Middle shutterstock 680916895

INDEX

母親と娘との確執が生まれる原因は共依存関係にあった

母親と娘との共依存関係とは

仲良し母娘

友達おやこ、一卵性おやこなどという言葉を、最近よく見聞きします。どこへ行くのも一緒で、一見母親と娘との確執とは無縁に見える、近所でも評判の仲良し親子でも、本人たちさえ気付いていない、深刻な問題を抱えている場合があります。親子間の確執の一因ともなる、母親と娘が互いに依存し合う、共依存関係の問題です。

母親がいつまで経っても子離れできず、娘が年頃になってもあれこれと身の回りの世話を焼きたがると、娘もいつまで経っても自立できなくなってしまいます。そのような共依存関係は、健全な愛情ではなく歪んだ愛情で結ばれているので、母親と娘との確執を生じさせる原因になってしまうことがあります。

 

母親と娘との共依存関係の原因とは

分身

母親にとって、自分のお腹を痛めて産んだ子は、自分の分身のようなものです。本当は別々の人格を持った個々の人間同士なのですが、頭では理解していても、感情面ではなかなか受け入れられず、つい自分の理想像を押し付けてしまいがちです。

特に同性である娘には、なりたかった自分になってほしい、自分が叶えられなかった夢を叶えてほしいとの願いから、日常の些細な事から進学就職、友達関係、恋愛結婚に至るまで、あらゆる事に口出し、干渉しすぎてしまいます。あなたのためを思って、などの言葉で、自覚無いままマインドコントロールしようとするのです。

そのような育てられ方をした娘は、母親をうっとうしく感じながらも、たった一人の母なんだから、育ててもらったんだから、見捨てたらかわいそう、などの思いから、無意識に自分の本心に蓋をしようします。その結果、いつまで経っても母親の支配から逃れることができず、精神的に自立できなくなるのです。

共依存関係に陥りやすい母親の特徴とは

孤独

依存しやすい母親の特徴は、まず第一に、自己評価が低いということが挙げられます。自分に自信が無いから、常に他者の目を気にして、自分の望みどおりに我が子を変えようとしたり、理想を押し付けようとします。我が子を支配することでしか、自分の価値を認めることができないのです。

第二に、人間関係が上手くいってないということが挙げられます。実母との確執、きょうだいとの確執、義父母との確執、夫との確執、ご近所との確執、友人との確執など、いろんな人との確執があり、どこにも心の拠り所が無くて、寂しくてつい我が子に依存してしまうのでしょう。

第三に、趣味や楽しみが無いということが挙げられます。子ども以外に生き甲斐が無いから、いつまでも自分の手元に置いておきたいと願い、子どもの自立を喜ぶことができないのでしょう。そして、子どもが反抗期を迎えたりしたら、自分を被害者に仕立て上げることで、子どもに罪悪感を植え付け、支配しようとするのです。

母親と確執、共依存関係にあった娘はどうなる?

アダルトチルドレン

不安

母親と確執があり、共依存関係にあった娘は、常に他人の顔色をうかがい、他人に気に入られる自分を演じようとします。自分に自信がなく、他者に依存し、何かあるとすぐに自分が悪いからだって、自分を責めるようになります。常に漠然とした不安や恐怖を感じ、うつや引きこもりの原因になることもあります。

他者と関わることが苦手で、社会に適応できず、なんとなく生きづらさを感じてしまいます。情緒不安定で、心の底から幸せを感じることができなくなります。幼い頃から無意識に自分を封印してきたため、自分でも自分の本心が分からず、これが本当の自分だと実感することができないのです。

パラサイトシングル、実家依存症

喧嘩

母親と確執があり、共依存関係にあった娘は、学校を卒業しても精神的、経済的に自立できず、いつまでも実家から離れられなくなることがあります。フリーターやニートとして定職に就かず、結婚もせず、家事も親任せで、実家に寄生するパラサイトシングルになる可能性があるのです。

また、結婚しても夫よりも実家を優先する、実家依存症になることもあります。夫の食事などの世話もせず、頻繁に実家に入り浸り、母親もそんな娘に諭すどころか、むしろ喜んだりします。それが原因で夫や夫の両親との間に確執が生じ、時には離婚にまで発展することもあります。

自分の子どもも支配しようとする

苦しみ

よく虐待は連鎖すると言いますが、確執も同じです。自己評価の低い母親に育てられた娘は、自己評価が低いまま大人になって、結婚して子どもが生まれたら、今度は自分の子どもにも同じことをしてしまいます。母親のようにはなりたくないと思っているはずなのに、無意識に母親と同じような行動をとることが多いのです。

自分で自分を肯定できないので、子どもを支配することでしか、自分の価値を認めることができなくなり、嫌悪していた母親と同じように、子どもを自分の理想どおりに育てようとしたり、子どもの人生に何かと口出しするようになりがちです。そして自分と同じように、子どもも苦しむことになりかねないのです。

母親と娘の確執、共依存関係から抜け出すには

自分を肯定する

肯定

親子間の確執は、代々連鎖していく可能性があり、その連鎖を断ち切るためには、共依存関係から抜け出す必要があります。それにはまず、自分を肯定してあげることが大切です。母親を見捨てる自分は親不孝な娘だと、自分を責めるのではなく、今までよく頑張ったね。辛かったねって、労わってあげることです。

口うるさいのはあなたのためを思って、あなたが大切だから、そう言われ続けて育った娘にとって、母親の呪縛から逃れるのは、簡単なことではないでしょう。しかし、それは無条件の愛情ではなく、自分に都合のいい愛情なのです。娘のためと言いながら、実は母親の自己満足のためだった。それに気付いて認めることです。

自分の世界を大切にする

充実

精神的に強くなって自立するには、自分の居場所を見つけ、自分の世界をつくることが大切です。何か趣味のサークルに参加したり、仕事に没頭したり、友人や恋人と楽しく過ごしたりするのもいいでしょう。これをしてると楽しい、これがあると幸せだと思える何かを見つけて、ホッとできる時間を持つことです。

物理的に離れる

一人暮らし

いつまでも実家にいたのでは、つい母親に頼ってしまい、どうしても精神的に自立するのが難しくなってしまいます。そこで、進学や就職を機に思い切って家を出て、一人暮らしするのも一つの方法です。母親には反対されるかもしれませんが、泣きつかれても暴言吐かれても、自分の意志を貫き通すことです。

カウンセリングを受ける

救い

母親と娘との確執、共依存関係から抜け出すには、本当は母親自身が気付き、変わろうと努力してくれるのが一番いいのでしょうが、それは難しそうです。性格はそう簡単に変わるものではないし、母親は娘を苦しめている自覚はなく、あれもこれも全部愛する娘のためだと、本気で信じてる場合がほとんどだからです。

自力で克服するのが難しければ、カウンセラーなどの専門家に相談するのも、一つの方法です。また、同じような体験をした人たちの集まりに参加して、他人の話を聞いたり、自分の経験を話したりして、一人で抱え込まないことが大切です。

まとめ

幸せ

お互いを大切に思うからこそ生じる確執で苦しむのは、悲しいことです。しかし、血を分けた肉親同士なんだから、本心から憎しみ合うことはないはずだし、本気で克服したいと思うなら、必ず道は開けます。遅すぎることはない、気付いた時が変われるチャンスです。

親子あっても、別の人格を持った人間であることを認め、互いの人格を尊重することで、本当の意味で良好な関係が築けるのです。共依存関係を克服し、自分を縛ってた鎖を解き放ち、、自分の手で最高の人生をつかみましょう。自分の人生の主人公は他人ではなく自分であり、自分の人生は自分だけのものなんだから…

商品やサービスを紹介いたします記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。

商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。