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「よろしくご査収ください」正しく使えてますか?

要注意!ビジネスメール「ご査収」あるある間違い。

注意

社会人になって、初めて出会うビジネス用語の一つ「よろしくご査収ください」。よくわからずに使っていて、間違ってしまったなんていう経験はないでしょうか。そんな経験者はあなただけではないんです。

よろしくご査収くださいあるある三大間違いの一つ目は、ずばり「書き間違え」です。そもそも、最初にこの言葉と出会ったとき、読み方に悩みませんでしたか。ごさっしゅ、○○、○○。読みの間違いと文字変換が組み合わさっての書き間違い。私も新人時代にやらかして、部長に指摘されたという苦い経験をもちます。

三大間違いの二つ目は、送付物がないあるいは、査収してもらうには不適切な送付物を添付あるいは送付しているときです。そして最後が、言い回しの間違いです。それでなくても慣れない「ご査収」という言葉を丁寧に使用しようとして、言い回しを間違えたり、過剰な敬語表現になってしまうことがあります。

 

あるある間違い具体例。人の振り見て我が振り直せ!

他人に学ぶ

あるある間違いその一。「昨日開催いたしました会議の議事メモについて添付のとおりお送りいたします。よろしくご察取ください。」ご査収を「さっしゅ」と読み間違えての変換ミスです。この他、「詐取」「査証」などもあります。ご査収は「さしゅう」と読むので注意しましょう。

あるある間違い二:「本年も誠にお世話になりました。弊社で作成いたしました次年のカレンダーについてお送りいたします。ご査収の上よろしくお取り計らい下さい。」カレンダーは相手に確認して欲しい書類ではないですよね。年度末のご挨拶に贈るカレンダーに対して査収をお願いするのは不適切です。

あるある間違いその三:「御見積書について添付のとおり作成いたしました。ご査収してください。お気づきの点やご質問などございましたら、お忙しいところ恐縮ですがご連絡いただければと存じます。」一見正しそうですが、ご査収「して」くださいは間違った表現なうえ、相手を不快にさせる可能性もあるので要注意です。

意味を知れば使いこなせる。ご査収くださいの意味は?

ご査収意味方程式:査+収=調べて+受け取る

ハテナ

日常生活では聞きなれない「ご査収」の意味を知るために、言葉を分解してみましょう。まず、「ご」ですが、これは丁寧語の「御」ですね。目上の人に使うときや、丁寧に物事を依頼するときに、文字の先頭につける接頭語です。

次に「査」です。この漢字から連想される熟語は調査、探査、捜査などの「調べる」という意味をもつ熟語です。「査」には物事を調べるという意味があります。そして「収」は、回収、収集、収穫などの熟語が連想されるように、何かを集めて手元におさめいれるという意味をもちます。

分解した意味を足し合わせてみると、「何かを調べてあなたの手元に受け取ってください」という意味が「ご査収」の意味だとわかります。一見、難しいような言葉でも、熟語であれば漢字ごとに分解して意味を探る意味方程式で考えてみると、意外に簡単にその意味にたどり着くことができるんです。

ビジネス使用の2つのポイント。物の送付と確認依頼

チェック

さて、ご査収のベースの意味がわかったところで、今度はビジネスで使用するうえで重要なポイントを2つあげます。一つ目は、「物」を送付することです。この「物」は商品でも、書類、データ何でもよいですが、相手方が「受け取る(=「収」する)」「物」を送付しているということが重要です。

二つ目のポイントは、「よろしくご査収ください」は相手に対する「確認依頼」であるということです。つまり、送った「物」について積極的に「調べて=(「査」する)」確認してもらいたいときに、この「よろしくご査収ください」を使用します。

いつ、誰に使う?「よろしくご査収ください」の使い方

送付物を確認してほしい時に使用する

贈り物

ビジネス使用でのポイント2点でもあげましたが、ご査収くださいは送付物を確認して欲しい時に使用する言葉です。つまり、見積書や議事録案、サンプルなどは確認を要するので送付物としては正解です。しかし、受け取ってもらうだけでいい、納品書や確定版議事録、カレンダーなどはご査収くださいの送付物には不適当です。

同僚、上司、相手先。基本は誰に使ってもOK。

仕事相手

それでは、この「ご査収」くださいですが、誰に対して使っていいのでしょうか。答えは、誰でもOKです。確認を依頼したい相手であれば、同僚、上司、相手先、誰に使っても問題ありません。ただ、仲のいい同僚に使うと、少し堅苦しくてびっくりさせてしまうかもしれませんが。

これはしちゃ駄目。使用上の注意点。

禁止

一つ目の使い方タブーは言うまでもなく、送付物がない状態あるいは、確認不要の物を送るときに併用することです。相手は、何を確認すればいいのだ?という状態になってしまうので、これだけは避けましょう。

二つ目の使い方のタブーは、過剰な言い回しです。慣れない言葉を丁寧に使おうとすると、どうしても過剰な表現になることがあります。例えば「よろしくご査収いただきますようお願い申し上げます」などです。丁寧にしたければ「よろしくご査収ください」程度で十分問題ありません。

三つ目のタブーがご査収「して」ください、と書くことです。査収はこれ単体で動作をあらわしているので、査収+するを組み合わせると非常に違和感のある表現になってしまいます。また、「してください」は、相手に対して「行為を強制」させる意味合いでてくるので、相手が自分より目上の場合は無礼に思われかねません。

今日から使える「ご査収」例文集と類語表現

ビジネスメールでの使用例文

ビジネスメール

【ご査収ください】基本の使い方です。オールマイティーに使用できます。例文:「ご注文の品をお送りいたしました。よろしくご査収ください。」「請求書について同封いたしました。よろしくご査収ください。」

【ご査収願います】基本の使い方part 2です。内部の人間や上司に主に使用します。「先日の打ち合わせメモについて添付いたしました。ご査収願います。お気づきの点などございましたら、ご連絡をお願いいたします。」「明日のプレゼン資料についてお送りいたします。お忙しいところ恐縮ですが、ご査収願います。」

【ご査収くださいますよう~】丁寧な使い方です。丁寧に言いたいときに使用してください。例文「ご注文の品について改めてお送りいたします。ご査収くださいますようお願い申し上げます。」「訂正した請求書についてお送りいたします。お忙しいところ恐縮ですが、ご査収くださいますようお願いいたします。」

類語を使った言い換え例文

「ご査収」を分解して意味を探る。

ご査収くださいには、受け取ってくださいと、確認してくださいの意味があることは確認済ですよね。まず、前者の受け取るの意味での類語は「お受け取り下さい」「お納めください」などがあります。例文:「ご注文の品についてお送りいたします。お納めください。」

確認してくださいの意味での類語表現は「ご確認ください」「ご精査ください」「ご確認の程よろしくお願いします」などがあります。例文:「議事録についてお送りいたします。ご多忙のところ恐縮ですがご確認ください。お気づきの点などございましたら、ご連絡いただければと存じます。」

まとめ

以上、ご査収くださいの意味と例文、そして類語表現でした。なんとなく使用していた「よろしくご査収ください」の言葉ですが、クリアに理解できたでしょうか。意味がしっかりわかると、正しい使い方はおのずとわかりますよね。これで、今日から、自信をもって、ご査収くださいが使えますね。

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