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小指の靴擦れが痛い!水ぶくれやまめができる原因と対策とは?

更新:2021.09.15

新しい靴を履いたときなど、小指に水ぶくれやまめなど靴擦れができて痛い思いをしたという経験は、一度ならずとも覚えがあるのではないでしょうか。小指に靴擦れができると歩くだけでも痛いし辛いしで大変です。小指に靴擦れができてしまう原因や、できてしまったときの対処法や靴擦れの防止対策をご紹介します。

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靴擦れとはどんな状態?

皮膚と靴で摩擦が起こり、熱が発生している状態

靴擦れとは?

長時間歩いたときや新しい靴を履いたときなど小指に靴擦れができることがありますが、靴擦れと一言でいっても水ぶくれやまめなどその症状はさまざまです。では、靴擦れとはそもそもどのようなものをいうのでしょう。

靴擦れとは、長時間靴を履くことで皮膚と靴の間で摩擦が生じることで起こる症状のことです。靴の内側と足が擦れることで摩擦が起き、そのときに熱が生じて水ぶくれやまめなどの症状が出るのです。

小指の靴擦れができる原因とは?

靴のサイズが合っていない

サイズは合っている?

靴擦れの原因として一番に言われることが、足と靴のサイズが合っていないことではないでしょうか。足と靴のサイズが合っていなければ、歩いている間に靴の内側と足が擦れ、小指が靴擦れになってしまうケースが多くあります。

足よりも靴のサイズが小さくても、圧迫されて小指に水ぶくれやまめができるケースもありますが、逆に靴のサイズが大きすぎても小指に靴擦れを起こすことがあります。

靴が足よりも大きいということは、靴の中で足が動いてしまい擦れる状態が続くということです。靴を選ぶときには、自分の足とサイズの合った靴を購入するようにしましょう。

足の幅と合っていない

困り顔の女性

足のサイズは縦だけではなく、横幅も大切です。特に日本人の足は横幅が広いと言われており、パンプスなど横幅が狭い靴を履くことで足と擦れ、小指に靴擦れを起こすこともあります。


ただし、日本人の足の横幅が広いからといって、全員の横幅が広いとは限りません。自分の足も幅が広いと思い込み、足よりも幅が大きいサイズの靴を選ぶことで靴の中で足が動き、靴の内側と皮膚が擦れて小指に靴擦れを起こすこともあります。靴を選ぶ際には、自分の足の幅と靴の横幅が合ったものを選ぶようにしましょう。

靴の素材が原因?!

男女の足元

革製の靴など、買ったばかりの頃は硬くて肌に当たると痛いという靴があります。硬い素材の靴や肌に合っていない靴を履き続けることで小指に痛みを感じたり、靴擦れになります。

靴を選ぶときには靴の素材が硬いものではないか、試し履きをしたときに確認するようにしましょう。また革など初めは硬い素材の場合、専用のオイルやクリームを塗ることで柔らかくすることもできます。その靴に合ったクリームやオイルなどを、お店の人に選んでもらうといいでしょう。

歩き方が正しくない?!

手をつなぐ男女

同じところばかり靴擦れをする人や、靴底の減りが内側だけ、または外側だけ早いというようなことはありませんか?そういった場合、歩き方に癖がついてしまっている可能性があります。

歩き方に癖があるときは、正しい歩き方に直すだけでも靴擦れになる可能性が減ります。自分の歩き方に癖がないか、一度靴をじっくりと見てみるといいでしょう。

小指に水ぶくれやまめ…靴擦れの症状とは?

靴擦れには段階がある!

階段を上がる男女

靴を履いていたら水ぶくれやまめになってしまった、という経験をした人は多くいるでしょう。しかし、靴擦れをしたからといっていきなり水ぶくれやまめができるわけではありません。最初の段階は皮膚に痛みを感じます。これは皮膚と靴が擦れることで軽い炎症を起こしているため痛みを感じるのです。


ヒリヒリとした痛みの次は、皮膚と皮膚の間が少し浮いたような状態になります。これは皮膚の上部である表皮が浮いてきて水ぶくれやまめになる一歩手前の段階まで進んでいます。ときには皮がめくれてしまうこともあります。

そして最後の段階が、水ぶくれやまめになってしまう状態です。浮いた皮膚と皮膚の間に水が溜まってしまい、水ぶくれやまめができてしまいます。こうなると、いつ皮が破けてしまってもおかしくないため、できるだけ早く対処をしなければいけません。

小指に水ぶくれやまめができる原因は摩擦熱!

男女の足元

段階を経て水ぶくれやまめになってしまった靴擦れですが、なぜこのような状態になってしまうのでしょう。また何が原因で水ぶくれやまめができるのでしょうか。

皮膚が物に擦れると、摩擦によって熱が発生します。このとき皮膚の下にある組織が熱によって傷つき、皮膚の中に滲出液が溜まります。この状態が水ぶくれです。つまり水ぶくれになる原因とは、皮膚と靴が擦れることにより摩擦熱が発生することにあるのです。

小指に靴擦れができた!そんなときの症状別対処法とは

水ぶくれを潰さない!

女性の足

水ぶくれができてしまったとき、すぐに潰した方が治りが早いと思っていませんか?これ、実は間違いなんです!水ぶくれの中にたまっている滲出液には、皮膚を作る成分が含まれています。そのため、水ぶくれを潰してしまうと痛い上に治りも遅くなる可能性があるのです。

また、水ぶくれを潰してしまうとそこから雑菌が入りこんで化膿してしまうこともあり危険です。小指に水ぶくれができたときには、まずは破れないように保護するようにしましょう。

水ぶくれ、まめが潰れたときには絆創を

包帯を巻く医者

潰さないように気をつけていても、水ぶくれやまめがつぶれてしまうことはあります。もし潰れてしまったときはどのように対処すればいいのでしょうか。

皮が破れてしまったときには、まずは水で患部を洗い清潔なタオルなどで水分を拭き取ってから絆創膏を貼ります。こうすることで患部を守ることができます。また絆創膏は湿潤絆創膏を使うと治りが早くなります。

このように絆創膏で対処をしても、雑菌が入って化膿する場合もあります。もし水ぶくれが化膿したり痛みが酷いときには、靴擦れと侮らず皮膚科などを受診するようにしましょう。

靴擦れにならないための防止策とは

クッションパッドを使う

靴擦れをしやすいかかとや小指などの部分に、靴擦れ防止用のパッドを貼っておきましょう。パッドを貼ることで靴と足の摩擦を緩和することができます。

またパッドの代わりに絆創膏を貼るのもいいでしょう。普通の絆創膏でも靴擦れを防止することはできますが、靴擦れ用の絆創膏の方がクッション性もあるのでおすすめです。小指自体に絆創膏を貼ってもいいですが、靴に直接貼っても摩擦を軽減でき、靴擦れ防止対策としておすすめです。

インソールを入れてみる

パンプスなどヒールのある靴を履くと、つま先の方へと足が動いて小指が靴擦れになる場合があります。このような足の滑りを防ぐグッズがインソールです。

最近では、透明なタイプやジェルパッドなど種類も豊富にあるので、自分の足に合ったインソールを選ぶといいでしょう。インソールやジェルパッドは、100均でも販売されていることもあり、手軽に購入することもできます。

靴の内側にロウを塗る

ろうそく

靴の内側にロウを塗ることで、靴擦れ防止対策ができます。ロウには滑りをよくする効果があるため、靴の内側、靴擦れを起こしやすい小指などの箇所に塗っておくことで靴擦れを防止できます。また石鹸を靴の内側に塗っても、ロウと同じように滑りを滑らかにする効果を得ることができます。

肌にワセリンやパウダーを塗る

小指や靴にボディパウダーやワセリンを塗ることでも、靴擦れ防止対策ができます。ワセリンやボディーパウダーにも、滑りを滑らかにする効果があるため、靴と肌の摩擦を軽減することができます。

ボディーパウダーやワセリンは肌に塗っても目立たないので、サンダルなど素肌を出すときや見た目を重視する靴を履く場合におすすめの靴擦れ防止対策です。

歩き方の癖を治す

正しい歩き方

左右で靴の底の減り具合が違う、足の外側ばかり靴底がすり減るといった場合、歩き方に癖がある可能性があります。歩き方に癖があると、小指など同じところばかり靴擦れができるということが起こります。このようなときは、正しい歩き方をマスターすることで靴擦れを防止できることがあります。

正しい歩き方

  1. 1 背筋を伸ばして引き締めるように腹筋に力を入れます。これできれいな立ち姿を作れます。
  2. 2 美しい立ち姿を維持した状態で歩き出します。踵から着地するようにします。
  3. 3 重心を足の親指と人差し指の間に移していきます。
  4. 4 後ろ足は真直ぐ伸ばしたまま足を地面から離します。このとき膝が曲がらないように注意します。

このように、正しい歩き方を実行することで靴擦れを防止することができます。ただし、ヒールを履いている場合は、土踏まずから着地するようにしましょう。

小指の靴擦れには防止対策を!

小指の靴擦れについて見ていきました。小指が靴擦れになる原因には、靴自体が原因ではなく、歩き方などにも原因があることが分かりました。また、靴と小指など肌が擦れることで、水ぶくれなどまめができることも分かりました。

なぜ靴擦れになるのか、自分の靴擦れの原因を知ることで靴擦れを防止することができます。一度靴や自分の足、姿勢を確認してみるといいでしょう。それでも靴擦れになってしまったときには、早めに対処をしていくといいでしょう。

たかが靴擦れと侮っていると傷ついた部分から雑菌が入るなど、トラブルの原因になることもあります。筆者も、靴擦れをしたところから雑菌が入り、3日間毎日点滴をしなければいけない状態になったことがあります。もし痛みが酷くなったり、発熱するなどの症状が出た場合は、すぐに皮膚科などを受診するようにしましょう。

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