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信頼関係とは?

信頼関係はお互いの心の親和性

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相互に相手のことを信頼し合っている関係、信頼することができるような関係、などという意味の表現。

引用元:辞典・百科事典の検索サービス - Weblio辞書

辞書にあるように信頼関係とは、お互いに相手を信頼し合っている関係や信頼することができる関係性を表します。信頼関係を築くカギになるラポール形成。ラポールが形成されることによって、あなたの魅力もさらに際立ちますし、ビジネス場面での提案や恋愛で好意を抱く相手に安心感を与え、信頼を得ることができるのです。

信頼関係をより早く築くのに役立つラポール

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ラポールは、フランス語(Rapport)を語源にしています。その意味は『信頼』。ほかに関係性、親和性、また、報告書、協定、利益などを意味します。コミュニケーションの匠の技であるNLPのラポール形成は、カウンセリングなどの来談型心理療法を行う場面から生まれました。

初対面の人とより早く、人間関係を築くのに役立つラポール形成は、いまやビジネス、恋愛関係、教育の現場において、非常に重要な技術になります。共感力・親和性を高めるラポール『信頼関係』を築く方法をお伝えしていきましょう。

信頼関係を築くために大切な前提3つ

1.相手を尊重する

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コミュニケーションの匠の技であるNLPのラポール形成。その大前提にあるのが【相手を尊重する】ことです。相手に自分を過剰に意識させたり、自分の思い通りに動かそうと自我を通していては、『信頼関係』を築くことは大変、厳しいものとなります。

私たちは、たとえ双子に生まれてきたとしても、見ているもの・聞いているもの・感じ方は人それぞれです。そして、それによって自分の世界を構築しています。また、話したいとお互いが思えるようになるには、誠実な気持ちと、その人との関係をこれから築くという具体的な行動が必要になってきます。

2.「類似性の法則」を知る

以前、東京で電車に乗っている際、身内の一人が向かいに座っているおばあちゃんに突然、話しかけました。どうやら、おばあちゃんともう一人の人の会話から、同郷であると考えたようです。(実際、同じ故郷でした)

私たちは、知らない者同士であっても、共通する“なにか”(たとえば、出身地や学校、趣味など)を相手の中に感じた時、そのこころの距離感がグッと縮まりますね。これは『類似性の法則』が働くからなのです。類似性の法則とは、自分と似たものに人は好感を抱くという心理です。

3.相手との距離が心の距離になる

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人間関係には物理的な距離が大きく作用していることを分類したのが、アメリカの文化人類学者:エドワード・T・ホールです。社会心理学の中に「パーソナルスペース」という用語があります。このパーソナルスペースと心の距離感は比例しています。例えば今、あなたのすぐ横に大好きな人がいたら、不快に感じるでしょうか?

おそらく、もっと距離を縮め(スキンシップをはかるなど)たくなるかもしれません。逆にあまり好感の持てない相手があなたのすぐ隣に座ったらどうでしょう?なにか、用事を見つけてその場を離れたくなるかもしれませんね。

これは、コミュニケーションを取る相手が、自分との距離を近づけることを許容できる自分の周囲の空間(心理的な縄張り)に、防衛本能を働かせていることによって、そのような心理状態を起こします。これから『信頼関係』を築く相手とは、120㎝以内で、表情を見ることができて、声が聴こえるほどの距離感を保ちましょう。

信頼関係を築くための匠の技3つ

1.ミラーリングとは相手と同じように振舞うこと

ミラーリングするポイント
  • 姿勢
  • ジェスチャーなどの所作・動作
  • 表情
  • まばたきの速さ

『信頼関係』を築く方法に入る前に、その基礎となるペーシングの3つをお伝えしておきます。そのひとつめが「ミラーリング」。文字通り、相手の鏡のように立ち振る舞います。

ただ、ここで注意してほしいポイントがあります。そのまま真似をしてしまいますと、お猿さんのように滑稽ですので、相手が腕を組んでいたら、足を組むなどのさり気なさが大切です。

2.マッチングとは視界以外の情報をキャッチする力

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マッチングとは、視界から入ってこない情報をキャッチする力です。かなり恣意的かもしれませんが、おなじ関西圏であっても、はんなり・ゆぅったり京言葉を話す京都の方と、浪速のおっちゃんでは、そのリズムやテンポ、語気の強さなどがマッチしません。内容がマッチしていても、無意識に不快感を感じてしまうでしょう。

コミュニケーションが上達させるには、目には入らない情報(非言語)へのペーシングが必要になります。相手が静けさの漂うなかで、おっとり話すようでしたら、その話し方に注意を払い、マッチングしながら、徐々にこちらのペースに促していきます。

マッチングのポイント
  • 話のスピード(速い・遅い)
  • 声の大きさ(大きい・小さい)
  • 声のトーン(高い・低い)
  • 音色(音質)

3.バックトラッキングとはオウム返しのこと

一般的に「オウム返し」と呼ばれます。相手の話した言葉をそのまま繰り返すことを意味するバックトラッキング。バックトラッキングしながら相手との会話を進めていくことで“自分の話を聞いてもらえている”という安心感・“大事にしてくれている”という自己重要感・“この人は話のわかる人だ”という信頼感を得られます。

しかし、繰り返すだけでは、相手もバカにされているように感じるでしょう。バックトラッキングを活用する際に【ニーズ言葉】を用いた方法をご紹介します。【ニーズ言葉】とは【相手のニーズ】に関する言葉を繰り返す方法です。

【ニーズ言葉】のバックトラッキングの一例
  1. 相手:「最新のスマホがほしいと思っているんだ」
  2. あなた:「最新かぁ。アンドロイド?それとも、iPhone?」
  3. 相手:「画質が良さそうだし、ディスプレイも大きいから、I PHONE X かな」
  4. あなた:「画質が良いのは重要だよね。ディスプレイも大きいと見やすいしね!」
  5. ・・・・続

また、【感情言葉】を用いた方法があります。【感情言葉】とは、相手の【気持ちや感情を表す言葉】をバックトラッキングする方法です。表情や所作・動作などの立ち居振る舞いもペーシングするとさらに良いでしょう。

【感情言葉】のバックトラッキングの例
  1. 相手:「前を走ってたおばあちゃんの乗った自転車が急に倒れて、びっくりしたよ!」
  2. あなた:「そうだったの!それは、びっくりするよね。それで、どうなったの?」
  3. 相手:「おばあちゃんにケガないですか?おうちの方か救急車を呼びましょうか?って声かけたら、スクッと立ち上がって、『大丈夫!』って走り去って行ったわ。」
  4. あなた:「おばあちゃん、ケガがなかったんだね。それであなたは、どうしたの?」
  5. 相手:「『大丈夫』とは言ってたけど、すこし心配だから、途中まで見届けたわ。」
  6. あなた:「心配だから見届けたんだ。それで、あなたは待ち合わせに間に合ったの?」
  7. 相手:「うん」
  8. ・・・続

より深い信頼関係を築くための3つの匠の技とは?

1.言葉のクセを読み取る

土台となる基礎部分のペーシングが上達してきたら、より深い『信頼関係』を築くための技をご紹介いたします。私たちは、世界のあらゆる情報を五官(目・耳・鼻・舌・皮膚)を通し、五感(視覚・聴覚・身体感覚(嗅覚・味覚・触覚をあわせて))によって、情報処理しています。

コミュニケーション匠の技・NLP心理学では、その情報処理を行う際に、その人がよく使っている脳のクセを聞き分け、見極めます。この五感によるタイプを読み取れるようになる事で、相手が無意識に使っている情報処理の仕方が手に取るようにわかるので、それにペーシングすることで、あなたとの『信頼関係』が増すのです。

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2.価値観を知るその方法

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NLP心理学において、価値観とは相手が大切にしているものを指します。この【大切にしているもの】とは、物質的なものを指すわけではなく、無意識に身体や心が反応するレベルのものを指します。心が震えるような感じレベル(=琴線に触れる)です。

価値観を見出す質問の一例
  1. 例①:「〇〇〇において、あなたが大切にしていることって何ですか?」
  2. 例②:「〇〇〇」で、どうしても避けたいことって何ですか?
  3. (〇〇〇は仕事、家庭、人間関係などを当てはめる)

相手の価値観のキーとなる言葉が答えの中に出てきます。それを聴き取り、見出して、会話の中に織り込んで話を進めていくことで、より深い『信頼関係』を築けるとともに、相手のこともさらに深く、理解することが可能になります。

3.目標(ゴール)を決める

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送り迎えの際に、お母様たちは同じメンバーで、毎日、何を話しているのだろう?と疑問に感じたことがあります。雑談の是非はここで注目しませんが、相手とコミュニケーションを取る際に大切なことがあります。ゴールを決めておくことです。ゴールとは、例えばあなたには、16:00まで時間があるとしましょう。

あなたのゴールは、16:00までに終わるというもの。一方で相手は、今後の工程にどれほどの段階や問題点があるのかを、すべて把握したいとします。それをあなたから説明し終えるのには、1時間はかかりそうです。そういった場合、双方が不完全燃焼でコミュニケーションが終わらないようゴールを予め、設定しておきます。

ゴールを設定した会話例
  1. 相手:「今後の工程について、どんな順番でやっていけばいいのかな。その順番でやっていくと、どんな問題点やリスクがある?」
  2. あなた:「工程の順番とそのリスクや問題点について、16:00までの時間の中で、できる限り詳しくご説明させていただきます。もし、ご説明が不十分な場合は、改めて、時間を設けて頂けますか?」
  3. 相手:「かまわないよ。今週、時間とれるの?」
  4. あなた:「大変、助かります。今週でしたら、○曜日の午後か、◆曜日の11:00以降でしたら、どちらがご都合つきそうですか?」
  5. 相手:「◆曜日の11:00以降なら、ゆっくり時間取れるんだね?じゃあ、飯でも食いながら、ゆっくり聞かせてくれる?」
  6. あなた:「ありがとうございます。では、本日はポイントのみをご説明させていただきます。」
  7. 相手:「うん、頼むよ。」

信頼関係築いて人生を豊かに!

多様になってきた価値観やコミュニケーションツールの拡大によって、わたしたちのコミュニケーションスタイルはどんどん、変容しています。あらゆる場面で、多様な人々と『信頼関係』を築くことで、あなたにとって世界は拡がりを見せてくれるでしょう。また『信頼』を得ることで自信につながり、豊かな人生を歩めるのです。

さらに『信頼関係』を築くのは目の前の相手だけではありません。自分自身とのコミュニケーションをしっかりと取ることで『自己信頼』が強化されますし、それが自信になります。自信=自分を信じ、頼ることです。人は一人では生きていけません。様々な人達との交流と『信頼関係』によって豊かな人生を築いてくださいね!

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