわれています。凛とした見た目が印象的なトリカブトは少量でもとても危険。見つけても決して手にしないようしましょう。

【死の花言葉】”トリカブト”の色別の花言葉

自然

トリカブトの花の色と聞いて青紫色を思い浮かべる方も多いと思います。実は青紫色以外にも白色やピンク色、黄色などの色を持った花も存在しています。淡い黄色のトリカブトはオオレイジンソウという品種で、花言葉は『美しき輝き』。漢字は麗人草かな?と思いますが正しくは”伶人草”と表記します。

【死の花言葉】”トリカブト”の本数別の花言葉

叫ぶ人

トリカブトは猛毒で口にすると、数十秒で死亡するという即効性を持っています。見た目がセリやヨモギなどの食用植物と似ていますが、間違えて摂取してしまうと大変です。また、蜜や花粉などでも中毒を起こす成分が含まれていると言われています。

他にも『人嫌い』『復讐』などなかなかマイナスな花言葉を持つトリカブト。筒状の花びらはとてもかわいいですが、中身は危険なものだということを理解して、目で楽しむようにしましょう。

『死』を意味する植物の一覧と花言葉まとめ

『死』の花言葉を持つ植物と花言葉のまとめ

花言葉

いかがでしたでしょうか?『死』を連想させる花を数種類紹介しました。日本でおなじみの植物から、キレイな見た目から想像できないような強烈な花言葉を持つものまで、さまざまな種類がありましたね。

『死』の花言葉を持つ植物と花言葉について

  1. キスツス(ゴジアオイ)…『私は明日死ぬだろう』
  2. クワ(マルベリー)…『ともに死のう』
  3. パセリ(オランダゼリ)…『死の前兆』
  4. ドクニンジン(ヘムロック)…『あなたは私を死なせる』
  5. イトスギ(セイヨウヒノキ)…『死』『絶望』
  6. ハナズオウ(花蘇芳)…『裏切りのもたらす死』
  7. トリカブト(鳥兜)…『あなたは私に死を与えた』

「死」の意味を持つ花は注意して使おう!

花

花言葉の由来となる物語もいろいろあり、自分の好きな花にはどんな話があるのか…気になった人はぜひ調べてみるのもきっと面白いと思います。ただ、マイナスイメージの花言葉を持つ花は贈り物にしてしまうと、相手を傷つけてしまう可能性があるので気を付けてくださいね。

またトリカブトやドクニンジンなど、毒があるものは決して自身も口にしてはいけませんし人へ送るなんて危険なことはやめましょう。傷つける気持ちがなくても、相手の生死にかかわったり自分が傷つく場合もあるということを覚えておくことが大切です。

危険性のない『死』を連想させる花言葉をどうしても送りたい場合は、一言手紙を添えたり口でワケを説明したり…誤解を招かないよう注意して、みんなが美しい花本来の魅力を楽しめるよう配慮しましょうね!

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