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シルバーアクセサリーの作り方!金属加工で自作リング&ネックレスを

更新:2021.09.15

自分らしいシルバーアクセサリーが欲しい方、オリジナルの作り方お教えします!金属加工なんて難しいと思っておられる方も多いかと思いますが、意外と自作のシルバーアクセサリーは手軽に作れちゃいますよ。今回はリングとネックレスの作り方をお教えしたいと思います。ぜひ参考にしてみてくださいね。

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シルバーアクセサリーは作れる?金属加工の仕方って?

手軽にできるものから本格的なものまで

指輪

シルバーアクセサリーには、大きく分けて3種類の作成方法があります。初心者でも手軽にできる「シルバークレイ」や、ワックスを削ったり切ったりして作る「ロストワックス」、本格的な金属加工の「彫金」など。世界にひとつだけのオリジナルシルバーアクセサリーを作ってみたい!という人は必見です。

シルバーアクセサリーの作り方3種

シルバークレイ

純銀の微粉末と水分、バインダーという3つの素材を混ざり合わせた水性の粘土状になったものを「銀粘土」といいます。この銀粘土を使って作るシルバーアクセサリーの作り方を「シルバークレイ」といいます。

銀粘土には、「粘土タイプ」や、「ペーストタイプ」、「ペーパータイプ」、「シリンジタイプ」などの種類があり、作りたいアクセサリーの形に応じて適した素材を選ぶことができます。基本的に粘土細工のように修正することも容易なので、初心者でも簡単にシルバーアクセサリーを制作することができます。

ロストワックス

ロストワックスは、「ワックス」と呼ばれる「蝋」を使って作るシルバーアクセサリーです。ワックスはとても柔らかく加工しやすいので、初心者にもおすすめ。切ったり削ったりしてシルバーアクセサリーの原型を作ります。

ロストワックスには、たくさんの種類があり、「チューブ状のワックス」や、「ブロック状のワックス」、「シート状のワックス」、「ワイヤー状のワックス」などがあります。自分が作りたいアクセサリーのデザインにあわせて素材を選ぶのが良いでしょう。

彫金

「彫金」で作るシルバーアクセサリーは、銀の地金を工具を使って叩いたり彫ったりして加工して作ります。硬い地金を使うので、作業の何度も高く、本格的な工具なども必要になります。

銀の地金には、「棒状」、「板状」、「パイプ状」、「ワイヤー状」のものがあります。しっかりした道具や場所があれば、本格的なシルバーアクセサリーを自由に作れるというメリットもあります。

シルバークレイでリングを作る

必要な道具

シルバークレイに挑戦するなら、まずは、必要な道具をきちんと用意して準備しておくことが重要です。後であわてることのないように、しっかりと準備しておきましょう。シルバークレイに必要な道具は以下の通りです。


シルバークレイに必要なアイテム

  • 銀粘土
  • 下敷き
  • クッキングペーパー
  • サランラップ
  • 水入れ
  • カッター
  • 溶き皿
  • 絵筆
  • ヤスリ
  • 焼成器具
  • ステンレスブラシ
  • 磨き用のヘラ

また、ネックレスなどのペンダントを作るには特に必要ありませんが、指輪を作るときには、別途指輪サイズを測るためなどの道具が必要になります。

指輪を作るときに必要なもの

  • リングサイズゲージ
  • サイズ入り芯金棒
  • ふせん
  • 木芯棒
  • セロテープ

「シルバーアクセサリーに興味はあるけれど、本格的な道具をすべてそろえるのはちょっと・・・」という人には、「アートクレイシルバーキット」がおすすめ。最低限必要な基本的な道具がセットになって市販されています。価格は3,000円前後なので、手軽にチャレンジできそうですね。

シルバークレイで作ってみよう

必要な道具が揃ったら、いよいよ制作です。シルバークレイでアクセサリーを作るときのポイントは、制作した銀粘土は後で焼成させる際、収縮します。そのため、実際のできあがりサイズは、若干小さくなることを理解しておきましょう。シルバークレイを使ったシルバーアクセサリーの作り方は以下の通りです。

シルバークレイでのアクセサリー作り方手順

  1. 1.下敷きにクッキングペーパーを敷いて作業台を準備する
  2. 2.銀粘土を袋から出す
  3. 3.2重にしたサランラップの上に銀粘土をのせ、水をつけてよくこねる
  4. 4.丸めたり、ひも状にしたりして大まかに加工する
  5. 5.平らにしたものをカッターで削ったりして、細かな部分を加工する
  6. 6.粘土同士をくっつけるときには、溶き皿に粘土と水を混ぜたものを絵筆につけてなじませる
  7. 7.ドライヤーを使って30分程度乾燥させる(自然乾燥なら1日置く)
  8. 8.乾燥させた粘土をヤスリを使って形を整える(模様を入れたいときにはこのタイミングで行う)
  9. 9.焼成器具に火を入れて焼成する
  10. 10.焼成器具に入れた固形燃料が燃え尽きたら、取り出してさましておく
  11. 11.ステンレスブラシや磨きヘラを使って磨く

焼きあがった直後のシルバークレイは真っ白な状態です。これをステンレスブラシや磨きヘラで丁寧に全体をこすると、次第にピカピカな金属に大変身。鏡面仕上げのシルバーアクセサリーが完成します。

ロストワックスでリングを作る

必要な道具

ロストワックスでシルバーアクセサリーの制作に挑戦したいときに必要なものを確認しておきましょう。最低限必要なものから、あると便利なものまでをご紹介します。たいていのものは100均やハンズなどでそろえることができますが、仕上げにはプロの手を借りて鋳造してもらう必要があります。

ロストワックスに必要な道具

  • ワックス
  • デザインナイフ
  • 金属ヤスリ(精密、甲丸、平など)
  • 糸ノコ
  • 紙やすり
  • コンパウンド

あると便利な道具

  • ワックスリーマー
  • アルコールランプ
  • 小型ドリル
  • カッティングマット
  • リングサイズゲージ
  • スパチュラ

初めてワックスを使ってみるという人は、最低限必要な道具だけを揃えるだけでも大丈夫。用意するワックスはさまざまですが、指輪を作るならチューブ状のものがおすすめです。また、ワックスには、グリーン(ハード)、パープル(ミディアム)、ブルー(レギュラー)の3色があり、それぞれに柔らかさが異なります。

ロストワックスで作ってみよう

切ったり削ったりと細かな作業の多いロストワックスですが、その分、凝ったアクセサリーを作ることも可能です。また、原型さえできてしまえば、量産することもできるメリットも。同じものを複数作りたいときには最適ですね。ロストワックスを使った、シルバーアクセサリーの作り方の手順は以下の通りです。

ロストワックスでのシルバーアクセサリー作り方手順

  1. 1.ワックスを取り出し、ワックスにキズをつけて下書き線をつける
  2. 2.糸ノコでデザインに沿って大まかにワックスを切り落とす
  3. 3.ヤスリを使って大まかに切った線を整える
  4. 4.スパチュラを使ってワックスをそぎ落とし、細かな加工をする
  5. 5.ワックスペンなどを使って、くっつけたい部分を溶かし合わせる
  6. 6.全体のデザインを細かく修正する
  7. 7.金属ヤスリやペーパーヤスリを使って手跡や細かなキズを消す
  8. 8.業者などに持ち込んで鋳造してもらう
  9. 9.磨きヘラなどを使ってピカピカに磨きあげて完成

本格的な知識がなくても比較的簡単に挑戦できるロストワックス。立体的なものを作るのに適しており、シルバーネックレスや指輪、ピアスはもちろん、オブジェなどの制作にもおすすめです。

彫金でリングを作る

必要な道具

タガネを使って行う彫金。高度な技術を必要とするシルバーアクセサリーの制作方法で、本格的な道具や作業を行うための広いスペースも必要となります。まずは、最低限必要な道具を見てみましょう。

彫金でのシルバーアクセサリーに必要な道具

  • 作業机(ジュエリーデスク)
  • すり板
  • かすがい
  • ハンドモーター
  • 研磨用品(フェルト、布バフ、シリコンポイント)
  • 超音波洗浄機
  • 地金
  • 金属ヤスリ
  • ヤットコ
  • ロウ材
  • リングサイズゲージ
  • 木槌

彫金で作ってみよう

板状や棒状になった地金を削ったり、曲げたりして加工するのが彫金です。最初から金属になっている地金を使用するため、かなり高度な知識や経験が必要となり、本格的な作業スペースを確保することが必要となります。地金を使ったシルバーアクセサリーの作り方は以下の通りです。

彫金でのシルバーアクセサリーの作り方手順

  1. 1.手に入れた地金にキズをつけて下書き線を入れる
  2. 2.ある程度の余裕を持って糸ノコで大まかに切る
  3. 3.ヤスリを使って下書き線まで削り上げ形を整える
  4. 4.指輪などの曲げる加工が必要なものは、このタイミングでヤットコを使い、地金を曲げる
  5. 5.ヤットコを使っても曲げられないようなものは、リングのサイズ棒などに添えて木槌で叩いて曲げる
  6. 6.それぞれに加工したパーツをロウ材という接着剤のような役割をしてくれる金属を使ってくっつける
  7. 7.金属ヤスリで形を整える
  8. 8.磨きヘラなどでピカピカに磨き上げて完成

ネックレスにも挑戦してみよう

シルバーネックレスを作るときのコツ

シルバーネックレスを自作するときには、チェーンを通すための穴を作っておくことを忘れずに。丸カンを使用する場合は、丸カンを通すための穴と、チェーンに通したときのペンダントの向きをきちんを考えておきましょう。

シルバーチェーンはペンダントに合わせる

お店やインターネットショッピングを利用して購入しましょう。1000円~でいろいろな長さやチェーンのデザインが異なります。自作するペンダントに合わせてぴったりの1本を見つけるのも楽しみの一つですね。

シルバーアクセサリーとのおすすめ組み合わせアイテム

天然石


シルバーアクセサリーとの組み合わせ相性抜群なのが天然石。水晶やラピスラズリ、アクアマリンやアメジストなど、天然石を使ったシルバーアクセサリーなら、ワンランク上の楽しみ方ができそう。誕生石を使った自作のシルバーアクセサリーをプレゼントにしても素敵。世界にひとつだけのオリジナルアクセサリーの完成です。

ガラス玉

かわいらしいトンボ玉やきれいなガラス球、シーグラスなどを使った自作のシルバーアクセサリーもおすすめ。ガラス玉は、シルバーなどの金属との相性もよく、華奢なピアスやペンダントと組み合わせても◎。オリジナルアクセサリーを一際引き立ててくれます。

クリスタルパール

ワンランク上のアクセサリーに挑戦するなら、クリスタルパールやスワロフスキーがおすすめ。高級感のあるゴージャスなシルバーアクセサリーに仕上がること間違いなし。自作のシルバーアクセサリーは、大切な人への贈り物として最適です。

シルバーアクセサリー作品例

初心者にもおすすめの四面体ネックレス

大小の四面体をつなげたシルバーネックレス。シルバークレイを使えば、多少のゆがみもおしゃれにみえるので、太さが違っていても大丈夫。初心者でも簡単に作れるタイプのシルバーアクセです。

フィット感抜群のぐるぐるリング

細長く伸ばしたシルバークレイをぐるぐると巻きつけてリングにしたもの。個性的でパッと目を引く斬新なデザインが素敵です。特別なカットや彫りを必要としないので、初心者にもおすすめのリングです。

カラフルな天然石がかわいいリング

ロストワックスを使って作ったシルバーリング。不揃いの天然石の原石をアクセントにしたかわいらしいリングです。コツさえつかめば初心者でも比較的簡単に作ることができます。

こんなの見たことない!シルバーの恐竜オブジェ

少し凝ったものを作りたいと思ったら、こんな個性的なシルバーグッズに挑戦してみては?心をこめて作ったシルバーグッズは、プレゼントに送っても喜ばれそうです。

シンプルでおしゃれな鎚目リング

彫金でつくるシルバーアクセなら、鎚目デザインのリングもこんなに素敵に仕上がります。彼氏や彼女へのプレゼントとしても最適。世界にたった一つのリングが完成します。

おしゃれでユニークな三角定規のシルバーブレス

人と違った個性的なものをと考えているなら、こんな個性的なブレスレットはいかが?アイデアしだいで自分の好きなシルバーアクセを作って楽しむことができそうです。

シルバーアクセサリー制作体験教室もおすすめ

ワークショップでシルバーアクセ制作を体験してみよう

本格的なシルバーアクセサリーなら、ワークショップがおすすめ。3,000円~でプロのアドバイスを聞きながらみんなと一緒にシルバーアクセサリーを作ることができます。

思い出のペアリング製作としてもおすすめ

シルバーアクセサリー製作のワークショップに、夫婦や恋人と一緒に参加してみるのはどうですか?結婚記念日や何かの記念日として、おそろいのシルバーリングを作りあってみるのも良い思いでとなりそうです。

シルバーアクセサリー簡単お手入れの仕方

手軽に磨けるシルバークロス

黒んだシルバーを手軽にピカピカに仕上げるなら、シルバークロスがおすすめ。シルバー磨き用のシルバークロスは、100均などで購入することもできます。

シルバーポリッシュはお手入れの必需品

シルバーは空気に触れていると酸化によって変色してしまいます。保管するときには密閉容器に入れておくのがおすすめですが、汚れたり、変色してしまったシルバーアクセサリーは、研磨剤の入ったシルバーポリッシュできれいに磨いてあげるのが良いでしょう。

シルバーアクセサリーを自作してオシャレを楽しもう

初心者から本格派まで幅広く人気のある、シルバーアクセサリー制作。まずはシルバークレイからはじめて徐々にスキルアップしていくのが良いでしょう。技術の上達とともに少しずつ道具を揃えていくのも楽しみの一つとなりそうですね。

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