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ワーカホリックってどういう意味?

ワーカホリック=仕事中毒

ワーカホリック

就労時間問題やブラック企業などの問題が浮き彫りになっている近年、「ワーカホリック」という言葉をよく耳にするようになりました。ワーカホリックとはどういう意味で、どんな状態を指すのでしょうか?

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仕事中毒、ワーカホリック(英:Workaholic)とは、生活の糧を得る手段であるはずの職業に、私生活の多くを犠牲にして打ち込んでいる状態を指す言葉である。

引用元:ウィキペディア

「ワーカホリック」とは「work(仕事)」と「alcoholic(アルコール中毒)」を組み合わせた造語で、「仕事中毒」や「仕事依存症」を意味します。正式な病名ではありませんが、病的に仕事に打ち込み他の多くのものを犠牲にしている状態を指します。

日本はワーカホリック大国!

ワーカホリックはアメリカで生まれた概念でしたがヨーロッパ各国でも社会問題となり、日本でも使われる言葉となりました。そしてそういった諸外国から見ても日本は特にワーカホリックの多い国として認識されています。

ワーカホリックって悪いこと?

度が過ぎると危険です

危険

特に日本においては勤勉であること=素晴らしいことという概念が強くあり、ワーカホリックがなかなか問題視されない傾向です。もちろん仕事に熱心であるというのは良いことですが、度が過ぎて仕事に熱中している状態の人は人生において大切なたくさんのものを失ってしまう恐れがあります。

ワーカホリックは自覚がない

自覚がない

厄介なことに、ワーカホリックに陥っている人はなかなか自分がそうであると自覚しにくいのです。ただ熱心に仕事をしていただけのつもりなのに、取り返しのつかないものを失ってしまうなんて辛いですよね。

次の項でワーカホリックによって迎えてしまう恐れのあるリスクをご紹介いたします。どれほど深刻な問題であるか気付くきっかけになるのではないでしょうか。

ワーカホリックが招くリスク

鬱

特に若い労働者に増えているとされているのが鬱病です。ワーカホリックに陥ったため仕事を抱え込み、仕事に追い詰められ、最終的には自ら死を選択してしまうケースもあります。ニュースで取り上げられる機会が増えているので印象に残っている人も多いのではないでしょうか。

周りから見ると「なぜそんなに追い詰められても仕事をしなければいけないのか」「仕事を辞めれば良かったのではないか」と感じますが、そういった発想が出てこないほどに仕事しか見えなくなってしまっている状態がワーカホリックによる鬱病の症状のひとつであると言えます。

家庭崩壊

別れ

特に男性のワーカホリックに多いケースでは、仕事に熱中するあまりに家族との時間や触れ合いをないがしろにしてしまうということも問題視されています。信頼関係を築けなくなり、離婚や一家離散という結末を迎えてしまうのも決して珍しい話ではありません。

家族のために働いているのに、その家族を失ってしまっては本末転倒です。もちろん家族の側も働いている人間に対して感謝し支えるべきではあります。しかしそれは働く側からの愛情が伝わってきて初めて成り立つもの。家族よりも仕事を優先させ続けていたら、仕事の方が大事なのだと思われてもおかしくありません。

「仕事と私とどっちが大事なの?」というのは使い古されたセリフのようにも感じますが、この言葉は相手が感じている不安の表れでもあります。もしも言われた場合は大切に思っていることが伝わっていないのだと焦るべきです。

過労死

病気

上で述べた鬱病だけでなく、ワーカホリックは様々な身体的不調を招き健康を害する恐れがあります。休息や睡眠の不足から起こる免疫力の低下、常に仕事を抱えていることによるストレス…そんな生活を長く続けていると血管が弱って様々な病気を引き起こし、最悪の場合は死を迎えます。

ワーカホリックが罹りやすい血管の病気
  • 高血圧
  • 動脈硬化
  • 脳血管障害(脳出血、脳血栓、脳梗塞など)
  • 狭心症
  • 心筋梗塞
  • 急性心不全

そもそも仕事とは生きるためにするのですから、それが原因で命を失っては意味がありません。次の項から「仕事中毒になる人の特徴」をご紹介いたしますので、当てはまる項目の多かった人は自身の働き方を見直してみましょう。

仕事中毒になる人の特徴とは?

真面目で責任感が強い

真面目

仕事中毒になる人の特徴の代表的なものです。仕事への取り組み方がとにかく真面目で手を抜くなんてもってのほか、任せられた仕事はできる限り早く完璧にこなさなくてはいけないと考えています。

真面目であるがゆえに頼まれた仕事は何でも引き受けてしまう傾向も強く、手を抜くこともしないので処理が追いつきません。いつも大量の仕事を抱えている状態になり、終わりがありません。

負けず嫌い

負けず嫌い

仕事熱心で上昇志向が強いがために「他の誰よりも仕事ができる」と思われたいというのも特徴のひとつです。同僚がこなしたよりもたくさんの仕事をして評価されたいと、就業時間では終わらない量の仕事を抱えてしまいます。

また自分の評価を上げるために頑張っているので、誰かに手助けしてもらったり仕事を分担するということを嫌います。そして一人でやり遂げた仕事に達成感を覚え、また次の仕事を抱え込みます。

休まない

拒否

自身のキャパシティーを超えた量の仕事を抱えているぶん、本来は休息に当てるはずの時間を犠牲にします。早出や長時間の残業が当たり前になり、仕事をしながら食事をするようになり、睡眠時間を削って仕事をするようになり、休日も仕事をするようになっていきます。

仕事をしていないと落ち着かない

落ち着かない

休息するはずの時間を仕事に充てるようになってくると、仕事が片付いて休んでいる時にも不安を感じ始めます。こうしている間にも同僚はもっと完璧な仕事をしているかもしれない、家族と出かけていても仕事の連絡が来るのではと常に気になる…結局仕事をしている方が落ち着くような気がして、仕事に依存していきます。

ここまで来るとかなりワーカホリックである可能性が高く、周囲からも仕事熱心を通り越して異様に見えてきます。しかし本人はいたって真剣に仕事に取り組んでいるだけのつもりの場合が多いです。

仕事の優先順位が高すぎる

仕事中毒になる人の特徴の中でもわかりやすいのは、口癖のように「仕事なんだから仕方ない」と言うこと。もちろん大した用事でなければ仕事を優先して断ることもあるかもしれませんが、ワーカホリックに陥っている人は何よりも仕事が最優先という思考になってしまいがちです。

家族のイベント、友人の結婚式、恩師の葬儀、両親の事故や入院。あなたにとって仕事がそういった事柄よりも大事になってしまっていませんか?

プライベートで友達がいない

孤独

休日を犠牲にしてまで働いてしまうワーカホリックの中には、職場以外に友人と呼べる存在がいない場合がよく見られます。休みの日でも遊ぶ相手がおらず暇なので、だったら仕事をしていた方が良いかと考えてしまうのです。

また元々は友人がたくさんいたはずなのに、前述の「仕事なのだから仕方ない」で誘いを断り続けたら誰も誘ってくれなくなったというパターンもあります。

趣味がない

例えば友人がいなくても、一人で満喫できる趣味があれば休日を楽しめたりその趣味を通じて新しい友人ができたりするものです。しかしワーカホリックには趣味がないという人も多く、休日の過ごし方がわからないがゆえに「仕事が生きがい」に発展してしまいがちです。

家の中に安らぎがない

家の中に居場所がない

ワーカホリックに陥ってしまっている人の中には「家庭の中に自分の居場所がない」と感じている人も少なくありません。「子供が生まれてから妻が自分に冷たくなった」「休日で家にいると邪魔者扱いされる」などが理由で、家で安らげないのなら職場にいて仕事をしている方がマシだと考えてしまいます。

また独身の一人暮らしの場合は「家に一人でいる孤独に耐えられない」といった理由で職場にいることを選び、仕事をしていれば誰かに必要とされていると実感するのでワーカホリックになってしまう、というケースも見受けられます。

ワーカホリックにならないために

働くことの意味を考えよう

考える

「仕事中毒になる人の特徴」に当てはまった項目の多かった人は、一度「自分にとって仕事とは何なのか」を考え直してみましょう。

多くの場合、仕事は自分や家族が生きていくための手段です。頑張って働いた結果には自分や家族の幸せがあるものであり、仕事が自分を追い詰めているのならばそれはすでに手段として間違っているのです。

「この仕事に就くことそのものが夢だった!」という場合でも同じです。夢を叶えたことがゴールではなく、その先に充実したあなたの人生があるからこそ夢に見ていたはず。あなた自身を苦しめ追い詰める仕事ならば、それはすでにあなたが夢見ていた仕事とは別物なのです。

オンとオフを区別しよう

仕事を長く健康的に続けていくコツは、きちんと休息を取ることです。しかしワーカホリックに陥っている多くの人が仕事をストップさせることに焦りや罪悪感を覚えます。自分が休んでいる間に他の人が仕事で結果を出し、追い抜かれるかもしれないという強迫観念に取り憑かれているためです。

人間の脳は同じような作業を延々と続けていると集中力はどんどん落ち、ミスも増えていきます。つまり休息を取り脳をリセットさせる時間を設けたほうが、結果として効率よく仕事もこなせるようになるのです。もしも休んでいたら終わらなくなる量の仕事を抱えているのなら、そもそも請け負っている仕事量がおかしいのです。

そして過労死は決して他人事ではありません。自分の命よりも大切な仕事などというものはそうそう無いはずです。大抵の仕事はあなたがいなくてもどうにかなります。毎日の昼休憩、休日、時には有給休暇など、あなた自身を労りあなたの人生を豊かにするための時間をしっかり確保しましょう。

\ POINT /

転職も視野に入れることが大事

実際にするかどうかはともかく、転職という選択肢を頭の片隅に入れておくのはとても大事なことです。「この会社にいられなくなったら終わりだ」と思い込んでいると正常な判断力はどんどん失われていきます。実際に転職してみると、今までの職場の環境や常識はおかしかったと感じるのはよくある話です。

プライベートで楽しみや生きがいを見つけよう

楽しみ

仕事しかすることがないから、仕事のみに心血を注いでしまうのです。何でも構いませんから仕事以外に夢中になれることを探しましょう!DIY・料理・映画鑑賞・ゲームなどの家の中でできることでも良いですし、外に出てスポーツや山登りなど身体を動かすことなら健康にも良いですね。

夢中になれる趣味が見つかると、休日が楽しみになります。そしてあなたが趣味についてSNSで発信したりイベントに足を運んだりしていると、新しい友人関係もできていくかもしれません。会社にいて仕事をしているだけでは得られないものがたくさんあると実感してください。

そして大切な家族のいる人は、ぜひ家族と向き合う時間を作るようにしてみましょう。休日に一緒に出かける以外にも、毎日少しずつでも家族の話を聞いたり笑顔を見せ合うことで「互いに支え合っている大切な存在」だと改めて思えるようになります。

あなたの人生を豊かにするための仕事を

明るいオフィス

いかがでしたでしょうか?ワーカホリック=仕事中毒は特に私達日本人にとって、長い歴史の中で染み付いた気質からも陥りやすい社会的な問題です。それを回避するためには一人一人が仕事をすることの目的を明確に持ち、自分の人生を豊かにするために働いているのだと認識する必要があります。

人生の中において働くことに費やす時間は決して短いものではありません。だからこそ有意義なものにしたいと考えるのは当然のことです。ですが目的と手段を履き違えてしまうと、失うものの方が多いという結果になりかねません。

仕事とは何か、働き方、あなた自身の心と体、そして大切なもの。どうぞそれぞれと一度しっかりと向き合って考えてみてくださいね。

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