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目次

ギムレットの意味・由来・雑学は?

ギムレットの意味・由来

「ギムレット」というカクテルの由来は、1890年頃まで遡ります。イギリスの海軍が、配給されていたお酒の「ジン」をストレートで飲んでいました。そのジンの飲みすぎで全く仕事にならなくなってしまった様子を見た、軍医の「ギムレット卿」は考えました。

仕事のためにも健康のためにも、ストレートで飲むのではなくライムジュースを混ぜて飲むようにしたらどうか。それが、ギムレットの始まりです。つまり、ギムレットの名前の意味は、この「ギムレット卿」からとったものだと言われています。

また「ギムレット(a gimlet)」を直訳すると「錐(キリ)」(工具などで使うキリ)という意味なので、その名の通り、錐のように突き刺すような鋭い味のカクテル…という意味で名付けられたともいわれています。

ギムレットの雑学

2007年に出版された、村上春樹氏の訳の「ロング・グッドバイ(長いお別れ)」という小説をご存知でしょうか?小説家レイモンド・ソーントン・チャンドラーの作品で、私立探偵フィリップ・マーロウが主役の長編ハードボイルド小説です。

その小説で有名なのが「ギムレットには早すぎる(I suppose it’s a bit too early for a gimlet he said)」というセリフです。ネタバレになってしまうので詳しくは語りませんが、二人の男がお互いを理解しているけれど語らない、そんな友情が込められたセリフです。

ロング・グッドバイ (ハヤカワ・ミステリ文庫)

ギムレットの味・割方・割合・度数・カロリーは?

ギムレットの味

ギムレットは、ドライジンとライムジュースのカクテルです。ガムシロップを使用していますが、味をまろやかにするためにほんの少し入れるだけなので甘ったるさは一切ありません。酸味がキリッと効いた、夏にピッタリの爽やかな辛口のカクテルです。

小説「ロング・グッドバイ」の中に、「本当のギムレットはジンとローズのライムジュースを半分づつ、他には何もいれない」というセリフがあります。ローズとはライムジュースを作っている会社です。ローズ社のライムジュースはかなり甘い仕様になっており、通常のギムレットよりも甘い仕上がりになっています。

ギムレットの割方・割合・度数

ギムレットの割方・割合は「ドライジン3:ライムジュース1」で技法はシェイクです。ドライジンの割合が高く、アルコール度数もおよそ35度と、かなり強いカクテルです。飲みすぎにはくれぐれもご注意ください。

ギムレットのカロリー

カロリー

ギムレットのカロリーは「およそ180kcal」と、カクテルの中では少し高めのカロリーです。そのうちガムシロップが60kcalを占めています。ガムシロップはほんの少ししか入っていないのに、甘味料恐るべし!

ギムレットの作り方(レシピ)は?

ギムレットのカクテルスタイル

ギムレットのカクテルスタイルをご紹介します。あくまで基本なので、グラスなど、この通りでなくてはいけない!というものではありません。ご自宅で作るときの参考にしてみてください。本来ギムレットの色は透明なのですが、ライムを絞って使用したときに出る色で少し濁った薄い緑色になる場合があります。

ギムレットの基本情報
カクテルタイプ ショート
ベース ドライジン
グラス カクテルグラス
技法 シェイク
度数 強い
味(テイスト) 中甘辛口
透明~淡緑色
炭酸 なし

カクテルの作り方「シェイク」とは?

シェーカーに氷と材料を入れて振って作る技法をシェイクといいます。振る回数は決まっていません。良く混ざったら、または、シェーカーの表面に軽く霜がついたら出来上がりの合図です。

ギムレットの材料・作り方(レシピ)

ギムレットの材料
ドライジン 45ml
ライムジュース 15ml
ガムシロップ 5ml(ティースプーン1/3くらい)
適量
  1. ギムレットの作り方(レシピ)
  2. ①シェーカーにドライジンとライムジュースとガムシロップを入れる。
  3. ②軽く混ぜた後、シェーカーに氷を入れる。
  4. ③シェイクをしてシェーカーに軽く霜が付いたらカクテルグラスに注ぎ出来上がり。
  5. ※あればスマイルカットしたライムを添える。

ギムレットの作り方のポイント①:自分好みの味にする

自分好みの美味しいギムレットの作り方のコツは、シェーカーに材料を入れ軽く混ぜた後に、テイスティングします。ライムの酸味が強いようであれば、ガムシロップを少し足します。必ずしもレシピ通りでなくてもいいのです。

逆に少し甘すぎた場合は、ライムジュースを足してしまうと量が増えてカクテルグラスに注ぎきれなくなります。なので、絞ったあとのライムを皮ごとシェーカーに入れてしまいます。絞った後のライムなので、カクテルグラスに注ぐ際には、必ず外してからにしてください。

ギムレットの作り方のポイント②:シェイクの回数

ギムレットのベースはジンです。ジンには独特の香りがあり、「シェイク」するとその風味が変わります。たくさんシェイクすると尖った感じがなくなり、まろやかさが増します。逆に、ドライな辛口が好きな場合はシェイクの回数を減らしましょう。

ギムレットの美味しい飲み方

ギムレットの美味しい飲み方①:短時間で飲む

キリっとした味わいのギムレットは、ショートカクテルです。グラスに氷は入れません。なのでグラスは脚の部分をもって、手の温度がギムレットに伝わらないようにしましょう。そして出来るだけ冷たいうちに、出来るだけ早く飲み干しましょう。それが美味しく飲むコツです。

ギムレットの美味しい飲み方②:味に変化を付ける

ギムレットを飲むときに、カットライムが添えられていたら、最後の一口でライムを多めに絞ってみてください。ギムレットはアルコール度数の強い辛口なカクテルですが、酸味と爽やかさが増し、最後すっきりと飲めます。一度に二つの味を楽しめるというわけです。

ギムレットに類似するカクテルは?

ジンライム

「ジンライム」というカクテルは、ベースがギムレットと同じカクテルです。ギムレットはシェイクして作りますが、ジンライムの技法は「ビルド」です。オールド・ファッションド・グラスに注ぎます。シェイクするとドライジンがまろやかになるのですが、こちらはビルドなので、まろやかさはなく辛口のカクテルです。

ラムレット

こちらの「ラムレット」というカクテルは、ギムレットのレシピのドライジンを「ラム酒」に変更したカクテルです。ラムレットはカラメルのような少し苦みのある甘さで、ギムレットのような爽やかさはありません。バニラアイスと相性の良い、甘くて女性に人気のあるカクテルです。

スレッジ・ハンマー

こちらの「スレッジ・ハンマー」というカクテルは、ベースのドライジンを「ウォッカ」に変更したカクテルです。ガムシロップは加えないので甘さもなく、ウォッカのアルコールの強さが、ハンマーでなくられたようにガツンとくるカクテルです。「スレッジハンマー(大型ハンマー)」その名の通りのカクテルというわけです。

ウォッカギムレット

こちらの「ウォッカギムレット」は、そのなお通り、ウォッカを使用したギムレットです。ウォッカはアルコール度数が強く無味無臭なので、本来の味を活かせるということで、バリエーションとして使用されることの多いお酒です。

ギムレットよりもライムを強く感じるカクテルで、男性にも人気があります。男性の大きな手にマッチするように、カクテルグラスではなく、オールド・ファッション・グラスに注いでくれるお店もあるようです。

ギムレットをアレンジしたカクテルは?

信長~Nobunaga~

信長~Nobunaga~は「CAVA CAVA」というBARのマスターが織田信長をイメージして創作したカクテルです。ベースはギムレットと同じ、ドライジンとライムジュース。底に沈んだ「グレナデンシロップ」が信長の特徴です。グレナデンシロップはノンアルコールの赤くて甘いシロップです。

「グレナデン(grenadine)」は「ザクロ」という意味ですが、この赤い色はザクロではなくキイチゴやカシスの赤です。グレナデンシロップの燃えるような赤は、信長の血のイメージのようですが「本能寺の変」も彷彿させる色ですよね!

信長~Nobunaga~の材料
ドライジン 45ml
ライムジュース 15ml
グレナデンシロップ 1tps
  1. 信長~Nobunaga~の作り方(レシピ)
  2. ①ドライジンとライムジュースと氷をシェーカーに入れてシェイクする。
  3. ②カクテルグラスに注いだ後、グレナデンシロップをそっと注ぎ沈殿させたら出来上がり。
  4. ※グレナデンシロップのほうが比重が重いので、そっと注ぐと最初に注いだカクテルと混ざりません。

tspとは?

tpsはティースプーンのこと。1tpsはおよそティースプーン1杯分のことを指す。小さじ1杯(約5ml)と同じ意味です。

家康~Ieyasu~

こちらの家康~Ieyasu~は徳川家康をイメージして作られたカクテルです。こちらも「CAVA CAVA」のオリジナルカクテルです。ベースのカクテルはドライジンとライムジューズで、ギムレットや信長~Nobunaga~と同じですが、沈めるシロップが「クレームドカシス」になります。

クレームドカシスは、クロスグリ(カシス)から作った、深い紫色のシロップです。家康の心の奥に秘めた隠された闇のイメージで、深い紫とのこと。カシスと聞くと、視力改善作用があるアントシアニンが豊富なので、つい「目が生き生きしたハツラツとした家康」が浮かんでしまいました。

家康~Ieyasu~作り方(レシピ)は、信長~Nobunaga~と同様です。グレナデンシロップをクレームドカシスに代えて作ります。信長と家康、ぜひ一緒に作って飲み比べてみてください!

ギムレットにおススメの「おつまみ」は?

エスニック料理

ドライジンがベースのギムレットにおススメのおつまみは「エスニック料理」です。ピリッと辛いスパイスの刺激がギムレットによく合います。中でもタンドリーチキンがおススメです。味付けが難しそうなタンドリーチキンですが、家にある材料で、意外と簡単に出来るんですよ!

タンドリーチキンの材料
鶏もも肉 1枚
プレーンヨーグルト 大さじ2
ケチャップ 大さじ1
カレー粉 小さじ1
醤油 少々
ニンニク 小さじ1/2
すりおろしショウガ 小さじ1/2
  1. タンドリーチキンの作り方(レシピ)
  2. ①鶏もも肉を食べやすいサイズに切る
  3. ②上記の材料を全て混ぜて、鶏もも肉をつける。
  4. ③一晩漬け、フライパンで焼いたら出来上がり。

難しい工程は一切ありません。一晩漬けるのが難しければ、ジッパー付きのビニール袋に入れてよく揉んだら、すぐに焼いても太大丈夫です。手の込んだ料理に見えて、実は簡単なタンドリーチキン。自宅でギムレットを作るときにはぜひ一緒に作ってみてください!

ピクルス

ギムレットにおすすめのおつまみは「ピクルス」です。ハンバーガーの間に挟まっている酸っぱいキュウリです。日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、洋風の漬物だと思ってください。らっきょう漬けに近いイメージです。

ピクルスはキュウリだけではなくいろいろな野菜で作ることが出来ます。ピクルスは市販もありますし、ピクルス液も購入することが出来ますが、自分好みの味のピクルスを作ってみませんか?

ピクルス液の材料
お酢 100ml
100ml
砂糖 50g
小さじ1
鷹の爪 1本
  1. ピクルス液の作り方(レシピ)
  2. ①上記の材料を鍋に入れひと煮立ちさせる。
  3. ②ここで味見をして、好みの味に調整する。黒コショウの粒を入れても美味しいですよ。
  4. ③粗熱を取って、蓋つきの瓶に1/2注ぐ。
  5. ④軽く湯通しして水分をふき取った野菜を漬け、冷蔵庫で1日経ったら出来上がり。

野菜は、冷蔵庫で余っている野菜でOKです。ピクルスはキュウリが主流ですが、ニンジン・大根・キャベツ・カリフラワー・しめじなど、食べやすい大きさにカットして、お好きなものを漬けてみてください。

このピクルス液は再利用が可能です。ただし最初に着けた野菜の水分が出ているので、2回までです。ピクルスは少しの量でおつまみになりますし、カロリーも控えめなので女性に嬉しいおつまみです。

野菜たっぷりマリネ、ピクルス、ナムル 〔本〕

ミツカン フレッシュピクルスの素 1L

ギムレットを豊富なバリエーションで楽しみましょう!

「ギムレット」の作り方(レシピ)、いかがでしたでしょうか?ギムレットは、健康のために作られたカクテル、と少し意外な由来でした。ギムレットにはアレンジレシピが多く、類似したカクテルも非常に多いことが分かりました。味の違いを確かめるために、すべて飲んでみたくなったのではありませんか?

レイモンド・ソーントン・チャンドラーの長編ハードボイルド小説「ロング・グッドバイ」ぜひ、ギムレットを飲みながら読んでみてください。ギムレットを自宅で作る際には、ぜひ、タンドリーチキンとピクルスにもチャレンジしてみてくださいね!

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