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否定から入る人の心理や理由って?対処法10選でイライラを回避しちゃおう

更新:2022.03.04

すべて否定から入る人の心理状態ってどうなっているのでしょう?はじめは気にならなくても、一緒にいる時間が長くなれば疲れますし、イライラすることも。実は、否定から入る人の心理は不安を抱えていたり、視野が狭くなっている事が多いのです。理由を明確にして、対処法を10選出しますので、参考にしてみてください!

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否定から入る人の心理

否定から入る人の心理①:不安

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あなたが何かを相談したり、提案したりすると、あなたの意見に対し、否定から入る人が、必ず、ひとりか、あるいは、一定数いるのではないでしょうか?返答が否定から入る人の心理状態って、どうなっているのか、不思議ですよね。

その理由として、強い不安感が挙げられます。心理学では、『予期不安』と言って、まだ起こりえない未来の不安を先読みしすぎて、あたかもそうなったように感じてしまうのです。そうした強い不安感を隠そうとするために、否定から入る人は、無意識的に「いや...」「でも...」「しかし...」と返答してしまいます。

否定から入る人の心理②:自分が正しいと思っている

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「〇〇すべき」論者や、完璧主義をポリシーに持つ人、そういった類の人に多いのが、コレです。常に自分は正しく、物事でも白か黒かハッキリしていないと、そわそわして落ち着かないという、深層心理がそうさせてしまうのです。

自分の価値基準や信念は一般的で、常に正しいと思いこんでいるため、すこしのズレも赦せなくなるのでしょう。否定から入る人の心理状態となっています。

否定から入る人の心理③:変化を嫌う

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「イノベーション」と騒がれて久しい昨今ですが、否定から入る人々の中には、非常に変化を嫌う状態にある人も、数多く存在します。その理由としては、自信がない、負けたくない、見下されたくない、バカにされたくないというもの。失敗する自分を赦すことができないので、変化することを嫌うのです。

ざっくりと否定から入る人がどのような心理状態にあるのかをご説明しました。では、そのような人にはどのような対処法を用いたら、円滑な対人関係を続けることができるのか、10選出していきますので、見ていくことにいたしましょう。

否定から入る人への対処法【友人・知人・上司など】


否定から入る人への対処法10選:①同意する

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否定から入る人への対処法10選です。コミュニケーションをとっていて、はじめのうちはなんとも感じなくても、長く会話をしていると次第に、会話する楽しさが半減してきます。それはなぜでしょうか?そこには明確な理由があります。無意識の役割が、それにあたります。

QUOTE

(無意識は)否定を直接、処理することができない 引用元:TimeLineTherapy® テキスト【無意識の主な役割と特徴】より引用

会話を進めている相手が、否定から入る人だとわかったら、まずはその返答に同意しましょう。ご紹介する対処法10選のうちで、これがいちばん楽な方法であり、対人関係を壊さずに穏やかな解決となる近道となります。この対処法は、あなた自身の無意識の領域を保護する役割をなによりも果たします。

否定から入る人への対処法10選:②ほめる

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否定から入る人であろうと、そうでない人であろうと、ほめられて悪い気分になる人はいません。否定から入る人の心理状態は、不安感や自身のなさから来る無意識的なものと、意図的に相手を否定する人に分かれます。どちらのタイプの人にも、有用な対処法は、ほめることです。

たとえば、その日のファッションでもいいですし、できれが、その相手が「でも...〇〇だよ」と否定から入る意見を言ってきた時にほめます。どのようにほめるのか、一例を挙げてみましょう。「そんな発想があったなんて、目からウロコです!」と、いうように。これは決してバカにしているのではありません。実に真剣です。

否定から入る人への対処法10選:③理解を示す

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前述の【ほめる】というのは、はじめのうちは慣れないかもしれません。『ほめる要素がない!』と心の中で、相手を否定せず、良い所を探してみてください。あなたの視野も拡がりますので、前向きに捉え、ご自身の人生経験に変えていきましょう。

慣れてきたら否定から入る人に対し、理解を示してみてください。たとえば、「そんな意見もあるよね」と同意し、あなたを理解しているよと態度で示すことで、否定から入る人の緊張した心理状態が緩みます。あなたに対して、安心感や信頼度が高まれば、否定することが減ってくることでしょう。


否定から入る人への対処法10選:④自分を下げる

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本当の意味で自分を下げる必要はありません。否定から入る人への穏やかな対処法のひとつとして、参考にしてください。その理由として、否定から入る人の中には、相手の事を、自分よりも格下で、その意見は正しいものではないという思い込みがある方々がいるから。ですから、上から目線の話し方をする人も多いでしょう。

そこではあえて、自分から引くことで、あなた自身の心を守りましょう。へりくだる必要はありません。否定から入る人の心理状態によっては、かまってほしいだけの場合もありますので、穏やかに対処して、さりげなく、その人との距離を置くように仕向けます。

否定から入る人への対処法10選:⑤聞き流す

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それでも、やさしいあなたに、否定から入る人は、話をしたがるかもしれません。そういった場合の対処法としては、聞き流します。誠実な信頼関係の築ける相手であれば、絶対に避けていただきたい方法ですが、あなたがどんなに親身になって会話を進めようとしていても、否定から入る人の話は、聞き流してもいいでしょう。

否定から入る人への対処法【親友・親・兄弟など】

否定から入る人への対処法10選:⑥否定をさらに否定する

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否定をさらに否定した会話例

  • あなた:「なに、食べる?うどんとか、どう?」
  • 相手:「いや...。カレー食べたい」
  • あなた:【カレーはすこし重たいな・・・】
  • あなた:「でも、先週の夕食もカレーだったじゃない?」
  • 相手:「でも...。じゃあ、カレーうどんは?」

筆者宅で実際にあった会話例です。筆者はあまり、カレーを好んで食べる方ではないのですが、お相手はカレー大好き。かつ、欲求に対して忠実なので【コレ】と言ったら【コレ】というようにワガママを言ってきます。

それに対し、同意できる時はいいですが、できない場合に、相手が否定から入る人であるなら、こちらも否定から入り、意見をひっくり返してみます。そうすることで、ケンカにならずにお互いが妥協できるラインまで、答えを探していきます。すこし難易度が上がりますが、これも対処法10選のひとつとなります。


否定から入る人への対処法10選:⑦行動に移すと宣言する

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否定から入る人が意図的に否定している場合、否定されると気分が良くないことを伝えて、続くようなら、距離を取りますと宣言してもよいでしょう。あまり穏やかな対処法に感じられないかもしれません。否定から入る人が、かまってちゃん要素の強い人であれば、あなたの居ないところで陰口を言ったり、足をひっぱるかも

否定から入る人が、かまってちゃん要素の強い人であれば、あなたの居ないところで陰口を言ったり、足をひっぱるかもしれない危険もはらんでいます。しかし、無意識(潜在意識)は否定を処理できません。ご自身で心の健康を守ることを優先し、相手との距離を取りましょう。

否定から入る人への対処法【パートナーなどの大切な人】

否定から入る人への対処法10選:⑧指摘する

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否定から入る人の心理として、ネガティブなものを抱えている事がほとんどです。まずは、相手に気づいてもらう為に促します。指摘するというと、間違いと決めるように感じられるかもしれませんが、これは、相手を真に思うからこその愛ある対処法です。相手があなたにとって大切な人であれば、気づけるように指摘します。

会話例

  • あなた:「今度のお休みに早起きして、ドライブにいかない?」
  • 相手:「一応、早起きしてみるけど...。」
  • あなた:「一応?」
  • 相手:「うん...、まあ、がんばってみるよ」
  • あなた:「早起きできるとしたら、どう過ごしたい?」
  • 相手:「休日を満喫したい」
  • あなた:「休日を満喫するためには何が必要?」
  • 相手:「時間かな。」
  • あなた:「どのくらい時間があれば、満喫できそう?」
  • 相手:「10時間くらいかな。」
  • あなた:「10時間あれば、満喫できそうなのね。じゃあ、8時には出れるかな?」

バックトラッキングという一般的にオウム返しという方法を用いて、相手の否定言葉を繰り返します。そうすることで、相手に気づいてもらうように促し、会話を進めていきます。あとは、詳細を対話の中で詰めていきます。その最中にも否定語が相手から飛び出すでしょう。その度にバックトラッキングしましょう。

バックトラッキングなどのコミュニケーションの技術とその考え方を詳細に綴っている参考記事もご覧いただけると嬉しく思います。

否定から入る人への対処法10選:⑨理由を明確にする

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否定から入る人の心理状態を引き起こしている理由を明確にしましょう。否定から入る人の多くは、すでに使わなくなった古い価値観をもとに、事象に対して、ジャッジメントをしたり、自分は常に正しくあるという強い思い込みを引き起こしていることがほとんどです。

また、過去のトラウマ(心の傷)が癒されていないがゆえに、その深層心理から自分を防衛するために、相手を攻撃するような否定言葉をつかったり、会話の中でも無意識のうちに、否定から入る返答をしてしまいます。

まずは、否定から入る人へ気づきを促し、無自覚的にあまりにも続くようであれば、あなたもイライラしたり、つらい状態になりかねません。お互いのために愛をもって、カウンセリングの扉をたたいてもいいでしょう。専門家のもとで、セッションをうけることで、否定から入る人本人も楽に、ポジティブな状態へと変容します。

否定から入る人への対処法:⑩否定されるのはかなしいと伝える

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否定から入る人が、あなたの大切な人であれば、あなた自身も辛く、悲しいでしょう。心の中にモヤモヤが溜まっていることだと思います。それを相手に伝えずに、黙り込んで飲み込んでしまうと、あなた自身の自己肯定感が徐々に損なわれていきます。

関連記事にもあるように、自己肯定感(自尊心)が損なわれている状態が、否定から入る人の特徴の中に見られます。そして否定から入る人と会話を続けることによって、あなた自身の無意識(潜在意識)レベルでは、次第にネガティブな記憶を貯蔵させるのです。

その貯まりにたまった、あなた自身の感情が爆発する前に、否定から入る人に対して、「わたしの話の返答に否定から入られると悲しい」という事を伝えましょう。その理由は、否定から入る人のためでもありますし、なにより、あなた自身の心を健康を守る技術となります。対処法10選は以上となります。

否定よりも肯定!自己肯定感を高めてハッピーライフを送ろう!

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対処法10選はいかがでしたか?すこし、練習をしなければ難しいコミュニケーション方法もありますが、無理に否定ばかりする人と会話を続ける必要はありません。しかし、取引先や上司、親など、その関係性を断つことが難しい相手には、活用してみてください。私達は、人それぞれに違う背景や歴史を持って出会っています。

当然、習慣や価値観も違う者同士なのですが、人間は変化を恐れる生物でもあります。そうした、恐れの感情が強くなりすぎ、強い不安感を感じすぎるが故に、過剰に自己防衛本能が機能し、自分の目の前の相手を否定するという行動に変わります。否定から入る人は、一見すると強い意見をもち、自信に満ち溢れている様に見えます

もし、無自覚的に相手の言葉に反応して、返答する際に『否定言葉』を使用しているのであれば、その心の中に隠しておきたい何かがあるのかもしれないのです。まずは、温かい目で見守ってみましょう。愛ある対処法を試みる際は、最後まで付き合う勇気と覚悟を持って対処してください。手に負えない時には、専門家を頼ります。

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