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目次

聖なるハーブとも呼ばれるホワイトセージ

ホワイトセージは、アメリカのカリフォルニア州からメキシコ西海岸が原産のシソ科サルビア属の植物です。ネイティブアメリカンは「聖なるハーブ」と呼び、神聖な儀式に使用していました。

ホワイトセージとは?

ホワイトセージの葉

ホワイトセージの正式名称は、サルビアアピアナと言います。茎や葉が細かな毛でおおわれているため、白っぽく見えることからホワイトセージという名前が付いたそうです。

高さは1.5mにもなる常緑の低木で、現地ではホワイトセージではなくサルビアアピアナと呼ばれ、別名ビーセージとも呼ばれています。1.5mほどの背丈になると、白っぽい薄紫色の小さな花を長期間にわたって咲かせます。花言葉は家族愛、尊敬です。

今では広く知られるようになり、アロマとして使用されたり、パワーストーンを浄化するために使用されたりしています。セージと聞くと食用のセージを思い浮かべてしまいますが、ホワイトセージとは原産国も種類も別のものになります。

ホワイトセージの香りは独特で、爽やかな中に苦みのあるような力強い香りです。

ネイティブアメリカンとホワイトセージ

アバロンシェルとホワイトセージ

ホワイトセージと切っても切り離せないのが、ネイティブアメリカンの存在です。彼らは自然と共存する道を歩んできた部族で、ホワイトセージのほかにも様々な薬草や自然についての深い知識を持っていました。

古くからネイティブアメリカンは儀式を行うときに、ホワイトセージを使ってその場所や集まった人々を清め、空間を神聖なものにしていました。

広い空間や大勢の人を清めるときには、ホワイトセージの枝を束ねたバンドルに火を付け、煙霧を使って祓い清めるのが一般的だったようです。

また、ホワイトセージは儀式に使われるだけでなく、防腐剤としての役割もあったようです。現在では、ホワイトセージの葉に抗菌作用があることが分かっています。

その他にも狩猟の際につぶした葉を脇の下に塗って、身体のにおいを消していたとされています。一瞬の気のゆるみが生死を分ける狩猟に置いて、動物に見つからないようにする手段は命綱ともいえるものだったのではないでしょうか。

ホワイトセージは一般的に食用には使用されませんが、ネイティブアメリカンは料理の香り付けとして使っていたそうです。薬用としての効能もすでに発見しており、風邪薬や皮膚病に効果のあるシャンプーとしても使用していたとされています。

ネイティブアメリカンについて

ネイティブアメリカン

アメリカとネイティブアメリカンとの関係は、複雑な歴史的背景も絡み良好な関係とはいいがたい部分が多く残されています。ネイティブアメリカンという呼称一つをとっても複雑で、インディアンと呼ばれることに誇りを持つ先住民など様々です。

数多くの部族があったと言われているネイティブアメリカン。コロンブスの入植に始まり西欧諸国が足を踏み入れたことによって、部族の数は減少の一途をたどることになり、大切な文化もまた失われていったと言います。

ホワイトセージの浄化儀式をアメリカ英語ではスマッジングと呼んでいます。ですが、ここではあえてスマッジングを使わず日本語でお伝えしたいと思います。

ホワイトセージで浄化するには?

ホワイトセージで部屋や物を浄化するには、ホワイトセージに火を付け、火のエネルギーと煙霧でマイナスエネルギーを払います。ここではネイティブアメリカンが行う浄化の方法をご紹介いたします。

準備するものは、乾燥ホワイトセージの葉、セージを燃やす耐熱容器の受け皿、少量の砂や土、鳥の羽(ワシやタカ)、セージを燃やすためのチャコール(炭)になります。

ネイティブアメリカンは、受け皿にアバロンシェル(アワビの貝殻)を使用するそうです。4つの道具を使うのにはれっきとした理由があり、アバロンシェルは水の象徴、鳥の羽が風、砂や土が土を、ホワイトセージを燃やせば火を象徴することになります。

これらの道具を使って浄化することにより、自然界を構成している4つの要素が揃うことになります。道具が揃わなくても浄化は出来ますが、揃えると更に効果はアップしそうですね。

浄化の行い方は?

アバロンシェルとホワイトセージ

まず火を付ける前に窓を開け、初めに自分の身と心を浄化し、次に部屋や物を浄化していきます。

  1. 浄化方法の手順
  2. ①受け皿に土や砂を敷き、その上にチャコールを置きます。
  3. ②チャコールに火を付け、その上にホワイトセージの葉をおいて燃やします。
  4. ③ホワイトセージの入った受け皿を自分の足元から頭へと移動させます。
  5. ④手で煙を仰ぎながら受け皿を持って歩き、部屋の隅々に流していきます。
  6. ⑤煙がきれいに外へ出るまで窓を開けておきます。

耐熱容器にじかに置く場合は、ホワイトセージの葉は火が消えやすいので、葉を少し浮かせておくと火が消えにくくなります。火が付かない時はホワイトセージが湿気ているので、天日干しすると使えるようになります。

ご自分を清める場合、受け皿は下に置いたまま煙が身体全身にいきわたるよう一周くるりと回っても構いません。やりやすい方法で行ってください。

煙の動きが不自然なところはマイナスエネルギーがたまっているので、特に念入りに行ってください。ちょっとしたものを簡単に浄化したい場合は、クリップやお香立てを使ったり、そのまま指で挟んで行っても構いません。

ホワイトセージが黄色くなったものは古くなっているので、新しいものを使うようにしましょう。ホワイトセージを保管するときは袋を密封するなどして湿気に注意してくださいね。

浄化はいつ行えばいい?

疲れた感じの女性

特に決まりはありませんが、運気が下がったと感じた時やエネルギー不足を感じるとき、または、部屋の中に邪気を感じた時などに行うと良いでしょう。誰もいないのに人の気配がするときなどにも行ってください。

その他にも新しい家に引っ越しをした時に家全体をホワイトセージで浄化するのもよいでしょう。時間に余裕がある場合は、住んでいた家を感謝の気持ちを込めてホワイトセージで浄化すると、次に入る方だけでなく自分にも良い結果が返ってきます。

家に人をたくさん招いた後にスマッジングすると、色んな人が知らず知らずのうちに持ってきたマイナスエネルギーなどを払うことができます。

ふとリフレッシュしたいなと感じた時もおすすめです。

浄化するときに気を付けること

お祈りをする少女

ホワイトセージで浄化する際に気を付けることは以下の通りです。

  • 神聖な気持ちで行うこと。
  • 浄化する前に部屋の片づけと掃除をすること。
  • 火を消すときは手を使うこと。
  • 受け皿に灰皿を代用しないこと。
  • 窓を開けること。
  • 感謝の気持ちを込めて行うこと。

ホワイトセージでの浄化は、日本で言うなら神棚やお仏壇に手を合わせる行為と同じです。ただ漠然と行うのではなく、心をキュッと引き締めて神聖な気持ちで行いましょう。

部屋の片づけと掃除をしてから、ホワイトセージで浄化するようにしましょう。ほこりや汚れはマイナスエネルギーのもとになるので、しっかりお掃除した方がスッキリ感もアップしますよ。

ホワイトセージにつけた火を消すときは手で消すようにします。儀式に置いて息は身体の穢れだと言われていますので、吹きかけないようにしましょう。

セージを燃やす受け皿は、アバロンシェルが無い場合はスマッジング専用の耐熱容器の受け皿を作りましょう。神聖な儀式であるため、灰皿を代用しない方が良いでしょう。

火を付ける前に必ず窓を開けるようにしておきましょう。家の中にあるマイナスエネルギーを外へと流すためです。煙がきれいになくなってから窓を閉めるようにしましょう。

大いなる自然や目に見えない存在に感謝の気持ちを込めて行うことが大切です。煙でマイナスエネルギーを払えるように心の中で祈りながら行ってください。

簡単!ホワイトセージ・スプレーの作り方

ホワイトセージは、煙で浄化する方法以外にもアルコール漬けにしたり、水で煮だして成分を抽出し、薄めて使用する方法もあります。

ここでは、簡単なスプレーの作り方をご紹介いたします。気になるところにシュッと吹き付けるだけなので、ホワイトセージに火を付けるよりも気軽に浄化出来る方法です。

準備するものは、無水エタノール100ml、精製水100ml、ホワイトセージ10g、ガラスの密閉容器、スプレーボトルになります。

  1. 作り方
  2. ①ガラスの密閉容器にホワイトセージと無水エタノールを入れます。
  3. ②そのまま1週間ほど置いて、茶こしなどでこします。
  4. ③ホワイトセージの抽出液と精製水を1:1の割合でスプレー容器に入れます。

カビの対策スプレーとしても使えるので、ぜひ試してみてください!

ホワイトセージの成分や効能は?

アロマボトルと小さな花

食べる習慣のないホワイトセージではありますが、思いのほか栄養分が豊富です。ビタミンA、ビタミンB1、B2、B3、B6、ビタミンC、E、Kのほか、葉酸、マグネシウム、カルシウム、カリウム、マンガン、リン、亜鉛などが含まれています。

浄化するイメージの強いホワイトセージですが、抗菌作用が強く防腐剤としても使えます。他には精神を安定させる働きもあるようです。

  • 神経の強壮作用
  • 整腸作用
  • 血流改善
  • 血圧降下作用
  • 冷え予防
  • 抜け毛予防

日本ではまだあまり知られていませんが、乾燥したホワイトセージを細かくし、熱いお湯を注ぐとホワイトセージティーになります。

飲めば滋養強壮に、うがいをすれば風邪予防、髪の毛のリンスにも使えるとされていますが、妊娠中の方は身体がデリケートなので使用を控えておいてくださいね。

ホワイトセージを育てるには?

育て方は一般的なセージと同じですが、-5℃まで耐えることのできる強い生命力を持っているのが特徴です。病気や害虫の心配も少ないので育てやすく、ポットで栽培することができます。種から育てる場合は2週間ほどで発芽します。

【育てる環境や土壌は?】

  • 暑さや寒さに強く乾燥にも強いが、多湿が苦手。
  • 酸性の土壌に弱いので、植え付けの前に土をアルカリ性に傾ける。
  • 春と秋は日向に置き、夏は半分日陰の場所に置く。
  • 肥料は控えめにすること。
  • 花のつぼみが付いたら月に一度肥料をまく。(花の開花時期が長いため。)

【種まき】

  • 適温は15℃~25℃、3~5月、9~10月の種まきが適している。
  • 種をまくときは、2~3粒ずつまくと良い。間隔は50cmくらいで、ポットは5号より上のサイズを。

【水やり】

  • 水のやりすぎは根腐れの原因になるので、やり過ぎに注意すること。
  • 水切れに気を付けながら、土が乾いてきたら水やりをする。

詳しい育て方を知りたい方はこちらのサイトを参考にしてくださいね。

ホワイトセージの育て方!種まきや苗植え、挿し木の時期と方法は?

お手製バンドルが簡単に作れる?

ホワイトセージとドライフラワーのバンドル

ホワイトセージを育てて乾燥させると、ネットやお店で購入しなくてもすぐにホワイトセージを手に入れることができますね。バンドルも自分で手作りすることができるので、ぜひ一度お試しくださいね。

準備するものは、タコ糸、または太さ1.5mmの綿製の糸があれば作ることができますよ。ホワイトセージの葉が何枚かついている枝を数本用意し、糸でくるくると巻き付けていくだけで出来上がります。

大きな葉を外側にして包んでみたり、枝を互い違いにさせたりと色々試してみてくださいね。乾燥するとタコ糸が少し緩くなるので、きつめに巻いてください。

現地では太陽にしっかりとあてて乾燥させるそうですが、日本は多湿なので風通しの良い半分日陰の場所で乾燥させると上手く行くそうです。

オリジナルのバンドルなら、例え強力なマイナスエネルギーでもキッチリはねのけて助けてくれそうですね。

ホワイトセージのある暮らしで自然を感じて

爽やかさとスパイシーさを持つ独特の香りで、浄化力の強いホワイトセージには、まだまだ私たちの知らない魅力がたくさん詰まっていそうです。色々な使い方を探してみてくださいね。

ホワイトセージと深いつながりのあるネイティブアメリカンは、全てのものに偉大なる精神が宿ると信じ、自然と共に歩む道を大切にして暮らしてきました。

そんなネイティブアメリカンだからこそ、ホワイトセージの強い浄化力を見抜けたのかもしれません。そして、たとえ過酷な環境下に置かれても力強く生き抜くホワイトセージに、生命力の神秘を見出したのではないでしょうか。

その心をほんの少しでも思いながらホワイトセージでの浄化をしていただけると幸いです。

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